書名:
沖縄文学という企て |
葛藤する言語・身体・記憶 | 著者: 新城 郁夫 | ||
価格(税抜): 2,400 | シリーズ: | 発行: 2003年10月 | ISBN: 4-7554-0135-6 |
言語をめぐる戦争、身体をめぐる戦争、記憶をめぐる戦争、そのような戦争のさなか にある沖縄を、文学を通じて感知していくことは可能か。 目次 はじめに 5 第一章 戦争の記憶 戦後沖縄文学覚え書き 『琉大文学』という試み 〈レイプ〉からの問い 戦後沖縄文学のなかの戦争を読む 沖縄戦を紡ぎなおす言葉 見直される沖縄戦の語りのために 第二章 言語的葛藤としての沖縄 言語的葛藤としての沖縄 知念正真 沖縄をめぐる言葉の諸相 崎山多美「ゆらてぃく ゆりてぃく」のために 「沖縄である」ことへの問い│植民地・多言語・多文化 第三章 目取真俊論 〈企て〉としての少年/目取真俊論 「水滴」論 塞がれた口/目取真俊「希望」からの想起 第四章 漂う沖縄文学のために 現代沖縄文学時評 一九九八─一九九九 1崎山麻夫「ダバオ巡礼」 2松浦茂史「コンビニエンスの夜」 3目取真俊「軍鶏」 4崎山麻夫「妖魔」 5下地芳子「アメリカタンポポ」 6仲里効・鵜飼哲ほか「EDGEとしての沖縄」 7大城立裕・嶋津与志ほか「沖縄文学と方言活用について」 8目取真俊「魂込め」上 9目取真俊「魂込め」下 10長堂英吉「黄色軍艦」 11目取真俊「ブラジルおじいの酒」 12勝連繁雄「神様の失敗」 13神森ふたば「ゆずり葉」 14目取真俊「剥離」 15山城達雄「窪森くぶむい」 16又吉栄喜「土地泥棒」 17崎山多美「ムイアニ由来記」 18目取真俊「面影と連れて」 19大鶴義丹「オキナワガール」 20小浜清志「けーし風」 21川村湊・成田龍一『戦争はどのように語られてきたか』 22目取真俊「帰郷」 23伊禮和子「告別式」 24沖縄文学の課題と可能性 漂う沖縄文学のために あとがき 初出一覧 |