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大学の履修者数問題



 

 

 以前にB大学での受講者数問題について報告しましたが、B大学ではその後この問題に誠実に対応していただき、今年度の教職課程受講者数(履修者数)について「制限人数」を設けると正式に通知されました。(既報)

 ところで、もうひとつ非常勤講師で行っていますA大学でも、今年度の後期授業でこの受講者数問題が起こりました。9月末開始の教職概論の初日の授業(5限目)で150名ほど収容できる教室がほぼ満杯になり驚きました。翌週の10月初めの授業では、5限目の授業が209名、もう1コマ担当している6限目が31名となり、急遽5限目の授業の教室を大教室(階段教室)に変更するという事態となりました。一方が200名を越える大人数、もう一方が極端に少ない受講者数というアンバランスでした。
 それで、10月10日に教職課程を担当する教職教育課の担当職員と教職教育総合センター担当教員とに対応していただき、このアンバランスは授業効果に問題があり、受講者数の上限(具体的には150名)を設けて欲しいと要望しました。また、その1週間後に前記B大学の対応資料も届け、念押しの要請をしました。1ヶ月後の12月5日に再度話し合いの場を持ちましたが、教職教育総合センター執行部の返答は「授業分割は困難」ということでした。また、「600名を越える場合が授業分割についての大学の基準」であるとの教育教職課の言で、がっかりさせられました。来年度については、授業初日に教職教育課職員が「受講者数が大変多いので、可能ならば6限目の授業にまわってもらえないか」と学生に呼びかけるという結論(これも教職総合センター執行部の会議で了承した上で)となりました。この問題は、来年度の受講者数の様子を見て、あらためて要請することなるだろうと申し上げて今年は終わることにしました。

(追記)
 12月の最後の授業日(教職概論)に、あらかじめ約束のあった大学の教職教育総合センター長と教職教育課の職員と受講者数問題について話しあった。先方からわざわざ会いにこられたのは、来年度、5限目から6限目への学生の受講希望の変更をうながしてほしいというこちらの要請に「応えられない」というお詫びの返事だった。理由は5限目までに教職課程の授業を取るように指導している関係上、6限目への希望変更という逆の指導はできないということだった。(6限目は5限目までに教職課程の授業を取れない学生のために開設している予備の時間であるとのことだった。)なんとも歯がゆい対応だった。今のところ、授業は順調に進んでいるので、いいとした。なお、6限目は午後6時から7時半までである。さらに後、色々と考えた末、私の方から来年度の時間割を5限目から4限目への変更を依頼し(6限目は固定時間)、それで確定しました。これで決着することにしました。

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