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書名:  燃ゆる海峡
NDUと布川徹郎の映画/運動に向けて 著者: 小野沢稔彦・中村葉子・安井喜雄編著
価格(税抜): 3,000 シリーズ:  発行: 2013年11月 ISBN: 4-7554-0237-1

燃ゆる海峡
NDUと布川徹郎の映画/運動に向けて
目次

T
『鬼っ子 戦う青年労働者の記録』から『出草之歌 台湾原住民の吶喊─背山一戦』まで 四四年とそれ以上、NDU日本ドキュメントユニオンとはいったいなんなのだ?
井上修 8

同一性から遠く離れて
小野沢稔彦 34

「復帰」の向こう側を幻視する
──沖縄闘争のなかのNDU『モトシンカカランヌー』
大野光明 56

国境のある風景
『アジアはひとつ』におけるリアリズムについて
中村葉子 76

布川徹郎と船戸与一
『bastard on the border』の頃から
鈴木義昭 108

星紀市さんインタビュー──運動内部の分裂に遭遇していく──
聞き手:小野沢稔彦、中村葉子 118

U
われら瀕死の独立映画!
NDU 132

ドキュメンタリーへの出立
「モトシンカカランヌーたち」が開視するもの
NDU 布川徹郎 146

〈映像の番外地〉からの報告
新作「アジアはひとつ」のためのマニフェスト
在・沖縄 NDU 168

NDU製作コメント 198

V
布川徹郎追悼「幻視少年との対話歴」/二〇一二・七・一七
足立正生 222

〈天災〉と〈鈍感力〉のあいだ
故布川徹郎へのオマージュと批判
菅孝行 232

布川徹郎監督作品撮影
撮影監督・長田勇市(JSC) 244

布川徹郎の音楽的越境
伊達政保 260

『風ッ喰らい時逆しま』は要請する
日本野戦の月・台湾海筆子・北京流火劇社 桜井大造 272

布川徹郎への挽歌
パレスチナ・キャラバン 翠羅臼 280

布川さんがいないことを寂しく思うとき
三井峰雄 286

布川怪獣、大阪に現わる
安井喜雄 290

布川徹郎と私とドキュメンタリーと
中崎町ドキュメンタリースペース(NDU)金稔万 296

主体と客体との間に生まれる新たな「主体」とは
中崎町ドキュメンタリースペース(NDS)梶井洋志 306

追悼 布川監督 釜ヶ崎から
日本人民委員会・行動する会働き人 南美穂子 310

「成り行き」を大事に
自治体臨時職員 石田みどり 316

哀悼 布川徹郎さん
釜ヶ崎医療連絡会議 大谷隆夫 320

遠くまで行くんだ
「jazz喫茶ろくでなし」マスター 横田直寿 324

国境を越えて行く人との出会い 哀悼 布川徹郎
橋本隆 326

布川徹郎という〈無頼〉の死
日本基督教団羽生協会牧師 小田原紀雄 328