インパクション No.1 〜 No.100


一九七九年   一号〜三号




1号

一九七九年七月一日
特集・第三世界と日本 「第三世界」と経済理論――新しいパラダイムを求めて 湯浅赳男 19 パレスチナとイラン 広河隆一 28 「タイ解放区」報告 芝生瑞和 41 日本資本主義とラテンアメリカ――インシンカ事件とブラジルの場合 北沢洋子 64 ニカラグア革命と中米の政情 井上真 80 ファノンとカブラル           ロバート・ブラッキイ 阿里浩平(訳) 107 第三世界研究の動向 原田金一郎 127 第三世界関係定期刊行物案内 137 連載 宇野経済学への視角 第1回 廣松渉 138 運動情報 アヘンよりも恐ろしいもの――三里塚闘争の敵とは誰か? 戸村一作 1 破防法裁判の現段階 浅田光輝 4 『無差別ガサ』時代への突入 山中幸男 7 反原子力運動への提言 井上澄夫 9 パレスチナ訪問団へのカイロ弾圧 北川明 11 ボリビア農民運動の現状 井上真 13 極右体制に揺れる南ア白人支配 白石顕二 16 書評 「燃える石油帝国・イラン」 守川正道 135 現場から ピース缶・日石・土田事件の冤罪を訴える 前林則子 147 獄中闘争との結合を 荒井まり子 148 早期極刑攻撃に共に反撃を! 大道寺将司 149 日本赤軍の諸君へ 高原浩之 150

2号

一九七九年九月一日
特集・全共闘から80年代へ 「自己否定」の論理の限界と展望 田川建三 24 市民講座・全共闘の料理法 池田浩士 36 連合赤軍とは何だったのか 塩見孝也 54 五月革命の精神は継承されているか 杉村昌昭 60 五月革命・総選挙以降のフランス――アラン・トゥレーヌとの対話 芝生瑞和 76 全共闘総括のための書籍紹介 鶴崎敏康 92 特集・ニカラグアの革命 サンディニスタ革命への展望 山崎カヲル 102 ニカラグア臨時政府インタビュー ガルシア・マルケス 井上真(訳) 106 論文 東京サミットと先進国間の抗争 宮嶋信夫 122 南アフリカ一九七六年六月 キャリニコス 白石顕二(訳) 132 連載 宇野経済学への視角 第2回 廣松渉 146 運動情報 全国人民代表大会の内と外 北沢正雄 1 日本―南ア・コネクション暴露に向けて 白石顕二 4 中東の“混迷”とパレスチナ連帯(友好)運動 北川明 7 安里清信さんへの手紙 井上澄夫 10 反日武装戦線公判とサミット警備 山中幸男 14 敵権力に何をもって応えるか 戸村一作 16 書評 「はれやかなる黙秘」 西村徹 112 「反原発事典」「樋口健二写真集・原発」「原発の安全上欠陥」 依田洋、鈴木恭子 114 映評 風ッ喰らい時逆しま 広河隆一 136 現場から 現前する国内の国境を捉えよ 布川徹郎 全共闘運動から反日闘争へ 黒川芳正 冤罪を訴える 小野悦男 「インディオ問題」とは何か       ラテンアメリカ行動委員会 反原発の今日的課題 上野俊郎

3号

一九七九年十一月一日
特集・地域から国家へ 地域と国家 長崎浩 16 生産的・場的小集団論序説 黒岩耕一 34 琉球弧の反CTS闘争 安里清信 50 特集・死刑制度を問う 死刑廃止論ノート――国家に殺人の権利はない 水戸巌 62 治安裁判の現実――渋谷暴動事件と塩見「赤軍派」事件 浅田光輝 76 東アジア反日武装戦線への死刑攻撃を糾弾する          東アジア反日武装戦線を救援する会 81 獄中からのアピール  反日武装闘争をさらに活性化させよう 大道寺将司 87  死の弾圧をはねかえし世界革命の大道をあゆもう 片岡利明 88  反撃へ向けての詩的アピール 黒川芳正 89  死刑=階級的報復を許さない 荒井まり子 90 アンケート構成・死刑制度を問う 李恢成、丸山友岐子、李丞玉、佐藤一、星野三郎、渓さゆり、小田切秀雄、 千代丸健二、大薮春彦、後藤昌次郎、平賀睦夫、太田典禮、八木晃介、羽仁五郎、 西垣内堅佑、大島英三郎、鎌田慧、丸山照雄、桑原重夫、 高杉晋吾、青木薫久、一色次郎 91 対談 アメリカのインディオ問題について      カルメン・デ・ノバイス、芝生瑞和、井上真 120 論文 国境を喰い破る流刑者の群――ギリシャ映画『旅芸人の記録』の照射するもの 布川徹郎 104 蓄積と発展――ひとつの理論モデル サミール・アミン 山崎カヲル(訳) 128 連載 宇野経済学への視角 第3回 廣松渉 145 運動情報 思想を裁く時代の再来 山中幸男 1 安里清信さんへの手紙(その二) 井上澄夫 4 第六回非同盟諸国会議 北沢正雄 6 「国益」のためのイラン・パレスチナ接近とパレスチナ連帯運動 北川明 10 話合いによる解決はない 戸村一作 12 書評 「バイバイ、エンジェル」(笠井潔) 佐伯遼 98 「フランスの知的権力」(ドブレ) 杉村昌昭 102 現場から 模索舎裁判からの報告 五味正彦 154 無期求刑を糾弾する 塩見孝也 155 市川批判への疑問 池田浩士 155 小ブルジョア急進主義の反プロレタリア革命性を見すえよう! 高原浩之 156

一九八〇年   四号〜九号




4号

一九八〇年一月一日
特集・八〇年代の右傾化とはなにか 戦後日本国家の転機 中村丈夫 18 国家資本主義的組織化の全世界的破綻――これを80年代はどう突破するか 岩田弘 29 戦後史のなかの階級意識 内山節 44 民同運動の軌跡 杉山良 54 八〇年代治安体制の構図 中北龍太郎 64 操作と強制の構図 玉川洋次 80 論文 追悼・戸村一作――戸村委員長の遺志をどう受けつぐか 石橋政次 100 朴大統領の死――射殺事件前後の民衆闘争 李丞玉 108 戒厳令下の三カ国を歩いて――権力と“ひと”との関わり 丸山友岐子 118 運動情報 『エネルギー危機管理の体系的分析』について 井上澄夫 1 反日戦線への死刑判決 山中幸男 4 タンザニア日記から 北沢正雄 8 激動するイランと日本 北川明 11 ジンバブエの「平和的独立」 白石顕二 14 書評 「反日革命宣言」 富村順一 92 「帝国主義と従属」 原田金一郎 98 資料 社会正義の具現をめざす慶北学生協議会の声明 110 「民主主義と民族統一のための国民連合」の声明 113 「民主主義と民族統一のための国民連合」の崔圭夏大統領代行への 公開書簡 115 現場から 獄中者に子供の面会を 畑健次郎 141 死刑判決を糾弾する          東アジア反日武装戦線を救援する会 142

5号

一九八〇年三月十五日
特集・第三世界の民族と革命 大地の民の蘇生――北米原住民の運動 弥永健一 34 アンチール諸島における民族解放闘争     ガブリエル・アンチオプ、ミチコ・アンチオプ 46 メキシコ・ウェットバックの背景 青木芳夫 57 アザニア(南アフリカ)における民族問題 イケウェジ編集部 白石顕二(訳) 79 ペルーにおける共同体と社会主義 原田金一郎 88 ロシア極東における革命・内戦と民族 藤本和貴夫 120 連載 労働統計を読む 1――女性労働力問題 山田芳郎 142 宇野経済学への視角 第4回 廣松渉 154 論文 大逆事件と死刑廃止 倉田哲治 146 運動情報 成田空港第二期工区を強制収用することはできない 葉山岳夫 2 琉球弧からの報告――なぜ琉球弧からなのか 山城秦 5 奄美民族絶滅構想――奄美核燃料パーク構想とはなにか 山田塊也 8 電気料金値上げの構造 西尾漠 11 日本社会党のエネルギー政策批判 井上澄夫 14 滝田修・時効まで四ヶ月 山中幸男 17 イラン・アフガニスタンをめぐって 北沢正雄 20 中東の動乱とPLO 北川明 24 高尾暴動事件と台湾民主化運動への大弾圧 斉藤敏夫 27 現代ソ連における反体制思潮 正垣親一 31 書評 「囚人組合の出現」(フィッツジェラルド) 前林則子 132 「二重経済論」(ブーケ) 中村丈夫 134 「奪われた国の子供たち」(広河隆一) 布川徹郎 136 「南アフリカにおける黒人権力」(ゲルハート) 白石顕二 140 現場から 越冬闘争勝利を義人党村田闘争勝利へ 山谷統一労組 170 反天皇制闘争と人民の階級形成 嵐麗香 171 塩見氏への一八年判決を糾弾する 植垣康博 172 イラン・アフガニスタン問題シンポジウム IAS実行委員会 174 高原君を反批判す 塩見孝也 175

6号

一九八〇年五月十五日
特集・イラン・アフガニスタン・ニカラグア ソ連の国際戦略とアフガニスタン侵攻 菊地昌典 32 ソ連の国際戦略と周辺部世界 北沢正雄 38 社会主義研究への提案 光岡玄 46 資料・革命イランとクルド族 フェダイン・ハルク 金井毅(編訳) 56 革命のニカラグアを行く――ひとつの印象レポート 阿波弓夫 64 ニカラグア0年 レジス・ドブレ 上谷博(訳) 76 FSLN司令官インタビュー         ウンベルト・オルテガ 小林致広(訳) 91 年表・革命ニカラグアの一年 辻豊治 96 連載 労働統計を読む 2――現代の賃金問題 山田芳郎 110 論文 狭山裁判――姦淫と殺害の虚構 倉田哲治 114 アザニアにおける民族問題(下) イケウェジ誌編集部 白石顕二(訳) 126 プエルトリコ問題の歴史的・今日的位相 矢下徳治 136 運動情報 筑波大学に噴出する矛盾の構造 降旗節雄 2 土地と水による公団の新攻撃 島村良助 5 金武湾――沖縄自立解放革命の胎動 平良良昭 8 日本共産党のエネルギー政策批判 井上澄夫 12 TMI事故の反省ない原発一〇年計画 西尾漠 16 ヤマ場を迎えた管制塔裁判 山中幸男 19 国立国会図書館のコンピュータ化と「図書コード」問題 加藤一夫 22 革命の論理・報復の論理 北川明 25 人権弾圧をくりかえす台湾国民党独裁政権 斉藤敏夫 28 書評 「弁証法の論理」(廣松渉) 今村仁司 98 「わが三里塚」(戸村一作) 浅田光輝 100 「三里塚のよねばあちゃん」(村上信義) 城戸典子 105 「いちご帝国主義」(E・フェーデル) 青木芳夫 108 現場から 『車にひかれた犬』を撮影して モリ・トラオレ 154 「死刑囚」になって思うこと 福田稔 155 3・8パレスチナ―山谷連帯講演集会報告――第三世界と連帯し侵略に 抗する労働運動を 山谷統一労組 157 塩見君の批判に答える 高原浩之 159 獄中弾圧を許すな 大道寺将司 163

7号

一九八〇年七月二五日
特集・60年代 クロニクル六〇年代  年表と資料ほか 36  三池少年行動隊の回想 牟田勝己 37  六〇年安保闘争のひとコマ 葉山岳夫 39  安保がつぶれるかブントがつぶれるか 長崎浩 41  「箱根会議」と日本の近代化 天野恵一 42  『現代思想』と『試行』 天野恵一 43  強大化する帝国主義・軍隊 中村丈夫 49  原水禁運動 布川徹郎 51  大管法闘争 蔵田計成 53  犯罪者同盟 朝倉喬司 55  高度経済成長 中村丈夫 47  石油から原子力へ 西尾漠 57  日韓条約をめぐって 桑原重夫 58  反戦青年委員会 高見圭司 62  日特金属突入闘争 豊浦志郎 65  三派全学連の時代 蔵田計成 66  一〇・八羽田闘争 布川徹郎 69  チェ・ゲバラの死 原田金一郎 71  全共闘運動 長崎浩 75  警察はいかに武装したか 西尾漠 82  沖縄闘争 矢下徳治 85  全国全共闘の結成と赤軍派の登場 蔵田計成 92 安保ブントのめざしたもの 島成郎 102 負債としての六・七十年代 菅孝行 110 体験的六〇年代論――ビートからヒッピーへ 山田塊也 120 連載 労働統計を読む 3――縁辺労働力の現代的意味 山田芳郎 140 運動情報 光州人民・韓国人民は勝利する 平田一雄 2 「南朝鮮民族解放戦線事件」被弾圧者を救援しよう   「南朝鮮民族解放戦線事件」被弾圧者を救援する会 7 シオニスト歓迎せず、イランの圧制者歓迎せず   サラーク・アブドル=マクスード  加納五朗(訳) 10 PLO代表団訪日をめぐって 北川明 14 ウォルター・ロドニーの暗殺 阿里浩平 17 「三里塚空港」の機能を直撃するジェット燃料問題 布施宇一 18 成田パイプラインはなぜ行き詰まったのか 生越忠 21 筑波大学に噴出する矛盾の構造・2 降旗節雄 24 6・15新たな反安保闘争へ 井上澄夫 27 監獄法「改正」作業急ピッチで進む 山中幸男 28 埼玉県警・滝田弾圧「時効延長」を糾弾する 鈴木康雄 31 書評 「戦後特殊教育」(日本臨床心理学会編) 尾崎ムゲン 134 「資本主義世界経済」(ウォーラースタイン) 辻豊治 138 現場から 奄美人下層労働者森山洋一氏の控訴審闘争に支援を! 黒川芳正 143 高原君の再批判に答える 塩見孝也 144

8号

一九八〇年九月三〇日
特集・マルクス主義と民族問題 民族問題の再検討のために 山崎カヲル 26 「民族問題」をめぐる問題状況 加藤一夫 40 民族運動と民族理論  ウェーバー 湯浅赳男 56  レーニン 鶴崎敏康 58  ローザ・ルクセンブルク 中村敏男 60  オットー・バウアー 山崎カヲル 62  トロツキイ 高橋清治 64  スターリン 藤本和貴夫 66  スルタンガリーエフ 青木節也 68  ロイ 中村丈夫 70  タン・マラカ 蒼野和人 72  マリアテギ 辻豊治 74  サミール・アミン 北沢正雄 76 連載 労働統計を読む 4――八〇年白書の傾向 山田芳郎 86 論文 北京三年の回想――文化大革命の中国 北沢正雄 89 価値法則の規定――マルクス・宇野・廣松 島田稔夫 112 運動情報 革命一周年のニカラグア 原田金一郎 2 カリブ海――キューバ「難民」とフランス植民地主義               ガブリエル・アンチオプ 4 「北方領土」の「パレスチナ人」 北川明 7 南アフリカ『金景気』と石炭液化 白石顕二 10 ファシズム型管理機構の成立――筑波大学に噴出する矛盾の構造・3 降旗節雄 13 八〇年度・全救活からの報告 山中幸男 16 原発立地強行の新手口 井上澄夫 19 八〇年代の警察のめざすもの 西尾漠 22 書評 「呼び声は獄舎を越えて」(荒井まり子) 杉村昌昭 78 「日韓連帯への道」(桑原重夫) 徳永五郎 81 「石油と階級闘争」 工藤章 84 現場から 光州亡命者救援の報告           光州事件亡命者救援会 124 塩見君の再批判に答える 高原浩之 125 死刑廃止に向けて『絞死刑』+大島渚講演 死刑廃止の会 129

9号

一九八〇年十二月一日
特集・日本資本主義と教育 「意識産業」としての教育 杉村昌昭 16 イノチあってのモノだね――資本の論理と子育て ますのきよし 24 風化する理念・解体する大学――新構想筑波大学の現況 降旗節雄 36 戦後教育史年表 尾崎ムゲン 46 脱学校の残したもの――イバン・イリイチ論を中心に 八箇亮仁 71 「経済学者の教育論」批判――正村公宏氏の場合 池田祥子 82 七〇〜八〇年代公教育再編の諸相 清原正義 95 公教育再編と階級支配の論理と構造――別学体制の本質と教育変革への 視座 岡村達雄 108 連載 労働統計を読む 5――企業内自主管理運動 山田芳郎 124 論文 軍民政権下のエルサルバドル――その革命過程と現状 織田一 128 運動情報 子供を狙う原子力キャンペーン 西尾漠 2 道庁爆破デッチあげ弾圧――大森裁判に支援を! 山中幸男 4 原子のゴミを太平洋に捨てるな!              フィリップ・メンディオラ 6 パレスチナをめぐる外交と内政 北川明 9 南アフリカと台湾の急接近 白石顕二 11 書評 「西ドイツ『過激派』通信」 千坂恭二 120 現場から ピノチェット来日阻止のためのアピール       ピノチェット来日阻止のための行動委員会 138 全国小売書店労働組合連絡協議会結成へ 書泉労働者組合 139 ピノチェット来日阻止12・16集会への参加を ラテンアメリカ人民連帯・チリ反革命ピノチェット来日阻止実行委員会(準) 141 関西新空港粉砕に向けて 松裏功三 142

一九八一年   一〇号〜一五号




10号

一九八一年二月五日
特集・いまをえぐる――八〇年代のクライシスへインパクトを 田舎芝居四人組裁判始末記 池田浩士 16 「地獄の桃源」―理念の架空性と抵抗感覚の弛緩――林竹二の〈夢〉は 俗情を浄化しうるか 玉田勝郎 35 竜将軍へのラブレター兼「果たし状」――太田竜「辺境最深部」批判 山田塊也 52 いま、「日韓連帯」とは何か――国家を克服する運動の創出を 桑原重夫 72 政治運動のおわりとはじまり 三上治 84 論文 アラブにとって革命とはなにか――中東問題の諸側面 北沢正雄 98 イラン革命の構造的要因        アーバンド・アブラハミアン 加納吾朗(訳) 112 マルクスにとって「哲学」とは何であったか 廣松渉 122 運動情報 右傾化のなかの管制塔裁判と教科書の中の三里塚 杉村昌昭 2 三月ジェットストライキを闘う動労千葉 中野洋 4 正念場を迎えた反原発闘争・80→81年 西尾漠 7 法曹「三者」合意の下ですすむ刑法「改正」作業 山中幸男 10 パレスチナ訪問とパレスチナ連帯 北川明 12 書評 「存在からの哲学」(内山節) 中村丈夫 90 「全共闘・持続と転形」(津村喬) 菅孝行 92 現場から 広島県警のハンスト者逮捕に抗議する         金大中氏ら救出ハンスト実行委・広島 141 控訴審闘争に支援を! 黒川芳正 142

11号

一九八一年四月一〇日
特集・ストライキは甦るか ストライキ闘争は甦るか 内山節 14 一九世紀大衆叛乱とストライキの成立 石塚正英 24 左翼労働組合主義の幻影――日本的労働組合主義の系譜 神林章夫 35 戦後ストライキ年表・資料 仙波輝之 52 現代のストライキをめぐる政治構図 下田平裕身 78 ストライキ運動の現段階 中村丈夫 91 連載 労働統計を読む 6――不況下の民衆生活 山田芳郎 110 吉本隆明論第一部 親鸞論を手がかりとして ――異質の確認とおのれの思想/「大衆の原像」の変遷 田川建三 130 論文 ドス=サントスに聞く――従属論の現段階 辻豊治 114 七〇年代フレームアップ事件の現在――「土田・日石・ピース缶爆弾」 フレームアップ事件冒頭意見陳述(上) 佐古幸隆 120 運動情報 「校内暴力」と教育現場――母子心中へ追いやる教育体制を教育労働者は どう撃つか 横山望 2 原発で里づくりはできない――誘致派窪川町長、リコール成立 西尾漠 6 パレスチナ連帯のゆくえ 北川明 8 「道庁爆破」フレームアップ裁判の現段階 山中幸男 10 法務省と癒着する日弁連 鈴木康雄 12 書評 「バイエルン革命と文学」(野村修) 船戸満之 104 「ハーバーマスの社会科学論」(山本啓) 大庭健 106 「ザンジバルの娘子軍」(白石顕二) 布川徹郎 108 現場から ドキュメンタリー映画「80〜81山谷越冬闘争」完成報告 山谷統一労働組合 146

12号

一九八一年六月十五日
特集・全共闘の屍を超えて――右傾化のなかの全国学園運動 日大芸術学部・解放への想い        『日大闘争の記録』芸術学部上映実行委 22 東京経済大学・「なんとなくクリスタル」症の学生と大学の平和? 岡田抗一 23 富山大学・「堀教授ハレンチ事件」から学生管理強化へ 富山大学新聞会 25 早稲田大学・右翼の伸長と幻の第四次早大闘争 林義人 27 中央大学・移転後、当局はTVカメラで学生を監視 中大サークル有志 29 多摩美術大学・「芸術」を資本に売り渡す「芸術学科」の設立             多摩美術大学社会科学研究会 31 京都大学・帝国主義大学の原子力研究体制を撃て! 秋間泉 33 東北大学・金大中救出運動は全国学園に拡がった 長崎一夫 35 東京外語大学・大学当局による学生分断 広水美雄 37 学習院大学・思想調査と公安常駐体制――天皇制下の大学 学習院大学新聞会 38 東京都立大学・差別落書――ファシズムへ傾斜する学生意識               都立大学部落解放研究会 41 武蔵大学・施設建設学費値上げ――大学当局の方針は学生管理強化への道 冨山一郎 44 武蔵大学・いかなる質の連帯から出発するか? 武蔵大学新聞会 46 和光大学・「何を喰べきか」――新たな交通形態の創出を 和光大学新聞会 48 法政大学・コンピュータ導入による学生管理策動 法政大学新聞会 51 法政大学・寮自治の圧殺を許すな                法政大学府中寮自治会 53 東京大学・学内治安立法――処分制度撤回に向けて                 文学部学友会委員長 55 九州大学・全共闘以降十年――いま失明の階層は開眼する 郷乃原篤 57 筑波大学・大学解体――再びこのスローガンを筑波から! 筑波大闘争委員会 59 資料・学園における秩序維持等について(四・二〇文部次官通知)、 「成田闘争」に関する動向等について 61 連載 労働統計を読む 7――日本資本主義の柔構造的性格 山田芳郎 65 カリブ革命に向けて 1――カリブ海域解放綱領のために               ガブリエル・アンチオプ 108 吉本隆明論第一部 親鸞論を手がかりとして ――「知」と「大衆」の空疎化 田川建三 120 論文 七〇年代フレームアップ事件の現在(下) 佐古幸隆 69 千葉動労のたたかいと処分――国鉄新潟闘争の場合と対比して 高島喜久男 84 七〇年代のアラブ支配階級        ムハンマド・ジャアファル 本橋純二(訳) 94 運動情報 小西反軍裁判、無罪を勝ちとる 小西誠 2 敦賀ショックと原発開発計画 西尾漠 5 「北方領土」返還運動とアイヌ解放運動の現状 アイヌ解放研究会 8 新たなる旅立ち――八〇年代教育体制に「否」を! 村上和夫 11 ブラックパンサー・過去と現在 フランク・イーラム 広田徹(訳) 14 カリブ海は米地中海化するのか       ガブリエル・アンチオプ 18 現場から 国鉄―弘済会―弘栄堂を貫通する合理化攻勢を許すな!                 弘栄堂書店労働組合 135

13号

一九八一年八月十五日
特集1・国境を超える反革命――日本・侵略の構造 「南洋」侵略の意識構造――『冒険ダン吉の冒険』論 白石顕二 24 北方侵略批判 海馬沢博 37 中国・日本を結ぶ反革命の構図――「四つの現代化」路線批判 森田義道 47 特集2・フランスは「左傾化」するか 五月革命とミッテランの登場――六八年五月と八一年五月 杉村昌昭 58 ポーランド・カトリック・フランス――宗教思想と変革運動 市村卓彦 66 論文 方言について 池田浩士 84 連載 カリブ革命に向けて 2――エーメ・セゼールそしてフランツ・ファノン               ガブリエル・アンチオプ 101 吉本隆明論第一部 親鸞論を手がかりとして ――「生活者」は善悪を超越する? 田川建三 111 運動情報 右翼ファシスト学生運動の抬頭を許してはならない            日大全文理連絡会議(銀ヘル) 2 朕は国家であり、学長は大学である ――筑波大学に噴出する矛盾の構造・4 降旗節雄 5 「パンフレット裁判」――闘わない愛知県教組を糾弾する 瀬〆悟 8 三里塚反処分――一人の首切りも許すな 乙坂真知子 11 一切の報復弾圧を許さず完全無罪判決を!                 井上君を支援する会 14 イラン革命は反帝性を貫ぬくか 下島英忠 16 鈴木善幸の『アラファト・フー』政策 北川明 19 学生メディアから 22 書評 『やってない俺を目撃できるか』(同編集委員会編) 池田浩士 78 『報告・中東の革命と戦争』(布川プロダクション編) 西垣内堅佑 80 現場から アフガニスタンを愛する会結成報告 安仲卓二 126

14号

一九八一年一〇月二〇日
特集・大学ファッショ化への構図 第一次東大闘争の経過と問題提起 折原浩 24 共通一次試験と大学 小股憲明 49 廃寮化攻撃の現在 若林繁 52 八〇年代の私学問題 尾崎ムゲン 57 関西学術研究都市計画 清原正義 60 中教審答申「生涯教育について」と放送大学の意味 岡村達雄 63 連載 労働統計を読む 8――リバプール暴動にみる世界経済の現状 山田芳郎 72 吉本隆明論第一部 親鸞論を手がかりとして ――大衆が「個」に解体する 田川建三 113 座談会 アフリカの民族解放と社会主義 サミール・アミン、アブデルラーマン・バブー、 ジャック・ハーシュ、北沢正雄、白石顕二 76 論文 「コンドルの血」論――一つの映画以上のもの ロケ・ダルトン            「第一の敵」上映委員会(訳) 97 運動情報 反原発戦線が越えなければならない壁 ――8・28巻「公開ヒアリング」阻止闘争総括 岩村俊明 2 遺伝子実験施設を住宅街へ ――筑波大学に噴出する矛盾の構造・5 降旗節雄 5 刑法・監獄法改悪阻止に向けて――八一年全救活開催される 山中幸男 8 労戦統一を拒否し、闘う組合の結合を           紙パ労連・特種製紙岐阜労働組合 11 韓国革命運動の岐路――「5・18光州事態白書」、ファノン、そして 金南柱 平田一雄 14 「アラファト訪日」の曲折 北川明 18 書評 「新左翼運動の射程」(廣松渉) 山本啓 66 現場から 山谷夏祭り報告 山谷統一労働組合 71

別冊・「第一の敵」――ボリビア・ウカマウ集団シナリオ集

一九八一年十一月二五日
論文 〈ウカマウ〉――その映像の歴史とラテンアメリカの反帝闘争                 第一の敵上映委員会 4 シナリオ  「ウカマウ」 9  「第一の敵」 31  「ここから出ていけ!」 73 映画評論 「第一の敵」は誰か? 松田政男 65 反乱するインディオ・ニカラグア革命一周年を控え 西沢透 66 映画的なるもの一切の解体記録 小野沢稔彦 69 手持ちカメラがとらえた真実 岡島尚志 71 暴露される帝国主義支配の構造                 ルイス・エスピナル 108 インタビュー 極右軍事クーデターに抗して――一労働者は語る 113 亡命の身でも私は常にボリビアにいる        ドミティラ・デ・バリオス・チュンガラ 116 論文 ボリビアの革命的女性へのメッセージ ウカマウ集団 119

15号

一九八一年十二月二〇日
特集・戦時体制づくりを撃つ 玄米食から世界革命へ? 山崎カヲル 32 総動員政策の構造と系譜 纐纈厚 44 『戦時体制づくり』と学生運動――「新人会」型ラディカリズムと 「全共闘」以後 天野恵一 59 連載 労働統計を読む 9――夕張炭鉱にみる社外工制度 山田芳郎 80 カリブ革命に向けて 3――カリブ海域における「ファノン論」の 意味について              ガブリエル・アンチオプ 100 吉本隆明論第一部 親鸞論を手がかりとして ――思想の位相と人間の行動 田川建三 109 論文 ウォルター・ロドニーその生涯と業績 阿里浩平 84 グアテマラの山岳から――貧民ゲリラ軍司令官ロランド・モランに聞く  マリオ・メネンデス・ロドリゲス 太田昌国(訳) 90 運動情報 たった一人の叛乱――筑波大学に噴出する矛盾の構造・6 降旗節雄 2 「奄美核パーク圏構想」着々と進行中 山田塊也 6 「土田・日石・ピース缶」事件、「自白」不採用で完全無罪へ一歩 山中幸男 9 核燃料輸送と電調審阻止の闘い 岩村俊明 12 全世界の闘う人民へ――イラン・イスラム反動政権の打倒を         フェダイ・ハルク 下島英忠(訳) 15 反戦・反核・反空港――西ヨーロッパから 杉村昌昭 18 李在文氏、獄死=虐殺弾劾!   「南朝鮮民族解放戦線事件」被弾圧者を救援する会 22 アラファトが運んできたパレスチナ連帯 北川明 24 書評 「奄美独立革命論」(新元博文、山田塊也) 黒岩耕一 70 「何よりもダメな日本」(菅孝行) 杉村昌昭 72 「リッダ」(ファウジ・エル・アスマール) 小田切芳政 74 「革命映画の創造」(ホルヘ・サンヒネス) 布川徹郎 76 現場から 82年3・7反弾圧集会実行委への結集を呼びかける 東アジア反日武装戦線への死刑重刑攻撃粉砕・控訴審を 闘う支援連絡会議 124

一九八二年   一六号〜二〇号




16号

一九八二年二月二五日
特集・イラン・ポーランド――弾圧下の反帝闘争 イラン人民は反動ホメイニをいかに超えるか 下島英忠 24 ラジャビ・モジャヒディン党首、反ホメイニ戦線を語る 林悟朗(訳) 39 年表・ホメイニはいかに人民革命を反動化させたか 松永他加志 52 未完のポーランド革命を学ぶ 中村丈夫 74 「連帯」運動の地平と「労働者的社会主義」 大石和夫 84 連載 同時代音楽通信 6――〈音楽=運動〉の新たなる回路を! 平井玄 98 労働統計を読む 10――労働戦線の統一について 山田芳郎 100 カリブ革命に向けて 4――カリブ海域の国家像               ガブリエル・アンチオプ 118 論文 グアテマラの山岳から――貧民ゲリラ軍最高司令官ロランド・モランは 語る            マリオ・メネンデス・ロドリゲス                太田昌国(訳・解説) 104 運動情報 爆取煽動罪弾圧の拡大を許すな!          東アジア反日武装戦線を救援する会 2 法務省、「治療処分」(保安処分)新設を表明 山中幸男 8 障害者隔離政策の仕上げ=身障者短大 ――筑波大学に噴出する矛盾の構造・7 降旗節雄 11 教育労働者の分断を打ち破るために――富山カニ通信番外編 富山カニ会議 14 原発・核問題が政治の中心へおどり出た ――反原発闘争一九八一〜一九八二 岩村俊明 17 書評 「メヒコの自由学校」(山崎満喜子) ますのきよし 92 現場から 太田竜批判=玄米食批判であってはならない             同大玄米正食共闘会議(準) 125 山谷越冬闘争報告 山谷統一労働組合 126

17号

一九八二年四月三〇日
特集・独立をめざす国内植民地・沖縄 沖縄復帰一〇年と共同体社会主義の構想 原田誠司 24 沖縄自立論序説――復帰論、反復帰論の変遷と自立論 比嘉良彦 36 国内植民地概念について 山崎カヲル 48 連載 同時代音楽通信 7――3・7反弾圧集会「軟派」レポート 平井玄 64 思想状況を読む 1――反核ナショナリズムの危険性 天野恵一 66 論文 ポーランド――もう一つの側面 市村卓彦 70 自己批判――連合赤軍の誤ちをくりかえさぬために・1 永田洋子 79 マルクスにおける〈コミューン〉とは何か ――真木悠介の人間解放論を媒介に 菅孝行 98 運動情報 三里塚の新しい出発 浅田光輝 2 警察庁によるブタ箱法(警察拘禁施設法)案国会上程を糾弾する! 山中幸男 5 「土・日・P」救援運動と我々の立場      「土田・日石・ピース缶」爆弾フレームアップ事件救援会 8 怒りの紙つぶて春嵐となりて核輸送車を襲う 岩村俊明 12 弾圧を廃し学生新聞創刊される ――筑波大学に噴出する矛盾の構造・8 降旗節雄 15 国境を超える中央アメリカ革命 太田昌国 20 書評 「戦後日本の労働過程」(内山節) 庄司與志喜 60 現場から 3・7反弾圧集会から5・22“同時代音楽寄席”へ                同時代音楽編集委員会 126 食の革命をめぐる我々の主張――山崎カヲルに反論する 日高見のぼる 124

18号

一九八二年六月二五日
特集・連合赤軍問題 連合赤軍問題とはなにか 中山広子 13 自己批判――連合赤軍の誤ちをくりかえさぬために・2 永田洋子 20 連合赤軍における「総括」とは何か 水戸巌 72 永田陳述をめぐって――党派主義は克服されたか 荒井まり子 84 永田陳述をめぐって――永田陳述は真実を隠蔽している 加藤倫教 85 映画にみる西ドイツ赤軍 宇野邦一 90 虚構のなかの連合赤軍 阿里浩平 94 連載 同時代音楽通信 8――市街戦を遊べ!光州735 平井玄 96 思想状況を読む 2――戦争責任論と反核問題 天野恵一 98 論文 死刑囚考――加賀乙彦『宣告』批判 黒川芳正 102 市民社会・国家・革命――マルクスの市民社会視座をめぐって(上) 菅孝行 113 運動情報 四〇万の人波がどうすれば侵略戦争に立ち向かううねりとなりうるか 岩村俊明 2 予断を許さない「土田・日石・ピース缶」裁判 ――5・28増渕氏保釈される! 山中幸男 4 4・25暴動弾圧を全国寄せ場の団結でうちやぶれ 山谷争議団 6 台湾・国民党支配終焉の始まり 広瀬直 8 原理研と癒着を深める大学当局 ――筑波大学に噴出する矛盾の構造・9 降旗節雄 10 現場から 桜沢は『食本ファシスト』である――本誌『玄米食論争』に寄せて 河野誠 125

別冊・八〇年代治安体制批判――刑法・保安処分・監獄法改悪阻止のために

一九八二年六月二五日
座談会 危機管理の構造と保安処分体制             杉村昌昭、山本啓、天野恵一 5 監獄法 監獄法改悪を批判する――牢獄国家の強化を許すな 中北龍太郎 30 犯罪・刑罰・囚人運動――監獄廃止論に向けて 長谷川健三郎 43 囚人運動の解体ねらう監獄法改悪 ――すでに開始されている弾圧の実態 須永貴男 53 現代警察と権力主義――留置施設法案批判 玉川洋次 63 刑法 刑法改「正」作業の歴史 永野周志 76 秘密漏示罪新設のねらいについて 水田裕身 92 保安処分 精神衛生法体制批判 小澤勲 100 日弁連「精神医療の改善方策について」意見書批判 佐々木由紀子 110 資料 刑法・保安処分・監獄法文献解説 天野恵一 120 年表・保安処分新設を軸として刑法改悪攻撃八〇年〜八二年四月 山中幸男 124 保安処分攻撃と屈伏する日弁連への批判 131 留置施設法案 138 刑事施設法案 147

19号

一九八二年八月二五日
特集・パレスチナ レバノン侵略の意味するもの 広河隆一 16 PLOの闘いとその位置――PLO代表ファトヒ・アブドルハミード氏に聞く ファトヒ・アブドルハミード 24 反帝国主義闘争としての人民連帯を ――インタビューを終えて 下島英忠 37 パレスチナ連帯闘争のために 松永多加志 38 連載 同時代音楽通信 9――右翼はダサい――日大と山谷における ファシストとの対決 平井玄 52 同時代映像通信 1――連続する一回性とマルチ・プロジェクト 三井峰雄 54 思想状況を読む 3――〈反核〉と「全共闘」 天野恵一 56 論文 座談会・ベトナム反戦とは何だったのか       ニエル・エムリー、ピエール・ブロシュー、       ジョルジュ・ブダレル、杉村昌昭 60 自己批判――連合赤軍の誤ちをくりかえさぬために・3 永田洋子 73 ペルーにおける武装闘争と左翼諸党派の現状 小倉英敬 90 市民社会・国家・革命――マルクスの市民社会視座をめぐって(下) 菅孝行 102 運動情報 警視庁公安部による7・12宇賀神寿一氏爆取弾圧に反撃を 山中幸男 2 東大農学部演習林での自衛隊の軍事演習を許すな             東大文学部学友会常任委員会 4 司法権力と癒着する大学当局 ――筑波大学に噴出する矛盾の構造・10 降旗節雄 7 防災をテコにした総動員体制づくりを打ち破るために        地震・防災を考える首都圏連絡センター 10 反原発転換期だから『大激論』を 岩村俊明 12 書評 「右傾化の構造」(民衆の表現の自由を守る会) 小林敏明 41 「働くことの意味」(清水正徳) 内山節 44 「現代公教育論」(岡村達雄) 菅孝行 46 現場から 東アジア反日武装戦線控訴審判決に反撃を 東アジア反日武装戦線への死刑重刑攻撃粉砕・控訴審を たたかう支援連絡会議 126

20号

一九八二年一〇月三〇日
特集・全共闘はいかに壊滅させられたか――滝田弾圧と七、八〇年代 「滝田弾圧」と八〇年代の我々の課題 中山広子 16 座談会・全共闘崩壊・「滝田」弾圧とマスコミの役割      柴田勝紀、穂坂久仁雄、天野恵一、記者2名 24 実録「滝田事件」・周辺弾圧の実態 寅書房弾対部 40 「真犯人」路線と「滝田弾圧」      「土田・日石・ピース缶」爆弾フレームアップ事件救援会 48 「菊井供述」と朝霞事件 山中幸男 58 「竹本氏逮捕」で、さしあたり思ったこと 池田浩士 66 獄中アピール/  ごあいさつ&お願い 滝田修 76  ありがとう&ごめんなさい 滝田修 78 竹本信弘・奥沢喜久栄両氏の即時釈放を要求する声明    竹本信弘・奥沢喜久栄両氏の逮捕に抗議する有志 80 竹本信弘氏の起訴に抗議する     竹本信弘(滝田修)氏を支援する会(準備会) 81 竹本氏とともにこの十二年を考えよう――竹本氏救援連絡会議への 呼びかけ           京都・竹本氏救援連絡会議(準) 81 裏切られた反「竹本処分」運動              京都大学全学自治会同学会 84 アピール・救援会結成報告 竹本信弘君救援会 86 「滝田事件」救援会発足のご案内と第一次カンパのお願い                 「滝田事件」救援会 88 連載 同時代音楽通信 10――左翼もダサい―〈政治〉と〈音楽〉の パラダイム・チェンジ 平井玄 94 同時代映像通信 2――『大日本帝国』と反戦運動の位相 三井峰雄 96 思想状況を読む 4――〈反核〉と「自立思想」 天野恵一 98 論文 連合赤軍の誤ちをくりかえさぬために・最終回 永田洋子 104 運動情報 私は再びレバノン・パレスチナキャンプへ帰る 信原孝子 2 PLOレバノン撤退と虐殺の問いかけるもの 布川徹郎 5 「道庁爆破」冤罪の大森君に死刑求刑               爆取弾圧と闘う救援会議 8 灰色学長へのさらなる追及を ――筑波大学に噴出する矛盾の構造・11 降旗節雄 9 浜岡原発からの使用済み核燃料搬出阻止闘争と国際連帯 岩村俊明 12 現場から 「中東の平和をもとめる市民会議」について 芝生瑞和 124 10・29東京高裁へ 東アジア反日武装戦線への死刑重刑攻撃粉砕・控訴審を たたかう支援連絡会議 126

一九八三年   二一号〜二六号




21号

一九八三年一月十五日
特集・間奏の時代一九六七→一九八三 十五年前から未来への課題、大学問題、女性解放、等々 田川建三 26 短い竜頭長い蛇尾、しかし…… 菅孝行 28 聖母からはバイバイ 吉清一江 30 この十五年 山崎カヲル 33 絶頂期を越えた日本資本主義 中村丈夫 34 「日韓連帯運動」の十五年 桑原重夫 36 エルサルバドルの闘いから視えるもの 太田昌国 38 新植民地主義の全面化 白石顕二 40 歴史を見る眼の難しさ 高橋洋児 42 労働と暴力 今村仁司 44 情報経済からファシズムへ 粉川哲夫 46 包囲のメディアから変革のメディアへ 平井玄 48 くたばっちまえアーメン 前林則子 50 文化の中のスターリニストたち 内山節 52 「異形の世界」の認知 下田平裕身 54 十五年目の眼差しから 布川徹郎 56 知の国家管理と図書館 加藤一夫 58 エコファシズムを撃て 河野誠 60 プルトニウム社会の入り口にいるわれわれ 西尾漠 62 ハッピーに生きようよ ますのきよし 64 獄舎を越えて 荒井まり子 67 今ふたたび原点への道を 弥永健一 70 木に竹を継ごう 池田浩士 72 エコロジスト運動偶感 廣松渉 74 現在を超える現在に向けて 杉村昌昭 76 連載 同時代音楽通信 11――ファシズムを奪取せよ★〈音楽=運動〉の論理 平井玄 84 同時代映像通信 3――革命と連帯のメディアとしてのドキュメンタリー 三井峰雄 86 労働統計を読む 11――労働問題に関する常識的誤り 山田芳郎 88 思想状況を読む 5――〈反核〉と「教科書問題」 天野恵一 92 カリブ海革命に向けて 5 ――メモリアル・F・ファノンあるいは希望のメモリアル(上)               ガブリエル・アンチオプ 120 論文 「反核」異論への異論――吉本隆明における敗北の構造 山本啓 96 『自然弁証法』の意義と編集問題――マルクス主義唯物論の復権のために 林真左事 104 運動情報 10・29控訴棄却と小包爆弾の意味するもの 東アジア反日武装戦線への死刑重刑攻撃粉砕・控訴審を たたかう支援連絡会議 2 全斗煥政権による申香植氏ら六氏の処刑を弾劾する   「南朝鮮民族解放戦線事件」被弾圧者を救援する会 6 刑法改悪・保安処分新設案来春国会上程を許すな! 山中幸男 9 パレスチナの解放とユダヤの解放のために 広河隆一 12 〈国際関係学類〉構想への疑惑 ――筑波大学に噴出する矛盾の構造・12 降旗節雄 15 ペルー農民運動の現状と課題 小倉英敬 18 原発推進の現段階 岩村俊明 22 書評 「精神医療のひとつの試み」(島成郎) 森山公夫 78 「レーニン1902〜12」(仙波輝之) 鶴崎敏康 80 現場から ファッショ警察・松江署の予防拘束糾弾!        天皇・皇太子訪松に反対する集会実行委 126

22号

一九八三年三月十五日
特集・右傾化の構造83――不沈空母のアキレス腱はどこか 帝国主義の危機と左翼の危機 中村丈夫 10 浮上した改憲運動――戦時体制づくりと憲法九条の扼殺 中北龍太郎 18 中曽根政府と日米首脳会談――国益をふりかざした改憲・侵略戦争 準備を許すな 津村洋 26 八三年、日韓事情 桑原重夫 32 治安弾圧の体系としての国家の現在 ――危機のイデオロギーとしての治安立法 天野恵一 40 恐慌―行革―右傾化――情報の見方について 高島喜久男 49 学校と国家――分断=統合支配戦略としての学校 岡村達雄 56 連載 同時代音楽通信 12――山谷越冬GIGそして自由ラジオ 平井玄 78 同時代映像通信 4――民衆史をとらえる映像の回路 三井峰雄 80 思想状況を読む 6――〈反核〉と「支配装置」 天野恵一 82 滝田裁判傍聴記 1――竹本信弘氏元気に意見陳述 山中幸男 86 カリブ海革命に向けて 6 ――メモリアル F・ファノンあるいは希望のメモリアル               ガブリエル・アンチオプ 99 論文 労働戦線の統一について(上) 内山節 94 シナリオ  「人民の勇気」   ウカマウ集団               「第一の敵」上映委員会 105 論文 映画「人民の勇気」の背景               「第一の敵」上映委員会 125 運動情報 優生保護法改悪、国会上程を許すな          優生保護法改悪を阻止する学生の会 2 大森裁判結審!無罪判決に向け最終弁論      北海道庁爆破デッチあげ裁判死刑求刑を許さない連絡会議 4 〈滝田捜査〉と大学研究室の捜索 下田平裕身 6 書評 「労働の哲学」(内山節) 下田平裕身 70 「メディアの牢獄」(粉川哲夫) 平井玄 72 「廣松渉論」(山本啓、大庭健、小林敏明) 高橋洋児 74

23号

一九八三年五月十五日
特集・マルクス没後百年 『共産党宣言』の思想――本邦未紹介資料の披露を兼ねて・1 廣松渉 8 赤と緑についての覚書――西独「緑の党」にも触れつつ 小林敏明 20 社会主義の新たな選択は可能か――R・バーロの文化革命論をめぐって 須藤修 32 否定のユートピア――アドルノをめぐるノート(上) 高橋順一 44 ボードリヤールのマルクス批判の一断面 吉田憲夫 62 〈経済人類学〉の悲惨さについて――あるいはパンツを脱いだサルの話 山崎カヲル 76 連載 同時代音楽通信 13――土取利行―メタ・民族音楽への旅 平井玄 100 思想状況を読む 7――〈反核〉と「マルクス(主義)葬送論」 天野恵一 102 滝田裁判傍聴記 2――〈滝田弾圧〉と共謀共同正犯 山中幸男 114 論文 労働戦線の統一について(中) 内山節 108 土田・日石・ピース缶裁判をふりかえって 前林則子 120 運動情報 無実の大森勝久氏に政治的死刑判決    道庁爆破デッチあげ死刑判決を糾弾する連絡会議 2 検察権力の走狗と化した日弁連          つぶせ刑法改悪やめろ保安処分連合 5 書評 「十六の墓標」(永田洋子) 菅孝行 92 「鷲の羽衣の女」(エレーヌ・アイアンクラウド) 荒井まり子 94

24号

一九八三年七月十五日
特集・死刑と無罪――政治的冤罪の現状 座談会・政治的判決は何を狙っているか             桑原重夫、西尾漠、天野恵一 12 友よ 一緒に反日をめざそう! 大森勝久 28 道庁爆破デッチあげ弾圧の動向75→83年               爆取弾圧と闘う救援会議 34 検察の控訴を糾弾する 前林則子 38 滝田裁判傍聴記 3――菊井供述と共謀共同正犯 山中幸男 46 イタリアにおける政治弾圧の実態――アウトノミアはどのように圧殺されたか(上) 小倉利丸(訳・解説) 54 資料・判決文にみる治安弾圧強化の現状 寅書房弾圧対策部 65 特集・マルクス没後百年・2 『ドイツ・イデオロギー』の世界観(上) 林真左事 70 緑の党は新しい地平を拓きうるか――西独総選挙と緑の党 小林敏明 84 『共産党宣言』の思想――本邦未紹介資料の披露を兼ねて・2 廣松渉 100 連載 同時代映像通信 5――戦場から革命へ向かう映像 三井峰雄 116 思想状況を読む 8――〈反核〉と「全共闘」・再論 天野恵一 118 論文 労働戦線の統一について(下) 内山節 122 運動情報 大学再編と学術情報システム 胸永ヒトシ 2 「71年」黒ヘル裁判(「ツリー事件」)結審迫る       「71年」黒ヘルゲリラ戦士公判対策委員会 5 島根公開ヒアリングへの反対派の参加をどう考えるか 岩村俊明 8 書評 「労働・組織・支配」(U・S・ガーリング) 原田達 112 現場から 日雇虐殺の反撃を! 山谷統一労働組合 127

25号

一九八三年九月十五日
特集・アウトノミア――イタリアにおける新々左翼への試み クロニクル・七〇年代イタリア革命的左翼 麻生令彦 14 アウトノミアとは何だったのか――アウトノミア自身による総括         M・ダルマヴィーヴィア、A・ネグリ 麻生令彦(訳) 27 イタリアにおける政治弾圧の実態――アウトノミアはどのように圧殺されたか(下) 小倉利丸(訳・解説) 37 特集・マルクス没後百年・3 否定のユートピア――アドルノをめぐるノート(下) 高橋順一 48 『ドイツ・イデオロギー』の世界観(中) 林真左事 58 『共産党宣言』の思想――本邦未紹介資料の披露を兼ねて・3 廣松渉 72 連載 同時代音楽通信 14――六月は闘いの国 ―アウトノミアの『密輸入』と右翼への武装自衛 平井玄 94 同時代映像通信 6――パレスチナ一九八三 ―国境を前線に引きよせるもの 三井峰雄 96 思想状況を読む 9――〈反核〉と「抑圧・差別の移譲原理」 天野恵一 98 滝田裁判傍聴記 4――反対尋問で「菊井供述」崩壊へ 山中幸男 106 論文 価値法則と階級闘争 北沢正雄 102 資料・盧・柯・前田三同志の受難に関する声明 独立台湾会 斎藤明(訳) 114 運動情報 経済封鎖と軍事介入に抗する中米 太田昌国 2 塩見孝也氏への懲役十八年判決を糾弾する 塩見救援会 4 学校―公教育への社会的介入をめざして 富山カニ会議 6 反原発闘争をどう進めるか 岩村俊明 8 皇太子訪沖と反日予防弾圧――奄美・無我利道場へのガサ入れについて 山田塊也 10 書評 「自分史のなかの反技術」(湯浅欽史) 田川建三 86 「冤罪追跡日記」(後藤護) 生原勇 88

26号

一九八三年十一月十五日
特集・新左翼の危機の所在を問う 黎明の北総大地・三里塚 北原鉱治 20 三里塚を闘う人民の村に 熱田一 32 資料構成・三里塚闘争一九八三――「分裂」を止揚するために 44 三里塚と私たちと 弥永健一 64 「新左翼」の歴史と現在――思想課題の所在を問う 菅孝行 74 連載 同時代音楽通信 15――〈反日〉アンデパンダンと変革のパフォーマンス 平井玄 92 同時代映像通信 7――国際連帯へ向けたメディアの創出を 三井峰雄 94 労働統計を読む 12――日本の第三次産業労働者 山田芳郎 96 思想状況を読む 10――〈反核〉と反国家 天野恵一 100 滝田裁判傍聴記 5――架空の「共謀」の実態明らかに 山中幸男 118 論文 自由ラジオと“横断性”の政治 ミーガン・モリス 粉川哲夫(訳) 104 「ミニFM」は政治化できるか 粉川哲夫 114 運動情報 83精神衛生実態調査を阻止しよう!                 東大精神科医師連合 2 反原発全国集会83に参加して 岩村俊明 6 「闇の土蜘蛛」爆弾闘争・犯人隠秘罪弾圧を許すな               爆取弾圧と闘う救援会議 9 レバノン内戦の意味するもの 北沢正雄 12 信原孝子さんに旅券を!               信原孝子さんを支える会 16 書評 「ふぁっしょファッション」(池田浩士) 杉村昌昭 86 「少年はなぜ殺人犯にされたか」(小笠原和彦) 前林則子 88

一九八四年   二七号〜三二号




27号

一九八四年一月十五日
特集・天皇制が露出してきた 天皇制をめぐる今日的情況――「パルチザン伝説」出版弾圧問題を中心に                 粉川哲夫、天野恵一 20 昭和記念公園と地域戒厳令 岩下雅裕 38 「日の丸」か赤旗か――ドキュメント・山谷における対右翼戦 50 近代日本の君主制――天皇の神聖不可侵性と制限性 小股憲明 58 新経済国家体制と象徴性の変質――戦後天皇制の文化的再編をめぐって 杉村昌昭 74 連載 同時代音楽通信 16――アイラー・六〇年代そしてこの時代への遺産 平井玄 98 思想状況を読む 11――〈反核〉と反天皇制 天野恵一 100 滝田裁判傍聴記 6――「青冥」共謀デッチあげ崩壊へ 山中幸男 104 論文 『ドイツ・イデオロギー』の世界観(下) 林真左事 112 運動情報 グレナダ侵攻の突きつけたもの 太田昌国 2 ネグリの亡命とその周辺 麻生令彦 4 なぜ重信房子インタビューがいけないのか      広河隆一と言論・表現の自由を守る市民の会 6 83精神衛生実態調査を全国各地の闘いで葬り去ろう         83精神衛生実態調査阻止全国共闘会議 8 「決戦」局面を迎えた法大町田移転阻止闘争       法政大学学生連盟事業委員会学術センター 10 大学の中、図書館の中の学術情報システム 胸永ヒトシ 14 国際原子力商戦の激化と反原発運動に問われるもの 岩村俊明 16 書評 「ニコヨン歳時記」(郡山吉江) 皆川珂奈江 88 インフォメーション ステージ「転位21『子供の領分』」 池内文平 90 レコード「リアル・3」 平井玄 91 ビデオ「怒りをうたえ」 清水民 91 映画 「竜二」 三井峰雄 92 イベント「インター・リアリズム宣言」 納屋六蔵 93 フィクション『リトル・ドラマー・ガール』(ジョン・ル・カレ) 山崎カヲル 94 フィクション『捜査一課長』(清水一行)             甲山事件救援会・片見富士夫 95 お別れのメッセージ         ファトヒ・アブドルハミード 97

28号

一九八四年三月十五日
特集・フェミニズム・第三世界 東京拘置所における女性差別と虐待 荒井まり子 16 イタリア・フェミニズムの軌跡 伊田久美子 24 アウトノミアの女性解放理論  「アウトノミア・オペライア」より 麻生令彦(訳) 36 グレナダの暗い夜から          ガブリエル・アンチオプ 42 エルサルバドル革命における同志殺害問題 ――ファラブンド・マルティFPL(人民解放勢力)公式声明                太田昌国(訳・解説) 52 パレスチナにいたる度々の旅――あるいは国境を党派を超えて 布川徹郎 60 サンベーヌ・ウスマン・インタビュー 白石顕二 72 連載 同時代音楽通信 17――雪の山谷・余興前衛大衆音楽会 平井玄 100 思想状況を読む 12――〈反核〉と「赤と緑の結合」 天野恵一 102 労働統計を読む 13――これからの日本の労働経済 山田芳郎 106 論文 『共産党宣言』の思想――本邦未紹介資料の披露を兼ねて・4 廣松渉 110 運動情報 赤軍キャンペーンの意味するもの     信原孝子さんを支える会 2 張明秀さん強制送還阻止闘争に勝利!            在日朝鮮人獄中者救援センター 4 精神衛生実態調査、各地で中止・凍結を勝ちとる         83精神衛生実態調査阻止全国共闘会議 6 反天皇制情報の集中を!           反天皇制運動連絡会 8 制定百年の治安弾圧法・爆取を葬ろう   爆取弾圧と闘う救援会議 10 東北電力の欺瞞的計画変更を追撃し、巻原発・計画白紙撤回を! 岩村俊明 12 インフォメーション 映画『秋のドイツ』(フォン・トロッタ) 池田浩士 88 映画『ザ・デイ・アフター』(ニコラス・メイヤー) 三井峰雄 89 演劇舎蟷螂『聖ミカエラ学園漂流記』 池内文平 91 イベント「恨・パート2」 納屋六蔵 92 フィクション『男たちの砂漠』(森詠) 平井玄 93 「明けの星を見上げて――大道寺将司獄中書簡集」(大道寺将司) 小田原紀雄 94 「マルクス・イン・ロンドン―ちょうど百年前の物語」(A・ブリッグス) 林真左事 95 「西欧・アフリカ・日本」(大阪日仏センター) 山崎カヲル 96 マガジン「ペンギン・クエスチョン」 杉村昌昭 98 バカル・アブドル・モネム新PLO駐日代表 広河隆一 99

29号

一九八四年五月十五日
特集・全共闘以降、大学はどう再編されたか あとのない全共闘祭――または「ブームを笑え!」 池田浩士 10 八〇年代・国家にとっての「大学の条件」――「開放」のすすめと 〈解放〉の収奪のなかの大学再編 岡村達雄 26 財界の大学再編論 尾崎ムゲン 38 韓国に学んだ共通一次体制――大学の国家管理の行方を韓国に見る 小股憲明 52 「高度情報化社会」と大学の現在――学術情報システムによる大学の再編変革 胸永ヒトシ 64 「大学解体」は右から実現された!?――「筑波」を乗り越えた高等教育 ・研究再編 大平洋 78 フィクサーとしての知識人――福田信之論 波多たかし 88 連載 同時代音楽通信 18――〈地政学〉批判―各地の〈音楽=運動〉 平井玄 112 思想状況を読む 13――〈反核〉と「一九八四年」の世界 天野恵一 114 滝田裁判傍聴記 7――偽証罪で告発された菊井への尋問つづく 山中幸男 118 論文 ヘルマン・クリーゲの根本思想――H・シュリューターの提供する本邦未紹介資料に即して 石塚正英 130 運動情報 東京拘置所によるスミヌリに抗議する 編集部 2 太田早苗さんら、不当判決に対し控訴   爆取弾圧と闘う救援会議 4 国際的白色テロの横行を許すな 鈴木康雄 5 運動の前進こそ我々の解答だ       信原孝子さんを支える会 6 インフォメーション 映画「エレンディラ」(リュイ・グエッラ) 三井峰雄 103 映画「反乱するメキシコ」(ポール・レドゥク) 山崎満喜子 104 ブリキの自発団「ナンシー・トマトの三つの聖痕」 池内文平 106 書評「物象化論の構図」(廣松渉) 木前利秋 107 書評「ひとはどのようにして兵になるのか」(彦坂諦) 山崎カヲル 108

30号

一九八四年七月十五日
特集・支配のメディアからの脱獄をめざして 表現弾圧の現在 中北龍太郎 14 ポルノ規制から表現弾圧へ――青少年育成条例・図書類規制法案の問題 真崎肇 24 民衆管理の手段としてのテレビ 甲賀仁 36 ポスト資本主義へのメタ・メディア――公立図書館の現在と未来 木村隆美 46 雑誌メディアの右派言論 菅孝行 58 情報のポリティックスの中で〈浅田彰〉を読む ――ドゥルーズ=ガタリをめぐる階級闘争(上) 平井玄 70 時間操作の政治 粉川哲夫 80 資料・少年の健全な育成を阻害する図書類の販売などの規制に関する法律(仮称)案試案 90 戦後左派ジャーナリズムの総括と展望            栗原幸夫、池田浩士、天野恵一 94 連載 思想状況を読む 14――〈反核〉と「生活保守意識」 天野恵一 128 論文 エルサルバドルでの「同志殺害」について――マルシアルの自殺(上)               アドルフォ・ヒーリー               山崎カヲル(訳・解説) 132 運動情報 宇都宮虐殺病院を解体せよ          東大精神科医師連合 2 同志社大学入学式、学友十一名逮捕糾弾               同志社大学4・5救援会 4 連合赤軍裁判控訴審始まる 山中幸男 5 下北・巻・柏崎――今春の動きをめぐって 岩村俊明 6 蔵匿・隠秘なぜ悪い        中川孝志さんの公判を支える会 8 赤堀さんらへの「新規面会禁止」を許すな             仙台赤堀さんとともに闘う会 10 パリ日本企業爆破――世界に広がる「フリー・オーモリ」  北海道庁爆破デッチあげ死刑攻撃を許さない連絡会議 12 インフォメーション フィクション「漂流記」(三田誠広) 杉村昌昭 119 書評「生きられた思想――対話による自伝」(G・ルカーチ) 鷲山恭彦 120 映画「海盗り――下北半島・浜関根」(土本典昭) 三井峰雄 122 風の旅団「クリスタルナハト――さまよえる日本人奴」 池田浩士 123 状況劇場「あるタップ・ダンサーの物語」 池内文平 125

31号

一九八四年九月十五日
特集・日本収容所列島――宇都宮病院・監獄から見えるもの 日本収容所列島――宇都宮病院・監獄から見えるもの                  天野恵一、貝原浩 13 宇都宮病院と保安処分 高屋淳彦 22 宇都宮病院と狩り込み体制         日雇全協・山谷争議団 32 新潟刑務所集団獄死事件 沼知義孝 44 天皇金槌投擲事件と少年法 舟木友比古 52 連載 思想状況を読む 15――〈反核〉と「全斗煥・天皇会談」 天野恵一 70 労働統計を読む 14――完成に向かう日本的労働力構造 山田芳郎 74 論文 湯浅赳男氏への公開書簡――「経済人類学序説」を読んで 山崎カヲル 78 情報のポリティックスの中で〈浅田彰〉を読む ――ドゥルーズ=ガタリをめぐる階級闘争(下) 平井玄 92 エルサルバドルでの「同志殺害」について――マルシアルの自殺(中)       アドルフォ・ヒーリー 山崎カヲル(訳) 100 『共産党宣言』の思想――本邦未紹介資料の披露を兼ねて・5 廣松渉 110 運動情報 坂口氏分離申請、永田さん病状悪化、連赤控訴審報告 山中幸男 2 国境を超えるボランティア信原孝子医師の近況 豊田直己 4 サブラ・シャティーラを忘れるな     「レバノンの戦争と虐殺の遺品展」実行委員会 6 「風俗営業法改正案」は何を狙っているのか               風俗営業法改悪阻止共闘 8 柏崎原発への燃料輸送阻止闘争報告 岩村俊明 10 インフォメーション ステージ「鳳山仮面劇」 納屋六蔵 58 ホモフィクタス「浄められた夜」 池内文平 59 書評「幻視するバリケード――復員文学論」(野崎六助) 杉村昌昭 60 書評「一人でもたたかえる『日の丸・君が代』」(菅孝行、名取弘文、藤田邦彦、貝原浩) 尾崎ムゲン 62 書評「ドナルドダックを読む」(A・ドルフマン、A・マトゥラール) 太田昌国 64

32号

一九八四年十一月十五日
特集・「日韓新次元」と象徴天皇制の変容 全斗煥来日後の日本・韓国――それは「歴史の忘却」のセレモニーだった 桑原重夫 12 象徴天皇制批判の基本視座――「お言葉」の「非政治性」という 政治性の秘密 天野恵一 22 全斗煥来日の重警備は何を意味するか 菅孝行 34 全斗煥来日と今後 朴哲錫 44 韓国民衆は糾弾する――反日反独裁の闘いの記録 仁科健一(編訳) 52 連載 カリカリ時局 1――技術立国 貝原浩 75 同時代音楽通信 19――「日韓文化交流」と天皇Xデー ――分子的ファシズムとの闘争 平井玄 76 労働統計を読む 15――一九八四年版「労働白書」 山田芳郎 78 思想状況を読む 16――〈反核〉と「デマゴギー」 天野恵一 82 滝田裁判傍聴記 8――十九開廷を費やした菊井証言終了 山中幸男 102 論文 激化する世界危機と第三世界 サミール・アミン 北沢正雄(訳) 86 エルサルバドルでの「同志殺害」について――マルシアルの自殺(下)       アドルフォ・ヒーリー 山崎カヲル(訳) 96 カール・グリュンとブリュッセルのマルクス(上) 村上俊介 114 運動情報 宇賀神寿一氏への無期求刑糾弾 近藤一 2 宇都宮病院解体から保安処分粉砕へ      東大精神科医師連合 4 西戸組、再び山谷争議団を武装襲撃     日雇全協・山谷争議団 6 白保の海を守れ――新石垣空港建設環境調査、機動隊の暴力下に実施さる 7 成田用水工事強行、二期予算決定――二期工事阻止へ向かう三里塚 8 中曽根北大視察抗議行動に機動隊導入 9 インフォメーション フィクション「山猫の夏」「銃撃の宴」(船戸与一) 平井玄 64 書評「おもしろ学校開校記念日」(名取弘文) 池田浩士 66 雑誌「カメラ毎日――写真にとって全共闘とは何だったのか」 清水正登 69 イベント「FREE!TOKYO5」 粉川哲夫 70 驪團「ダンシング・テロリスト――嗤う摩天楼」 池内文平 72 ピープル・浅野健一 小野悦男 73

一九八五年   三三号〜三八号




33号

一九八五年一月十五日
特集・〈文化支配〉を読む グリコ・森永事件と強化される報道管理社会            粉川哲夫、浅野健一、天野恵一 22 パンと焼き米――ラテンアメリカにおける文化と経済的生き残り(上)                 アリエル・ドルフマン                  山崎カヲル(訳) 40 〈異世界〉との出会いのために 太田昌国 56 イリッチのシャドウ・ワーク論――女性解放への隘路と迷路 萩原弘子 64 連載 カリカリ時局 2――おしっこ 貝原浩 91 同時代音楽通信 20――MTVを見ながらポップ帝国主義を批判する 平井玄 94 労働統計を読む 16――ME=情報化のなかの労働 山田芳郎 96 思想状況を読む 17――〈反核〉と「プルトニウム社会」 天野恵一 100 滝田裁判傍聴記 9――埼玉県警によるデッチあげの構図 山中幸男 104 論文 カール・グリュンとブリュッセルのマルクス(下) 村上俊介 114 運動情報 法政大学を揺がせた五日間 風の旅団 2 大森控訴審において加藤三郎君証言 亀田博 6 11・23「学校に風穴をあけよう」報告 遊学塾 10 学術情報システム85年稼動を撃つために    「学術情報システムに反対する集会」実行委員会 12 波紋を投じたタクシー運転手の焼身抗議 仁科健一 14 米軍の中米介入を許すな! ラテンアメリカ人民連帯・チリ反革命ピノチェット来日阻止 実行委員会 16 仏→日プルトニウム輸送を糾弾する 岩村俊明 18 インフォメーション A-Musik「e ku iroju」 杉村昌昭 80 白髪小僧「木橋物語」 池内文平 81 風の旅団「復員たちの海図」 山田塊也 83 映画「路」(ユルマズ・ギュネイ) 三井峰雄 85 書評「隣接市町村音頭」(池田浩士) 平井玄 86 書評「私にも話させて――アンデスの鉱山に生きる人々の物語」(ドミティーラ、M・ヴィーゼル) 加納実紀代 88 追悼・佐藤満夫     全国日雇労働組合協議会山谷支部・山谷争議団 92

34号

一九八五年三月十五日
特集・東アジア反日武装戦線 虹の力にみちびかれながら 桐山襲 24 「反日!」とは言えない私でも…… 池田浩士 32 東アジア反日武装戦線・闘いの軌跡 46 アンケート・東アジア反日武装戦線の闘いをどう受けとめたか 名取弘文、浅田光輝、イレーヌ・アイアンクラウド、 鎌田慧、山川暁夫、松下竜一、森詠、高良留美子、 中山千夏、もののべながおき、丸山友岐子、前林則子、 菅孝行、松田政男 84 新左翼各派はこう考える     第4インターナショナル日本支部 91 新左翼各派はこう考える       共産主義労働者党全国協議会 94 新左翼各派はこう考える          戦旗・共産主義者同盟 97 新左翼各派はこう考える 革命的労働者協会 100 仲間への信頼を根っこにすえて闘おう 大道寺将司 104 私の反日闘争 片岡利明 107 リズミカルな戦略線に乗って滑らかに、足踏みから助走へ 黒川芳正 110 狼たちの生命を権力から奪い返そう 荒井まり子 113 武装闘争と大衆運動の共同の発展を 宇賀神寿一 116 彼らを殺させないために 東アジア反日武装戦線への死刑重刑攻撃とたたかう 支援連絡会議 119 各地の支援運動 反日を考える会(宮城)、名古屋・東アジア未来史研究会、ニジの会、反日論争委員会 121 連載 カリカリ時局 3――新風営法 貝原浩 131 同時代音楽通信 21――「鳥の歌」一九五〇プラド→一九八五山谷 平井玄 134 思想状況を読む 18――〈反核〉と「ジャーナリズム」 天野恵一 136 運動情報 佐藤さん虐殺弾劾、西戸組追撃戦を貫徹するぞ 日雇全協山谷争議団 1 知ってますか!「御名御璽」事件 向井孝 6 京大寮闘争へ反動的判決              京都大学全学自治会同学会 10 プルトニウム輸送阻止の論理とは? 岩村俊明 12 西ドイツ刑務所における抑圧と獄中闘争  ある西ドイツの救援活動家 城川桂子(訳) 14 イスラエル占領下のパレスチナ人弾圧 広河隆一 20 インフォメーション フィクション「風のクロニクル」(桐山襲) 杉村昌昭 124 書評「社会的存在の存在論のために――ヘーゲルの誤った存在論と正しい存在論」(G・ルカーチ) 堀川哲 126 書評「乱歩と東京――一九二〇都市の貌」(松山巌) 高島直之 127 日本読書新聞休刊の顛末 榊原満 132

35号

一九八五年五月十五日
特集・西欧ラジカリズムの新しい冒険 粉川哲夫に聞く――支配の様式変化と「先進国」革命の課題                 粉川哲夫、杉村昌昭 18 共産主義の新しい〈線〉        フェリックス・ガタリ、トニー・ネグリ 30 家事労働でもなく賃労働でもなく――イタリア・フェミニズムの解放戦略 マリアローザ・ダラ・コスタ、シルヴィア・フェデリーチ 小倉利丸(インタヴュー)、伊田久美子(訳) 38 労働の拒否へ向かう賃金闘争――家事労働賃金化闘争の意義 小倉利丸 52 連載 カリカリ時局 4――まだ見ぬ科学博 貝原浩 71 思想情況を読む 19――指標としての〈反核〉 天野恵一 72 労働統計を読む 17――最近の企業構造と国家機能の変化 山田芳郎 76 滝田裁判傍聴記 10――「菊井供述」を全面否定〜新井光史証言 山中幸男 102 論文 「空港をこの地にもってきたものをにくむ……」 ――東峰十字路裁判のこと 弥永健一 80 義人同盟とカール・シャッパー ――同盟改組問題へのアプローチのために(上) 滝口清栄 89 パンと焼き米――ラテンアメリカにおける文化と経済的生き残り・2       アリエル・ドルフマン 山崎カヲル(訳) 108 連載 吉本隆明論第二部 「共同幻想論」という幻想・1 ――「共同幻想論」は何故はやったか 田川建三 126 運動情報 宇賀神寿一君への十八年判決を糾弾する   東アジア反日武装戦線への死刑重刑攻撃とたたかう   支援連絡会議 2 生物学的精神医学会を撃て    生物学的精神医学会の公開を求める全国連絡会議 4 宇都宮病院を肯定する欺瞞的判決を許すな            宇都宮病院を告発し解体する会 6 大森君死刑判決二年糾弾行動 亀田博 8 ボン国際公聴会報告 広河隆一 10 公安によるフィルム強奪未遂を糾弾する   3・30「土地の日」パレスチナ人民連帯三多摩集会   実行委員会 13 69・4・28破防法裁判「煽動」で有罪判決 14 4・8日大入学式情宣で銀ヘル十名逮捕 15 インフォメーション 映画「おもしろ学校の一日――名取弘文の公開授業」(西山正啓) ますのきよし 60 イベント「『アフリカの飢餓』キャンペーン・レコード」 平井玄 61 「夏の夜の夢」七つ寺共同スタジオ+「ソウル・マルトゥギ」を観る会 池内文平 62 フィクション「神話の果て」(船戸与一) 山崎カヲル 65 書評「苦悶するアフリカ」(篠田豊) 白石顕二 66

36号

一九八五年七月十五日
特集・千の戦線――ミクロ・ファシズムvs文化=闘争 〈ミル・フロン〉千の戦線へ 平井玄 12 生産に内蔵されたイデオロギー装置をめぐって 小倉利丸 24 歩行する思考 池内文平 36 想像力は何を変革しうるか 桐山襲 44 ジャマイカの変革とクロスしたレゲエの日々 遠藤斗志也 52 前世界を獲得するために――秘教的民族史学批判 久山信 54 ぼくらが非情の大河をくだるとき――映画状況における八五年体制 野崎六助 62 山中二人あり 長谷川明 74 映画と抵抗――「純粋戦争」より S・ロトリンジェ、P・ヴィリリオ 田崎英明(訳) 76 パンク・スターリニズムを超えて――アメリカ現代美術の影 高島直之 88 物神化とアレゴリー――ベンヤミンをめぐって 高橋順一 96 「第三の映画」と「戦闘的映画」               オクタビオ・ヘティーノ 106 連載 カリカリ時局 5――指紋「試問」 貝原浩 119 〈反天皇制〉ポレミック 1――今こそ天皇制批判を! 天野恵一 120 吉本隆明論第二部 「共同幻想論」という幻想・2 ――「狐」が「共同幻想論」になるまで 田川建三 126 運動情報 塩見孝也氏への厳正独居拘禁を許すな 塩見救援会 2 韓国の出版弾圧の近況 仁科健一 4 シオニズムを超える共存の試み 広河隆一 6 インフォメーション 映画「鹿島パラダイス」(ベニー・デスワルト、ヤン・ルマッソン) 戸次律子 112 フィクション「風の王国」(五木寛之) 杉村昌昭 113 書評「その人をその人として――天皇制・朝鮮人・沖縄・キリスト者」(徳永五郎) 横田勲 115

37号

一九八五年九月十五日
特集・学生運動は再生するか 臨教審と大学再編の現在 岡村達雄 18 座談会・いま、学生運動は?         学生活動家A、B、C、D、天野恵一 30 早稲田のクロニクル――序としての学費値上げ阻止闘争 中西克己 38 京大における廃寮化攻撃との闘い 竹山さとし 48 同志社移転阻止闘争と関西学研都市           同志社大学文法経商工学部自治会 55 連載 カリカリ時局 6――自衛隊 貝原浩 71 労働統計を読む 18――一九八五年夏の世界経済の「不安」 山田芳郎 72 〈反天皇制〉ポレミック 2――戦中派の戦争体験と「靖国」 天野恵一 76 論文 ジェンダー――コスモロジーと自律の牢獄 萩原弘子 82 義人同盟とカール・シャッパー ――同盟改組問題へのアプローチのために(中) 滝口清栄 98 パンと焼き米――ラテンアメリカにおける文化と経済的生き残り・3       アリエル・ドルフマン 山崎カヲル(訳) 110 連載 吉本隆明論第二部 「共同幻想論」という幻想・3 ――「共同幻想論」はマルクスの考え方? 田川建三 126 運動情報 8・15中曽根の公式参拝阻止に決起 土方美雄 1 「土・日・P事件」控訴審、年内判決へ 前林則子 5 「キャンプ戦争」 広河隆一 6 日中原子力協定締結の意味するもの 岩村俊明 10 信原医師旅券法裁判で明らかにされたもの               信原孝子さんを支える会 12 塩見孝也氏、工場出役をかちとる 塩見救援会 14 東大精神科外来派(日共系)による告訴・告発を糾弾する                 東大精神科医師連合 16 インフォメーション 映画「太陽の男たち」(タウフィーク・サーレフ) 小野沢稔彦 62 書評「ヴァイトリングのファナティシズム」(石塚正英) 鷲田小彌太 64 フィクション「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」(村上春樹) 平井玄 65

38号

一九八五年十一月十五日
特集・牢獄国家を破るために 中曽根政治と監獄社会――戦後政治の総決算の中での「反日」被告への 死刑攻撃をめぐって 菅孝行 16 切迫する東アジア反日武装戦線への最高裁判決と死刑制度 東アジア反日武装戦線への死刑重刑攻撃とたたかう 支援連絡会議 24 永田洋子さんへの獄中医療の実態 山中幸男 28 獄中保安処分体験記 H・K 32 欧米の政治犯たち――帝国主義国家内の反帝獄中兵士の闘い  ニューヨーク8――反ファシズムの黒人解放闘争              ニューヨーク8支援委員会 37  オハイオ5――第三世界と連帯した反帝闘争 オハイオ5 38  レナード・ペルティエ――アメリカ原住民獄中者の闘い 弥永健一 41  ルーシー・ロドリゲス――アメリカ国内のプエルトリコ人獄中者 44  バンクーバー5――カナダにおける爆弾闘争 日見行郎 45  西ドイツ赤軍RAF――獄中闘争の現状 49  赤い旅団・アウトノミア――イタリア「鉛の時代」の終焉 麻生令彦 51 連載 カリカリ時局 7――国家秘密法(スパイ防止法) 貝原浩 69 同時代音楽通信 20――死の音楽への道―9月8日の二つのコンサート 平井玄 70 〈反天皇制〉ポレミック 3――「天皇=昭和」の語り部の死 天野恵一 72 滝田裁判傍聴記 11――大詰めを迎えた検察側立証 山中幸男 78 論文 資本論における単純商品の意義――労働価値説の定立場面と併存モデル 廣松渉 82 社会闘争への大胆なメッセージ――小倉利丸「支配の『経済学』」を読む 山崎カヲル 98 義人同盟とカール・シャッパー ――同盟改組問題のアプローチのために・3 滝口清栄 108 連載 吉本隆明論第二部 「共同幻想論」という幻想・4 ――吉本はどこまでイリッチの詐欺にひっかかったか 田川建三 124 運動情報 甲山事件、全員無罪勝ちとる 中北龍太郎 2 北海道庁爆破事件、控訴審の中間総括 大森勝久 4 埴野謙二への逮捕―処分攻撃を許すな 遊学塾 6 バターン反原発闘争とフィリピン革命 岩村俊明 8 「ヤラレタラヤリカエセ!」佐藤さん虐殺一周年弾劾集会に結集を    「山谷・やられたらやりかえせ」制作上映委員会 10 死刑囚による死刑廃止運動への支援を   麦の会協力会員・近藤一 11 京大吉田寮・新寮闘争報告 榎原ひとし 12 インフォメーション ミニFM局「KYFM局」への弾圧 粉川哲夫 54 風の旅団〈六の風〉「王國と覊族(ジプシー)」 小野沢稔彦 58 「雨の朝」(ホン・ヨンウン) 小向京子 60 フィクション「浅草弾左衛門」(塩見鮮一郎) 池内文平 62 書評「仮説縁起絵巻」(貝原浩、池田浩士) 栗原幸夫 64 書評「獄窓からのラブレター」(黒川芳正) 夏目俊政 66

一九八六年   三九号〜四四号




39号

一九八六年一月十五日
特集・天皇在位六〇年を撃つ 戦後政治の総決算と現代天皇制 菅孝行 10 制度への狂信・狂信への背反――天皇の霊的国防機能について 久山信 26 天皇制の〈ミクロ・ポリティックス〉を暴く 粉川哲夫 42 反天皇制運動の主体の形成を――戦後史の中の反天皇制運動をめぐって 加納実紀代 56 社共の在位六〇年「批判」 天野恵一 22 「日の丸」・「君が代」 芥川治子 24 靖国神社 高橋寿臣 38 寄せ場と天皇制 池内文平 40 差別と天皇制 小田原紀雄 54 沖縄と天皇制 太田武二 68 新左翼各派はこう考える  “天皇制”への被害妄想はないか 社会主義労働者党 71  天皇と皇族の存在そのものを一掃せよ    共産主義者同盟蜂起派 74  天皇(制)をどう考え、どう闘うか            共産主義者同盟(全国委員会) 77  反天皇制大衆闘争の構築をもって日本階級闘争の前進かちとれ 統一共産同盟 80  中曽根の戦争国家化攻撃の頂点=天皇制復活を武装闘争で粉砕せよ           革命的共産主義者同盟(中核派) 83  天皇制的統合を打ち破り、祖国敗北主義を貫く労働者階級の闘いを    日本革命的共産主義者同盟(第四インターナショナル日本支部) 86  天皇(制)をどう考え、どう闘うか    戦旗・共産主義者同盟 89  天皇(制)をどう考え、どう闘うか             共産主義労働者党全国協議会 92  天皇(制)をどう考え、どう闘うか   青年共産主義者同盟(準) 95  八六年三〜五月、三里塚・天皇・サミット決戦に総決起せよ! 革命的労働者協会 98 連載 カリカリ時局 8――国鉄民営化 貝原浩 115 〈反天皇制〉ポレミック 4――「聖断」の神話を撃て! 天野恵一 116 滝田裁判傍聴記 12――検察側立証終え、弁護側反証へ 山中幸男 122 吉本隆明論第二部 「共同幻想論」という幻想・5 ――「対幻想」・男の作った「女」のイメージ 田川建三 126 運動情報 土田・日石・ピース缶裁判、全員無罪 前林則子 2 嶋崎均法相の、三名死刑執行を許さない        日本死刑囚会議麦の会協力会員・吉沢稔 4 統一獄中者組合結成さる 統一獄中者組合 6 知る権利を剥奪する東京拘置所の新たなる弾圧     東アジア反日武装戦線への死刑・重刑攻撃と闘う     支援連絡会議 8 インフォメーション 映画「ただひとつの拳のごとく」(ウカマウ集団) 小野沢稔彦 104 映画「アルシノとコンドル」(ミゲル・リッティン) 山崎満喜子 106 フィクション「湿原」(加賀乙彦) 杉村昌昭 108 書評「情報資本主義批判」(粉川哲夫) 小倉利丸 110 書評「IRA――アイルランドのナショナリズム」(鈴木良平) 城川桂子 112

40号

一九八六年三月十五日
特集・浮上する強権政治と暴力支配 山岡強一氏虐殺を糾弾する――「戦時下」労働運動の全国陣型を 風間竜次 8 地熱の街から83〜86――山谷・対日本国粋会金町一家戦の経過             山谷闘争を支援する有志の会 16 追悼・山岡強一/  時間を民衆の側に取りもどさねばならない               〈山谷〉制作上映委員会 30  佇んだり、座り込んだりする〈時〉はない 翠羅臼 32 分割・民営化=一〇万人首切り阻止へ ――動労千葉はいかなる弾圧にも屈しない 布施宇一 34 動労千葉の闘争の現在的位置 高島喜久男 43 天皇制と暴力――虐殺の時代と「六〇年式典」 天野恵一 55 反天皇の新たなうねりを――関西の運動の現実から 桑原重夫 64 反革命同盟=サミットを粉砕し国際主義を実践しよう 小田切芳政 72 連載 カリカリ時局 9――千客万来 貝原浩 87 同時代音楽通信 21――静かなる深い怒り―2・2無数の〈鳥の歌〉へ 平井玄 88 労働統計を読む 19――国際経済対立の底にあるもの 山田芳郎 90 論文 消えない教会――イリッチのキリスト教 萩原弘子 94 義人同盟とカール・シャッパー ――同盟改組問題のアプローチのために・4 滝口清栄 110 連載 吉本隆明論第二部 「共同幻想論」という幻想・6 ――「戦後知識人批判」から「反核異論」まで 田川建三 126 運動情報 反ファッショ改憲闘争の意味 仁科健一 2 ユダヤ人社会の右傾化とシオニズム 広河隆一 4 インフォメーション 映画「山谷――やられたらやりかえせ」(佐藤満夫、〈山谷〉制作上映 委員会) 桐山襲 79 映画「シテール島への船出」(テオ・アンゲロプロス) 小野沢稔彦 81 書評「いまなぜ差別を問うのか――シリーズ差別構造を読む・1」(菅孝行編) 杉村昌昭 83 書評「アフリカ直射思考」(白石顕二) 平井玄 85

41号

一九八六年五月十五日
特集・死刑囚は訴える 獄壁突破対談・死刑制度を廃絶するために                中山千夏、大道寺将司 20 死刑囚は訴える  死刑制度が偽りの自供を強いた 村松誠一郎 38  麦の会と私 益永利明 44  生きて償いたい 石田富蔵 47  共感の欠如 飯田博久 49  私は無実の死刑囚である 荒井政男 53  連帯を強め、共に 藤波芳夫 57  「差別」について思うこと 木村修治 58  「死刑」=その終わりなき報復観念 山野静二郎 61  慟哭のかなたに 秋好英明 66  前科者ゆえでっち上げられた 金川一 72  償いのダイアリー 井上保幸 75  償いは強制されてはならない 浜田武重 76  命がふたつ欲しい 村竹正博 80 死刑判決を受けている人々(死刑囚全名簿) 死刑廃止の会 84 どの法相が何人殺したか 88 死刑廃止団体・ミニコミ案内 60 世界の死刑廃止国 46 死刑確定囚への処遇改悪――息子との面会を阻むもの 安島敏市・イツ子 90 死刑と冤罪  島田事件 池田一 92  袴田事件 袴田巌救援会 93 死刑制度と天皇制 向井孝 94 死刑と政治囚  連合赤軍事件と死刑制度 大谷恭子 96  彼らの視線を感じ続けねばならない 松下竜一 100 死刑囚による死刑廃止運動の前進に向けて          日本死刑囚会議=麦の会運営委員会 102 連載 カリカリ時局 10――死刑制度 貝原浩 119 同時代音楽通信 22――身も心も―宇崎竜童氏への手紙 平井玄 120 〈反天皇制〉ポレミック 5――象徴天皇制の「利用反対論」批判 天野恵一 122 滝田裁判傍聴記 13――弁護側、反証開始 山中幸男 128 吉本隆明論第二部 「共同幻想論」という幻想・7 ――「詩人の戦争責任論」における吉本の確かさ 田川建三 132 運動情報 山谷の闘い、新局面へ           山谷を支援する有志の会 1 動労千葉2・15ストライキ貫徹         動労千葉・布施宇一 5 厳戒下、天皇式典・東京サミット強行 救援連絡センター 8 ウェルカム・ヒロヒト 韓国のムック「現場」より 仁科健一(訳) 12 バヤンはどう闘うか 岩村俊明 13 西サハラ解放闘争の現在 白石顕二 16 インフォメーション 映画「ウリナラ」「ジャン・コクトー、知られざる男の肖像」 小野田稔彦 112 書評「危機の中のマルクス主義」(コルシュ) 服部徹 113 書評「亡命者帰らず」(野崎六助) 池内文平 115

42号

一九八六年七月十五日
特集・皇太子訪韓と反天皇制闘争の地平 天皇在位六〇年式典と反対闘争の地平――皇太子訪韓・天皇訪沖を許さぬ大衆の闘いを! 菅孝行 18 皇太子訪韓阻止と連帯運動――受け継がれる虐殺・侵略責任 徳永五郎 30 関西における反天皇制闘争         京都「天皇制を問う」講座実行委員会 38 泉州をアジア侵略の拠点にさせない ――関西財界の六〇年奉祝・空港着工を糾弾する 小田原英造 44 〈民族〉からの〈解放〉をめぐる断章――サミット前後に 太田昌国 56 ドキュメント―天皇・サミット厳戒体制はどう作られたか 山中幸男 64 警察はどのようにデモコースをねじ曲げたか ――4・29進路変更処分執行停止申立 千代丸健二 72 「人間」天皇制批判の視角――反天皇制運動の思想的課題                 池田浩士、天野恵一 82 連載 カリカリ時局 11――六〇年事後編 貝原浩 107 〈反天皇制〉ポレミック 6――ダイアナ・フィーバーの政治的意味 天野恵一 108 論文 連合する身体性のために――社会闘争の可能性 小倉利丸 114 連載 吉本隆明論第二部 「共同幻想論」という幻想・8 ――アマテラスが国家の原型? 田川建三 126 運動情報 指紋押捺拒否者・金明植氏の国外追放を許すな             解放を求めるアジア民衆の会 1 ソウル労働運動連合への弾圧 仁科健一 4 71―86「黒ヘル」爆取裁判――「はじまり」の現在性 沼知義孝 6 最高裁口頭弁論・11月7日に確定     東アジア反日武装戦線への死刑・重刑攻撃と闘う     支援連絡会議 8 フリー・オーモリ、国際連帯の広がり 森を守る会 9 チェルノブイリ原発事故と日本の原発推進 岩村俊明 10 国鉄労働運動解体攻撃粉砕へ          動労千葉・布施宇一 12 インフォメーション 書評「反第三世界主義者に反対する」 鵜飼哲 96 書評「劇場としての社会」 伊藤公雄 100 書評「東京劇場――ガタリ、東京を行く」 高島直之 102 映画「俺たちは鉄路に生きる」「夢見るように眠りたい」 小野沢稔彦 104

43号

一九八六年九月十五日
特集・日韓連帯の新たなうねり 未体験ゾーンに入る対韓進出と日韓労働者 斎藤諭 14 米日外勢と闘う韓国民衆の声 仁科健一 24 高揚する政治犯釈放の闘い 吉松繁 34 強まる指紋押捺拒否者への弾圧 栗林良吉 45 「文化交流」その底流にあるもの 池内文平 50 皇太子訪韓延期から見えてくるもの 天野恵一 62 連載 カリカリ時局 12――判決 貝原浩 81 〈反天皇制〉ポレミック 7――日常の中の天皇制 天野恵一 82 論文 アウトノミアから〈ボロ・ボロ〉へ――ヨーロッパの新しい運動 粉川哲夫 88 ジャン・ジュネのパレスチナ――「ある恋の捕囚」から 高辺明良 100 英仏社会主義とマルクス共産主義の形成 ――「外国社会主義者名著叢書」の計画と顛末 林真左事 108 連載 吉本隆明論第二部 「共同幻想論」という幻想・9 ――思いつきの理論は状況を映す歪んだ鏡 田川建三 126 運動情報 強まる政府・公団の二期着工への恫喝 島村良助 1 国鉄分割・民営化阻止――闘いはこれからだ   動労千葉・布施宇一 6 連合赤軍控訴審判決公判、9月26日に 山中幸男 10 インフォメーション 音楽 オーネット・コールマン来日公演 平井玄 72 人「デズモンド・ツツ主教」 阿里浩平 73 フィクション「スターバト・マーテル」(桐山襲) 杉村昌昭 74 書評「周辺資本主義としてのアジア」(山崎カヲル編訳) 中村丈夫 76 映画「蜘蛛女のキス」ほか 小野沢稔彦 78

44号

一九八六年十一月十五日
特集・中曽根治安体制批判 何故「死刑制度廃止」を公然と掲げないのか 麻生令彦 14 獄中から  現役であることにこだわって 大道寺将司 22  不可能事を可能事に 益永利明 24  静のなかの動を解き放て 黒川芳正 26  「お迎え?」「お殺し?」 荒井まり子 28  オマケは素晴しい 宇賀神寿一 30 革命運動からの連赤総括を 井上はねこ 32 連合赤軍事件控訴審判決を聞いて  政治性の強い判決 永田洋子 37  死刑維持判決と上告審に臨んで思うこと 坂口弘 38  革命へのみせしめ判決 植垣康博 39 死刑廃止を妨げるものは何か 菊池さよ子 42 闘うことを有罪とする10・4判決 ――東峰十字路裁判判決と三里塚闘争 弥永健一 50 精神衛生法の治安的改編を許すな 高屋淳彦 60 スパイ防止法再提出を阻止せよ 玉川洋次 72 連載 カリカリ時局 13――さらし首 貝原浩 90 〈反天皇制〉ポレミック 8――露出する天皇制イデオロギーの二重性 天野恵一 92 論文 “戦後”と“現在”のクロスポイント――欲望の両義性状況のかなたへ 杉村昌昭 98 イタリア版“過激派”壊滅作戦 ――アウトノミア裁判における歴史の偽造(上)    アレッサンドロ・ポルテッリ 小倉利丸(訳) 112 共産党宣言の思想・6 廣松渉 128 運動情報 「千分の一」の思想――反日博・部分的報告 向井孝 2 今こそ正念場、動労千葉とともに決起しよう   動労千葉・布施宇一 5 「反空港・反埋立て」署名からさらなる闘いを!        泉州沖に空港をつくらせない住民連絡会 8 不当逮捕しておいて慰謝料を払えというのか 片桐晃 10 「監獄法改悪」へのスミヌリを糾弾する             消すな!われらの表現連絡会 12 インフォメーション 映画「人間の約束」(吉田喜重) 小野沢稔彦 82 書評「ダイヤモンドと死の商人」(広河隆一) 白石顕二 83 書評「天皇制と宗教批判」(桑原重夫) 藤谷不三枝 85 書評「写真と社会」(シャルル・フロイント) 高島直之 87 書評「フェミニズムと戦争」(鈴木裕子) 天野恵一 88

一九八七年   四五号〜五〇号




45号

一九八七年一月二五日
特集・脱マス・メディアから民衆のメディアへ “過激派”=非国民報道の犯罪 浅野健一 2 論壇時評の「研究」――読書人・東京新聞・朝日新聞の場合 天野恵一 24 図書館も君が代に乗って――いま反差別のとき 室伏修司 34 学術情報ネットワークの隘路――学術情報システム批判序説 宮崎俊郎 44 メディアの変革から変革のメディアへ――自前の出版流通を 長谷川勝好 54 本は自由だ!新たな流通ネットワークをめざして 五味正彦 64 連載 〈反天皇制〉ポレミック 9――「お詫び」する“恩人”の神話 天野恵一 121 論文 イタリア版“過激派”壊滅作戦 ――アウトノミア裁判における歴史の偽造(中)    アレッサンドリ・ポルテッリ 小倉利丸(訳) 126 運動情報 開始された動労からの決起――動労総連合を結成 布施宇一 73 2・3最高裁前に大結集を!     東アジア反日武装戦線への死刑重刑攻撃と闘う     支援連絡会議 75 最高裁との攻防に注目と支援を        麦の会・大道寺将司 77 激化する指紋押捺戦線への重弾圧 上山純二 80 検問体制突破を実現――11・9反天皇奉祝集会                 反天皇制運動連絡会 81 天皇在位六〇年京都奉祝集会粉砕す! 麻生令彦 82 歌い飛ばそう!国家秘密法市民パレード――12・13報告 阿部裕行 83 鎌田俊彦氏に控訴審でも無期判決 佐久間慶子 84 新潟刑務所厳正独居処分に対する国賠――民事裁判の現状              黒ヘル裁判ニュース編集部 84 子供面会訴訟判決に国側が控訴 益永利明 85 「反対図書館」を媒介に「反対メディア」へ!「反対ネットワーク」へ!           図書館大会抗議行動実行委(準) 85 「道庁爆破」控訴審、本人質問へ 大森勝久 86 「被害」警官はケガをしていたのか 片桐晃 86 露骨な権力とヤクザのツルミ――86〜87山谷越冬闘争               山谷を支援する有志の会 87 「こんなことはもう二度と」――フランス学生運動の苦い勝利 高辺明良 88 文化情報 少女マンガは政治的っ!――「エトランジェExp」 井上はねこ 90 被曝地ロスアラモスからの悪夢――「レポマン」 久山信 91 NHK特集「円高ニッポンに行け」――〈貧しい〉国から来たロームシャ 池内文平 93 黒田オサムの絵 早川ハル 94 民衆文化フォーラム――民衆メディアの発見と創造 福士斉 97 獄壁を超え『母たち』撮影進行中 黒川芳正 98 だまされる側の論理――ガン患者も生きている むらき数子 99 レクイエムを反転させねばならない――「極北のレクイエム」 伊達一馬 102 現場の音楽・明晰な言葉――「路上のマテリアリズム」 池田浩士 103 近代再検討と窮民と歴史なき民の噴出――「女が銃をとるまで」 服部徹 106 マイケル・ライアン・イン・ジャパン 粉川哲夫 108 天皇制はゼロ記号か?――「電子国家と天皇制」 山崎カヲル 110 我が編著を語る――「ヘーゲル左派論叢」全四巻 廣松渉 112 ポスト・フェミニズム社会の男たち――R・B・パーカーのスペンサー シリーズを読む 伊藤公雄 114 コラム デヴィッド・モス、クリスチャン・マークレー=デュオ 鈴木文 102 カラワン・コンサート 高杉康史 94 芝居 熊井和恵 111

46号

一九八七年三月二五日
特集・ネットワーク社会と国家秘密法 座談会・ネットワーク社会と国家秘密法           加納実紀代、池田浩士、小倉利丸 2 国家秘密法を批判する 中北龍太郎 16 拡がる国家秘密法反対運動 阿部裕行 26 国家秘密法と沖縄 照屋寛徳 36 排外主義と国家秘密法 岸田早苗 42 国家秘密法と教科書問題 岡村達雄 48 「防衛」テクノロジーと国家秘密法 粉川哲夫 56 資料・防衛秘密に係るスパイ行為等の防止に関する法律案、    戦前の秘密保護法 64 連載 〈反天皇制〉ポレミック 10――「復古反動・亡霊再来」史観批判 天野恵一 72 論文 イタリア版“過激派”壊滅作戦 ――アウトノミア裁判における歴史の偽造(下)    アレッサンドリ・ポルテッリ 小倉利丸(訳) 77 運動情報 口頭弁論は強行された。しかし……。     東アジア反日武装戦線への死刑重刑攻撃と闘う     支援連絡会議 89 早期判決阻止に向けて結集を! 大道寺将司 90 差別・選別・レッドパージ攻撃を粉砕せよ 布施宇一 92 全協――争議団壊滅を狙う大弾圧を許すな!               山谷を支援する有志の会 95 反天皇訪沖闘争、力強くスタート       反天皇制運動連絡会 97 2・11京都集会、八〇〇名の結集で開催さる 麻生令彦 98 赤軍担当公安証言へ           信原孝子さんを支える会 99 デッチあげ死刑阻止札幌集会報告 森を守る会 100 本は自由だ!本の総背番号制を撃て      図書館労働者交流会 100 4・9「反核燃の日」青森行動への参加を        下北を原子力半島にするな!東京連絡会 101 精神衛生法の欺瞞的改悪阻止――1・31集会に全国から二〇〇名結集          刑法改「正」に反対する百人委員会 102 東京高裁も機動隊の暴行を認定――〈機動隊の暴行を告発する〉国賠訴訟 岡田理 103 検察側デッチあげ粉砕へ――滝田裁判傍聴記・14 山中幸男 104 南アフリカの現段階――PACジョー・ムクワナジ氏インタビュー 白石顕二 107 文化情報 頑固オヤジが残したもの――A・タルコフスキーの死 久山信 111 いざっ!かまくら 広瀬麻里子 113 背負いきれない〈世界〉を追って――プロレタリア哀愁演劇 池内文平 114 「可能性」へと向かう回路を忘れるな 井上はねこ 115 アンチ・オルフェウス――アンリ・メショニックについて 田崎英明 117 周縁からの天皇論――「ミカドの肖像」 杉村昌昭 119 ソ連型階級闘争と毛沢東主義の位相――「ソ連の階級闘争1917〜1923」 服部徹 122 冗長な記号論的言説へのアンチテーゼ――「バフチン――〈対話〉そして〈解放の笑い〉」 高島直之 124 「潜入」のロマン、「治安」の対象としての「潜入」 ――「戒厳令下チリ潜入記」 太田昌国 126 「戦さやらぶ飛船ぬ道」を撮り終えて 楠山忠之 127 コラム 寄せ場学会設立 95 大森勝久氏より 大森勝久 101 印刷業者がなぜ売春幇助罪に問われるのか 102 学生新聞から「中央大学新聞」 104 都市・1 岡本伊津子 113 音楽 Butch Morris 鈴木文 116 都市・2/福娘 福士斉 116 アート cds派のゆくえ 大榎淳 118 アート 高山良策全部展 早川ハル 120 コミック「ボーダー」 久間信二郎 122 音楽 PRESIDENT BPM 佐藤一城 130 反権力メディアを民衆のメディアに!表現の豊饒を 松川紀一 131

47号

一九八七年五月二五日
特集・「日の丸教育」の生態解剖 戦後教育と臨教審絵巻            尾崎ムゲン、貝原浩 1 「日の丸・君が代」から何が見えるか 新崎盛暉 10 精神的自由の侵害に抵抗して――君が代訴訟とはなにか 北上田毅 23 九〇年代教育支配のキーワード――臨教審〈学習〉戦略の方位を読む 岡村達雄 27 自民党文教族が狙う日教組の「健全な発展」 大沼仁己 35 帝国主義本国における教育条件改善運動の帰結――国民教育論の同和 地域版=「解放の学力」論批判 美崎真理 43 国民教育論批判再考―教育労働論をめぐって ――岡村・村田vs芝田論争総括 並木悟郎 50 若者における「戦後」・「戦後教育」像の解体 尾崎ムゲン 66 文化の中の教育・教育の中の文化――支配的文化の循環路を断て 杉村昌昭 74 連載 〈反天皇制〉ポレミック 11――「大逆」「不敬」イデオロギーの現在 天野恵一 84 運動情報 死刑・重刑確定糾弾、新たな闘いに向けて      東アジア反日武装戦線への死刑重刑攻撃と闘う      支援連絡会議 89 確定後も闘いぬきます 大道寺将司 90 執行への抵抗――新たな闘いへ 益永利明 91 極刑判決確定から本格的獄中闘争へ 黒川芳正 92 歯止めなき思想弾圧 荒井まり子 92 死刑、動きだす            麦の会協力会員・野田英寿 92 強制配転・出向攻撃粉砕へ       動労千葉書記長・布施宇一 94 赤堀さん、よかったね!       島田事件対策協議会・池田一 97 道庁爆破、早期結審を許すな 森を守る会 98 外国人登録法改悪を阻止しよう 木元茂夫 99 6・21共同行動へ――東京・嘉手納基地を結ぶ連帯を 高橋寿臣 100 天皇訪沖阻止実結成へ!           反天皇制運動連絡会 102 4・28〜29、大阪・京都連続闘争闘わる                 伊達一馬、麻生令彦 102 『新編・日本史』採用取り消し運動報告           皇国史観教科書に反対する連絡会 104 日米軍事同盟による奄美通信基地計画 山田塊也 109 「山谷労働福祉会館」(仮称)の建設に向けて 小田原紀雄 106 徐俊植さんの生命をかけたハンスト       在日韓国人政治犯を救援する東京連絡会議 108 韓国出版界への新たな弾圧 仁科健一 109 5・31「自由な表現を!市民フェスティバル」に結集しよう 阿部裕行 111 文化情報 Oh!BEIRUTコンサートのために         Oh!BEIRUTコンサート委員会 112 寄せ場に立って日本と世界を撃て 松沢哲成 113 奥崎謙三をとおし、天皇制を撃つ――「ゆきゆきて、神軍」 小野沢稔彦 114 女たちの「気分」を通して――「現代日本女性の気分」 井上はねこ 117 二回分の書評を一度に――「鏡としての異境」「女からの旅立ち」 池田浩士 119 イーグルトンの“創造的愚鈍”――「批評の政治学」 上野俊哉 123 パレスチナ人二〇万の大脱走――「破断層」 山崎カヲル 125 友部の聞かれ方を聞くこと――「六月の雨の夜、チルチルミチルは」 早川ハル 126 企業直営病院反対運動から――医療再編のなかのオリンピック病院 むらき数子 128 ミシェル・フーコー――ノスタルジーなき批判家 田崎英明 129 コラム イベント「女 うたはじめ」 下向良子 115 テレビ国会中継 熊井和恵 116 江口幸子「MaMa」 早川ハル 118 都市 ニューヨークの韓国人         マルトック・スウン 118 ア・カーテン・レイシオ 久山信 122 "Norbert Moslang  Andy Guhl/Voice Crack" 鈴木文 124 山部善次郎 本田ふぢを 127 即興+1 平井玄 130 ボロフスキー展 津田佳紀 132 「水蓮運河」鳥図明児 久山信 135 「第二次世界大戦の意味」マンデル 中村丈夫 136

48号

一九八七年七月二五日
特集・失業と移民の接点から 失業者たちの日本列島 鎌田慧 2 今日の失業者・移民労働者問題 山田芳郎 11 山谷形成史のために 荒木剛 18 過渡期の想像力――ユートピアの方へ 田崎英明 26 良知力の一八四八年革命論とプロレタリアートの原像 服部徹 34 「十二月」を可能にしたもの――フランスの「異邦人」と 「SOSジェネレーション」 高辺明良 45 メヒコの国境工業地帯 山崎カヲル 49 労働運動の視点からの「じゃぱゆきさん問題」――就労の自由、国際人権そして労働運動のトランスナショナル化 大石和雄 53 新たな階級地図への素描 平井玄 59 連載 〈反天皇制〉ポレミック 12――「沖縄戦」と天皇の沖縄訪問 天野恵一 113 運動情報 最高裁、死刑確定を乱発す       麦の会協力会員・野田英寿 65 6・21嘉手納基地包囲闘争、大高揚す     反天皇制のうねりを!関西連帯会議・伊達一馬 67 「六月共同行動」に二千人結集         反天皇制運動連絡会 68 空中分解へ向かう鉄道労連       動労千葉書記長・布施宇一 69 スミヌリ訴訟勝利する 宇賀神寿一 72 ビラ貼り裁判勝利する       毛沢東思想学院弾圧対策事務局 73 シンポジウム「エイズと社会」報告                京都大学医学部新聞会 75 赤軍担当公安刑事、公判廷に          信原孝子さんを支える会・三井峰雄 77 6・3反弾圧関西集会開催 麻生令彦 78 “国策に逆らう者=有罪”なのか?     泉州沖に空港をつくらせない住民連絡会公対部 78 監獄法改悪攻撃に反撃を   救援連絡センター事務局長・山中幸男 79 右翼テロ糾弾、会館建設を、九月集会へ   山谷における警察と右翼ヤクザの癒着を監視する会 80 87反戦反核広島集会へ結集しよう       反天皇制運動連絡会 81 民主憲法争取国民運動本部結成の歴史的意義 『国民運動』創刊号 仁科健一(訳) 82 文化情報 「異質との共存」「沖縄・自立と共生の思想」 ――多民族国家としての日本再考 杉村昌昭 85 「高度成長の社会史」――未来を見通す能力を問う試金石 高島直之 86 「ケン・ラッセル・フィルムブック」――銀幕のマテリアリズム 久山信 88 「クローム襲撃」――ギブスンの電脳闘争 上野俊哉 90 夏、「山谷」が列島を征く         「山谷」制作上映委員会 92 永田洋子、宮崎知子さんの蝕まれた健康――デタラメな獄中医療を許すな 井上はねこ 94 「たこられて、華」――「良質」の小劇場エネルギー 池内文平 97 「パイナップル爆弾=新宿八犬伝外伝」 ――新宿梁山泊=パイナップル爆弾を見た 中村敦 100 イタリア未来派写真展によせて 伊藤公雄 101 ラテンアメリカの電子ゲリラたち 粉川哲夫 104 「精神の非植民地化」――グギの最新評論集の刊行 白石顕二 106 インタビュー 「黒ヘル」を語る      鎌田俊彦、佐久間慶子 118 コラム 都市 岡本伊津子 87 音楽 フレッド・フリス/梅津和時デュオ 鈴木文 88 海外ブックレヴュー「長期循環探求」 中村丈夫 95 パフォーマンス 津田佳紀・大榎淳パフォーマンス 上野俊哉 99 詩 「十月」渡辺洋 早川ハル 101 音楽 Fresh 本田フヂヲ 102 ファッション ザンドラ・ローズ展 早川ハル 102

49号

一九八七年一〇月一〇日
特集・ファイナル・カウントダウン昭和――Xデー下の反天皇制闘争 カエルは水から煮られるか――強まる天皇制の文化支配 加納実紀代 2 天皇の訪沖と慰霊をめぐって 桑原重夫 11 天皇の国体と警備 穂坂久仁雄 20 せまりくるXデー状況に打ちかつ陣型を 高橋寿臣 24 スポーツと天皇制       京都「天皇制を問う」連続講座実行委員会 27 天皇訪沖と人権侵害 千代丸健二 32 座談会・拡大する反天皇制運動――皇族の沖縄訪問を前にして           杉村昌昭、小田原紀雄、天野恵一 34 連載 〈反天皇制〉ポレミック 13――「二重構造」という虚偽意識 天野恵一 97 論文 “過激派”=非国民報道の犯罪・2――実名主義記者の実態 浅野健一 127 黒い雑記帳――ドイツの旅・過去と現在  エックハルト・モンベール 池田浩士(訳) 102 運動情報 死刑執行に警戒を!           麦の会協力会員・杉山明 49 外登法「改正」案強行採決糾弾!        解放を求めるアジア民衆の会・上山純二 51 強制出向攻撃にストライキ方針で対決              動労千葉書記長・布施宇一 52 「この時代」のファシズムを撃て      山谷を支援する有志の会 55 「人権ネットワーク」づくりに参加を   人権一一〇番・千代丸健二 57 道庁爆破裁判、最終弁論行われる 森を守る会 59 下北原子力半島化の新局面に注目を      下北を原子力半島にするな!東京連絡会有志 61 これで「宇都宮病院」はなくなるか!?              全国精神医療従事者連絡会 62 船橋〈管理人放火殺人事件〉裁判に支援を  アジアからの出稼ぎ労働者ロアさんを支える会(準) 63 朝日に「誤報」の謝罪を求める             人権と報道を考える市民の会 65 水戸巌さん父子らの剣岳遭難を悼む         救援連絡センター事務局長・山中幸男 67 生きている者よ、つづけ――延命を図る韓国独裁政権   「南朝鮮民族解放戦線事件」被弾圧者を救援する会 69 文化情報 内なる親子、家族、国家解体を指し示す――「母たち」(黒川芳正) 小野沢稔彦 72 浜田剛史、たった一人の反逆――世界J・ウェルター級タイトルマッチ 冨名腰勇 74 これが本物の歴史というものだ――「神の下僕か、インディオの主人か」 田川建三 76 陰謀史観で政治を描けるか――「霧の会議」 伊藤公雄 78 情報時代の無意識な政治をえぐる――「ミクロポリティクス」 中西昭雄 80 東京・青山の新公団住宅 早川ハル 81 生活にもかかわらず、生活のため――「源さんの木の根物語」 弥永健一 83 詩を生かすすぐれた訳業――「農夫の夜」 池田浩士 85 すべてを変形せよ!――ジャン・ピエール=ファーユと「シャンジュ」 田崎英明 86 女もステキにがんばっている 井上はねこ 88 反ファシズムのためのレッスン?――「愛と幻想のファシズム」 上野俊哉 90 渋沢龍彦を悼む 山崎カヲル 92 コラム ツアー オルタナティブ・ツアー・タイランド 広瀬麻里子 75 都市 岡本伊津子 78 テレビ 昼のプレゼント 早川ハル 82 音楽 アジア音楽展 高杉康史 87 音楽 クリスタル・ナハト/パンタ 福士斉 89 音楽 MICHAEL LYTLEほか 鈴木文 90

50号

一九八七年十二月十五日
特集・二期と闘う三里塚 熱き冬、闘いと試練の三里塚 北原鉱治、萩原進 2 農地死守・空港粉砕、用地内は闘いぬく ――我々はなぜ北原派から分れたか       小川嘉吉、島村良助、小川喜平、加藤俊宣 20 木の根の闘いから二期阻止へ 小川源 38 特集・死刑執行阻止へ向けて いま死刑NO!というために――死刑廃止への今日的課題 菊池さよ子 90 フランスはいかにして死刑を廃止させるに到ったか 麻生令彦 104 「確定死刑囚」の壁を超えて 大道寺将司 123 矢部光男さん、大坪清隆さんの処刑に抗議する!               日本死刑囚会議=麦の会 134 座談会・死刑廃止運動をどう闘うか           丸山友岐子、菊池さよ子、杉山明 137 連載 〈反天皇制〉ポレミック 14――焼き捨てられた「日の丸」と 突き立てられた「日の丸」 天野恵一 147 運動情報 信原孝子さん帰国す      信原孝子さんを支える会・三井峰雄 49 Xデー攻撃と闘う陣型の構築を            反天皇制運動連絡会・高橋寿臣 50 天皇・皇族の訪沖阻止、関西での闘い     反天皇制のうねりを!関西連帯会議・伊達一馬 52 「東アジア反日武装戦線」の死刑執行阻止に向けて     東アジア反日武装戦線への死刑重刑攻撃と闘う     支援連絡会議・柳一郎 53 日本は思想裁判で私を殺そうとしている 大森勝久 54 必ず爆発する階級闘争の火種=国鉄   動労千葉書記長・布施宇一 56 滝田裁判傍聴記番外編――デッチあげ後押しのためのデマ本発行 山中幸男 59 五年目を迎えた対右翼金町戦       山谷闘争を闘う有志の会 60 島田事件、再審公判始まる      島田事件対策協議会・池田一 63 文化情報 “沖縄を彫る”のは天皇制を掘り崩すこと――「沖縄を彫る」 杉村昌昭 66 アートは自由だ!「不敬罪」の復活を許すな 小倉利丸 68 反天皇制オカルト小説の破綻――「帝都物語」 山崎カヲル 71 ゲバラが書いたマチュピチュ論――ゲバラ没後二〇年 太田昌国 73 退屈しないラジオの聴き方――「ちょっと待ってMONDAY」 福士斉 75 さらなる争異を、さらなる床屋政談を――「マスコミ床屋政談」 上野俊哉 77 サナトリウムで資本主義 久山信 78 記憶の稀薄化と再生の試み――「草の根のファシズム」 服部徹 80 観客は笑うことしかできないのか?――「輝ける道」 池田浩士 82 君が代は気味が悪いよ――リブ・リヴ・ライブ4 井上はねこ 84 あのような宮沢賢治とCCR――「逮捕まで」 早川ハル 85 コラム 都市 ナイトスポット 本田フヂヲ 72 音楽 ワーグナー「ニーベルングの指輪」 久間信二郎 79 音楽 オリジナル・フェイランクス 鈴木文 84

一九八八年   五一号〜五五号




51号

一九八八年二月十五日
特集・公安警察の跳梁跋扈――ある朝、突然奴らがやってくる 座談会・無差別ガサ時代の意味するもの     荒井まり子、粉川哲夫、千代丸健二、山中幸男 2 加速化する秘密法状況――ハイテク技術とレトロ趣味 阿部裕行 16 韓国大統領選挙の示したもの――動き出した民衆勢力の新政党 仁科健一 24 特集・ジュネのパレスチナ シャンティーラの四時間 ジャン・ジュネ 鵜飼哲 32 パレスチナ民衆とともに――信原孝子帰国報告 信原孝子 58 連載 〈反天皇制〉ポレミック 15――非政治的立憲君主=平和天皇という神話 天野恵一 68 世界を読み解かないために 1――カーラ・ブレイを聴きながら 平井玄 124 運動情報 満身の怒りをもって死刑攻撃を糾弾する 大森勝久 73 判決公判傍聴記、控訴審判決批判 森を守る会 73 無差別ガサの時代をくいとめよう            不当捜索押収糾弾連絡会(準) 78 死刑廃止へ・「はじめの一歩」     死刑廃止の会・菊池さよ子 80 緑のベールで隠されたもの     池子住民訴訟原告・鈴木スム子 81 日高原発海上事前調査を阻止しよう           原発できたら有田におれんジの会 84 「国鉄問題」は終っていない       動労千葉書記長・布施宇一 85 皇国史観教科書の採用を監視しよう      皇国史観教科書に反対する連絡会・久保義宣 88 印刷業者の“幇助罪”裁判大詰め 丸山友岐子 90 山谷、年間を通した「越冬闘争」を    山谷を支援する有志の会 92 原発輸出の犯罪性を撃て!    原発輸出に反対し原子力安全シンポに抗議する会 94 控訴取り下げ、そしてわれわれは――     アジアからの出稼ぎ労働者ロアさんを支える会 97 被占領地パレスチナ民衆への弾圧糾弾! 三井峰雄 98 文化情報 十八年目の記憶――連合赤軍「黄河作戦」と『ノルウェーの森』 鎌田俊彦 100 ブルターニュからモロッコへ 木下誠 101 教育課程審答申――高校社会科を解体 尾崎ムゲン 104 霜田誠二のアート・アヴァンギャルド通信 霜田誠二 105 孤独・墓場・暗雲そして光年の彼方に――『ボーイ・ミーツ・ガール』『シド・アンド・ナンシー』 久山信 107 国際反共ネットワークを撃つ――『インサイド・ザ・リーグ』 山崎カヲル 108 運動としてのファシズムを描ききる――『ファシズムの誕生』 伊藤公雄 110 イギリス左派文化と美術――『マスメディア時代のアート』 高島直之 112 誰が野の花を摘むのか 田崎英明 114 韓国民主化の音が聞こえる――『キム・ミンギ――韓国民衆歌謡の 「希望」と「壁」』 岩村俊明 116 コラム 資料 丸岡同志の逮捕を許さない 日本赤軍 79 NDFカレンダーとカラヤアン・カレンダー 岩村俊明 90 音 鈴木文 100 落書き 早川ハル 103 広告 池上浩二 104 ビデオ 乙部聖子作品集 黒川純 113 ラジオ 新・下北半島物語 福士斉 115 『ブラック・アフリカの映画』 久山信 117 “朝鮮”たべもの事情 佐々木健 119

52号

一九八八年四月十五日
特集・いま、天皇制を問う 座談会・いまこそ、象徴天皇制を問え――「国際化・情報化」時代と 「Xデー」             田中伸尚、桐山襲、天野恵一 2 「天皇代替りに関する情報センター」設置の意図と今後について 小田原紀雄 21 天皇祭祀の狙いは何か 野毛一起 29 〈無差別〉ガサをヤリ放題にさせないために 池田浩士 39 謎の島国「和国」に関する一愚考 太田昌国 44 連載 〈反天皇制〉ポレミック 16――「Xデー状況」下の紀元節・「日の丸・君が代」 天野恵一 52 世界を読み解かないために 2――天使とポグロム 平井玄 98 越境するマルクス主義 1――フーコー権力論の諸問題 小倉利丸 110 ポスト・マルクス主義に向けて 第1回 山崎カヲル 125 運動情報 四国で何が起ったか 水田ふう 57 私から高松へ、高松から「いのち」へ 曽我陋 59 北陸――能登原発の12月着工阻止に向けて 野上明人 61 強制着工の日           池子住民訴訟原告・鈴木スム子 63 「4・1分割民営化」一周年の破算    動労千葉書記長・布施宇一 66 所持品検査に違法判決 中北龍太郎 68 乱発される死刑判決          死刑廃止の会・菊池さよ子 70 竹本氏に十五年求刑 山中幸男 71 侵略祭=「赤レンガ百年祭」を許さない! 大森勝久 73 文化情報 菊の代紋たちの競演――2・3衆院予算委員会 冨名腰勇 75 講座・「現代と変革」の編集を終えて 菅孝行 77 ネットワーク通信の可能性 上野俊哉 79 ブームを突き抜ける攻撃的パワー――『フェミニズム批評』 伊田久美子 81 記録されるべき青春・松下文学の原点――『あぶらげと恋文』 鎌田俊彦 82 昭和の果てのジャパノロジーのゆくえ ――国際日本文化研究センター公開講座 杉村昌昭 84 黒木香とHさんの間 井上はねこ 86 ジョン・レノンの悪いメキシコ――『ホーリー・マウンテン』 久山信 89 「富士見判決――がん断食療法摘発」を問う むらき数子 92 「ひとり芝居」の成立する場――愚安亭遊佐ひとり芝居一〇周年記念公演 池内文平 94 コラム 2・11原発サラバ記念日東京集会 植松青児 58 ガサを許すな!国賠訴訟に六〇人     不当捜索押収糾弾連絡会 62 ブックレヴュー「フィリピン民衆革命へ」 岩村俊明 66 ブックレヴュー「新哲学入門」(廣松渉) 上野俊哉 75 都市 岡本伊津子 76 音 鈴木文 80 広告 池上浩司 82 食堂 游々満月洞 石川まさし 85 朝鮮たべもの事情・2 明太魚と明太子 佐々木健 87 粉川哲夫+ヒグマ春夫ジョイントパフォーマンス 加藤到 93 デュオ・イムプロヴィゼーション・ワークショップ 福士斉 97

53号

一九八八年六月十五日
特集・「日の丸」はなぜ焼き捨てられたか 「日の丸」はなぜ焼き捨てられたか 新崎盛暉 2 知花裁判支援へ向けて  「チビチリガマ世代を結ぶ平和の像」破壊に抗議し考える会・上地哲 6 知花支援運動の現状――5・13「読谷村・日の丸」公判を支援する 関西の会ライブ   反天皇制のうねりを!関西連帯会議・中井太郎 15 私はなぜ日の丸を焼いたか 知花昌一 22 資料構成・「日の丸」焼き捨てと知花裁判 上地哲 30 座談会 政治闘争の現在を語る――八〇年代反安保・反天皇制運動をふまえて       平井純一、宮部彰、大原隆、森島薫、       小島四郎、高橋寿臣、天野恵一 48 連載 世界を読み解かないために 3――落葉樹の音楽 平井玄 111 〈反天皇制〉ポレミック 17――「Xデー状況」下のヒロヒト・奥野発言 天野恵一 117 越境するマルクス主義 2――「日本」的権力批判とフーコーの方法 小倉利丸 122 ポスト・マルクス主義に向けて 第2回 山崎カヲル 137 運動情報 くらしの次元から反原発を    福岡/原発のない世界をつくる女の会・木村京子 69 5・5地球の子どもの日、そしてこれから    核のない社会をめざす浜松市民の会・鈴木てつや 70 奄美を襲ったマッカーシズム        無我利道場・坂本式子 72 長期波状ストに突入          動労千葉書記長・布施宇一 73 労働争議に浅草警察署介入         日雇全協・山谷争議団 77 日雇労働者襲撃者への反撃は正当だ    福岡越冬闘争実行委員会 79 松田事件、不当逮捕・不当処分から一年 松田公一 81 香川で反天皇制運動の一歩を踏み出す       天皇制を問う!集会実行委員会・名出真一 82 信原医師に旅券を!署名運動に協力を          信原孝子さんを支える会・豊田直己 83 再審請求だします     東アジア反日武装戦線への死刑重刑攻撃と闘う     支援連絡会議・星野はるみ 85 滝田裁判傍聴記・16――検察官の論告を批判する 山中幸男 86 京都府警によるデッチあげを許すな      反天皇のうねりを!関西連帯会議・伊達一馬 88 島村良助さんを悼む 弥永健一 90 文化情報 最高裁の二判決をめぐって――教育裁判 岡村達雄 92 美少女あすかとプラモデル天皇制――『花のあすか組』 久山信 93 「無惨絵」にみる感性と想像力の無惨――『無惨絵』 井上はねこ 95 教育の諸問題に立ち向かうために――『戦後教育の歴史構造』 北村小夜 97 『七試論』刊行に寄せて――『ペルーの現実解釈のための試論』 原田金一郎 99 アメリカの新しい文学―ヤッピーの「聖典」――『ブライト・ライツ、ビッグシティ』  鎌田俊彦 101 イメージ・フォーラム・フェスティバル88――リプチンスキー作品集 上野俊哉 102 「アジア観」の解体を迫る視点――『エビと日本人』 池内文平 105 「家族の命は自分の手で守ろう」と煽る草の根ファシズム むらき数子 106 コラム 監獄法改悪法案「趣旨説明」強行さる 救援連絡センター 71 音 鈴木文 92 都市 岡本伊津子 93 朝鮮たべもの事情・3――ビビムパプ 福士斉 100 アート 黒田オサム・オバケ展 広瀬麻里子 101 文芸 「予告された殺人の記録」 久山信 103 音楽 X―DAY粉砕GIG vol.2 中矢誠 104 ラジオ 福士斉 107

54号

一九八八年八月二五日
特集・テロ・キャンペーン下のソウル五輪 ソウル・オリンピックへの一つの視点 桑原重夫 2 スポーツと象徴天皇制――ソウル・オリンピック、京都国体をめぐって 天野恵一 10 たくさんのヨーゼフ・Kたち 太田昌国 26 オリンピック戒厳令下の情報操作――大韓航空報道から赤軍・北朝鮮 スパイ報道まで 浅野健一 36 狙われたチマ・チョゴリと新たな皇民化教育 林雅行 58 連載 世界を読み解かないために 世界を読み解かないために・ 平井玄 113 〈反天皇制〉ポレミック 18――天皇制と日米安保体制 天野恵一 119 越境するマルクス主義 3――社会意識の分析装置をめぐって 小倉利丸 124 ポスト・マルクス主義に向けて 第3回 山崎カヲル 135 運動情報 沖縄「日の丸裁判」の現状 「読谷村・日の丸公判」を支援する関西の会・杉村昌昭 73 宮城・知花支援集会へ右翼が襲撃       宮城・知花昌一氏のたたかいに連帯する会 74 右翼利用型弾圧攻撃の頻発を許すな            反弾圧反権力連絡会議・木原洋 76 救援連絡センターへ逮捕・ガサ攻撃         救援連絡センター事務局長・山中幸男 78 拘禁四法案をぶっつぶせ        統一獄中者組合・安島敏市 79 さらに長期波状ストで闘う       動労千葉書記長・布施宇一 81 また二人、死刑執行さる        死刑廃止の会・菊池さよ子 84 別件いやがらせ逮捕・ガサの拡大糾弾            「7・6弾圧」被弾圧者有志 87 関西新空港弾圧裁判、逆転無罪判決確定す 中北龍太郎 88 島田事件結審――完全無罪判決へ   島田事件対策協議会・池田一 90 文化情報 なぜ反原発か――命を守れ!を超える論理を 湯浅欽史 93 7・9目黒区両親・祖母殺人事件・1――恐るべき子供たち 市田良彦 94 7・9目黒区両親・祖母殺人事件・2――「血縁」の拒絶に恐怖するもの 冨名腰勇 96 獄中九年目の詩人・金南柱 平野良子 98 ウランちゃんでウズウズ――『帝国月光写真館――月蝕版』 久山信 100 真夏のマフィアの夢――『モネ・イズ・マネー』 鎌田俊彦 102 ちょっと待ってよ、「戦争」のない戦前・戦中漫画なんて ――『少年小説大系別巻1・少年漫画集』 伊藤公雄 104 日本のアヘン戦略を暴く――『日中アヘン戦争』 池内文平 107 公安が来て「世界的芸術家先生」とわめいた 霜田誠二 108 コラム 丸岡・柴田・泉水氏ら「帰国者」のその後 山中幸男 90 「合宿報告集87」刊行に寄せて 大橋由香子 92 キャラクター 岡本伊津子 93 “逆ウォークマン”の発想 大友良英 95 三上寛+大友良英+イム・スウン 早川ハル 97 「荒川鉄橋にソウルを見た」 早川ハル 99 "HEINER GOBBELS  ALFRED 23 HARTH/LIVE A VICTORIA VILLE" 大友良英 101 ロッキー・ホラー・ショー 佐藤一城 106

55号

一九八八年一〇月二五日
特集・過激な電子メディア 電子メディアは造反するか          池田浩士、粉川哲夫 2 電子メディアを使う  パソコンで月刊パンフ「原発赤信号」を編集                 広瀬隆プロジェクト 20  市民運動とパソコン通信について 原田泰 23  動き出した「カモメ」in広島 HIPのJ 27  A−NETで行こう 三角康生 30  市民運動活き活きネットに参加して 山下幸夫 33  誰でも使えるカセットテープ 稲葉隆一 36  メディアにふれる時、視えるものは何か 福士斉、渡辺裕之 38  ハイテク社会の“あぶない”世界――『ラジオライフ』誌インタビュー 阿部裕行 43 電子メディア・海外での使われ方  ビデオカセットはチリの検閲された歴史を記録する         エルナン・ミヤス 田崎英明(訳) 47  注意せよ、非常事態、海賊は空中にあり      カルロス・カスティーロ 田崎英明(訳) 51  コンピュータ・ハッカーとは何か        キャプテン・ザップ 上野俊哉(訳) 54  過激なラジオの作り方 「ラジオは私の爆弾だ」より 福士斉(訳) 59 電子メディアを使う・実践編  ファックス通信で読むSTOP泊原発10日間行動        STOP泊原発10日間行動情報センター 67  パソコン通信は「運動」の入門にいい!? ――3大商業ネットリアルタイム討論会 竹田賢一ほか 73 連載 〈反天皇制〉ポレミック 19――天皇重態報道とソウル・オリンピック 天野恵一 141 ポスト・マルクス主義に向けて 第4回 山崎カヲル 146 視点 天皇報道の“人権侵害”と国際的“非常識” 杉村昌昭 105 電力会社の二一世紀戦略とは 西尾漠 106 受動性からの脱出は可能か 栗原幸夫 108 運動情報 開始されたXデー         反天皇制運動連絡会・高橋寿臣 109 アイヌ肖像権訴訟・謝罪文勝ち取る      アイヌ民族の今を考えるレラ(風)の会・チカップ美恵子 112 大道寺さん、益永さんの再審提出 再審研究会 113 闘う方針を持つ限り、労働者の未来は明るい              動労千葉書記長・布施宇一 114 着工から一年、いま逗子では    池子住民訴訟原告・鈴木スム子 117 もうひとつの東アジア反日武装戦線裁判に注目を 大森勝久 118 文化情報 韓国入国ビザ発給拒否を弾劾する 夢一蔟 121 国境を超える反革命――『ウォーカー』 久山信 123 X-DAY Comin' soon――『Xデー』 ダスター池沢 125 史上最強のヘビー級ボクサー、ジョー・ルイスの生涯 ――『チャンピオン』 鎌田俊彦 127 届かない声――高岡市民プール差別事件 井上はねこ 130 「アグネス論争」を越えて――『「アグネス論争」を読む』 伊田久美子 132 物語る/の力――ひとは何故スピノザを読むのか 田崎英明 135 コラム 十四年目の三菱重工前街頭パフォーマンス 山村みやぎ 113 音楽 サン・ラ・アーケストラ 大友良英 123 音 大友良英 124 映画 「マイ・ビューティフル・ランドレット」 早川ハル 125 カルト 「ファントム・オブ・パラダイス」 佐藤一城 126 コミック うすげしょう 中矢誠 128 フィルム 全国的なフィルムネットワークの旗上げに向けて 佐々木健 129 TOKUKO & MUSIC 福士斉 131 いのちの祭IN郡山 山川めぐみ 133

増刊号・天皇Xデー状況を撃ち返せ!

一九八八年十二月一〇日
1:Xデーに何が問われているか 撃ち返せ「天皇Xデー」状況!――「自粛」の自己矛盾・名目主義統合の裂け目を拡大せよ! 天野恵一 8 国際化と国粋化の力学――Xデー後の明と暗 粉川哲夫 26 天皇制市民社会とは何か――Xデーに何が問われるか 杉村昌昭 40 2:語り合う反天皇制運動――天野恵一対論集 天皇制をめぐる今日的情況――パルチザン伝説出版問題を中心に 粉川哲夫 56 「人間」天皇制批判の視角――反天皇制運動の思想的課題 池田浩士 74 「天皇在位六〇年」がもたらしたもの――象徴天皇制の現在 加納実紀代 88 拡大する反天皇制運動――皇族の沖縄訪問を前にして                杉村昌昭・小田原紀雄 102 いまこそ象徴天皇制を問え――「国際化・情報化」時代と「Xデー」                  田中伸尚、桐山襲 117 開始された「天皇重体報道」とXデー――マスコミは何をつくりだしているのか 福富節男、戸村政博、太田昌国、小田原紀雄 136 戦中・戦後の天皇制体験――一共産主義者の軌跡 寺尾五郎 154 3・1:マスコミは宮内庁御用達か――天皇報道批判 天皇「重体」報道に関する声明      日本新聞労働組合連合会 168 人間を冒涜する報道姿勢を問う      Xデーと京都国体を闘う緊急集会参加者一同 169 「天皇報道」についての見解        日本出版労働組合連合会中央執行委員会 170 天皇「重体」報道に関する見解       日本新聞協会労働組合 171 天皇の病状急変をめぐる過剰報道と学校諸行事の自粛等の動きについての見解 日本教職員組合中央執行委員会 172 『週刊文春』編集部への抗議と申し入れ     靖国・ソウル五輪・国体を撃つ秋季実行委員会 173 3・2:お祭りしたってええじゃないか――国民総動員に反対する “天皇代替り”に伴う「国民総動員」に反対する共同声明への呼びかけ 同・共同声明運動 176 天皇制賛美・強化に反対する共同声明 全国弁護士有志 179 天皇をめぐる現在の事態を憂慮する市民の声明            日本はこれでいいのか市民連合 177 9・23行動に参加を        反天皇制全国個人共闘〈秋の嵐〉 179 緊急アピール 近代史研究会 180 緊急声明・「昭和」の終わりにあたって                女たちの現在を問う会 181 天皇の病状悪化にともなう「歌舞音曲自粛」についての声明          日本音楽家ユニオン本部運営委員会 183 「ふるさと練馬まつり」の中止決定に対し抗議します 184 天皇「ご容体」をめぐる事態に関する決議             全国広告関連労働組合協議会 184 3・3:記録所設置、服喪強要、新「元号」制定―悲しみは強要できない 大阪府教委への申し入れ書   Xデーと京都国体を闘う9・27緊急集会参加者一同 186 東京都知事への要請       日本キリスト教団靖国神社特別委員会ほか 187 中野区長・同教育委員会への要望書 中野区民連絡会 188 公開質問状         「Xデー」と闘う自治体労働者連絡会 189 日本新聞協会に対する申し入れ  日本新聞協会労働組合執行委員長 190 新「元号」制定に関する新聞協会会長への申し入れ            日本マスコミ文化情報労組会議 191 年号制をなくしよう!  やめよう元号!運動 192 鹿児島県大島郡竜郷町長に対する措置請求書 193 松戸市長への抗議文/松戸市の記帳所設置に関する措置請求書 松戸市民一七八名 194 要請書 教育を考える小金井ネットワーク 196 予想される天皇「死去」に伴う儀式に関する申し入れ        愛知「日の丸・君が代」教育を考える会 196 沼田千葉県知事への要請 「県民記帳」に疑問を持つ千葉県民有志 197 鹿児島県知事への質問書    日本キリスト教団九州教区鹿児島地区社会部ほか 198 鹿児島県知事への抗議・要請書 199 静岡県婦人会館使用不許可の暴挙に抗議する 201 北九州市庁舎内の記帳所撤去を求める住民監査請求趣意書 /北九州市長に関する措置請求書  天皇制を考える市民連絡会議国家賠償請求訴訟原告団 202 3・4:キャンパスは“自粛”でおおえるか 声明 明治大学学生会中央執行委員会・学苑会中央執行委員会 204 天皇制批判を狙い撃ち・言論抑圧全学に   東京大学文学部学友会 205 9・26文部省通知への抗議文      京都大学全学自治会同学会 207 学生部、「天皇」立て看板を撤去 北海道大学新聞 209 3・5:右翼・公安警察の跳梁――恐怖に倍する怒りを 緊急報告! 無我利道場 212 10・30、11・3明治神宮前で何が起こったか           反天皇制全国個人共闘〈秋の嵐〉 214 日帝政治警察の大量連続ガサ、逮捕、破壊許すな              革命的労働者協会・解放派 217 “不敬罪”ガサ事件準抗告申立書 向井孝、水田ふう 219 3・6:主権在民の場から このままでいいの?天皇の問題・集会アピール     このままでいいの?  天皇の問題・女性の会 225 天皇制の賛美に抗議の声を/11・23集会宣言 225 天皇制の賛美に抗議の声を!11・27集会宣言 226

一九八九年   五六号〜六一号




56号

一九八九年二月一〇日
特集・天皇国家葬を問う 天皇の死んだ日 向井孝、寺尾淳、降旗節雄、室伏修司、平井玄、鈴木スム子、鎌田俊彦、健太、桐山襲、 岩崎美穂、藤谷不三枝、弥永健一、井上はねこ、浅田光輝、トシ・秋葉、大森勝久、KT、 空又覚造、久山信、野崎六助、井之川巨、小倉利丸、 加納実紀代、大山千恵子、小山広明、早川ハル、稲葉隆一、坂本シキコ、K、林雅行、 木村京子、笠松明広、清水正登、チカップ美恵子、大友良英、池内文平、鶴丸幸代、 ダスター池沢、江刺昭子、市田良彦、萩原弘子、高橋寿臣、布川徹郎、阿部裕行、 松岡勲、野毛一起、芥川治子、 太田昌国、平井克彦、岩村俊明、松永他加志、秋の嵐、 杉村昌昭、天皇制の強化を許さない西成区民の会、宮崎俊郎、FAUST、主婦、 粉川哲夫、大今歩、池田浩士、八坂康司、日下晋、山中幸男 2 大喪が狙うもの 菅孝行 51 代替り儀式国家行事化の狙い 中北龍太郎 59 「気分」の政治を「運動」は突破しうるか 麻生令彦 66 「天皇Xデー」日記 天野恵一 74 裕仁の死んだ日の情報センターの一日 小田原紀雄 86 天皇賛美の風潮演出に思う 内田雅敏 90 皇室報道とマスコミ 浅野健一 97 「ゲルニカ」を踏みにじった「日の丸」 林雅行 122 連載 反原発運動の現在 九州・福岡から 木村京子 135 世界を読み解かないために 5――音の墓場について 平井玄 186 越境するマルクス主義 4――「権威主義的パーソナリティ」をめぐって 小倉利丸 193 ポスト・マルクス主義に向けて 第5回 山崎カヲル 207 視点 燃え広がる韓国労働運動 仁科健一 145 運動情報 2・11〜2・14国家葬反対闘争へ            反天皇制運動連絡会・高橋寿臣 146 女は天皇制が嫌いだぃ! 大山千恵子 147 刑事施設法案成立を阻止しよう 統一獄中者組合 149 ガサとは住居侵入・強盗である        不当捜索押収連絡会 151 ついに発生した重大事故        動労千葉書記長・布施宇一 153 山谷に労働者福祉会館を     山谷労働者福祉会館設立準備委員会・松沢哲成 159 「核いらね!」六ヶ所村は行動する   下北を原子力半島にするな!東京連絡会・清水正登 161 文化情報 スペクトラム・女の写真フェスティバル 萩原弘子 164 東京クライデー旗上げ 東京クライデー 166 これは、ねじれた世間様とのたたかい! ――延安(はり灸)治療所放火事件 井上はねこ 167 テクノロジーの〈純粋理性批判〉は?――「速度と政治」 市田良彦 169 シチリアの名誉ある社会――「マフィア」 鎌田俊彦 173 現世利益追及と責任回避の構造――「神道と日本人」 冨名腰勇 177 観てないからワカンナイてか!?――シネ回顧88 久山信、佐藤一城 178 コラム 富山県立美術館問題 宮崎俊郎 156 死刑囚の息子となぜ会えないのか 安島敏市 158 梅津和時・原田依幸デュオ 大友良英 169 「世界美少女図鑑・アジア編」 福士斉 170 もしあなたが望まなくても 下向良子 171 映像ネットワーク「VIEW」始動 佐々木健 174 「上田紀行フォト+トーク『悪魔祓い――癒しのコスモロジー』 早川ハル 176 EX(エクス) 広瀬麻里子 82

57号

一九八九年四月一〇日
特集・アキヒト天皇制とは何か 天皇制と公私混同――「おいたわしい」考 杉村昌昭 2 「明仁新天皇」、さてこれからが 桑原重夫 11 天皇の言葉、宗教の言葉――宗教者の「闘い」について 野毛一起 19 やめよう元号!運動スタート              やめよう元号!関西連絡会 29 安保・自衛隊と天皇制 高橋寿臣 36 天皇恩赦拒否へ共同声明 木元茂夫 41 座談会・天皇Xデー、「大喪」をとおして見えてきたもの            名取弘文、小倉利丸、天野恵一 63 資料・四つの天皇Xデー訴訟/  なぜ天皇制を考える集会に会場を貸さないのか      静岡天皇制集会会場不許可国家賠償請求裁判      12・8冒頭意見陳述 49  自治体の記帳所設置は違法だ        松戸市記帳所設置損害賠償請求裁判訴状 54  天皇批判の書は広告できないのか        「ドキュメント昭和天皇」広告掲載拒否         損害賠償請求裁判訴状 57  天皇は訴訟の対象にならない!? 千葉県記帳所設置に対する住民訴訟による損害賠償 61 連載 反原発運動の現在 九州・福岡から 木村京子 78 〈反天皇制〉ポレミック 21――新天皇アキヒトの「護憲宣言」の政治力 天野恵一 132 ポスト・マルクス主義に向けて 第6回 山崎カヲル 150 越境するマルクス主義 5――「孤独な群集」をめぐって 小倉利丸 138 視点 在日韓国・朝鮮人の在留権の確立を 鄭宏溶 89 二つの姓 伊田久美子 91 運動情報 御堂筋、五千人のパレードで埋めつくす     反天皇制のうねりを!関西連帯会議・中井太郎 93 大喪反対京都集会に三千人     反天皇制のうねりを!関西連帯会議・伊達一馬 94 Xデー・「大喪」弾圧で六三人逮捕 救援連絡センター 96 松戸記帳所裁判に向けて     松戸市記帳所設置損害賠償請求原告・鶴丸幸代 97 市ヶ谷から二名の自衛官が立ち上がる        反軍兵士と連帯する会・きさらぎやよい 99 赤堀さん、無罪判決!        島田事件対策協議会・池田一 101 浦和地裁、「政治的」有罪判決 山中幸男 103 常に分裂の危機を内包する鉄道労連   動労千葉書記長・布施宇一 104 「南民戦事件」被弾圧者全員釈放!   「南朝鮮民族解放戦線事件」被弾圧者を救援する会 106 文化情報 昭和大噪――Amazing CRY-DAY Party 大熊亘 109 自由ラジオ、パワーアップ 粉川哲夫 110 情報洪水の中で科学的な判断力を――「近代韓国の謎」 林雅行 113 インティファーダとわれわれの音楽――「Najouakimotokada」 岡田剛士 114 インティファーダ、パレスチナの新しい〈顔〉 ――「パレスチナ民衆蜂起とイスラエル」 高辺明良 117 警察官は強姦魔?――「留置所・女たちの告発」 トシ・秋葉 118 とんでもない小説集――「永遠のジャック&ベティ」「蕎麦ときしめん」 鎌田俊彦 120 ハンドマイクで快感パフォーム――「ビッグタイム」「Aサインデイズ」 久山信 122 パドヴァで花嵐――アヴァンギャルド通信・3 霜田誠二 124 市民にとって国家とは――「ディア・アメリカ」 池田浩士 127 コラム 2・24東大正門で弔旗掲揚阻止!     東大反天皇Xデー行動委 95 上智大へ公安珍入 へじたくん 97 イヴェント 早川ハル 110 南アフリカ黒人音楽劇「アシナマリ」 上小沢美帆 112 都市 岡本伊津子 113 反原発ビデオ 早川ハル 119 リチャード・タイテルバウムほかライブ 大友良英 122 PIDGIN COMBOインタヴュー 福士斉 125

58号

一九八九年六月一〇日
特集・国際化による教育支配を撃つ――学校のなかのアジア・越境する学校 座談会・支配としての教育の国際化とは何か――そのイデオロギーと現在            池田浩士、杉村昌昭、岡村達雄 2 在日朝鮮人教育の現在――一公立学校の中の韓国・朝鮮とアジア 藤原史朗 20 日本語学級と国際化――引揚げのダイナミズムと価値創造について 善元幸夫 30 民衆にとって「国際化」とは何か 野本三吉 39 イデオロギーとしての英語教育の現場から 平野良男 48 自然界との共生から教育がはじまる――アイヌと日本語学校 チカップ美恵子 57 「国際化」を問うXデー下の学校  岩手・北方の教育から天皇制を撃つ 阿部弥之 64  新潟・学校と天皇制 前山忠 68  名前・「国際化」の中の「同化」 鄭良二 76  愛知・「天皇制」管理の〈あきらめの平安と充実〉 岡崎まさる 80  横浜・こどもと学校と「国際化」 赤田圭亮 83  大阪・4・29「反天皇制」登校十年の軌跡         東大阪市立意岐部東小学校教職員集団 88  障害児教育・養護学校義務制十年のいま 杉本章 94  ニューヨーク・Xデー下の日本語補習校                 刀根康尚、粉川哲夫 99 連載 反原発運動の現在 反核燃運動の現在――核燃いらね!六ヶ所村から 伊藤和子 105 〈反天皇制〉ポレミック 22――「クリーン」「グリーン」アキヒトの内実 天野恵一 145 ポスト・マルクス主義に向けて 第7回 山崎カヲル 150 視点 陛下なくせば風さわやかに吹きぬける 加納実紀代 113 ミギもヒダリも「政治」喪失の時代 麻生令彦 115 運動情報 原発なしで生きる権利を主張――泊原発差し止め五万人訴訟開始 札幌ほっけの会 116 原発を止められる確かな手ごたえ――珠洲市長選 野上明人 118 反「みどりの日」行動、闘い抜く       反天皇制運動連絡会 120 いま何が裁かれるのか     信原孝子さんを支える会・豊田直己 121 4・26白保、その日の顛末 大島俊一 123 4・6朝日「フジ三太郎」を問う          朝日新聞「フジ三太郎」を考える会 125 捜索押収の濫用を許すな! 中北龍太郎 126 文化情報 オパールの竜にときめいて――「オパールの竜」 井上はねこ 129 メタ・フィジカルな夢の諸相――「ブルーム」「ヘイ・バブリバ」 久山信 131 天皇報道を検証する本の出版、相次ぐ 林雅行 134 なつかしい六〇年代のたたずまい――「高円寺純情商店街」 鎌田俊彦 137 黒幕一枚が象徴する「戦後」――天皇制・リクルート・「総意」 冨名腰勇 140 コラム 一審判決に思う 松田公一 117 千葉・記帳所アキヒト訴訟、抜き打ち判決 福島新 119 都市 岡本伊津子 132 「子供たちの王様」陳凱歌 上小沢美帆 133 こくろうラーメン 福士斉 135 三上寛 鈴木文 136 ニール・ヤング&ロスト・ドッグズコンサート 福士斉 138 「観光王国」須藤真澄 早川ハル 139 「オレンジ&レモンズ」XTC 早川ハル 141 「映像ネットワークVIEWフェスティバル」IN札幌 佐々木健 142

59号

一九八九年八月一〇日
特集・全共闘・何が引き継がれるべきか 座談会・「あの時代」と現在            加藤一夫、中西昭雄、天野恵一 2 転機を準備したもの――ごく私的な回想から 栗原幸夫 18 「革命」って言葉を覚えているかい?――ニューレフトとは何だったのか、また何であろうとしているのか 麻生令彦 25 マルクス主義とリアリティ――「情況」誌に見る理論と現実 小倉利丸 32 全共闘・もう一つの体験――『全共闘経験の現在』の提起をふまえて 高橋寿臣 42 「権力」とジカにつきあうおもしろさを求めて 井上はねこ 51 不器用に、そして志高く 岩崎美穂 53 たった一人の子産みからみえてきたもの 鈴木スム子 56 もう一つの社会のしくみづくりを 五味正彦 60 あの時代の関係性にこだわる 大川由夫 64 連帯の思想の発展を 松本明 67 ただただ“私”でありつづけてゆくために 五月女精子 70 敗北の根拠にこそ勝利の源泉がある 丸岡修 74 我はいつにても起てる志あり 日下晋 77 連載 〈反天皇制〉ポレミック 23 ――象徴天皇制と対立する〈民主主義〉運動を! 天野恵一 129 反原発運動の現在 愛するシスターへ――女たちの非暴力直接行動 近藤和子 134 越境するマルクス主義 6――抑圧としての快楽 小倉利丸 142 ポスト・マルクス主義に向けて 第8回 山崎カヲル 152 視点 中国と、そしてニッポン 池田浩士 81 再生産領域は「女・子どもの領域」か? 伊田久美子 83 もうひとつのサミット――世界最貧七カ国の民衆の声 コリン・小林 85 運動情報 私は「女スパイ」ではない 八尾恵 87 この夏、ピープルズ・プラン21へ 大橋成子 90 品川臨職闘争への刑事弾圧を許すな 品川臨職共闘 92 清算事業団闘争勝利へ向けて      動労千葉書記長・布施宇一 94 不当検問に国賠準備中        反天皇制運動連絡会・木原洋 97 明治神宮は「表現の自由」を否定する ――明治神宮に怒りの声を!署名運動 みつたけし 98 国保法違反の姜希雪さんの即時釈放を 姜哲順氏を救う会 100 文化情報 かたつむりの冒険――死刑は笑えるか――「絞められて、殺されて」 中野冬美 103 非暴力直接行動……――「エエジャナイカ、花のゲリラ戦記」 大山千恵子 104 シミュレートされる未来社会――「神の言葉」 久山信 106 ポスト・フェミニズムからサイボーグ・フェミニズムへ ――「SFマガジン――彼女のための物語」 上野俊哉 108 革命三〇年とキューバ映画祭――キューバ映画祭 白石顕二 112 やはりあの時代がまた帰ってきた――「深夜ふたたび」 鎌田俊彦 116 天皇制国家統合を撃つために――「国家と儀礼」 中北龍太郎 118 熱血冒険譚風ドキュメンタリー――「テロ爆弾の系譜」 池内文平 120 なぜいま転向論か――「検証『昭和の思想』」 天野恵一 123 コラム 89救援交流会案内 山中幸男 91 出る杭は打たれるのか6・24集会報告 M 92 著者インタヴュー「隊友よ、侵略の銃をとるな」 小西誠 94 都市 岡本伊津子 105 音楽 スティーブ・レイシー・セクステット 大友良英 106 舞踏 「陽だまり」 武田三省 109 音楽 グランドファーザーズ 早川ハル 110 音楽 久々にロックの怖さを見た 鈴木佳行 111 ブックレビュー「都市叙景断章」桐山襲 平井玄 113 ネグロス島の無農薬バナナ 福士斉 114 オカルティズム 久山信 115 名前のないしんぶん 早川ハル 116 イベント「ボーダーの時、ボーダーの音」 福士斉 117 音楽 ナハトルフト 大友良英 119 8ミリ前線注意報 佐々木健 122

60号

一九八九年一〇月一〇日
特集・日本人にとって皇室とは何か――象徴天皇制を問う 座談会・象徴天皇制をどう撃つか ――〈象徴天皇制を問う〉全国フォーラムへ向けて      平井啓之、内海愛子、小田原紀雄、天野恵一 2 即位の礼、大嘗祭はどうなるのか 戸村政博 24 「即位の礼」「大嘗祭」に向けた政府サイドと右派勢力の動向 土方美雄 32 奉祝の裏に弾圧あり 木原洋 40 アキヒト天皇制とどう闘うか 高橋寿臣 48 即位・大嘗祭とどう闘うか  天皇騒ぎを許さぬ覚めた心を 柴田作治郎 56  「暗から明へ」の反転期を闘いぬく力を   Xデー攻撃と天皇制の強化に反対する宮城県連絡会 57  生活の場から天皇制を撃つ闘いを             松戸記帳所訴訟原告・穂鷹守 57  人間天皇なら大嘗祭を拒否すべきだ     わだつみ会・森馨子 58  団交拒否されてもめげないゾ 連帯・杉並 59  地道に、かつ遊撃的に     Xデーと闘う自治体労働者連絡会 60  お休み異変          ガサ子ちゃん倶楽部・大山千恵子 61  2・24八王子闘争から大嘗祭へ     立川自衛隊監視テント村 61  一年間の発表の場に         みんなで明るく非国民の会 62  集会場の枠を超えた議論を  天皇制を考える市民連絡会議・三島 63  「国際化」の中の反天皇制闘争を         京都「天皇制を問う」講座実行委員会 63  天皇制をなくすための議論を今こそ!沖縄から 村椿嘉信 64 連載 〈反天皇制〉ポレミック 24――甦る「世界史の哲学」? 天野恵一 66 死刑の〈昭和〉史 「大量虐殺糾弾」の頽廃について 池田浩士 72 越境するマルクス主義 7――快楽原則と神話の罠 小倉利丸 86 ポスト・マルクス主義に向けて 第9回 山崎カヲル 98 視点 これが権力チェックの犯罪報道か 浅野健一 105 運動情報 死に装束でオープニングした「はまなす国体」の集団演技 チカップ美恵子 109 たくさんの種が参院選で蒔かれた   原発いらない人々・木村京子 110 右翼の銃弾をはね返し、写真展開催 手塚愛一郎 112 動労千葉結成十年のすべてをかけた闘いへ              動労千葉書記長・布施宇一 114 その名前は、と・や・ま 胸永ヒトシ 118 九〇年代反弾圧救援運動の飛躍に向けて         救援連絡センター事務局長・山中幸男 119 「道庁爆破」事件、最高裁で攻防中       森を守る会・亀田博 121 文化情報 弛緩するオキナワン身体――「ウンタマギルー」 久山信 127 アクチュアルな問題提起――「歴史の道標から」 杉村昌昭 129 「左」からの国粋化――「帰化」 冨名腰勇 132 生活クラブ垣間見聞録 上小沢美帆 134 身体なきシステムとメディア――「バベルの混乱」 高島直之 136 釜ヶ崎は見えたか?――「釜ヶ崎ストーリー」 斎藤博之 138 「兵は凶器なり」「新聞は凶器なり」「教育は凶器なり」 ――「兵は凶器なり」 林雅行 140 仮面の解体学――「ぼくの電話、君の午後」 片山和子 141 中年女性の華麗なるとらばーゆ――「ミス・メルヴィルの後悔」 鎌田俊彦 143 久々の宇野学派からの論争の書 ――「『昭和』マルクス理論/軌跡と弁証」 小倉利丸 145 あらゆる創造にヒエラルキーを作らない――「大地の魔術史」展                 コーリン・コバヤシ 148 コラム 映画「殺人に関する二つのメディア」 佐々木健 130 イベント 河内音頭            SCRATCHふぢを 131 音楽 広瀬淳二+大友良英 福島恵一 133 P3オルタナティブ・ミュージアム 早川ハル 135 いとうせいこう・MESS/AGF 福士斉 136 ギミックなしのストレートなロック 鈴木佳行 139 リカちゃんハウスの博覧会 早川ハル 143 阿部薫追悼ビデオ上映会 大友良英 144 「カミーユ・クロデール」 久山信 146

61号

一九八九年十二月一〇日
特集・成田治安法下の三里塚闘争 わたしと三里塚――用地内農民とともに 小西誠 2 変わりゆく風景の中でも…… 弥永健一 10 全国につながる三里塚闘争 ――無法地帯に人間性と自然をとりもどす闘いを 上坂喜美 16 成田治安法を弾劾する 大口昭彦 25 事業認定二〇年――その法律的意味について 古川勞 39 二期とどう闘うか/                          統一共産同盟 55                  革命的共産主義者同盟(中核派) 58    日本革命的共産主義者同盟(第四インターナショナル日本支部) 61                     共産主義者同盟(戦旗派) 63                   共産主義労働者党全国協議会 66                      共産主義者同盟蜂起派 70                        革命的労働者協会 73           革命的労働者党建設をめざす解放派全国協議会 76                      戦旗・共産主義者同盟 78 連載 反原発運動の現在 反原発をこえてさらに反原発を ――能登半島の反原発闘争 埴野佳子 82 論文 記者倫理の確立と匿名報道主義――ジャカルタから 浅野健一 91 連載 〈反天皇制〉ポレミック 25――「開かれた皇室」キャンペーンが 加速する象徴天皇制の「元首化」 天野恵一 97 ポスト・マルクス主義に向けて 第10回 山崎カヲル 116 死刑の〈昭和〉史 1――虎ノ門事件と〈昭和〉の開幕 池田浩士 102 運動情報 「無法」の地から 坂本式子 121 ぼくたちの驚き、そして悔しさ        風の旅団・池内文平 122 言語に絶する身体捜索・性的拷問 藤井世紀子 124 検問への国賠訴訟提訴 検問訴訟を闘う会 126 「朝日ジャーナル」インタビュー記事の改竄 山中幸男 127 事故は我々の目前で起きた        立川自衛隊監視テント村 129 山谷労働者会館90年春完成をめざして、圧倒的なカンパを!      「山谷労働者福祉会館」設立委員会事務局長・小田原紀雄 130 反合・運転保安確立と組織破壊攻撃粉砕!             動労千葉副委員長・布施宇一 131 外登法常時携帯制度を撤廃させよう! 中北龍太郎 134 姜希雪さんへの不当判決弾劾! 姜哲順氏を救う会 135 トルコにおける“政治思想犯”をめぐる状況 野庭久 136 文化情報 セクシャル・ハラスメントブームに乗る前に 井上はねこ 138 十年目を迎えた育時連 ますのきよし 139 ユーロパリア89日本展            コーリン・コバヤシ 141 丸顔ペドロの現在過去未来――「バチ当たり修道院の最期」 久山信 143 マンデラという〈問題〉――「この男この国」 市田良彦 145 ロック・シーンを吹きぬける六〇年代の風 鈴木佳行 147 持続する「知性の叛乱」――「記憶装置の解体」 河田いこひ 148 写真で闘う女たち 萩原弘子 150 フェミニストの作家が描く“異常な愛”――「危険な二人」 鎌田俊彦 152 テレビ中毒者の告白――幼女連続殺人事件ティーチイン 加藤直樹 153 八〇年代エステク対談 早川ハル、福士斉 155 コラム 「新聞集成 日の丸・君が代」 天野恵一 125 八〇年代のインディーズ 中矢誠 141 八〇年代のエレクトロニクス文化 大榎淳 142 八〇年代の個人映画 加藤到 146 八〇年代の現代詩 渡辺洋 149 遠くへ行った音……風巻隆+カーレ・テールDuo 冨名腰勇 151 八〇年代の東京音楽シーン 大友良英 156 八〇年代の8ミリ映画 佐々木健 157

一九九〇年   六二号〜六七号




62号

一九九〇年二月一〇日
特集・叛乱する東欧・革命する社会主義 座談会・社会主義の“民主化”とは何か           藤本和貴夫、麻生令彦、杉村昌昭 2 一九八九年東欧の革命・データと論点 加藤一夫 20 西欧から見た東欧革命 生方淳子 34 民衆の暴力と政治・社会の変革 菅孝行 46 壊れた壁・壊れぬ壁――ベルリンの壁の崩壊に思う 太田昌国 54 論文 記者倫理の確立と匿名報道主義・2――ジャカルタから 浅野健一 62 連載 〈反天皇制〉ポレミック 26――テロ・天皇タブー・言論の自由 天野恵一 68 死刑の〈昭和〉史 2――死刑と日本の近代化 池田浩士 74 越境するマルクス主義 8――「日本論」の現在 小倉利丸 91 ポスト・マルクス主義に向けて 第11回 山崎カヲル 104 世界を読み解かないために 6 ――冬に記す夏の音楽〜篠田昌己ユニットのこと 平井玄 154 論文 敢えて中国「民主化」運動について あがさたな 148 運動情報 韓国スミダ労組の偽装廃業撤回闘争百日 駒井圭 113 パスポート裁判勝訴 信原孝子 114 国連、死刑廃止条約を採択       死刑廃止の会・菊池さよ子 116 JR史上初めての列車を止めるストライキ             動労千葉副委員長・布施宇一 119 「よど号」赤軍の人々と会ってきました         救援連絡センター事務局長・山中幸男 123 私立学校に反天皇制ネットワークを    反天皇制私学労働者の会 124 生協職員も「労働者」である           全国一般労働組合神奈川地方連合           生活クラブ生協支部・高橋淳 125 文化情報 甦る加藤正の思想――「加藤正著作集」 山田宗睦 130 シーン左展開の諸動向――「彼方」「幻想の超古代史」 久山信 131 大塚英志の「M君弁護論」の危うさ ――「Mの世代――ぼくらとミヤザキ君」 浦上真二 133 デビッド・バーン&レイモモ批評批判 大友良英 137 「待田京介」が営むさかなやの四季――「小さなさかなや奮戦記」 鎌田俊彦 138 「共生」の困難さの執拗な対象化の作業――「民衆主体への転生の思想」 天野恵一 139 最前線にはいなかった者たちの闘い――「アマンドラ」 萩原弘子 141 モノポリティーク対談・テレビの巻――「商品の昭和史」 早川ハル、福士斉 142 コラム 警察ウオッチング “犯歴照会データ流出”事件とコンピュータ警察 木原洋 115 資料・死刑廃止に向けての市民的および政治的権利に関する国際規約の    第二選択議定書 116 資料・本島市長へのテロ糾弾アピール集・右翼のテロの根源    ――象徴天皇制を撃て         反天皇制運動連絡会 127 資料・本島市長へのテロ糾弾アピール集・声明        日本基督教団靖国特別委員会・戸村政博 127 資料・本島市長へのテロ糾弾アピール集・本島長崎市長への銃撃事件に    ついて    NCC大嘗祭問題署名運動センター・大島孝一 128 資料・本島市長へのテロ糾弾アピール集・本島長崎市長への狙撃に抗議し    言論の自由を守り天皇制タブーを糾弾する市民緊急声明            日本はこれでいいのか市民連合 128 平成名物TVいかすバンド天国(イカ天) 金田餅夫 130 ファッショナブルでもトレンディでもなく 鈴木佳行 135 マガジン「imago(イマーゴ)」 中矢誠 140 アート 津田佳紀展 大榎淳 143

63号

一九九〇年四月一〇日
特集・変貌する世界とマルクス主義――九〇年代の可能性 討論会  問題提起+司会 天野恵一 2  六〇年代に提出された問題は深められたか 太田昌国  制度的マルクス主義からポスト・マルクス主義へ 山崎カヲル  反原発運動――その限界と提起するもの 小倉利丸  社会党政権と社会運動――フランスの教訓 鵜飼哲  近代批判の思想としてのフェミニズム 加納実紀代  社会民主主義と情報化 粉川哲夫  対マスメディア戦略をいかに構築するか 杉村昌昭 連載 世界を読み解かないために 7――ノープロブレムの問題 平井玄 82 〈反天皇制〉ポレミック 27――新象徴天皇制は「軍国ナショナリズム」の中心? 天野恵一 88 死刑の〈昭和〉史 3――戦争――日常化する死刑 池田浩士 94 視点 胎動する新たな拒否運動 木元茂夫 113 座談会 反原発運動の現在――反原発から考えた女と男のいい関係 清水秀美、高橋芳恵、谷百合子、細田英理子、餅田裕子 74 論壇 敢えて「水に落ちた犬」を打つ はやまらわ 154 日本的左翼の寛容さについて 服部徹 155 運動情報 沖縄日の丸裁判の法廷から 中北龍太郎 115 六〇時間ストライキを貫徹      動労千葉副委員長・布施宇一 117 本島市長銃撃に対する長崎の反撃      言論の自由を求める長崎市民の会・舟越耿一 119 ベッドの上を「新往復(ニューシャトル)」が通る!? 大山千恵子 121 フィリピン人労働者、初の組合結成 岡部雅人 123 姜哲順・希雪さん釈放!           姜哲順さんを救う会 124 鄭宏溶在留権訴訟第一審全面敗訴          杉並・外登法を考える会・中川信明 127 青山さんは無実だ! 青山正さん救援会 129 文化情報 「事件」を楽しませぬために――「続・十六の墓標」 井上はねこ 132 ルーマニアの現代アートのために       コーリン・コバヤシ 134 荒野に野太い声、ふたつ――「対論・象徴と儀礼」 池内文平 137 エルサレムは今……――「殺人劇場」 鎌田俊彦 139 「学校幻想」の解体に向けて――「学校教育の支配戦略」 宮崎俊郎 141 川嶋紀子はなぜ「好ましい」? 中井太郎 146 商品の昭和史・2――モノポリティーク対談・手帳                  早川ハル、福士斉 143 リスナーがリクエストはがきの余白に書くこと 浦上真二 148 コラム 上告棄却、懲役十八年確定――さよなら再見 宇賀神寿一 114 近藤武敏さん、死刑執行さる 菊池さよ子 116 警察ウオッチング 大阪検問訴訟勝利する 木原洋 122 芝居 古典的図式に現代の人間性回復を図る 岡部木綿子 132 音楽 二人のミュージシャンの死 根村かやの 134 音楽 リベレーション・ミュージック・オーケストラ 大友良英 136 映画 「狼・男たちの挽歌」 鈴木清文 140 留学生 とうふって香港にある? 滝沢直子 142 会社 会社にとって女性とは 鈴木純子 144 音楽 十七年目の正夢――“音のテロリスト”は健在だった 鈴木佳行 149

64号

一九九〇年六月一〇日
特集・冷戦構造の崩壊と日本 対談・日米安保体制を歴史的に問う 廣松渉、天野恵一 2 日韓関係の変容と日韓連帯運動 桑原重夫 17 変容するODA戦略 村井吉敬 24 「国粋化」を強める在日外国人政策 印鑰智哉 32 戦後体制の転換と日本経済――暴落する金ピカ経済の虚構 降旗節雄 34 退路なし 太田昌国 42 ドイツの「統一」と「東欧革命」 菅孝行 48 連載 越境するマルクス主義 9――天皇制の人類学の諸問題 小倉利丸 74 〈反天皇制〉ポレミック 28――「お言葉」の政治 天野恵一 88 死刑の〈昭和〉史 4――「法」が死刑囚をつくる・その一 池田浩士 94 視点 東アジア反日武装戦線逮捕十五年を想う      東アジア反日武装戦線への死刑重刑攻撃と闘う      支援連絡会議 113 韓国の反原発運動の息吹きに触れて 木村京子 114 論壇 レギュラシオン理論とポスト・フォード主義 工藤剛治 61 ドイツの反原発運動見聞思いつくまま 清水満 53 運動情報 大阪高裁差し戻し判決に抗議する 甲山事件救援会 117 「0点」でも高校へ――五年目の「自主登校」      佐野雄介君の都立明正高校入学を実現する会 119 盧泰愚来日反対闘争の成果          反天皇制運動連絡会 122 天皇と公共性と社会通念と――松戸記帳所訴訟を終えて 鶴丸幸代 123 みどりの「式典」、木っ端微塵 秋の嵐 125 「日の丸」「君が代」国立の陣   新学習指導要領を白紙撤回させる三多摩ネットワーク・金塚貞文 126 ブタ君も迷惑?!――天皇賛美の植樹祭はいらない 中川信明 127 不当処分攻撃へスト体制確立     動労千葉副委員長・布施宇一 128 「幼女連続殺人事件」裁判――「考える会」を結成             M君裁判を考える会(仮称) 132 文化情報 「たま」♪「たま」☆「たま」!あるいはノスタルジアの裂け目 井上はねこ 135 反コンピュータ=反管理とどう闘うか――「脱コンピュータ管理社会」 湯浅欽史 136 風を撮る――「風の物語」 高島直之 138 映画を見たことのない子供たち ――「百人の子供たちが列車を待っている」 大橋由香子 140 さまざまな地球儀から視えるもの――インゴ・ギュンター 上野俊哉 142 祝祭は誰を生贄にするか 中井太郎 144 ステータス・オブ・スカルプチャー――リヨン市の現代彫刻展から                 コーリン・コバヤシ 148 「日の丸」が喚起するもの 冨名腰勇 150 もらって当然だと思うわ――「アカデミー賞」 鎌田俊彦 151 モノポリティーク対談・レコードプレーヤー             早川ハル、福士斉、大友良英 153 コラム 花博になぜ電力館があるの 戸田るり子 118 即位・大嘗祭と闘う労働者全国集会開催 山本英夫 120 警察ウオッチング 土曜閉庁=拘留延長の先取りを許すな! 木原洋 121 雑誌「アトリエ」について 荒井真一 137 ブックレヴュー「人間関係」 中矢誠 138 ロックはいつから“悲しさ”を失ったのか 鈴木佳行 141 F1 河合渉 142 恋と芸術と革命に生きた女 久山信 143 「中国、わが痛み」 大丸 146 8ミリ映画の危機 佐々木健 147 佐々木健映像個展 大熊亘 152 バッド・コンディション 小堺文雄 154 マンガ家・松原香織 中矢誠 156

65号

一九九〇年八月一〇日
特集・胎動する在日外国人運動 もう一つの在日外国人政策批判   アジアン・フレンド・小柳伸顕 2 6月1日、改定入管法施行前後      カラバオの会・渡辺英俊 10 締め出される中国人留学生         日本語学校教職員ユニオン・内山慶子 15 ラテンアメリカ系労働者の現状       ラテンアメリカ労働者を支援する会・渡徹、       小田原裕之、新川志保子 19 外登法・入管法と対決する在日韓国朝鮮人 木元茂夫 26 「国際結婚」に見る外国人差別            HELP顧問弁護士・福島瑞穂 31 侵害される外国人花嫁の人権    滞日アジア労働者と共に生きる会(あるすの会) 37 現代の奴隷――タイ女性出稼ぎ労働者    タイ人出稼ぎ労働者問題を考える会・斉藤百合子 43 フィリピン人労働組合アトラス・ジャパンの現在 岡部雅人 46 立ち上る外国人教職員        アメリカ大学連盟日本校支部 48 外国人労働者の流入と労務者支配の強化       在日アジア労働者と共に闘う会・上山純二 51 九〇年代の社会=労働運動と移民運動――新しい闘争サイクルの分析          トニ・ネグリ 鵜飼哲(訳) 58 連載 〈反天皇制〉ポレミック 29――安保闘争と皇室結婚「奉祝」 天野恵一 67 越境するマルクス主義 10――天皇制と『「甘え」の構造』 小倉利丸 80 死刑の〈昭和〉史 5――「法」が死刑囚をつくる・その二 池田浩士 91 反原発運動の現在 株主総会を「広場」に ――6・28脱原発株主行動(関西版) 丸尾雅徳 113 運動情報 長野にオリンピックはいらない      長野冬季オリンピックに反対するネットワーク・本田哲生 115 ゴメンだ!「結婚奉祝」キャンペーン  天皇制賛美はゴメンだ!「即位の礼・大嘗祭」に反対する共同行動 116 アパルトヘイトを支える即位記念金貨            アフリカ行動委員会・福地秀子 118 同性愛者差別事件、国賠請求へ          OCCUR裁判闘争本部長・風間孝 120 結成一周年、一二〇名で区長宅包囲      連帯労働組合・杉並 124 ついに不当処分強行         動労千葉副委員長・布施宇一 127 九五〇名の保安処分対象者リストアップ         全国「精神病」者集団会員・長野英子 131 国体直前の福岡から           なくせ天皇!福岡連絡会 72 文化情報 レズビアニズムの曙光――「ウーマン・ラヴィング」 小野ゆり子 134 もうひとつの記録――「アイ・アム・ヒッピー」 岡田幸文 135 天皇制に強いられた自我のジレンマの足跡――「反天皇制」 杉村昌昭 137 マスメディアは朕のもの?――「情報支配――天皇制という『イデオロギー装置』」 麻生令彦 139 誰がモロを殺させたのか――「検察官」 伊藤公雄 141 もう一人の日系二世スペイン戦争従軍者戦後秘話 ――「エトロフ発緊急電」 鎌田俊彦 143 「政治的なもの」と「哲学的なもの」 ――「政治的なものを再び問題にする」 松葉祥一 144 La Cita morta 虚偽と真実の交差点――「OFFSIDE」 久山信 146 パフォーマンスによる新たな地平――武蔵野美術大の課外講座                 コーリン・コバヤシ 148 結婚式考 中井太郎 151 商品の昭和史・4――モノポリティーク対談・電気釜                  早川ハル、福士斉 152 コラム 破防法口頭弁論と「団体規制」の動き 山中幸男 116 弾圧ウオッチング 求人難は警察も一緒!? 木原洋 129 人智学国際会議と生命のいぶき 小池悠也 138 サミーの死と慈愛 宮澤由彦 140 オヤジギャルと未来の母親 黒津紳一 142 アジアン・アートと東京のアート 岡田美佐子 145 犯罪報道と顔面喪失 尾口桜里 147 塾の子供たちと会議のレッスン 黒澤真爾 153 カラクバ・ロビとアフリカの精神 龍弥 154

66号

一九九〇年一〇月十五日
特集・即位の礼・大嘗祭に反対する 湾岸危機と大嘗祭――パレスチナで考えたこと 桑原重夫 2 「一等国民」万歳!?――国際化の中の即位の礼・大嘗祭 加納実紀代 6 憲法の中の天皇制 中北龍太郎 20 儀礼と権力――天皇代替り儀礼をめぐって 野毛一起 29 「即位の礼」をめぐる民間奉祝運動 土方美雄 37 大嘗祭をめぐる宗教状況 戸次公正 45 偽造された伝統――大嘗祭と近代国民国家 伊藤公雄 52 自治体の「奉祝」加担を撃つ           Xデーと闘う自治体労働者連絡会 54 破防法適用策動と「御大典」弾圧 木原洋 58 植樹祭・海づくり大会・国体に見る天皇制 ――「地方行幸」戦略の解読と反対運動のすすめ 中川信明 61 身障者スポーツ大会反対 江越令 66 「即位・大嘗祭」とどう闘うか      金塚貞文、藤沢靖介、小田原紀雄、天野恵一 68 闘いの中から見えてきた象徴天皇制 もうひとつの靖国・広島 福田典子 86 天皇制から自前の民主主義へ 舟越耿一 89 とびうめ国体夏季大会開会日の一撃 兼崎暉 94 主基斎田の地・大分から 島田雅美 95 天皇なしでくらしたい 北村まさこ 98 天皇制はいらない、日の丸・君が代もお断り 嶽本秀子 101 福島菊次郎写真展、襲撃から一年 手塚愛一郎 104 連載 世界を読み解かないために 8――世界音楽の闘争・シャリヴァリと サンダンス 平井玄 108 〈反天皇制〉ポレミック 30――拡大する運動課題の「交流」 天野恵一 114 越境するマルクス主義 11――ユング派精神分析と天皇制 小倉利丸 120 死刑の〈昭和〉史 6――「凶悪犯に重刑を!」――死刑と世論 池田浩士 129 運動情報 自衛隊の海外派兵を許すな!       信原孝子さんを支える会 145 人権尊重・奄美大集会に参加して 永井迅 146 差別・排外の国籍条項を撤廃しろ!             連帯労働組合・杉並・金泰和 147 右翼による図録破壊と富山問題の新展開        大浦作品を鑑賞する市民の会・宮崎俊郎 149 IOC総会にあわせ反五輪行動貫徹      長野冬季オリンピックに反対するネットワーク・本田哲生 151 地球が決めた死刑廃止      死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90実行委員会 153 二千万円のスト損害賠償攻撃粉砕へ  動労千葉副委員長・布施宇一 155 報徳会宇都宮病院告発の闘いを       広瀬裁判を支援する会 158 文化情報 「地下の民」をめぐる公表されなかった対話――「地下の民」 池田浩士 161 ホンニ「淫猥」なこってすね――「エロスを介して眺めた天皇は夢まぼろしの華である」 小田原紀雄 164 政治の祭儀性とカミの通俗性と――「検証・国家儀礼/1945―1990」 菅孝行 166 四五年はどう償われるか ――「離別の四五年――戦争とサハリンの朝鮮人」 岩崎美穂 169 買い叩かれるか?「外国演劇」――「サン・シッキム」 池内文平 170 沖縄経由はロックのクリティカルな展開か――「上々颱風」ほか 上野俊哉 173 今ここに生きるカフカ――「カフカと情報化社会」 小倉利丸 174 学校にまにあわない!――校門圧殺事件 中井太郎 177 夏の福島パフォーマンスフェスティバル    コーリン・コバヤシ 178 主体と共同体――「主体の後に誰がくるか」 松葉祥一 180 今年度ミステリーベストワン――「そして赤ん坊が落ちる」 鎌田俊彦 181 スモン薬害の社会的病理を暴く ――「グラフィック・ドキュメント・スモン」 天野恵一 183 9・4母と子の帰還 冨名腰勇 185 モノポリティーク対談・便器 早川ハル、福士斉 186 コラム 全面勝訴・借家権確認訴訟 坂本式子 146 警察ウオッチング 頻発するピストル乱射事件 木原洋 148 「天皇即位記念十万円金貨」反対署名のお願い 福地和子 150 映画 「ストリート・オブ・ヒーロー」「カリプリ天国」 御花茶屋金持 162 音楽 最近の楽器の話 米木武 164 音楽 日常の中のメッセージ 鈴木佳行 167 演劇 山鹿・八千代座の修復作法 吉村圭子 171 コミック 「沈黙の艦隊」 新井博之 172 映画 科学と魂の共存「映画」 千島由利子 176 演劇 「ゴドーを待ちつかれて」黄色舞伎団2 山岡佐紀子 182 本 オラフ・ステープルドン「スターメイカー」 芹沢大助 184

67号

一九九〇年十二月一〇日
特集・終らざる派兵問題と世界地図の変貌 有事立法としての国連平和協力法 林茂夫 2 派兵煽動のイデオローグ批判――詭弁の「解釈学」 天野恵一 14 アラブ民衆から見た「クウェート」危機 藤田進 22 EC統合と国民国家の行方――フランスから 生方淳子 29 二匹の象が愛し合うと…… 飯島みどり 40 ビルマ人学生キャンプ訪問記――軍政に荷担し続ける日本 秋山和朱 42 日朝国交交渉と91年協議――南北分断固定化・経済侵略・差別排外の現在 木元茂夫 48 連載 〈反天皇制〉ポレミック 31――象徴天皇制自体への批判の深化を 天野恵一 74 越境するマルクス主義 12――天皇制の現在的基礎について 小倉利丸 80 死刑の〈昭和〉史 7――死刑囚から世論へ 池田浩士 92 世界を読み解かないために 9 ――世界音楽の闘争・シャリバリとサンダンス(中) 平井玄 154 論文 思想・表現の自由への挑戦――最高裁の破防法煽動罪判決へ 浅田光輝 55 ジェノサイドとしてのチェルノブイリ――核の大虐殺に直面する住民 土井淑平 64 運動情報 ネルソン・マンデラ氏来日、その後            アフリカ行動委員会・福地和子 113 東京都の奉祝強行弾劾! 渡辺秀明 114 原宿から国家を撃て   反天皇制個人共闘〈秋の嵐〉・みつたけし 116 違法逮捕に国賠提訴 内藤隆 119 自衛隊海外派兵をとりあえず阻止したぞ!               信原孝子さんを支える会 120 「暴動」後の釜ヶ崎で…… 釜ヶ崎救援会 122 ガサ・逮捕・馘首、茶番の二審判決 松田公一 123 組織破壊攻撃にストを対置      動労千葉副委員長・布施宇一 124 文化情報 フェミニズムを運動として発展させるために 伊田久美子 128 アイデンティティを探す探偵――「血の権利」 鎌田俊彦 131 現代日本/三つの断層――パリの日本報道写真家展                 コーリン・コバヤシ 133 「睦仁・裕仁・明仁」の「無限責任」と私たちの…… ――「天皇制の侵略責任と戦後責任」 小田原紀雄 137 「現実主義者」に要注意 中井太郎 141 自由と状況 松葉祥一 143 モノポリティーク対談・小型映画        佐々木健、那田尚史、早川ハル、福士斉 145 コラム 警察ウオッチング いらないものはいらない!天皇制と首都戒厳令 木原洋 118 ゲーム 大工の源さんは今日も闘う 村田晴彦 128 マガジン 体制の内部崩壊を目指して 山下明子 129 小倉虫太郎の台湾レポート 小倉虫太郎 130 なぜドイツ文化センターでの「母たち」上映が中止になったか?                「母たち」上映委員会 132 メディア 韓国のテレビ番組――夏編 わだもなお 135 音楽 スターリン復活!? 鈴木佳行 136 ラジオ アース・コンシャスのFM東京 渡世直 139 マガジン 蓮実が言う権力 キノコ 140 デートコース 凡庸なる遊園地の遊び方 柳田亮子 144

一九九一年   六八号〜七二号




68号

一九九一年二月十五日
特集・火を噴く湾岸・揺れるソ連――激動する世界と日本 ガッサン・カナファーニーに戻って――湾岸戦争への一視点 太田昌国 2 情報化時代の戦争――「中東戦争」への視座 天野恵一 10 パレスチナで国連は何をしてきたか 信原孝子 18 日本の湾岸戦争の戦費支出 剣持一巳 26 ソ連軍バルト介入をどうとらえるか 藤本和貴夫 32 ジェノサイドとしてのチェルノブイリ――核の大虐殺に直面する住民 土井淑平 37 アウトノミアの新たな展開――ベルリンにおけるアウトノーメ運動             粉川哲夫、デボラ・ゴスマン 44 なぜ、いま戦後補償か――アジアの人々の戦争被害と賠償 内海愛子 51 特集・オウムという問題 オウム真理教が問いかけるもの ――熊本県波野村における排斥運動に抗して 中島真一郎 60 オウム真理教に訴えられて――彼らはなぜ挑発的なのか 丸山照雄 74 黙示録的ビジョン 山崎カヲル 80 情報商品化時代の宗教ブーム 伊藤公雄 82 幸せな愛はない 市村卓彦 84 ウーピー麻原彰晃の対ファシスト加入戦術and so forth 久山信 86 日本が”世界の中のオウム”にならないために 杉村昌昭 88 連載 死刑の〈昭和〉史 8――死刑囚から世論へ・その二 池田浩士 92 運動情報 東京都に見る「いま風」奉祝のしかた      天皇代替りに関する情報センター・中川信明 113 海部訪韓に異議あり!            反天皇制運動連絡会 115 家族登録制の導入を許すな 木元茂夫 116 差別排外・パート切り捨ての行政を撃つ    連帯労働組合・杉並 117 「護憲右翼」の台頭を撃て!      2・24集会実行委・宮崎俊郎 119 去るも地獄、残るも地獄のJR    動労千葉副委員長・布施宇一 120 「寒中死刑大会」楽屋裏から       かたつむりの会・水田ふう 122 泉水・丸岡裁判のいま 丸岡修 124 不透明さつのるM君裁判           M君裁判を考える会 126 山谷労働福祉会館にさらなるカンパを!            山谷労働者福祉会館運営委員会 127 文化情報 女に闘いは何を与えたか――「インティファーダの女たち」 唐澤秀子 130 こだわりつづけたい「恋愛って何?」――「恋愛テクノロジー」 池田祥子 131 「ブラック」、闘いの宣言を共に!――「この胸の嵐」 望月佳重子 134 「『ちびくろサンボ』絶版を考える」を考える ――「『ちびくろサンボ』絶版を考える」 山崎カヲル 136 闇に沈んだもう一つの光州/五月――「五月―夢の国」 池内文平 138 近代美術と広告の相似律           コーリン・コバヤシ 141 「成熟しない」という方法――「革命幻談・つい昨日の話」 平井玄 142 反日、この二〇年――「反日思想を考える――死刑と天皇制」 麻生令彦 146 文鮮明・統一協会に正面からメスを入れる ――「統一協会の策謀――文鮮明と勝共連合」 林雅行 147 「食品添加物」のノスタルジー 冨名腰勇 150 人種差別と複数主義――「僕の友達に手を出すな」 松葉祥一 153 モノポリティカ・プロセッサー――照明器具 早川ハル、福士斉 154 コラム 警察ウオッチング 湾岸戦争はさらに警察国家化を進める 木原洋 114 食人考 中井太郎 133 ゲイ、走る。恋、弾ける。 池内文平 134 「陛下」なくして図書室へ配転 森部聡子 137 男らしさを殺いだダンディズム――「探偵レミントン・スティール」 新井博之 140 首都を横切る不気味な雲――ディヴィッド・リンチ展 久山信 143 「スレーブ・トゥ・ラブ」森園みるく 中矢誠 145 しなやかな疾走感 鈴木佳行 149 「河合おんぱろす」 中矢誠 150 三鷹オスカー閉館 大丸 151 「悪(ザ・ヒール)役」 小堺雄三 152

69号

一九九一年四月十五日
特集・ポスト「湾岸戦争」――中東と日本 座談会・われらの〈反戦〉――新たな可能性を求めて           大島孝一、加地永都子、天野恵一 50 「湾岸戦争」をパレスチナ人はどう受けとめたか              バカル・アブデル・モネム 62 母と戦争              ルティ・ジョスコヴィッツ 68 ヨーロッパにとって「湾岸戦争」とは何か――西欧の新たな東方遠征 生方淳子 73 あらためて憲法9条を問う 中北龍太郎 86 情報統制に対抗的なメディアの創出を ――「湾岸戦争ファックス通信」は運動しつづける 高橋武智 93 いま、安保がみえる 鈴木スム子 96 自衛隊兵士は反戦運動の主体になりうる 片岡顕二 104 走りつづけた半年――大田における「湾岸戦争」反対運動 うすだとよ子 110 東大全学ストの顛末――くすぶりつづける医療団派遣問題          東大はへいひへいふへいの会・有志 114 浮上する自衛隊のカンボジア派兵 ――天皇明仁ASEAN歴訪は何を狙うか 木元茂夫 118 連載 世界を読み解かないために 10――世界音楽の闘争(3) 平井玄 126 反原発運動の現在 知事選敗北から新たな反核燃闘争へ 伊藤裕希 134 死刑の〈昭和〉史 9――死刑廃止論の現在・その一 池田浩士 142 Politics & Action 原発社会の「ギロチン」破断を!        脱原発へ!関電株主行動の会・丸尾雅徳 25 湾岸仮処分・へんてこりんな裁判所           ガサ子ちゃん倶楽部・大山千恵子 27 北方諸島問題を考える視点の転換を   4・14討論集会実行委員会 30 東アジア反日武装戦線、再審請求棄却さる  再審研究会・湯浅欽史 31 91・3ダイ改阻止・二波のストを貫徹             動労千葉副委員長・布施宇一 33 「みどりの日」、京都植樹祭に反対する     反天皇制運動連絡会 38 奪われた生を奪い返すために   アカー裁判闘争本部会・永易至文 39 朕害裁判・朕判決      號外新聞不敬罪ガサ国賠原告・向井孝 40 「捜査一課長」裁判に注目を! 甲山事件救援会 41 「クソ裁判」が始まりました 小田原紀雄 42 全国自然保護大会で反長野五輪を!     長野冬季オリンピックに反対するネットワーク 44 「暴力的組織」規制法の危険 永嶋靖久 44 Culture & Critique 警察の性暴力・差別発言を許さへん――釜ヶ崎越冬と性差別社会 北村年子 1 在サハリン朝鮮人の肉声――「サハリンからのレポート」 宇野淑子 4 女のアート、始めの一歩――「アジア・フェミニスト・アート・フェスティバル」 岩崎美穂 7 分際を越えた障害者たち――「慈愛による差別」 岡村達雄 8 変革への熱き想い――「鏡の中の帝国」 加藤一夫 10 ペレストロイカを歴史的に見直す――「危機の社会主義ソ連―スターリニズムとペレストロイカ」 笹沼弘志 12 戦争と他者――「平和と近さ」 松葉祥一 16 一事件から死刑制度を考える――「死刑と無期」 塩見孝也 18 商品の昭和史・8――モノポリティカ・プロセッサー・自動車             早川ハル、福士斉、福田雅人 20 コラム WILLIAM WEGMAN展 コリン・コバヤシ 3 コミック 描く側から見た天皇制 倉光純 5 パフォーマンス 谷川まりという女 荒井真一 10 ロック レベッカ解散 中矢誠 13 ロック 激しさと優しさと 鈴木佳行 14 他者の死で生かされる社会 中井太郎 22 警察ウオッチング 警察官も「有休」をとりたい! 木原洋 26 監獄法国会再上程を阻止しよう 統一獄中者組合 28 日の丸・君が代 掲揚・斉唱阻止へ向けて             やめよう!元号東日本連絡会 32

70号

一九九一年六月十五日
特集・観客民主主義をどう越えるか 座談会・観客民主主義をどう越えるか ――湾岸戦争後のマスメディアと左派メディア             天野恵一、伊藤公雄、鵜飼哲 50 論文 私たち自衛官は派兵に抗議した       陸自三二普連重迫中隊三等陸曹・吉本守人 84 湾岸戦争は何を示したか 塩川喜信 92 インタヴュー 雪冤をはたして 小野悦男 100 講演 「昭和天皇独白録」に見る裕仁天皇 井上清 108 連載 死刑の〈昭和〉史 10――死刑廃止論の現在・その二 池田浩士 128 視点 「恩恵」の真実 太田昌国 1 「平和憲法主義」を超えた平和論議を! 天野恵一 3 三里塚シンポジウムに反対する 弥永健一 4 夫婦別姓で問題は解決? 大川由夫 6 表現について 山崎カヲル 9 Politics & Action アジア民衆は視えたか くらげ、アジアへ 32 反原発テント村、関西電力に開村 佐久間慶子 34 ノーオリンピック・全国自然保護大会報告 山本英夫 35 五月のハプニングと冤罪       反天皇制個人共闘〈秋の嵐〉・みつたけし 38 M君は真犯人か?              M君裁判を考える会 42 「入管特例法」が成立 山中幸男 44 Culture & Critique 〈戦時〉と〈平時〉を貫通する男の性の神話――「男性神話」 加納実紀代 11 町田市立国際版画美術館の検閲――写真の「黒紙」 小倉利丸 15 「従軍慰安婦」証言は何を問い返すか ――「アリランのうた――オキナワからの証言」 西尾正二 18 エイズ・クライシスとアート――ヴィジュアル・エイズ・TOKYO 田崎英明 20 ガタリはエコロジーに傾斜したか――「三つのエコロジー」 粉川哲夫 21 ある時代の追悼――「アルチュセール追悼」 松葉祥一 23 風切る者たちからの通信――「釜ヶ崎の風」「イフンケ(子守り歌)あるアイヌの死」  池内文平 26 シュポール/シュルファス二〇年目の決算 コリン・コバヤシ 27 捜し物は何ですか?――「インド夜想曲」 久山信 28 コラム 「ドゥ・ザ・レフト・シング」伊達政保 白石顕二 13 いまどきのFM 福士斉 14 俺には免罪符なんか要らない 高橋よしあき 16 ミニコミ「STREET」 中矢誠 22 たゆまぬ自由への希求 鈴木佳行 24 予言書と「運命」の生産システム 中井太郎 30 アジアの学生は掃海艇派遣に反対する ASA声明 33 警察ウオッチング “暴力団規制法”の成立と警察力の強化 木原洋 36

71号

一九九一年八月十五日
特集・ゲイ・リベレーション 動き始めた同性愛者から、あなたへ     アカー代表・永田雅司 50 府中青年の家・同性愛差別事件とは          アカー・動くゲイとレズビアンの会 52 わたしはなぜ裁判を決意したか 風間孝 62 前向きに生きるために 永田雅司 68 ゲイ・ムーブメントのために 浅田彰 72 わが党派は憂鬱にあらず――ある同性愛者の自己認識史 永易至文 81 烙印を押されたアイデンティティ 風間孝 90 ゲイ差別とレズビアン差別は同じものか ――府中裁判への一レズビアンの視点 掛札悠子 98 「異性愛であること」が揺れるとき 色川奈緒 106 戦後日本のゲイ・ムーブメント           ILGA日本事務局長・南定四郎 124 欧米のゲイ・ムーブメント 神田政典 133 「ハーヴェイ・ミルク」を日本で上映した4年前と今と、どこが変わったのだろうか 中野理惠 114 拒否の闘いの最前線にある同性愛の運動――G・F・ダラ・コスタ「愛の労働」に見る同性愛 伊田久美子 116 三十億の倒錯者 市田良彦 118 「ゲイエティ」の読まれ方――「フロント・ランナー」に絡めて 北丸雄二 120 連載 反原発運動の現在 チェルノブイリ被曝者たちに何ができるか 渡辺春夫 140 世界を読み解かないために 11――世界音楽の闘争(4) 平井玄 147 死刑の〈昭和〉史 11――死刑がないと困るのだ! 池田浩士 154 視点 “派兵国家づくり”反対の声を 天野恵一 1 「センデロ・ルミノソ」の真実 太田昌国 3 ユーゴスラヴィア・「反乱」の意味を問う 佐原徹哉 4 いま、「宗教」とは何か? 桑原重夫 10 Politics & Action 子供面会訴訟、最高裁で実質勝訴 海渡雄一 34 マスコミ裁判の提訴にあたって 山下幸夫 35 自民党本部放火デッチあげ事件、一審無罪勝ち取る 藤井高弘 37 関電前脱原発テント村、一村民のメモ         原発いらん大阪労働者の会・佐藤大介 38 KBC森部不当配転裁判、証人尋問へ 森部聡子 40 卒業証書から元号をなくそう 石原敏 42 反合・運転保安確立と反戦・政治闘争の高揚を             動労千葉副委員長・布施宇一 43 Culture & Critique 子どもの権利条約を子どもが読みかえる ――「子ども発・知りたい国連子どもの権利条約」 尾崎ムゲン 13 恋愛衰弱時代の一冊まるごと恋愛詩――「女に」 江刺昭子 15 小川徹の部屋から出撃せよ!――「季刊・映画芸術」夏 久山信 20 死の地帯で              エックハルト・モンベール 18 ソ連・東欧はどこへゆく?――「Quo」 水谷驍 23 「マイナーなものの生成」とマルクス主義の可能性 ――「革命的生成と政治的創造物」 松葉祥一 24 映像のポリティクス――「アクロス・ザ・ボーダーライン」 上野俊哉 27 91年夏、A君は社会党と訣別し「どくんご」と出会った ――「君を待っている」 なかみ杏子 28 商品の昭和史――モノポリティカ・プロセッサ・エレキギター 早川ハル、福士斉 30 コラム 電影少女 中矢誠 14 「あさってDANCE」 大丸 16 「日系人」のすすめ――「兜」 新井博之 19 ほとばしる“破壊衝動” 鈴木佳行 21 “水の詩人”岡島弘子 中矢誠 25 ANDRE BRETON展――痙攣する美 コリン・コバヤシ 27 「古都の景観」論争をめぐって 中井太郎 31 警察ウオッチング ケミカルプリント争議へ逮捕・ガサ 木原洋 36 「よど号」人道帰国の会の発足と第一次訪朝 山中幸男 41

72号

一九九一年十一月二五日
特集・二つの戦前――湾岸戦争から「大東亜戦争」へ 特集にあたって 池田浩士 10 対談・食べる場からの戦争と反戦       鶴見俊輔、池田浩士 12 五〇〇年戦争の中の大東亜→湾岸戦争 太田昌国 42 海外資産と在留邦人――戦前と戦後 金子文夫 50 女性はどう変わったか 古久保さくら 60 男らしさと戦争 彦坂諦 70 柔軟な身体の行方――戦時下における身体の規律 田崎英明 78 戦後史の中の「12・8」と「8・15」 加納実紀代 86 「日本人」という謎――天皇制がしかけた伝統と近代 小倉利丸 98 「沈黙の艦隊」の饒舌さ――「嫌米ナショナリズム」のゆくえ 天野恵一 106 満州国を懐かしむ人々 北村小夜 113 「戦後補償」とアジアの民 中西昭雄 116 「従軍慰安婦」をわが身にひきよせて――在日韓国人女性の立場から 金明美 118 ワルイノハ、ダレダ――軍医学校から人骨 みつたけし 120 ウトロ――地上げと闘う朝鮮人部落 斎藤正樹 122 8・15で戦争は終ったのか――サハリン・千島をめぐって 福富節男 124 連載 批評の挑発 1――ヨーグルト的善意にケリをつける 粉川哲夫 142 文化を横断する 1――霊の話 杉村昌昭 146 世界を読み解かないために 12・全世界を獲得しないために ――世界音楽の闘争(5) 平井玄 149 視点 天皇ASEAN訪問をインドネシアから視る 浅野健一 1 「国連中心主義=国際貢献」イデオロギーを撃て! 天野恵一 3 九一年から六八年へ――新たな史的展望の発見に向けて 鵜飼哲 6 Politics & Action 「許すな!共同行動」五ヶ月間の闘い 土方美雄 178 林桂珍さんの強制送還に抗議する 市田良彦 180 六ヶ所村へ六フッ化ウラン搬入 伊藤裕希 182 ラルザック・農民による反基地拡張闘争の二〇年                 コーリン・コバヤシ 184 追悼・庄司宏弁護士             信原孝子、山中幸男 185 ルポ それからの「逗子は燃えた、そして」――池子住民訴訟に判決 江刺昭子 126 十年目のグリーナム・コモン――女たちのピースキャンプに行ってきた 大山千恵子 134 読者論壇 天野恵一さんに反論します 橋爪節子 187 読者から 危機に立つ大阪市立大学 大阪市大学生 188 Culture & Critique 「有害」コミックにおける「性の商品化」批判は“無害”か――規制は いやだ!だれが決めたの「有害」コミック? 色川奈緒 161 富山近代美術館問題の新展開――大浦作品の「検閲」は、表現の意味と 空間の意味への支配であった 浅見克彦 164 なぜアジアの男性との国際結婚を中傷するのか ――「テーミス」によるレイシズムに抗議する 関口千恵 167 模倣の能力について――「神殿レプリカ」(桐山襲) 下平尾直 169 遊歩するパフォーマー――「国際化のゆらぎのなかで」「情報のチャンネル」(粉川哲夫) 天野恵一 170 分かりやすい宿題、解きにくい課題――「市民運動の宿題」(吉川勇一) 高橋寿臣 173 「ゲイ・リベレーション」発行からの二、三のこと 永易至文 175 コラム ヴィデオ「戒厳令」 平井玄 163 「きれい」の商品価値              荒井真一、福士斉、中矢誠 164 こおろぎは鳴き続けたい 笹輪英蔵 166 宅八郎・孤立無援の「当事者」 中矢誠 172 警察ウオッチング 以前と変わらぬ天皇警備 木原洋 181 隠された指紋押捺 鈴木康 183

一九九二年   七三号〜七七号




73号

一九九二年二月一日
特集・リブ二〇年 はじめに・リブ二〇年 加納実紀代 6 かけがえのない、たいしたことのない私を生きる 田中美津             大山千恵子(インタヴュー) 14 ウルフの会のこと――「リブ私史ノート」より 秋山洋子 30 リブセンをたぐり寄せてみる 米津知子 38 リブは生きている  ウーマン・リブと私 中山千夏 44  国境を踏み越えていかなくちゃ 深見史 49  自分が変わり女たちが変わり社会を変える 久野綾子 54  野の花だより 吉清一江 58  そう、私は私なのだ 浦島悦子 62  リブには、ひとりひとりの顔がある 木村京子 68  どういうわけか監獄にかかわって 高安イツ子 72  昔もりぶ、今もりぶ――りぶは当分やめられない 岩崎美穂 78  個と群れ――心意気りぶ論 滝川マリ 82  深く出会う――私にとってのリブ体験 丹羽雅代 88  わたしはおくれてきたウーマンリブ 中野理惠 92  リブ、それは遠くにありて思うもの――ぺろ亭より 米谷恵子 98  男社会であるかぎり、私はリブ! 三木草子 108 座談会・今いちど「私」からの出発を――二〇代がリブをどう見るか CHOISIR 114 いま二〇代がリブ「聖典」を読む  B・フリーダン「新しい女性の創造」 小倉美保 126  森崎和江「闘いとエロス」 佐藤まや 128  田中美津「いのちの女たちへ」 高松久子 130  富岡多恵子「わたしのオンナ革命」 色川奈緒 132  ケイト・ミレット「性の政治学」 清水久美 134  雑誌「女・エロス」 掛札悠子 136  原一男「極私的エロス」 渡辺由美子 138 遠いけれど気になる――七〇年代リブへの片想い 大橋由香子 140 「男」はなぜ「女」が怖いのか 伊藤公雄 146 メンズ・リブ元年/  今時、男は顔が良くなくちゃ! 味沢道明 156  アジアのおんなと日本のおとこ 水野阿修羅 157 「性」からの解放を!――個人賃金制とオナニズム 金塚貞文 159 アジア・フェミニズムを! 関口千恵 166 ノート・日本の女性運動批判 李順愛 174 連載 批評の挑発 2――メディア管理のけったい 粉川哲夫 180 文化を横断する 2――ナショナリズムと愛着 杉村昌昭 184 世界を読み解かないために 終――世界音楽の闘争(6) 平井玄 188 運動の経験をめぐって 1・ノンセクトという党派性 ――生きなおされるべき「運動体験」 天野恵一 196 視点 ソ連解体と注目されるウクライナの動向 藤本和貴夫 1 カンボジアPKO(軍事占領)への日本政府の加担を許すな! 天野恵一 2 Politics & Action 侵略と加害の事実を直視する     日本の戦後責任をハッキリさせる会・中西昭雄 224 バダンテール来日を死刑廃止のステップに     死刑廃止国際条約への批准を求めるフォーラム90・安田好弘 228 イラン人労働者との初めての越冬       在日アジア労働者と共に闘う会・平野良子 231 国境を越える冷たい風――富山県イラン人大量摘発事件 みつたけし 233 訴えられはしたものの      奄美大島旧無我利道場・北村昌之 234 Culture & Critique 五〇年代を読み解くために――「戦後労働運動私史・1」 下田平裕身 209 いま反戦平和運動はどうあるべきか――「派兵時代の反戦思想」 菅孝行 212 男の女への暴力の意味を明快に解く――「愛の労働」 小倉利丸 214 ローザへの積極的な再検討――「アポリアとしての民族問題」 中村丈夫 217 三〇年後のファノン 田崎英明 219 「日本人」だから可能な再評価?――レニ・リーフェンシュタール回顧展 林軒三 221 コラム CD だいなし「やりたがり」 小堺雄三 210 コミック 「ゴッドハンド」 高橋よしあき 213 アート コンセプチュアルなマラルメ的夢 コリン・コバヤシ 215 CD 村八分 早川元 218 ブックレヴュー 「みんなを好きでいたい」 大山千恵子 220 警察ウオッチング 変わらない警察の排外主義的な体質 木原洋 226 映画 「おつむてんてんクリニック」の意味 手島由利子 237

74号

一九九二年四月一〇日
特集・メディアの中の戦争・メディアの外の戦争――湾岸戦争から一年 湾岸戦争から一年 鵜飼哲 10 ベトナムから湾岸戦争まで――反戦運動を横断する     ダグラス・ラミス  インタヴュー・天野恵一 16 湾岸戦争後の米国の世界戦略とその矛盾 宮嶋信夫 36 インティファーダ時代のメディア戦略――映画「石の賛美歌」をみて 板垣雄三 48 湾岸戦争と日本のメディア 内田明宏 54 自分のテレビをコントロールしよう――ペーパー・タイガーは湾岸戦争をどう報道したか キャシー・スコット           セラ・プラット(インタヴュー) 62 湾岸戦争のなかの女たち リーン・ハンリー 三木のぶ子(訳) 72 湾岸反戦運動と反差別運動    マルコムX・グラスルーツ・ムーブメント 小倉利丸(訳) 76 戦争は不可能になった? 市田良彦 84 講演 台湾におけるヴィデオ・アクティヴィズム――緑色小組に聞く     李春發              粉川哲夫、平井玄(解説) 96 連載 運動の経験をめぐって 2――裏切り史観(近親憎悪と独善の心情と論理)の磁場 天野恵一 104 文化を横断する 3――「国際貢献」という記号をどうあつかうべきか 杉村昌昭 126 視点 「脳死」・臓器移植推進の危険な思想 天笠啓祐 1 戦後世代の戦後責任 臼杵敬子 4 なしくずし派兵国家化に反撃を! 天野恵一 6 Politics & Action 死刑廃止フォーラム、バダンテールを迎えて開催      死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90・阿部圭太 149 買春ガイドブック「東南アジア男のひとり旅」が廃刊に! 坂田伸子 152 拘禁二法案阻止に向けたいくつかの試み 海渡雄一 154 自宅に「安保」がやってくる?     沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック・吉田正司 155 Culture & Critique 腹話術師、関曠野の一人芝居――「左翼の滅び方」 小倉利丸 129 シコ・メンデスの死と開発暴力――「アマゾンの戦争」 中島吉弘 135 レーガンとブッシュが好む愛の小説――「クローバー」 望月佳重子 138 等身大のわたしから――「デモと自由と好奇心と」 八坂康司 140 さまざまなセクシュアリティ・さまざまな表現――東京レズビアン &ゲイ・フィルムフェスティバル 色川奈緒 141 都市の中の「異人」――燐光群「ライフバーゲン」 菅孝行 143 コミック規制の狙いはなにか   有害コミックを考える会・山川薫 144 生きている香港――映画「七小福」 大山千恵子 147 コラム 「だれかの贅沢で殺されたくない」THE NEWS 福士斉 130 町田民蔵「供花」、プリンセス・プリンセス「神様と心の棘」 弟背真実 131 メロドラマのマーケッティング 新井博之 132 「在日コリアン新世代」ということば 早川元 136 山咲千里写真集「アナザー・スキン」 小堺雄三 142 警察ウオッチング 「暴力団対策」に名を借りた“ゆすり、たかり”の警察権力 木原洋 153 こんな裁判は茶番だ!発言、二七日の監置処分 桜井 156

75号

一九九二年六月一〇日
特集・わたしたちの「ジャパン・バッシング」 対談・ボーダーとしての民族                船戸与一、山崎カヲル 10 民族再考――近代の人間分節の魔法 松田素二 23 座談会・ナショナリズムの両義性              尹健次、姜尚中、小倉利丸 36 皇軍ジャワ侵攻五〇年――侵略を否定する神道系大学教授の歴史観 浅野健一 62 答えのない問いとしての「日本人」 小倉利丸 84 日本人の頭を土足で!――加藤三郎の「意見書」を読む 池田浩士 92 日本はこう叩け・私の「ジャパン・バッシング」  客観的な「日本叩き」を 梁澄子 71  原住・先住民族としてのアイヌ民族から チカップ美恵子 74  私と沖縄復帰二〇年 金城実 76  生と死を司るテクノロジー日本 これひさかつひこ 78  天皇制の「視覚支配」はアジアに輸出される 浅見克彦 80 小特集・追悼/桐山襲 ファシズム、天皇制、そして抵抗 桐山襲 114 K・S氏のユーモアと寂寥 太田昌国 122 連載 運動の経験をめぐって 3――「過去を豊富化する」思想的態度〈方法〉 天野恵一 130 批評の挑発 3――One Watt of Truth 粉川哲夫 184 文化を横断する 4――人は日本人に生まれるのではない、日本人に なるのだ 杉村昌昭 188 論文 「未来としての過去」(ハーバーマス)のひとつの読み方 岩崎稔 151 視点 職場の「常識」を変えるために ――4・16セクシュアルハラスメント裁判判決の意義     職場での性的いやがらせと闘う裁判を支援する会・牟田和恵 1 文部省答申と登校拒否の現段階 奥地圭子 3 沖縄「復帰」二〇年の現実に思う――「琉球ネシア」をめざして 太田武二 5 明石発言とカンボジアPKO――トータルな批判を! 天野恵一 6 Politics & Action アイヌ民族代表萱野茂さんを参議院へ 花崎皋平 170 牛久入国管理総合センターを考える   つくばアジア出稼ぎ労働者と連帯する会・水野州子 172 許されない甲山事件・上告棄却 甲山事件救援会 174 警察の証拠捏造工作明らかに!            青山正さん救援会・菊池さよ子 176 宇検村の常識――追放運動・奄美大島からの報告               旧無我利道場・北村昌之 177 日の丸はあがらず、君が代は流れない     新学習指導要領の撤回を求める国立市民の会・えんどう良子 178 福岡植樹祭阻止闘争闘われる     やめよう植樹祭!福岡実行委員会・竹森健二郎 179 Culture & Critique ラディカルな民主主義としての社会主義? ――「ポスト・マルクス主義と政治」 桐谷仁 161 文学におけるフェティシズムの暴露 ――「フェティッシュの女性化」 有満麻美子 164 “テーゼ”はどこへ向かう――「インペリアル・シアター」 早川元 166 のびのびとした君の歌声を聴きたかった ――「追悼・尾崎豊」 高橋よしあき 168 コラム マガジン 「ウォンバット」創刊号 大丸 162 映画 「三月のライオン」 東玲子 163 エイズ・ウォークに参加して 荒井真一 166 雑誌紹介 「POSI」 馬浪 167 警察ウオッチング 無関心ではいられない、ロスアンジェルス 木原洋 173

76号

一九九二年八月二五日
特集・生活大国ってか! もっと野蛮に、いつものように 岡崎京子              田崎英明(インタヴュー) 8 「生活大国」計画の詐術 降旗節雄 20 「革命的生活者党宣言」ってか?――大前研一を読む 麻生令彦 32 援助を要する人々は 北村小夜 43 平成生活大国・時短漫才 南河内はるか 52 「快医学」これこそ危機脱出の鍵だ――ウソかホントかやってほしい 瓜生良介 64 アンケート・生活を変えたこと、ひと…… 池田祥子、森馨子、富山洋子、福島菊次郎、上野いく子、 大道寺幸子、南修治、荒井まり子、柴谷篤弘、富沢よし子 71 淵に立つ日本的経営――終身雇用の運動法則 工藤剛治 79 「アラビック・ブルース」への旅 ――東エルサレムにサーブリーンを訪ねる 平井玄 90 連載 批評の挑発 4――記憶の境界と解放 粉川哲夫 100 運動の経験をめぐって 4――「革命的」暴力の神話 天野恵一 104 視点 派兵時代の「平和外交」――10月、天皇訪中へ 土方美雄 1 世界先住民族会議に参加して チカップ美恵子 3 Politics & Action 反PKO闘争から派兵阻止の闘いへ 天野恵一 150 PKO選挙を闘って 内田雅敏 153 もう同情はいらない!「同権」が欲しい!――いま在日外国人に参政権を        在日外国人参政権92「在日党」・李英和 155 成田治安法最高裁判決について 大口昭彦 158 第三世界フォーラムについて 丹波通晴 160 最終局面に入った沖縄日の丸裁判出張法廷 中北龍太郎 161 自衛官一一〇番を各地に開設   自衛官「PKO/人権」一一〇番 162 冬の時代にまっしぐら――5・22秋の嵐に反動判決       反天皇制全国個人共闘〈秋の嵐〉・見津毅 163 Culture & Critique 解放は多様な愛を認めることから ――掛札悠子「レズビアンであるということ」 伊田久美子 137 西洋美術史の家父長制イデオロギー――「女・アート・イデオロギー」 深沢純子 140 記憶を共有しようという志――勇崎哲史「大神島・記憶の家族」 萩原弘子 141 「MUNKS」の船出 池内文平 145 ブラック・フェミニズムと発話の場所――ミシェル・ウォレス「インビジビリティ・ブルース」 田崎英明 147 コラム 土着性と状況への回路 コリン・コバヤシ 139 「ハイテク東京92」「ADVANCED ROBOT」 笹輪英蔵 142 「素顔のままで」 弟背真実 144 ZENI-GEVA CD内破発売記念ギグ 小堺雄三 146 警察ウオッチング 銃器・暴力団・PKO 木原洋 153

臨時増刊・PKO派兵を許すな!

一九九二年九月二五日
三二年目の6月行動からの再出発 天野恵一 2 反PKO法「議面」連日行動の残したもの 小峰雄蔵 12 PKO92年から安保60年へ 福富節男 21 ドキュメント・国会前6月闘争  アンケート・国会前で見たこと、感じたこと ダグラス・ラミス、むらき数子、大本達也、大本千佳、K、国富建治、太田武二、高橋寿臣、石河和子、品川まき、 宮部彰、大久保青志、北野誉、山本英夫、山辺恵巳子、 伊藤誠、T、池田五律、青山正、高松久子、土方美雄、 八坂康司、中川信明、田中稔、山崎美恵、T、金谷一美、 木原洋、矢吹一人、高見圭司、小園優子、佐野恵美、 橋本実千代、太田昌国、M(見津毅)、中沢譲、桜井大子、 坂本隆、大野和興 32 資料・海外からのメッセージ、国連事務総長への公開質問状 77 カンボジアはどうなっているのか――NGOの立場から 古西勇 82 東チモールからPKOを見る 古沢希代子 92 座談会・三二年後の反安保=「反PKO法」闘争をめぐって ――新しい可能性はどこにあるのか              最首悟、菅孝行、天野恵一 96 座談会・PKO派兵と闘う新たな反戦・反基地運動をめざして ――国際貢献論自体への批判を!            遠藤洋一、剣持一巳、天野恵一 110 PKO協力法の問題点 木元茂夫 128 PKO国会の問題点 剣持一巳 135 国連平和維持活動(PKO)協力に関する法律 157

77号

一九九二年一〇月二五日
特集・南京大虐殺五五年――天皇訪中と派兵 軍隊がつくる「平和」 大江志乃夫             加納実紀代(インタヴュー) 8 国際貢献にとって平和とは何か――その歴史と現在 池田浩士 24 南京大虐殺の論じられ方――日本軍が南京にいたこと自体が蛮行では なかったのか 菅孝行 66 南京虐殺と「民間賠償」問題について 新美隆 76 象徴天皇の「皇室外交」――アキヒト天皇の訪中問題をめぐって 天野恵一 84 「教科書」と「靖国」が中国にもたらしたもの 森正孝 96 「七三一部隊展」を準備中 田中伸尚 99 ウトロから見た自衛隊大久保駐屯地 斎藤正樹 102 南京大虐殺と中国にとっての天皇訪中 加々美光行              天野恵一(インタヴュー) 105 フィクションと現実のはざまで――ミシェル・クレイフィ監督へのインタビュー ミシェル・クレイフィ 安川慶治(訳) 120 連載 批評の挑発 5――どぎついレベルの現状 粉川哲夫 132 視点 旧ユーゴ内戦とPKF 佐原徹哉 1 アムステルダムのエイズ国際会議に出席して 南定四郎 4 Politics & Action フェリックス・ガタリ追悼――その政治的活動家としての相貌 杉村昌昭 137 遺稿「あたらしいエコロジー民主主義に向かって」                フェリックス・ガタリ 138 だれがケニアのために血を流したのか――「マウマウ戦争の真実――埋もれたケニア独立前史」 松田素二 141 「肯定性(フェミニティ)」の方へ――「写真=その〈肯定性〉の方位」 伊藤公雄 144 被植民地民衆の視座からの大著――「中国東北部における抗日朝鮮 ・中国民衆史序説」 大道寺将司 146 ナチス下ドイツの迫害の社会史――「ナチスに権利を剥奪された人々」 田中正人 151 Culture & Critique 大久保基地を人間の鎖で包囲     反派兵フォーラム・山本英夫 155 国側答弁書出る        日本の戦後責任をハッキリさせる会 157 右翼、富山県知事室へ殴り込む 浅見克彦 160 拡声機規制条例の全国化攻撃の阻止へ向けて         拡声機規制条例制定阻止東京連絡会議 161 同性愛者人権訴訟、証言台で明らかになったこと    アカー(動くゲイとレズビアンの会)・永易至文 162 コラム ガタリ遺稿「新しいエコロジー民主主義にむかって」(F・ガタリ) 138 阿木幸男・喋る人の傍 中矢誠 142 ブックレビュー「ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義」 新井博之 146 倉地久美夫とアジャ・クレヨンズ 中矢誠 148 ライブ 水銀ヒステリア 早川元 153 警察ウオッチング 情報の一元支配を計る警察庁の戦略 木原洋 158

一九九三年   七八号〜八三号




78号

一九九三年一月一〇日
特集・左翼というスタイル 遠い革命を夢見て毎日が不幸なんて冗談じゃない 福島瑞穂 8 「柔らかい新左翼」の可能性――複数性と固有性の「解放」に向かって 伊藤公雄 20 斜めに走る線――レフティズムの復権           粉川哲夫、山崎カヲル、伊藤公雄 30 左翼と高校生 牧口誠司 47 現代フランスの知識人と左翼――左翼概念の再定義は可能か                 杉村昌昭、松葉祥一 58 さまざまな左翼/あなたにとって左翼とは  サラリーマン左翼として――絶望しながら闘うという矛盾を生きる 土方美雄 72  百姓にとって左翼とは――なぜレフトの位置にいるものに何も期待  できないか? 南修治 75  生協職員として――理念と現実とのギャップを越えて生の条件を  切り開く 奥田旬子 78  フェミニストとして――切り離せないフェミニズムと左翼 伊田久美子 80  取材旅行で「左翼」を観察――左翼と右翼の通じるものとは 宇野淑子 82  学生の立場から――左翼などダッセーままでいいじゃない! 田浪亜央江 84  六本木のOLから――この際だから言っておこう 大山千恵子 87 論文 天皇は疾風のように通り過ぎていった ――天皇訪中直後の北京からの手紙 楊耀 89 連載 フェミニズムのヘクトパスカル 1――「慰安婦問題」という問題 加納実紀代 96 文化を横断する 5――「社会民主主義」は「左翼」か 杉村昌昭 100 運動の経験をめぐって 5――「革命的暴力」の神話――「パルチザン」後史 天野恵一 103 視点 EC統合の現段階 住沢博紀 1 プルトニウム社会のあかつき 西尾漠 3 Politics & Action 死刑廃止四国フォーラムに五〇〇人   死刑廃止の会・菊池さよ子 144 京都地裁、憲法判断を隔離する不当判断             京都君が代訴訟・尾崎ムゲン 146 浩宮妃報道協定1月末で打ちきりへ   出版流通対策協議会/出版の自由委員会・高須次郎 148 西成署の暴行を明らかにし、人権蹂躪に反撃を   大阪府警・西成署の暴力を明らかにし人権蹂躙を許さない連絡会 149 反派兵フォーラム開催    フォーラム海外派兵を許すな・北野誉 151 4月、天皇訪沖阻止へ 高橋寿臣 153 Culture & Critique 「石」が訴えかけるもの――「石の叫びに耳を澄ます」 奈良本英佑 129 「子どもが主役」の学校だい――「名取先生のおもしろゴミ授業」 大山千恵子 131 バブルがはじけて、外国人労働者は ――「侵略される人権・外国人労働者」 小倉利丸 134 複数の問い、多様な答え――「ポイズン」 荒木敦 135 ジプシーの解放をはばむもの――フェミニズム映画?「フライド・グリーン・トマト」の人種差別 萩原弘子 137 フランスの自由テレビ 田崎英明 140 コラム 追悼・篠田昌巳さん 中矢誠 130 乱反射する音のプリズム 大熊亘 132 復活の日「シティロード」小出幸子編集長に尋く 中矢誠 138 警察ウオッチング 強化される天皇警備 木原洋 150

79号

一九九三年三月一〇日
特集・難民化する移民労働者 対談・複合アイデンティティの実験――アムネジアをこえて             姜尚中、斎藤純一、田崎英明 8 そして誰もこなくなった――ジュネーブ条約体制の危機とPKO時代の〈難民〉 鵜飼哲 24 ネオナチはなぜ難民を襲撃するのか――アウトノーメの反ファシズム運動          デボラ・ゴスマン、ベニー・フメル 71 バブル崩壊後の移民労働者たち  「愛するあなた、助けて!私はもう死ぬしかない」                  みずら・阿部裕子 34  アリは悔しさを胸にイランへ帰った       渋谷原宿生命と権利をかちとる会・見津毅 40  たてうえたるものよ       在日アジア労働者と共に闘う会・池内文平 46  バブル崩壊のつけは外国人労働者へ    カラバオの会・高橋徹 53  放棄される雇用責任―派遣業者をなくしたい                へるすの会・門奈邦雄 58  93年1月釜ヶ崎 水野阿修羅 64  アジア競技大会と外国人労働者   マノス・ウニダスひろしま(外国人と手をつなぐ会)・中川文明 68  外国人報道の犯罪 関口千恵 77  研修から技能実習へ―正面からの外国人労働者導入へ            CALLネットワーク・旗手明 80 ブックレヴュー  外国人労働者問題の文献案内 小倉利丸 84  現実となった「開かれた空間」――「寄せ場に開かれた空間を―山谷  労働者福祉会館建設の記録」 池田浩士 88  建設労働の大百科――「日本建設労働論―歴史・現実と外国人労働者」 下田平裕身 90 座談会 インティファーダ世代との豊穣な出会い ――サーブリーン、M・クレイフィとの9日間            「豊穣な記憶」実行委員会有志 92 論文 「アキヒト天皇の沖縄訪問」という問題 天野恵一 98 連載 文化を横断する 6――「阿片」としての小説 ――村上春樹の新作をめぐって 杉村昌昭 117 批評の挑発 6――ヴァーチャル・アクティヴィズムへ 粉川哲夫 120 フェミニズムのヘクトパスカル 2――天皇制とフェミニズムの不幸な 結婚? 加納実紀代 125 視点 ナルヒト婚約報道〈三つのデタラメ〉 浅見克彦 1 今こそ自衛隊撤兵を! 木元茂夫 4 Politics & Action 在日の従軍慰安婦の初の戦後補償裁判提訴へ         在日の慰安婦裁判を支える会・梁澄子 146 「突撃一番」は生きていた! 坂田伸子 148 静岡反天皇制集会への施設使用禁止訴訟、東京高裁にて勝訴、確定 森正孝 149 「反天皇制のうねりを!関西連帯会議」の解散 麻生令彦 151 ガサ国賠、公安刑事への尋問         不当捜索押収連絡会 153 Culture & Critique FMサラン・ステーション開局から二ヵ月 洪彦義(ほんおに) 129 麻薬としての資本主義――「アシッド・キャピタリズム」 平井玄 132 フェミニズムで読む「SEX by MADDONNA」 色川奈緒 134 「環境戦争」時代におけるわれわれの課題 ――「ベルリン・バグダッド・リオ」 崎山政毅 137 ナチズムを過去のものとするために――「生物学が運命を決めたとき」 山崎カヲル 139 愛情ゆえの悪口の魅力――「再び住んでみた中国」 天野恵一 140 平井啓之さんのことども――追悼・平井啓之 大島孝一 142 コラム 奥村俊彦の小さなコンサート 中矢誠 130 映画監督・瀬々敬久 大丸 144 警察ウオッチング ヒロヒトなみの沖縄植樹祭警備 木原洋 150 皇室ネタの洪水報道をSTOPさせよう! 浅見克彦 152

80号

一九九三年五月十五日
特集・死刑/なぜいま執行なのか なぜいま死刑執行なのか――三人処刑に抗議する 安田好弘 6 各地の行動から  会葬日録抄・かたつむりの会/刑死者回向大法要の報告 下平尾直 16  衝撃と悲しみの中から立ち上がる仙台集会 足立博子 18  法務大臣の地元から死刑執行に抗議する            四国フォーラム徳島・戎野恒雄 20  福岡でハンストをやりぬいた まえだけいこ 22  処刑の明らかになった日の京都集会 中原夕子 24 処刑再開に抗議する――フォーラム90に寄せられたメッセージから 団藤重光、加賀乙彦、瀬戸内寂聴、花崎皋平、免田栄、 赤堀政夫、江田五月、いとう正敏、鎌田慧、村山盛忠、 玉光順正、戸次公正、堀部知守、高野庸一 26 日本はなぜ死刑を手ばなせないか――戦争裁判と戦後の社会文化構造から考える 福田雅章、内海愛子 32 政治的文脈のなかの死刑 寺中誠 56 とぎれた執行ゼロ・三年四ヵ月の意味を問う 菊池さよ子 64 〈知的野蛮〉としての死刑――犯罪・国家・大衆心理 杉村昌昭 72 「かたつむりの会連続講座」を実施して 水田ふう 80 死刑囚と向かいあいながら ふじえちづこ 82 刑事法体系再編と死刑 永島靖久 84 特集・死刑/アジアから死刑廃止を 死刑廃止フォーラム90の新たな展開に向けて ――アジア死刑廃止フォーラムの開催 岩井信 86 韓国の死刑制度と日本 朴乗植 98 中国・台湾で死刑囚から臓器が摘出されている 天笠啓祐 108 台湾における死刑制度 辻本義男 118 香港の死刑廃止――中国との関係の中で 北井大輔 120 国際的批判で死刑執行を躊躇――「犯罪者」謀殺のインドネシア 浅野健一 123 世界の死刑・最新情報――フィリピン、スリランカ、アメリカ合衆国、  マレーシア、パキスタン      アムネスティインターナショナル・手島史夫 89 講演 植樹祭を前にした沖縄・その思想的状況 新崎盛暉 126 論文 監獄の中の監獄・厳正独居の実態 丸山康男 138 連載 「海外進出文学」論・序説 1――湯浅克衛の〈外地〉 池田浩士 146 フェミニズムのヘクトパスカル 3 ――ジャンプ一番!女兵士戦闘配置へ? 加納実紀代 162 メディアチェック 1――「非武装国家」理念の現在 天野恵一 166 文化を横断する 7――ミスティフィケーションとしての小説―丸谷才一「女ざかり」をめぐって 杉村昌昭 170 批評の挑発 7――運動のベクトル 粉川哲夫 174 視点 物質的補償要求しない韓国政府の意図 臼杵敬子 1 行き詰まったカンボジアPKO 藤田親継 3 Politics & Action 裁判所には民衆の正義・民衆の心がわからないのか! 知花昌一 190 皇太子・雅子の結婚をめぐる二つの集会 桜井大子 191 「環境浄化」という名の外国人女性狩り      外登法・入管法を考える東部交流会・伊部篤 193 パンドラの箱には何が隠されているのか 在日党を励ます会 194 裁判における外国人差別構造を問う       下館事件タイ三女性を支える会・千本秀樹 196 最高裁判決を聞いて 永田洋子 199 最高裁判決を聞いて 坂口弘 200 最高裁判決を聞いて 植垣康博 200 Culture & Critique 迷宮の中からの光――「光の帝国・迷宮の革命」 野村修 177 「りばいばる」をこえた復活のために――「藁の天皇」 栗原幸夫 180 迷路の国を舞台にした警察小説――「ラット・キング」 伊藤公雄 181 生の再発明――「野生の夜に」 田崎英明 184 パフォーマンスは魂を解放する――第一回長野国際パフォーマンス・アート・フェスティバル 霜田誠二 186 コラム アフリカ音楽を大きく視つめる 平井玄 178 日本の再生について アライヒロユキ 182 忘れられた不屈の鬼才、矢崎弾を求めて 中矢誠 187 大友克洋「アキラ」完結 中矢誠 188 警察ウオッチング そこのけ、そこのけ天皇が通る 木原洋 193 金丸逮捕劇の意味するところ 麻生令彦 198 読者論壇 フェミニズムと教育差別の幸福な結婚? 加納実紀代氏の「天皇制とフェミニズムの不幸な結婚?!」はとても面白かった 千田容子 202 山形の中学生マット詰めリンチ殺人事件は日本社会の〈みんな〉ファシズムを典型的にあらわしている 内藤朝雄 203

81号

一九九三年七月十五日
特集・海外進出――アジアのニッポン人 アジアの中の会社社会ニッポン        中村尚司  池田浩士(インタヴュー) 10 ジャカルタの日本人企業とニッポン人 浅野健一 32 一つの証言――在北京日本商社員の家族として 志野耀子 46 公害たれ流し企業の実態――マレーシア・ブキメラ村 原田恵子 64 ジャカルタ国際学校から見たニッポン人 浅野左也香 74 ふたたび祖国へ――ブキメラと原発列島のあいだ 朝倉ゆるぎ 78 派兵部隊による交通事故と裁判権 剣持一巳 86 資料構成 小倉利丸 31 連載 「海外進出文学」論・序説 2――湯浅克衛の〈外地〉・その二 池田浩士 90 フェミニズムのヘクトパスカル 4――「ベアテの日本国憲法」と 皇室典範の改正 加納実紀代 105 メディアチェック 2――「死者」と派兵 ――「邦人救出に自衛隊機派遣」法案をめぐって 天野恵一 112 文化を横断する 8――天皇制の「マインド・コントロール」 杉村昌昭 116 批評の挑発 8――サンフランシスコ・クロニクル 粉川哲夫 122 視点 イベント天皇制への批判の方法について 野毛一起 1 カンボジア総選挙と自衛隊        派兵チェック・田中重信 4 ヨレヨレ「東京サミット」の背後で…… 太田昌国 6 Culture & Critique 「リ・ヴィジョン」し続ける女――「アドリエンヌ・リッチ詩集」 望月佳重子 129 元気のつく理論のイデオロギー――「のちに生まれる者へ」 上野俊哉 132 なぜ出光真子作品を配給するのか 中野理惠 134 記憶との別の関係の構築に向けて――「季刊aala」創刊 鵜飼哲 135 ゴンサロ・ルバルカバを聞く 山崎カヲル 138 皇太子結婚奉祝便乗音盤品評 馬浪朱 140 Politics & Action 帰ってきた脱走兵――ベトナムの戦場から二五年 吉川勇一 144 富山の大浦作品売却・図録も焚書 浅見克彦 146 アジアの女たちのネットワークを広めよう        アジア女性会議ネットワーク・船橋邦子 150 5月自衛隊撤兵!国会連続闘争          派兵チェック編集委員会・山本英夫 152 コラム ロヴァ「From the Bureau of Both」 吉岡俊哉 130 「男と女の恋愛支援 XY(ゼクシイ)」創刊 福士斉 131 メイプルソープ写真集は風俗を害するか 大山千恵子 133 韓国の街角から テキサスからシベリアへ、韓国の「水」商売                大畑龍次、加藤まさき 136 「ウゴ・ウゴ・ルーガ」の〈速度〉 小堺雄三 138 警察ウオッチング 内藤検問訴訟、完全勝訴 木原洋 148 白昼堂々、川っぺりLIVE ヤマムラミヤギ 156

82号

一九九三年九月十五日
特集・六〇〜九〇カルチャー・マップ 〈冬の時代〉からユートピア民主主義へ 海老坂武 10 ドキュマン・シチュアシオニスト G・E・ドゥボール                 木下誠(訳・解説) 28 いまシチュアシオニストをどう生かすか 上野俊哉 46 変容する都市空間――ポスト・モダニズム、アジア、そして日本        布野修司  伊藤公雄(インタヴュー) 58 芸術の破棄と実現 高島直之 72 相倉久人の一九七〇年代 平井玄 78 SFとジェンダー――ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアをめぐって 田崎英明 86 スティーブン・キングとその周辺――モダン・ホラーの過去・現在・未来 土方美雄 92 封じ込められたユーディット、あるいは哲学者の密室 下平尾直 100 「任侠」映画――その始まりと終わり 天野恵一 106 カルチャー・マップ  この期に及んで、まともな文学 望月佳重子 118  青年団と燐光群――現代演劇の新たな断層 坂原真里 119  饒舌なゲイ・カルチャー 佐藤雅樹 121  中平卓馬から/へノート 岡井友穂 123  橋本治を教科書に! 江刺昭子 125  最近の映画に見る「自立の後」 色川奈緒 126  病的恐怖をいかに楽しむか? 澤野雅樹 128  七転ブッ倒 池内文平 130  「勝負」から「スペクタクル」へ――Jリーグ・ブームが意味するもの 浅見克彦 132  スパイ小説の現在 山崎カヲル 133  劇的なるものは現実に拮抗しえたのか これひさかつこ 135 連載 「海外進出文学」論・序説 3――「日本人はなぜ強くて偉いか?」 池田浩士 135 フェミニズムのヘクトパスカル 5――一九九三年・八月・三題 加納実紀代 158 メディアチェック 3――「平和大国」意識こそが問題ではないのか ――反天皇制運動と派兵運動の合流点 天野恵一 162 文化を横断する 8――「哲学」は無用か? 杉村昌昭 166 視点 政界再編のゆくえ――日本とイタリアの奇妙な符合 麻生令彦 1 パート労働法成立とフェミニズム 榊原裕美 3 ソマリア内戦を考える 峯陽一 6 Culture & Critique スペクタクル社会に亀裂を生むために――「スペクタクルの社会」 栗原幸夫 169 尊厳の倫理学と約束の政治学――「アイデンティティと共生の哲学」 鵜飼哲 173 同性愛をめぐるパラダイムの転換 ――「同性愛の社会史――イギリス・ルネサンス」 末廣幹 176 篠田昌巳追悼ライブ――ACROSS THE BORDERLINE 福士斉 177 Politics & Action 死刑廃止アジアフォーラムの発足          フォーラム90実行委員会・武田和夫 180 フェンスを越えるんだ!壁を崩すんだ!     渋谷・原宿・生命と権利をかちとる会・大沼栄 184 嘲笑うニーチェ        「ニーチェ」訴訟獄外原告・永井迅 189 秋の嵐原宿裁判、原告証人尋問  「さよならヒロヒト」原宿Xデー裁判でしっぺ返しする会・桜井恵 190 十年目の旅券発給拒否処分とイスラエルの侵略    信原孝子さんの旅券法裁判を支える会・三井峰雄 191 法政大学をとりまく超過剰警備           法政大学反弾圧連絡会議・事務局 193 アート「メランコリア――知の翼」アンゼルム・キーファー展 アライ=ヒロユキ 170 写真 「セックス・バラード・フォトグラフ」ナン・ゴールディン展 山村克嘉 172 陶展 岩国英子陶展 高安イツ子 174 韓国の街角から 暗闘つづく韓国      大畑龍次、加藤まさき 186 警察ウオッチング 「警察白書」93年度版を読む 木原洋 187

83号

一九九三年十一月二五日
特集・国連と憲法――総保守化の時代の中で パレスチナ問題の変転と世界 板垣雄三               鵜飼哲(インタビュー) 10 総保守体制のなかで 本山美彦 22 保守革命がはじまった――五五年体制の崩壊と国連と憲法 姜尚中 30 武力による秩序か、非武装による平和か――国連憲章と憲法9条 中北龍太郎 50 旧ファシズム三国交流=「天皇外交」はなにをもたらすか ――「国連大国」化と「美智子バッシング」 天野恵一 58 座談会・PKO派兵反対運動――そのとりあえずの総括       富山洋子、塩川喜信、太田昌国、天野恵一 78 私にとっての憲法  憲法なんて知らないよ 見津毅 67  そもそもの始まりから憲法は「無力」だった 小倉利丸 70  憲法のイリュージョンについて 栗原幸夫 73  憲法は誰を縛るのか 大島孝一 75 連載 「海外進出文学」論・序説 4――下士官の視座 池田浩士 96 フェミニズムのヘクトパスカル 6――ブルセラはリブの申し子!? 加納実紀代 114 メディアチェック 4――自衛隊法改悪・小選挙区制問題をめぐって ――後房雄の「民主主義的左翼」批判 天野恵一 120 批評の挑発 9――「純正」志向の時代 粉川哲夫 124 視点 小選挙区制導入と社会党の未来 いとう正敏 1 新たな海外派兵狙う自衛隊法改悪案を廃案に          派兵チェック編集委員会・木元茂夫 4 ロシア「十月政変」とテレビ・メディア 城野充 6 Culture & Critique マイノリティは闘いつづける――「FIGHT AIDS!」「ブレークスルー」 田崎英明 129 新しい「物語」に向けて――「セックスなんてこわくない」 高松久子 130 ジェンダーによる企業社会の鮮やかな分析――「企業中心社会を超えて」 伊田久美子 135 あますところなく描かれた侵略者の面目 ――「ドキュメント昭和天皇」完結 井上清 136 トロツキー像の実証的な再構築――「トロツキー」 藤本和貴夫 140 インプロヴィゼーションの新しい音――小杉武久「メタモルフォーゼ」 小倉利丸 141 旋律と言葉は国境を吹き抜ける――密入国キャラバン・南風の宴 新城和博 142 弾道に身を投げ出した二人の男――「ザ・シークレットサービス」「ボディガード」 天野恵一 143 Politics & Action 外国人労働者支援への弾圧――福岡からのレポート        アジアに生きる会・ふくおか・井上幸雄 148 強制連行の港、下関から戦後補償を問う             関釜裁判を支える会・山本悟 151 11・23廃寮反対!加藤登紀子コンサートに集まろう           駒場寮の存続を考える会・常盤稔 152 読者論壇 杉村昌昭さんへの手紙 栗原幸夫 155 コラム 富山近代美術館問題を考えるシンポジウム 高島直之 130 「カイザー・ヒロヒトの耳」 まなみあきら 132 韓国の街角から 秋夕――ああご先祖さま                大畑龍次、加藤まさき 134 「リップスティック・トレーシーズ」 まなみあきら 138 警察ウオッチング 逮捕当日の接見拒否は不当 木原洋 154

一九九四年   八四号〜八九号




84号

一九九四年一月二五日
特集・挑発するセクシュアリティ――売春とポルノ 座談会・売春は労働か ――セックス・ワーカーとの連帯の可能性をめぐって   渡辺里子、朴和美、彦坂諦、加納実紀代、田崎英明 12 バルバラのこと――フランスの売春問題 棚沢直子 40 買春する身体の生産――性の商品化再考 金塚貞文 52 「ポルノグラフィー」をどうみるか――性表現とフェミニズム        船橋邦子  高松久子(インタヴュー) 56 マッキノン「フェミニズムと表現の自由」を訳して 加藤春恵子 71 ポルノをめぐる諸問題――反ポルノ派フェミニズム批判 山崎カヲル 74 フェミニズム、検閲、ポルノグラフィ 市川恵里 84 「わいせつ」ラップをめぐる議論のもつれた糸 三浦大介 98 国際的労働力再生産に貢献する性労働 ――「売春―性労働の社会構造と国際経済」 渡辺里子 34 「セックス・ワーク――性産業に携わる女性たちの声」の示唆するもの 中野理惠 35 これ以上の検閲を、本当に望んでいますか?       検閲に反対するフェミニストの会(FAC)                   市川恵理(訳) 94 フェミニズムとエロスの「野合」――ミニコミ「野合」の五年半 朝倉ふみ 105 女子高生の青写真(ブルーフィルム) 須藤久美子 108 連載 「海外進出文学」論・序説 5――下士官の視座その二 池田浩士 112 メディアチェック 5――皇后ミチコの反撃が作り出した「右派」の 内内ゲバ 天野恵一 134 文化を横断する 10――「特異性」と「実在感覚」 杉村昌昭 138 批評の挑発 10――ノーマッドと時間のアクティヴィストのあいだ 粉川哲夫 140 視点 法務省の四人同時処刑という蛮行を死刑廃止へのステップへ 安田好弘 1 臓器移植法案をめぐる動き 天笠啓祐 4 迷走する自衛隊法改正審議 剣持一巳 8 Culture & Critique 少年の目に映った苛酷な政治の時代――「青い凧」 秋山洋子 145 気持ちよければすべてよし?――「もしもし」「わたしは忘れない」 大橋由香子 148 遭遇の唯物論化――「不確定な唯物論のために」 田崎英明 150 すべてのマイノリティのための戦闘歌――渋さ知らズ 上野俊哉 152 西欧の都市に穿たれたノイズ・パーカッション――ムスリム・ガウゼ まなみあきら 153 本とビデオからみる甲山事件の十七年 ――「犯人視という凶器」「検証・甲山事件」 伊藤公雄 155 政治言語(フィクション)としての「表現の自由」 ――「AKT―TOKYO」の摘発 岡井友穂 158 Politics & Action 永田洋子さん、獄中医療訴訟を提起 福島武司 163 高浜原発2号機運転差止め請求棄却 稲垣良代 165 白くても赤ければ黒くなる 丸岡修 167 追放運動終結・奄美大島宇検村久志から 坂本式子 169 コラム 映画「月はどっちに出ている」 土方美雄 141 韓国の街角から 冬はキムジャン――その今と昔 加藤まさき 149 フィリピン・オルタナティブ・ミュージックの「今」 生田卍 151 その男、クラウス 見津毅 161 警察ウオッチング 警察庁の組織改編がもたらすもの 木原洋 166 読者論壇 党派の人間より 前崎克己 171

85号

一九九四年四月五日
特集・メディア・ファシズム――その傾向と対策 メディア・ファシズム――その傾向と対策                 粉川哲夫、浅見克彦 10 ゲリラ・ガールズ――アメリカにおけるフェミニスト・ゲリラのメディア戦略 北原恵 26 座談会・ラディカルなメディアの将来         栗原幸夫、西智子、清水久美、大榎淳、         池野亮、桜井大子、小倉利丸 36 メディア・ファシズムのなかのレジスタンス ――自立したメディア回路の可能性を目指して 小倉利丸 104 ラディカルなマルチメディアの可能性  パソコン通信のやり方 清水久美 60  ポスト・マスメディア時代のラジオ 大榎淳 64  誰にでもビデオはできる 大榎淳 70  ウトロ問題とアメリカのマスコミ報道 田川明子 72  手書きミニコミ三〇年 向井孝、水田ふう 76  海外のメディアにアクセスするために 小倉利丸 80  不当に電波利用を規制する郵政省 小倉利丸 82 コラム/  ビデオプレスの5年間 松原明 78  パフォーマンスアートとビデオ 霜田誠二 121  立て看板に詩! 野村尚志 119  〈転戦するメディア〉再び 池内文平 123 噂のミニコミ全紹介 84 連載 「海外進出文学」論・序説 6――文学非力説の高見順(上) 池田浩士 124 フェミニズムのヘクトパスカル 7――国境を越えるフェミニズムを 加納実紀代 136 メディアチェック 6――天皇の戦争の「玉砕」地への天皇の「慰霊」 天野恵一 140 論文 チアパスの叛乱――「開発の拒否」と闘争の新たなネットワーク       ハリー・クリーバー 小倉利丸(訳) 144 視点 メキシコ「先住民族」武装蜂起の行方 太田昌国 1 政治改革法案の成立と社会党 見津毅 3 自衛隊、全面的な再編へ――自衛隊法改悪をめぐって 小山俊士 6 Culture & Critique 差別に向かい合うということ――「水平運動史研究――民族差別批判」 冨山一郎 161 朴敬元に思いをかさねて……――越えられなかった海峡 花崎皋平 164 もう一つの「現実」を可能にする表現は可能か――「権力を笑う表現?」 井桁碧 166 ゲイ・リベレーション思想における里程標 ――「ホモ・セクシュアルな欲望」 荒木敦 168 粉川哲夫はこう読め――「シネマ・ポリティカ」 平井玄 169 世界がフィルムを愛撫するとき――「考える皮膚」 鵜飼哲 172 Politics & Action 都内一五〇〇のアオカンの仲間とともに春の闘いへ!        山谷労働者福祉会館・人民パトロール班 176 オレたちは出ていかない! 見津毅 178 無実の大森勝久さんへの最高裁口頭弁論を前にして 森を守る会 182 レラチセ(風の家)開店へ          レラの会・長谷川修 184 ヘブロン虐殺と信原孝子さん上告棄却判決 三井峰雄 185 昭和天皇出版広告訴訟、逆転勝訴! 高須次郎 187 コラム 政治性から社会性へ――西本剛己展 アライ・ヒロユキ 162 韓国の街角から オンドルはぽかぽか 加藤まさき 166 マニラの夜はなぜ熱いか 生田卍 170 映画 限りなく美しく、限りなく暴力的! 土方美雄 172 救援連絡センター二五年 山中幸男 179 警察ウオッチング 女性機動隊の新設で強化される皇室警備 木原洋 180

86号

一九九四年六月一〇日
特集・「差別」との向き合い方 座談会・差別と向き合う              灘本昌久、朴一、富山一郎 8 「私は差別していない」だって? 崎山政毅 30 「糾弾」される側の論理 伊藤公雄 40 私たちが言葉を変える―米国にみる「差別」とのポジティブな向き合い方 武田春子 46 差別を「観に」行く 杉村昌昭 54 泥濘の一石――甲山事件の二〇年 浜田寿美男 62 ブックレビュー・差別論の新たな展開のために     崎山政毅、冨山一郎、古久保さくら、榊原達哉 70 論文 もう一つの発展をめざして――環境・人口・戦争とフェミニズム             マリアローザ・ダラ・コスタ             伊田久美子(インタヴュー) 88 チアパスで何が起きたのか      メディア・ベンジャミン 大樹ナヲト(訳) 96 連載 「海外進出文学」論・序説 7――文学非力説の高見順(下) 池田浩士 102 フェミニズムのヘクトパスカル 8 ――ジャパン・マネーとエコフェミニズムと 加納実紀代 116 メディアチェック 7――「真珠湾だまし討ち」戦争論議への視座 天野恵一 120 批評の挑発 11――インターネットの怪(上) 粉川哲夫 124 視点 94カイロ「国際人口・開発会議」と女の運動 米津知子 1 漫画からニューメディアへ――連立政権下でも進む有害環境規制 三浦大介 4 Culture & Critique 安易なテーマ、ステレオタイプな描きかた――「妻はフィリピーナ」 関口千恵 129 「パレスチナ」の再生とは――「恋する虜――パレスチナへの旅」 岡真理 131 天皇の戦争とマスメディア――「戦争と放送――資料が語る戦時下情報操作とプロパガンダ」 天野恵一 132 「未来像」なき運動の現在――「検証・昭和の思想5『思想としての運動体験』」 浅見克彦 135 医療による生と死の支配――「優生操作の悪夢――医療による生と死の支配」 大橋由香子 138 この書評は、まず署名を示さないで始まる…… 池田浩士 140 Politics & Action 最初の同性愛者差別裁判勝訴    動くゲイとレズビアンの会(アカー)・永易至文 143 俺たちを虫けらのように扱うな     渋谷・原宿いのちと権利をかちとる会・見津毅 144 富山県立近代美術館問題での監査請求 小倉利丸 147 「皇居ロケット弾事件」の無罪判決について 徳永五郎 149 池子住民訴訟、高裁にて再び敗訴       みんなの土地をとりもどす会・鈴木スム子 150 コラム 映画「アリゾナ・ドリーム」 土方美雄 132 韓国の街角から 草梁洞のゴミ戦争 加藤まさき 134 目隠しされた男あるいは中国語ロックの現在 生田卍 136 韓国の街角から 仏・政・軍のトライアングル 加藤まさき 146 警察ウオッチング 人権侵害は今も続いている 木原洋 148

87号

一九九四年八月一〇日
特集・エイズ・アクティビズム PWAが生きていける社会をめざして ――エイズ・アクティビズムにとって横浜国際会議とは           アカーPWA特別代表・大石敏寛 8 薬害エイズ問題とはなにか――東京HIV訴訟の勝利へ向けて  血友病HIV感染被害救済弁護団事務局長・鈴木利廣 20 薬害HIV感染は回避できた――大阪HIV訴訟の勝利へ向けて           大阪HIV訴訟弁護団・山西美明 30 横浜会議にのぞんで  エイズ文化フォーラムの狙いとは            エイズ・アクション・南定四郎 46  PWA/Hとマイノリティに学ぶために    動くゲイとレズビアンの会(アカー)・野崎真治 49  キルトが語るメッセージ、それは……            メモリアル・キルト・ジャパン 52 エイズ・グラフィックス    ヴィジュアル・エイズ東京&エイズ・ポスター・プロジェクト 56 女の眼から見た「エイズ」 葉月いなほ 62 セイファー・セックスのポリティクス ――新しい性の様式を創造するために 片山友治 64 コミュニティと民衆的記憶――エイズのポリティックス 田崎英明 72 アクトアップ!ファイトエイズ!――移民問題とエイズ             ハイロ・エンリケ・ペドラサ 78 用語解説 エイズ、PWA、国際エイズ会議 18 法律のなかのエイズ 44 視点 天皇訪米ウォッチング――「大草原の美智子様」 野毛一起 1 何を知り、何を知らされていないのか――IAEA問題をめぐって 見津毅 4 連載 「海外進出文学」論・序説 8――「生産者としての作家」再考 池田浩士 84 メディアチェック 8――「皇室外交」批判の論理はどうあるべきか ――続・天皇訪米に反対する運動から 天野恵一 102 批評の挑発 12――インターネットの怪(中) 粉川哲夫 106 Culture & Critique 歴史の他者たちの眼差し――「アウシュビッツと表象の限界」 鵜飼哲 113 女性差別に貫かれた企業の姿を描く――「日本株式会社の女たち」 大橋由香子 115 「国家のメディア」ではない「私」を模索する――「顔のない権力――コミュニケーションの政治学」 池田浩士 116 詩人にとって湾岸戦争とは――「湾岸戦争論――詩と現代」 沢田春彦 119 持続する記憶の力――「千の日と夜の記憶」 小山俊士 120 韓国の「性暴力特別法」をめぐって 梁禮先 122 INTERSIT DEUS――廣松さんを送る 山崎カヲル 123 Politics & Action 下館事件一審判決下りる      下館事件タイ三女性を支える会・橋本実千代 127 矢野問題(での群れ)を放置させない!             京大全学教官有志・崎山政毅 128 イラン人労働者、留置所で変死 見津毅 131 早慶戦「天覧試合」で学生7名不当逮捕    早大・早慶戦「天覧試合」化に反対する学生有志 134 確実に皇軍化が進む自衛隊 山本英夫 136 読者論壇 日本人民の闘いに期待したい    「日本の自主と団結のために!」の会・若林盛亮 139 コラム コスミック・トリガー アライ・ヒロユキ 114 ジョイ・アヤラがやってきた 生田卍 118 「ジェロニモ」「トゥームストーン」 土方美雄 125 韓国の街角から 加藤まさき 133

88号

一九九四年一〇月一〇日
特集・村山政権と自衛隊――これでも軍事大国ではないのか 座談会・村山政権と反戦・反派兵運動 ――非武装理念をどのような文脈におきなおすか            武藤一羊、太田昌国、天野恵一 6 社会党首班政権とルワンダ自衛隊派遣 持田健一 22 沖縄返還と〈核密約〉の意味するもの 新崎盛暉 28 表面化してきた日本の核武装計画 宮嶋信夫 37 戦後自衛隊のポスターを見る 柏木博 46 『朝雲』から見る自衛隊 青木雅彦 52 「戦没者追悼平和祈念館」はなにを問いかけているか 田中伸尚 70 戦後五〇年に向かう村山政権――個人に対応しない戦後補償政策 中西昭雄 76 サマールからの伝言と自衛隊の人権 高橋幸子 80 具体的に自衛隊をなくすために      立川自衛隊監視テント村 86 自衛隊再配置に反対する       北区に平和と緑を!市民の会 87 基地を緑と市民のスペースに       作ろう平和・練馬ネットワーク・池尻成二 89 ブックレヴュー・面白い!?「戦争」――「戦争もの」を読む       伊藤公雄、崎山正毅、榊原達哉、下平尾直 60 論文 共同主観性と「東亜の新体制」――廣松渉の「近代の超克」 小倉利丸 92 連載 「海外進出文学」論・序説 9――大衆文学も勇躍ご奉公する 池田浩士 114 メディアチェック 9――「三笠宮文書」と敗戦五〇年 天野恵一 130 フェミニズムのヘクトパスカル 9――亀井静香は弱者の味方?! 加納実紀代 134 アート・アクティビズム 1――ジェニー・ホルツァー ――都市空間を乗っ取るフェミニストのアート 北原恵 137 批評の挑発 13――インターネットの怪(下) 粉川哲夫 140 視点 法律婚が揺らぐことは拍手するべきこと ――「結婚制度に関する民法改正要項試案」をめぐって 福島瑞穂 1 Culture & Critique 虚構と現実の不幸な出会い――「全身小説家」 加納実紀代 145 狂気にそれ固有のものを返すこと――「精神分析と横断性」 田崎英明 147 オルタナティブを語るということ――「世界を織り直す」 古久保さくら 150 共感できるお産のために――「出産の社会史」 大橋由香子 151 異性愛社会はなぜゲイを差別するのか――「アンチ・ヘテロセクシズム」 朝倉ふみ 152 裁判に突入した大浦作品を考える二冊 ――「公立図書館と天皇表現」「図本(ずぼん)」 浅見克彦 155 レーニン主義の源泉の読みかえ――「はじまりのレーニン」 藤本和貴夫 156 失われた記憶批判――「未葬の時」 下平尾直 158 Politics & Action 北海道庁爆破・死刑確定を糾弾する 大森勝久 162 関西新空港は当然住民合意ではない     泉州沖に空港をつくらせない連絡会・小山広明 164 ラヴ・ポジティブを終えて 田崎英明 165 隠された入管の実態 見津毅 169 コラム 「朝露」考 生田卍 148 映画「ギルバート・グレイプ」 土方美雄 154 韓国の街角から お化けにもお国柄 大畑龍次 160 韓国の街角から 猛暑の中の怖い話 加藤まさき 167 警察ウオッチング 「警察白書」94年版を読む 木原洋 166 富山近代美術館問題――住民訴訟に加えて国賠も提訴 小倉利丸 168

89号

一九九四年十二月一〇日
特集・人口が問題なのか?――リプロダクティブ・ライツの逆襲 カイロ会議をどう位置づけるか――国連主権とリプロダクティブ・ライツ       原ひろ子  大橋由香子(インタヴュー) 8 政策に女の視点を入れるとは? 長沖暁子 18 「人口」に関する私たちの見解 シンポジウム宣言 長沖暁子 24 宗教とリプロダクティブ・ライツ――イスラムとカトリック 奥田暁子 29 リプロダクティブ・ヘルス/ライツと避妊・中絶を選ぶ権利 芦野由利子 36 優生思想を越えて――女性障害者差別と人口政策       安積遊歩  大橋由香子(インタヴュー) 42 人口政策と障害者の権利 ――一九九四年カイロ世界人口開発会議NGOフォーラムにて         ユッタ・フリッケ 青海恵子(訳) 49 「生命操作の時代」の人口問題 世古一穂 58 人口問題どころじゃない――女性にとって自分のからだ 色川奈緒 65 人口のなにが問題なのか 田崎英明 70 移住問題への視座 阿津ますみ 74 対談 「真面目はマジョルカの薔薇で、不真面目はシシリーの花」という話です                田中美津、加納実紀代 82 論文 カオス――存在論的アナーキズムの宣伝ビラ ハキム・ベイ 箕輪裕(訳) 104 連載 メディアチェック 10――「皇室外交」と「明文改憲」 ――皇太子・雅子の中東訪問反対の運動のなかから 天野恵一 116 アート・アクティビズム 2―劉紅「フォーチュン・クッキー」のアート 北原恵 120 批評の挑発 14――最近思うこと 粉川哲夫 124 視点 政党と市民運動――PKO法成立から自衛隊合憲まで 持田健一 1 村山連立政権に見る「戦後処理」の大誤解 ――もう一度、原点を見つめよう 見津毅 3 Culture & Critique 歌うこと記憶すること想起すること――「OKINAWA JINTA」 冨山一郎 129 川崎市民ミュージアム検閲事件――ファミリーオンネットワーク 大榎淳 133 社会へ開かれた密室の形而上学――「埴谷雄高、語る」 杉村昌昭 136 新しい護憲(運動)宣言の書――「戦後の思考――人権・憲法・戦後補償」 天野恵一 138 Politics & Action タオさんを蹴り上げた日本 見津毅 142 早稲田の天覧試合不当逮捕事件国家賠償請求裁判開始      五・二九「天覧」試合不当逮捕国家賠償原告と支援「走る」 145 ロバート・メープルソープ税関訴訟、一審判決を受けて 土屋勝 147 コラム 「女性学年報」15号 大橋由香子 130 「国家理論――資本主義国家を中心に」 小倉利丸 132 韓国の街角から 高度成長のあだ花「至尊派」と「オレンジ族」 大畑龍次 134 「オリーブの林をぬけて」 土方美雄 137 警察ウオッチング 青少年育成条例の意図するもの 木原洋 144

一九九五年   九〇号〜九四号




90号

一九九五年二月二〇日
特集・「選挙」をどうする 座談会・「選挙」をどうする――戦後政治の大転換のなかで             内田雅敏、姜尚中、伊藤公雄 6 新しい社会運動はいかに選挙と直面したか ――ドイツ・九〇年問題/緑の党の場合 住沢博紀 22 日本型選挙意識の偏向性について――現代的危機の一指標として 杉村昌昭 32 アンケート・選挙と大衆運動について――「選挙」の限界と可能性 吉井玲子、北野進、宮本なおみ、菊地みのる、岩木英二、 小山広明、鐘ケ江洋子、池尻成二、布施哲也、佐藤ひろこ、 富沢よし子、秋山あつ子 40 地球規模で考え、地域で行動せよ――PMC(パブリック・メディア・センター)の方法論 パブリック・メディア・センター              アイリーン・スミス(訳) 58 選挙・政党をどう位置づけているのか            白川真澄、国富建治、天野恵一 67 死刑執行に抗議する/  息子は残虐に処刑された 安島敏市 80  自己中心の心を克服したい 安島幸雄 88 論文 ギー・ドゥボールの非スペクタクルな死 木下誠 92 連載 「海外進出文学」論・序説 10――大衆文学も勇躍ご奉公する(その二) 池田浩士 100 アート・アクティビズム 3――スー・コー――検閲された「強姦」 北原恵 121 批評の挑発 15――〈内戦〉としての「兵庫県南部地震」 粉川哲夫 126 メディアチェック 11――「阪神大震災」と皇室 ――天皇(夫妻)はなんのために被災地へ行くのか 天野恵一 130 フェミニズムのヘクトパスカル 10――母性・エコロジー・天皇制 ――国民の祝日って何だろう? 加納実紀代 134 視点 戦後五〇年に見る「ショアー」 高橋武智 1 Culture & Critique メイヨー・トンプソンとポップの革新 小倉利丸 137 稼動する東京都現代美術館 瑞樹純 140 網羅された韓国フェミニズム文学――「ガラスの番人」 加藤まさき 141 排除の歴史に抗する記録――「サラエヴォ・ノート」 崎山政毅 142 文学は有罪である――「物騒なフィクション」 田崎英明 144 「植民地文学」の困難に挑む――「海を渡った日本語」「南洋・樺太の 日本文学」 池田浩士 145 Politics & Action 海の日を知っていますか? 鈴木郁子 149 蔓延する「戦没者追悼」という名の侵略戦争賛美決議 奥村悦夫 151 釜ヶ崎二五回目の越冬闘争闘われる           関西労働者伝道委員会・大谷隆夫 153 新宿でも越年を闘い抜いたぞ! 中村牧子 154 「本当の自分を生きたい」出版妨害事件国賠提訴 深田卓 155 コラム 「年報・差別問題研究2」 山崎カヲル 138 「シチリアの娼婦たち」 土方美雄 147 警察ウオッチング 青少年育成条例の意図するもの 木原洋 152

91号

一九九五年四月二〇日
特集・左翼五〇年――検証戦後五〇年 座談会・左翼運動の戦後史――誤りを直視しつつ、理想の復権へ            吉川勇一、太田昌国、天野恵一 6 戦後五〇年の労働運動――ストライキはいかに封殺されたか 下田平裕身 24 学生運動・終焉と転生 菅孝行 34 他者への関わりから、自らへの関わりへ――国際連帯運動の戦後五〇年 太田昌国 36 戦後平和運動への疑問 天野恵一 44 公害と日本の左翼 宇井純 52 共生ということ――ゴルフ場反対の場で、三里塚で 弥永健一 58 〈ささいなこと〉に対する態度 崎山政毅 60 女性運動にいま思うこと 山崎ひろみ 68 特集・阪神・淡路大震災――マイノリティーの視点から 自衛隊活用論・危機管理論大合唱の罠――阪神大震災で拍車かかる危機管理体制づくり 纐纈厚 76 阪神・淡路大震災と外国人 田村太郎 84 震災のゆううつ 林伯耀 86 自立障害者が世の中に役立つ日 福永年久 89 阪神大震災と障害者 杉本章 90 救援から自治の獲得へ――この二ヶ月に出会った方々への手紙に代えて               神戸大学学生震災救援隊 93 二つの大震災と在日朝鮮人 ぱくいる 98 人間の町づくりへむけた復興を 笠松明広 102 追悼・見津毅/  未完の人・見津毅 矢島傑 104  いつも私たちの先頭をきって生きてきたのに…… 伊藤あさひ 106 連載 アート・アクティビズム 4――「エキゾチックなアジア」像の解体へ ――ヨンスン・ミン 北原恵 108 メディアチェック 12――「不戦決議」と侵略責任――「〈提言〉戦争 ・植民地支配反省の国会決議を」への疑問 天野恵一 114 「海外進出文学」論・序説 11――だれもが書き手になる 池田浩士 118 視点 「歌いたくない人は退席してください」――大津高校での「君が代」 池田浩士 1 Culture & Critique 非在の典型性へ――耕す〈ウタ〉のちから ――「ヒア・カム・ザ・ダブズ」「歩く人」 大熊亘 137 自由を張った女の軌跡――「透谷の妻――石阪美那子の生涯」 井家上隆幸 139 探求と発見からその先へ――「ロビンソンの砦」 崎山政毅 142 在日朝鮮人はなぜ日本名を名のるか――「在日朝鮮人の名前」 ぱくいる 145 誰が写真家を屈服させたのか? 鈴城雅文 146 慰安と翼賛のコントラスト――嶋田美子展から 浅田イス 150 Politics & Action 次々に強行採決される侵略戦争賛美決議      侵略戦争賛美決議に反対する全国ネットワーク・井上澄夫 153 動きだした敗戦五〇年問題連絡会           敗戦五〇年問題連絡会・村野基行 156 外国人には裁判を受ける権利がないというのか          関西・中国人留学生の人権を守る会 157 獄中者人権センター設立         統一獄中者組合・峰修一 158 読者論壇 震災と外国人 兪晃広 160 忘れられた被災者 石井清貴 162 コラム 映画「カストラート」 土方美雄 141 チョリャンだより ある露天商のはなし 加藤まさき 144 警察ウオッチング 「サリン」事件捜索に名を借りた警察・自衛隊の 跋扈を許すな 木原洋 157

92号

一九九五年六月二五日
特集・在日「外国人」の半世紀――検証戦後五〇年 この闇を見つめざるもの未来を語るなかれ 梁石日、鵜飼哲 10 戦後補償問題と在日五〇年 金富子 26 差異と平等のジレンマ――在日韓国・朝鮮人の参政権獲得運動を振り返る ぱくいる 36 「第三国人」と「異人さん」――戦後通俗文学のなかの外国人像 池田浩士 46 国際結婚誌「みしゅっく」は孤立無援の女たちをつなぐ 小倉美保 44 特集・オウム以後…… なぜオウム真理教だったのか      杉村昌昭、伊藤公雄、池田浩士、藤本和貴夫 64 オウム・サリン事件と自衛隊 森戸四郎 80 オウム罪弾圧の実態――警察・裁判所はどこまで暴走したか 千代丸健二 88 公安警察にマインドコントロールされたメディア 浅野健一 96 オウム問題と「図書館の自由」――国立国会図書館利用者データ押収 事件をめぐって 加藤一夫 104 オウム騒動の中での声明・抗議文集成 107 論文 マテリアルの反復と増殖するウィルス ――ボーダーレス時代のハウス・ミュージック 園江光太郎 117 連載 批評の挑発 16――〈通路〉としてのメディア 粉川哲夫 124 フェミニズムのヘクトパスカル 11――EQUALITYとEQUITY 加納実紀代 128 メディアチェック 13――「廃虚」・「憲法」・「国会決議」 ――天皇制論議の不在という問題 天野恵一 132 アート・アクティビズム 5――シューリー・チェン――「トリプル・マイノリティ」のどんでん返し 北原恵 136 ドイツ便り 1――在独クルド人と〈五月八日〉 岩崎稔 140 アメリカ便り 1――オクラホマ爆破事件とオウム 冨山一郎 143 視点 社会党政権、二度目の死刑執行 安田好弘 1 北京会議に行ってみようかな 大橋由香子 5 Culture & Critique 諧謔の武装、混成の蜂起――「もうたくさんだ!メキシコ先住民蜂起の 記録」 崎山政毅 145 女性の視点で世界システムを読み解く試み――「世界システムと女性」 榊原裕美 147 新しく創造され続ける過去――「コメンタール戦後五〇年/1・戦後の 始まり」 野毛一起 149 ファシズムとフェミニズムを切断する――「母性ファシズム」 山崎カヲル 150 つまらない議論はやめようぜ、多分そう言っているんだろう ――「だいなし2ndアルバム」 菅原和之 152 Politics & Action 「愛媛決議」闘争、佳境に入る 深見史 155 吹田・平和決議、右翼の圧力に屈せず守り抜く 瀬川勝 156 検閲を許さない文化支援を――国際メセナ会議95 上野俊哉 157 「魔法使いサリン」・スーパーコミックシティの逮捕劇 玄田生 159 反日逮捕から浴田さん逮捕の二〇年を問う           だれでも95実行委員会・平野良子 160 敗戦五〇年問題コンピュータ通信網の開設 小倉利丸 162 コラム 映画「レニ」  土方美雄 153 警察ウオッチング 許されざる別件逮捕 木原洋 163

93号

一九九五年九月一〇日
特集・演出される危機 座談会・演出される危機           山崎カヲル、野毛一起、小倉利丸 8 危機管理の時代をどうとらえるか 太田昌国 24 「左翼」にとってオウム問題とは 小倉利丸 32 サリン・オウム報道と死刑 対馬滋 48 学校と危機管理 名取弘文 51 激動のなかの家族と戸籍と町内会 佐藤文明 54 妄想が生んだ妄想――危機管理国家と仏教徒ブンド 久山信 58 企業と危機管理 小倉利丸 61 サリン問題と人権 天野恵一 64 新危機管理国家・日本 森戸四郎(編) 68 資料構成・最近の危機管理法の動き 森戸四郎 74 論文 世紀末の批判力――PCと呼ばれる自己増殖 園江光太郎 98 連載 批評の挑発 17――蝸牛角上の争いのすすめ 粉川哲夫 108 メディアチェック 14――天皇の「慰霊巡幸」のねらい 天野恵一 114 アート・アクティビズム 6――「観光」「見物」のまなざしへの カウンターアート 北原恵 118 アメリカ便り 2――迷走する多文化主義 冨山一郎 122 ドイツ便り 2――ボスニアの戦闘と「戦争プロパガンダ」 岩崎稔 124 視点 参院選のなかから 白川真澄 1 「敗戦五〇年問題連絡会」の果たしたこと 中西昭雄 4 Culture & Critique 死者の無言とそれをめぐる言葉たち――「SHOAH」ほか 澤野雅樹 129 フェミニズムから見た中国 浅野純一 133 表象を讃えて――「知識人とはなにか」 田崎英明 139 未知の火野葦平論を浮き彫りに――「襤褸の人」 池田浩士 140 Politics & Action 「戦没者追悼(感謝)決議」二六県議会で 井上澄夫 145 震災から半年――ボランティア活動のこれまで・これから       京大・阪神大震災救援センター・関川正則 146 甲山事件から二一年 甲山事件救援会 148 ただいま四企画を展開中        「敗戦五〇年」企画実行委員会・胸永等 150 コラム シネマチップス・なんで打ち切り? 134 映画「クローズアップ」 土方美雄 142 警察ウオッチング 検問国賠訴訟結審にあたって 木原洋 149 神様になった拘置所長 対馬滋 150 ○印は×?! まなみあきら 153 大日本トホホ劇場・1――OH!Noてんきじゃぱん                   Rupo―乱 138

94号

一九九五年十一月二五日
特集・フェミニズムのアジア――グローバル・フェミニズムをめぐって 座談会・グローバル・フェミニズムの可能性                   鄭暎恵、岡真理 4 トランスボーダー・アイデンティティ――グローバル化とフェミニズム 田崎英明 26 開発と人権 加地永都子 32 世界システムにおける女性労働 古田睦美 38 参加した人としなかった人と――北京会議報告 秋山洋子 49 北京でみた国際女性会議 浅野純一 54 北京女性会議と「日本軍性的奴隷制度」問題 ――日本の女性がもらったおみやげ 山崎ひろみ 62 北京会議で出会った女たち 大橋由香子 69 民族の再生を目指して 計良智子 75 そこに私がいたこと 村山美和 78 北京会議以降の日本の援助(WID)への提言 石丸敏子 81 連載 フェミニズムのヘクトパスカル 12――中国「弾圧体験」肩すかしの記 加納実紀代 84 アメリカ便り 3――ナショナリズムと沖縄のレイプ事件 冨山一郎 89 ドイツ便り 3――5歳のドイツ? 岩崎稔 92 批評の挑発 18――歴史の二〇分 粉川哲夫 97 メディアチェック 15――天皇による「慰霊」と天皇の「追悼」 ――国家儀礼の名目主義的統合について 天野恵一 102 座談会 アートはどのように核と関わってきたか――広島・長崎・ムルロア環礁         コリン・コバヤシ、高島直之、鵜飼哲 106 視点 APEC・自衛隊のゴラン高原派兵を問う 岡田剛士 1 論文 「戦没者追悼感謝決議」との闘いの一年から ――極私的に、感じたままに…… 井上澄夫 119 Culture & Critique 暴力と抑圧の連鎖を断ち切るのはどこか――「三つの宝石の物語」 山本薫 129 玉砕拒否した天皇兵士をいまに生かす ――「ひとはどのようにして生きのびるのか」 池田浩士 131 日本の近代主義に正面から取り組む――「日本的近代の問い」 天野恵一 133 生身の女たちがメディアを変える――「メディア・セクシズム」 草野いづみ 134 華僑というノマディズム――「イエローマンの旅」 園江光太郎 138 Politics & Action ノーモア・バイオレンス!ノーモア・ベイシス! ――沖縄の一二歳少女のレイプ事件をめぐって 浦島悦子 141 料亭政治に切り込んだ女たち 深見史 143 「不本意な」帰国でも…… 平野良子 145 戦前の過ちをくりかえさないために――破壊活動防止法適用を許すな 木原洋 147 死刑囚監房のアフロ・ジャーナリスト――ムミア・アブ・ジャマル 今井恭平 150 コラム 映画「おせっかいな天使」 土方美雄 136 大日本トホホ劇場・2――OH!Noてんきじゃぱん                   Rupo―乱 157

一九九六年   九五号〜一〇〇号




95号

一九九六年一月二〇日
特集・九六年沖縄――「安保再定義」を問う 日米安保と沖縄――その歴史と課題 新崎盛暉 6 基地と女性の人権                 高里鈴代、浦島悦子 14 沖縄戦の「記憶」と新たな「島ぐるみ」闘争 村椿嘉信 27 高校生からみた米軍基地 西智子 36 ヤマトでも拡がるウチナンチュの抗議運動 太田武二 47 レイシズムとレイプ 冨山一郎 50 日本のアジア戦略を撃つ沖縄の挑戦 国富建治 60 沖縄は「ノー」と言い続ける ――「日の丸」裁判から反基地・反安保闘争へ 知花昌一 66 資料・安保「再定義」とはなにか 80 連載 フェミニズムのヘクトパスカル 13――性と〈人間の尊厳〉 加納実紀代 88 アート・アクティビズム 7――強姦神話の解体に向けたアート ――アメリカのフェミニストの戦略 北原恵 92 批評の挑発 19――シアワセの日本 粉川哲夫 100 ドイツ便り 4――「過去の克服」をめぐる雑感 岩崎稔 105 メディアチェック 16――抽象(軽量)化された死者の哀悼(弔い)の 欺瞞――加藤典洋批判 天野恵一 112 論文 なぜ取材目的の面会を拒むのか――遺稿・アクセス権訴訟上告理由書 木村修治 116 神戸に住む人への手紙 蒔田直子 122 メキシコ・新生への苦悶――サパティスタ蜂起以降   ミゲル・アルバレス・ガンダラ 飯島みどり 134 視点 よみがえる「赤旗」? 藤本和貴夫 1 伸展する大国・日本の軍事プレゼンス 吉永健三郎 3 Culture & Critique マスメディアが扱わない実態を知らせる――ビデオ「たすけて」ほか 清水久美 145 「日本人になること」への抵抗はどう可能か?――「戦場の記憶」 下平尾直 147 証言のプラグマティクス――「声の回帰」 田崎英明 148 都市エスノグラフィーを書く――「隠蔽された外部――都市下層のエス ノグラフィー」 田巻松雄 150 ポルノグラフィー権力に対する闘争――「ポルノグラフィー『平等権』 と『表現の自由』の間で」 笹沼朋子 154 パソコンネット上の誹謗中傷の責任は誰がもつべきか 渥美京子 155 そしてクラウスはやってきた 高橋よしあき 157 迫る香港の中国返還と音楽の自由――「連衆顛覆」 馬浪朱 159 迫力ある死――追悼・ダムタイプの古橋悌二さん 高嶺格 160 ドゥルーズの箒 毬藻充 161 Politics & Action 村山内閣、破壊活動防止法(団体規制)発動を決定――今やオウムは サンドバッグ状態 山中幸男 165 開かれた山谷労働者福祉会館を――会館の暴力支配を許さない           山谷労働者福祉会館・運営委員会 167 「山さん、プレセンテ!」――山岡強一虐殺一〇周年集会へ 桜井大造 168 いまこそ死刑廃止の声を!――12・2死刑廃止フォーラム開催さる 対馬滋 169 「東京森隣生活」ってなんだ?――5月東京植樹祭の欺瞞性を暴く       靖国・天皇制問題情報センター・中川信明 172 「修復できないものはできない!」――富山県立図書館、図録所有権を 放棄 小倉利丸 174 コラム 映画「GHOST IN THE SHELL」 土方美雄 152 女がヒロシマを語る 江刺昭子 171 警察ウオッチング 「逆手」にとられた危機管理体制強化を許すな 木原洋 173 大日本トホホ劇場・3――OH!Noてんきじゃぱん                  Rupo―乱 163

96号

一九九六年三月二〇日
特集・国境の越え方 国民国家を越えて 西川長夫              松葉祥一(インタヴュー) 4 〈内面から国境を越える〉ためのアンチ・ホッブズ論 今井弘道 24 ネオリベラリズムと民衆のオルタナティブ――一九九五APEC・NGO 国際会議を開催して 神田浩史 36 インターネットは国境を越えるか 山崎カヲル 44 グローバル資本主義のなかの国境と階級 小倉利丸 52 体験記・私はこうして国境を越えた  クルド人たちにとっての国境 中川喜与志 66  ネパールにおけるブータン難民 川又純 70  境界線の揺らぎ 金陽子 73  国境を越えて 山本知恵 76  「世界の果て」に行ってみて 江村公 79 インタヴュー 破防法弁明手続きをどう進めるか 内藤隆 100 論文 「地上の楽園」か「大いなる謎」か――核植民地主義の犠牲ポリネシア コリン・コバヤシ 108 十年の後の「山谷――やられたらやりかえせ」 ――権力と右翼(ヤクザ)の暴力の記憶 天野恵一 116 連載 アート・アクティヴィズム 8――性暴力のドキュメント ――ダナ・フェラート 北原恵 82 沖縄便り 1――北部訓練場を自然保護区に 浦島悦子 86 ドイツ便り 5――ハーフェンシュトラーセ五二番地 岩崎稔 89 アメリカ便り 4――再度、沖縄について 冨山一郎 94 メディア・チェック 17――天皇の「御製」と国策スローガン 天野恵一 96 視点 弱体化する「国家」の時代の安全保障 太田昌国 1 Culture & Critique 分かち合う記憶――「ナヌムの家」 高橋哲哉 129 具体的な怒り――「闘争機械」 田崎英明 131 グラムシを読みなおすために――「グラムシ・リーダー」 白川真澄 134 少産児社会の母と子はいかにして関係するか ――「ニンプ・サンプ・ハハハの日々」 小柳暁子 136 死刑のあるところで弁護士は何の役に立つのか――「死刑執行」 木下誠 138 偽「偽満州国論」――「偽満洲国論」 下平尾直 140 Politics & Action 明日、西口広場で――1・13新宿西口における池内文平氏への 暴行傷害に抗議する 平井玄 143 富山県立図書館が四冊の出版物を収蔵拒否――天皇肖像タブーの チェーン・リアクション 三浦大介 148 監視されるサイバースペース――パソコン通信・インターネットの 倫理綱領に抗議 小倉利丸 151 コラム 映画「ママと娼婦」 土方美雄 132 ぼくはいきなり逮捕された 池内文平 145 ビデオ「そこに街があった――ホームレス強制退去」 遠藤大輔 146 警察ウオッチング 首都圏での戒厳体制を許すな 木原洋 153 大日本トホホ劇場・4――OH!Noてんきじゃぱん                  Rupo―乱 152

97号

一九九六年六月五日
特集・優生保護法と自己決定権 障害に対する漠然とした不安と恐怖――優生思想の正体 青海恵子 6 あの紙切れが意味するもの――女は産みの使用人? 小懸精 14 障害を肯定することは命を肯定すること――優生保護法撤廃について 長谷川良夫 18 座談会・中絶の権利とテクノロジー――自己決定権という概念をめぐって          柘植あづみ、加藤秀一、大橋由香子 22 女性の自己決定を保障する新しい法律を――女たちの展望 芦野由利子 38 優生思想のジェネオロジー 山崎カヲル 44 優生思想から優生工学へ 天笠啓祐 52 生命倫理について 福本英子 58 今こそ語ろう、自己決定って何だ!? 利光恵子 66 堕胎罪・優生保護法をめぐる年表      女のからだから82優生保護法改悪阻止連絡会 70 資料・優生保護法をめぐる最近の要望書 編集部 78 論文 十年の後の「山谷――やられたらやりかえせ」 ――〈党〉なるものをめぐって 天野恵一 122 暗闇の瓦礫の中から――阪神大震災と性暴力 北沢杏子 136 連載 メディア・チェック 18――天皇のイベントと「オウム憲法」 ――「東京植樹祭」反対運動のなかから 天野恵一 88 沖縄便り 2――普天間と、嘉手納と 浦島悦子 92 アート・アクティヴィズム 9――直接行動のアート・パフォーマンス 北原恵 96 ドイツ便り 6――ハントケの「冬の旅」と「セルビア人の正義」 岩崎稔 102 「海外進出文学論」 火野葦平論・1――いまなぜ火野葦平か? 池田浩士 106 視点 「日米安全保障宣言」をどう読むか――与えられた課題は 剣持一巳 1 Culture & Critique 生々しい現場性に向かって――「シチュアシオン――ポップの政治学」 東琢磨 145 母なるものをめぐって――「フェミニズムから見た母性」ほか 大橋由香子 147 大衆の装飾とメルヒェン的理性――「大衆の装飾」 西川浩樹 149 金石出の教えを増幅させる力作――「Stone out」 長嶺修 152 Politics & Action 米兵による交通事故死に正当な賠償を 中北龍太郎 157 「象のオリ」、フェンスの中で国家が立ち往生 中村まさ子 158 検問弾圧と闘って七年、そしてまだまだ 山本英夫 161 デッドマン・ウォーキング試写シンポへ 近藤達雄 164 破防法団体適用を許すな!4・22京都集会報告 崎山政毅 165 「極東有事への対応」について S 169 読者論壇 ピョンヤンから見た「田中ドル偽造事件」の真相 小川涼 171 コラム この時代の刻印 まなみあきら 150 映画「小便小僧の恋物語」 土方美雄 155 警察ウオッチング 「皇室」警備弾圧を許すな 木原洋 164 大日本トホホ劇場・5――OH!Noてんきじゃぱん                   Rupo―乱 168

98号

一九九六年八月五日
特集・サイバースペース独立戦争 イメージの公共権 福冨忠和 12 情報の政治的経済に向けて――情報共有の民衆思想          ロベルト・オーベッド・ベルゾーラ     市民コンピュータコミュニケーション研究会(編・訳・解説) 20 十二年後の一九八四年 高間剛典 32 インターネット通信規制の問題点――法的観点から 山下幸夫 44 死刑廃止運動とインターネット――ムミア支援活動を中心にして 今井恭平 62 市民運動の現場から見て    渋谷原宿いのちと権利をかちとる会・町田ナツオ 66 「あした」という字は「明るい日」と変換するのネ?          パレスチナ交流センター・岡田剛士 70 サイト/ノン・サイト/インターネット(あるいは山谷・チアパス・鏡) 野々村文宏 72 nettimeのめざすもの ピット・シュルツ 76 リバータリアンの見解 ブラックバード 78 青少年保護という名の落し穴 三浦大介 80 座談会・サイバースペースは「独立」できるか       栗原幸夫、山崎カヲル、赤川学、小倉利丸 88 アクティビストのためのWWW 小倉利丸 106 資料・合州国通信品位法をめぐって 山崎カヲル(訳) 52 連載 フェミニズムのヘクトパスカル 14――〈一九七〇年前後〉を通して みた〈現在〉  加納実紀代 114 アート・アクティヴィズム 10――〈無題〉または「女らしさ」の装い ――シンディ・シャーマン 北原恵 120 沖縄便り 3――踏んだり蹴ったり 浦島悦子 124 ドイツ便り 7――「一九四〇・五・二一、ここからひとりのシンティ が……」 岩崎稔 127 メディア・チェック 19――混乱を内包しながら進む象徴天皇制「再定義」 ――「女帝」、スキャンダル、海の日、護国神社参拝 天野恵一 132 「海外進出文学論」 火野葦平論・2――戦場のメールヒェン 池田浩士 136 視点 優生保護法マイナス優生条項イコール母体保護法の不思議 大橋由香子 1 Culture & Critique 「彼女たち」の生の全体性と私(たち)の問題 ――「戦士の刻印――女性性器切除の真実」 田浪亜央江 161 出郷者たちの輝く一瞬――「大阪のウチナンチュ」 冨山一郎 164 欠落を埋める重い仕事だけに……――「〈外地〉の日本文学選」 池田浩士 166 「正論」の彼方へ――「自由―交換」 杉村昌昭 168 Politics & Action 「不妊」の立場から見た母性保護 鈴木良子 171 隅田川での野宿労働者に対する襲撃に抗議の声を!           山谷労働者福祉会館・活動委員会 175 やりきれない……また死刑の執行が 江頭純二 178 追悼・伊藤ルイさん 大道寺幸子 180 コラム 映画「ファウスト」 土方美雄 167 警察ウオッチング 警察法改正のねらいとは何か 木原洋 177 大日本トホホ劇場・6――OH!Noてんきじゃぱん                   Rupo―乱 177

99号

一九九六年一〇月一〇日
特集・暴力としての文化、文化としての暴力――カルチュラル・スタディーズをめぐって カルチュラル・スタディーズ、その可能性とあやうさと 伊藤公雄 6 暴力にとって文化とはなにか 田崎英明 14 暴動の系譜――一九七〇年一二月二〇日、コザ 冨山一郎 20 武装する根拠に到ること――山岡強一が遺した歴史性の作業をめぐって 崎山政毅 31 自己への/新宿西口へのカルチュラル・スタディーズ 平井玄 44 変奏する二つの記憶――韓国人元三菱徴用工被爆者の戦争の語り 松田素二 54 「文化」についての語り――発話の位置の政治学に向けて 岡真理 64 CSなんて知らないよ 上野俊哉 72 「いかなる政治性も排除せよ」――アトピック・サイト展 小倉利丸 76 アトピック・サイト展について 柏木博 90 沖縄封じのアトピック・サイト展 大榎淳 92 多文化主義批判――多文化主義を超えて 徐京植 95 多文化主義批判――文化を語る前に 鵜飼哲 112 五つの大陸の反乱者たち  「人類のためのそして新自由主義に反対する大陸間会議」閉会演説      サパティスタ民族解放軍副司令官・マルコス            太田昌国・解説、太田マルク訳 122 連載 アート・アクティヴィズム 11――検閲されたペニス ――ファロクラシーを転覆するファロスの表象 北原恵 136 メディア・チェック 20――今なぜ「女性天皇制」か ――加納実紀代の女帝容認論批判 天野恵一 142 沖縄便り 4――県民投票と自立への道 浦島悦子 146 ドイツ便り 8――悲しむということの文法 岩崎稔 150 「海外進出文学論」 火野葦平論・3――「わたし」の限界と虚構の限界 池田浩士 155 視点 県民投票後の沖縄 由井晶子 1 Culture & Critique 受け手にとってポルノグラフィーとは――「性への自由/性からの自由」 高松久子 177 解放のインターナショナリズムへ――「故郷の世界史――解放の インターナショナリズム」 冨山一郎 179 うたうではなく、えがく――「向井孝の詩」 中島雅一 183 歌声の柄――「ジンターナショナル」 崎山政毅 185 大きな世界の中の小さなネットあるいはビーイングメディア                ヘアート・ロヴィング 188 闘争的音楽案内――大工哲弘の熱い日々 大熊亘、東琢磨 194 Politics & Action 「百万人署名運動」の成功を 国富建治 197 建て替えでさらに悪くなる東京拘置所          監獄人権センター事務局・阿部圭太 198 「日本語のわかる人だけ聞いてください」と裁判長、「道後・タイ女性 殺人事件」裁判に異議あり 外国人裁判を考える会(松山)・深見史 200 もりあがった「出会い」のまつり 幸野真 201 被災者に公的援助を!――市民立法「生活再建援助法案」の実現に向けて       震災被災者を支える東京連絡会・杉原浩司 203 大型ガサ国賠結審              不当捜索押収連絡会 204 コラム 〈複数文化のために〉への招待 木下誠 180 ニューマガジン「新しい天使」 小倉虫太郎 184 ニューマガジン「L'EXPRESSION」 園江光太郎 187 ニューマガジン「あるく」 彦坂諦 188 ドイツ当局、アウトノーメのホームページにアクセス禁止措置 小倉利丸 190 映画「トラベラー」「炎のかなた」他 土方美雄 192 警察ウオッチング 警察国家化を許すな! 木原洋 202 大日本トホホ劇場・7――OH!Noてんきじゃぱん                   Rupo―乱 207

100号

一九九六年一二月一〇日
特集・八〇・九〇年代の運動の〈記憶〉から未来へ 「偏狭なる党派」の〈記憶〉をめぐって ――私(たち)の運動と雑誌「インパクション」 天野恵一 6 近い過去・遠い未来 太田昌国 16 持続と忘却 上野俊哉 24 「ポスト・コロニアリズム」をめぐって ――「いま第三世界と私たち」を考える 山崎カヲル 32 あんぽ→いんぽ→うんぽからニンプ→サンプへ 大橋由香子 46 「インパクト」創刊号 冨山一郎 49 「インパクション」なんていらないよ!? 池田五律 50 「インパクション」〈と〉大学 崎山政毅 52 モザイクのかけらのように 岡真理 54 暴力の回帰 田崎英明 57 過渡期の記憶のなかで 栗原幸夫 58 私は生きる 逆らって 逆らって 彦坂諦 60 いま文化=闘争はどのように可能か 木下誠 63 雑誌の感度について 鵜飼哲 66 その後のイタリアのカウンター・ムーブメント 伊藤公雄 67 「インパクション」とフェミニズム 伊田久美子 69 いろいろやっていろいろ思うが 中山千夏 70 死刑廃止運動と伴走するメディア 大道寺将司 72 「ゲイ・リベレーション」特集から五年         動くゲイとレズビアンの会・稲場雅樹 75 CS再論 平井玄 78 雑誌の世紀・世紀の雑誌 池田浩士 81 「時代の行列」に抗して 降旗節雄 83 十年の歳月に思う 姜尚中 86 今のままの姿勢で 江刺昭子 88 初冬のパリから愛をこめて 杉村昌昭 90 二一世紀へとうねりは続くのか コリン・コバヤシ 92 情報経済の先へ 粉川哲夫 95 身を震わせていた木立〈三里塚の風景〉 弥永健一 97 女たちのまつりがあった! 木村京子 99 スリーマイル、チェルノブイリ、もんじゅから巻へ 西尾漠 102 死の序列化に抗して 岩井信 105 中教審答申を読む 尾崎ムゲン 109 〈国家と教育〉の窓から時代を視る 岡村達雄 112 オウム事件で問われる救援運動 山中幸男 114 連載 フェミニズムのヘクトパスカル 15――反天皇制運動に風を入れよう ――天野恵一さんの批判にこたえる 加納実紀代 118 アート・アクティヴィズム 12――壁にかけられた女 ――女/芸術制度/ヌード 北原恵 124 メディア・チェック 21――象徴天皇憲法五〇年と私たち ――栃木での「天皇外交」との闘いの中から 天野恵一 130 沖縄便り 5――いいかげんにしろ!「沖縄振興」 浦島悦子 134 ドイツ便り 9――石を転がす男 岩崎稔 138 「海外進出文学論」 火野葦平論・4 ――「わたし」の限界と虚構の限界その二 池田浩士 144 論文 多文化主義批判――新しい普遍主義をめざして(下) ――われわれの夢と課題 徐京植 156 同化主義批判――フランスと日本 鵜飼哲 駒場寮廃寮阻止闘争――中間一歩手前の総括 鈴木淳夫 184 視点 「オウム事件」の現在 山際永三 1 Culture & Critique 生まれ出ようとする命、産もうとする命 ――「いのちにやさしいお産」駒井秀子 山本知佳子 193 悲惨な状況を「豊富」に伝えるだけでいいのか? ――「ナチスドイツと障害者『安楽死』計画」 千田好夫 143 世代をふまえ世代を越えた戦争責任の問い方 ――「戦後世代の戦争責任」「歴史の中の『戦後』」 天野恵一 210 ミスティックな知――「アドルノ」細見和之 田崎英明 163 俯瞰される世界――インゴ・ギュンター展「難民共和国」 園江光太郎 88 マジョリティ解体に向けての挑発――「エレクトロ・アジール・バップ」 東琢磨 88 闘争的音楽案内 平井玄 210 Politics & Action 被疑者の友達はみな被疑者!? 福島瑞穂 165 しっぺ返ししたぞ!        「さよならヒロヒト」原宿Xデー裁判で         しっぺ返し!する会・松田結子 105 法務省による盗聴法案の危険性 山下幸夫 194 10・24天皇足利訪問反対闘争闘われる 田上中 219 東アジアの新しい歴史の展望 杉原達 109 コラム 警察ウオッチング 木原洋 54 映画 「ザ・プロデューサー」 土方美雄 88

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