書名:
犯罪報道と裁判員制度 |
著者: 島谷直子ほか | |||
価格(税抜): 2,300 | シリーズ: 年報死刑廃止2008 | 発行: 2008年10月 | ISBN: 4-7554-0192-3 |
光市事件の裁判報道は、事実の歪曲や間違い、作為や演出過剰、不公平な報道を繰り返した。これに対し、「光市裁判」報道を検証する会はBPOに申立を行ったが、、それに対してBPOから回答が出された。それをめぐってのシンポジウムを軸に、犯罪報道と裁判員制度を考える特集を組んだ。 目次 犯罪報道と裁判員制度 「光市事件」報道をBPO申し立てへ 島谷直子 4 BPO申立の記者会見 浅野健一 11 「光市事件」裁判を報ずるテレビに猛省をうながした BPOの「意見」 山際永三 14 ▼シンポジウム 犯罪報道と裁判員制度│「光市事件」報道についてのBPO「意見」を受けて 22 日隅一雄・浜田寿美男・綿井健陽・下村健一・ 足立修一・安田好 弘・太田昌国 ▼資料 BPOへの申立書 76 光市母子殺害事件の差戻控訴審に関する放送についての意見 89 特集2・鳩山ベルトコンベアーに抗して 07年9月鳩山発言 鳩山邦夫法相発言を弾劾する 112 鳩山法相・死刑廃止団体と面談 114 鳩山法相の地元で集会・デモをやりぬいたぞ! まえだけいこ 118 07年12月・第1回目の執行 暴走する死刑のベルトコンベアーを止めよう 安田好弘 121 池本登さんの思い出 大場知子さんから/藤間さんの友人Oさんから/抗議声明/参議院法務委員会 近藤正道議員の質問議事録 08年2月・二度目の執行 大量執行時代にどう対処するか 安田好弘 130 執行された松原正彦さんから中道弁護士への手紙から 133 死刑に直面するものの権利は守られたか 岩井 信 139 2月1日・参議院予算委員会 福島みずほ議員の質問議事録 147 08年4月・三度目の執行 死刑判決を一件でも減らすために 安田好弘 150 追悼・岡下香 157 岡下香さんを偲ぶ 光本恵子/お別れ会の実現と抗議集会 友野重雄/心優しかったであろう岡下香さんの死 可知亮/岡下さんのこと 太田昌国 08年6月・四度目の執行 死刑のベルトコンベアーにどこで歯止めをかけるか 安田好弘 167 法相は統合失調症の投薬治療を受けていた 宮崎勤氏を処刑した 田鎖麻衣子 171 追悼・宮崎勤 174 「出会い損ない」の連続だった彼との交流 大貫挙学 死刑執行でなにかプラスになるのか 篠田博之 ◎死刑をめぐる状況2006〜2007 第三回 死刑囚表現展について 萬谷義幸著『手記』の問題性 川村 湊 178 日本弁護士連合会(日弁連)の死刑問題に関する活動報告 小川原優之 183 死刑関係文献案内 前田 朗 186 死刑映画を観る 中村一成 204 死刑廃止に向けた国際的動向2007 辻本衣佐 218 死刑判決・無期懲役判決(死刑求刑)一覧 菊池さよ子 234 法務大臣別死刑執行記録 258 死刑廃止運動にアクセスする 廃止運動団体・フォーラム・ネットワークなど 262 死刑を宣告された人たち 271 死刑廃止年表2006 294 編集後記 304 |