書名:
死刑文学を読む |
著者: 池田浩士・川村湊 | |||
価格(税抜): 2,400 | シリーズ: | 発行: 2005年1月 | ISBN: 4-7554-0148-8 |
死刑という現実に、文学は拮抗できるか。ユーゴーから永山則夫まで、死刑を描いた 作品、死刑囚の描いた作品を論じた世界初の死刑文学論 目次 永山則夫のアバシリ(1) 6 1、網走から始める 2、永山則夫と全共闘 3、呼人番外地 4、『華』を書き続 ける間は執行されない 永山則夫のアバシリ(2) 46 1、「木橋」│板柳と網走 2、開拓地の林檎園 3、「連続射殺魔」 4、死刑囚 にとって改心とはなにか 死刑を描くとはどういうことか 94 1、ドストエフスキー、ユーゴー、黒岩涙香、カミュ 2、『死刑囚最後の日』 3、日本の死刑文学はどこから始まるのか 4、『黒の死刑女囚』 5、死刑囚自身 の表現 死刑映画をめぐって 142 1、『少年死刑囚』 2、『女死刑囚の脱獄』と『絞死刑』 3、自分の罪と向き合 う 4、通俗作品の中の死刑 死刑囚の視点から 174 1、カフカの『訴訟』 2、中西伊之助の『死刑囚の人生観』 3、刑務官と教誨師 4、刑務官の視点から描く死刑制度 死刑の理由は言葉にできるか 222 1、裁判官にとっての「死刑の理由」 2、無期懲役と死刑 対談を終えた後に 川村 湊 255 あとがき 池田浩士 262 死刑文学関連年表 |