書名:
ルカーチとこの時代 |
著者: 池田 浩士 | |||
価格(税抜): 5,200 | シリーズ: 池田浩士コレクション第2巻 | 発行: 2009年8月 | ISBN: 4-7554-0198-5 |
ルカーチとはだれか? 粛清とファシズムの時代のなかでマルクス主義思想家として思索し行動したルカーチの「生きられた思想」を描いた『ルカーチとこの時代』に、『初期ルカーチ研究』(抄録)等を加えたルカーチ論の決定版 目次 第一部 ルカーチとこの時代 5 序章 亡命列車 7 1章 もうひとりのドン・キホーテ―ブロッホとルカーチ 15 1 出逢い 30 2 夢、行動、そして空振り 40 3 警告および義務としてのキホーテ 56 2章 論争・歴史と階級意識 1 同志レーニンの名において 68 2 〈ボリシェヴィキ化〉と〈正統マルクス主義〉 77 3 ルカーチのブルジョワ科学批判 95 3章 禍を転じて福と為せ 1 連帯への模索と近いものへの攻撃 112 2 ファシズムを前にした〈二正面戦〉―ハインツ・ノイマン 122 3 統一戦線をめぐって―ベーラ・クンとの対立 131 4 ルポルタージュ批判とその背景 142 4章 表現主義論争前後 1 なんとかして理解しようと…… 154 2 表現主義からファシズムへの途上で 164 3 唱和とパルチザン闘争と 180 5章 全体性・過渡期・共同体 1 失敗したこの試みは成功するまで続けられるだろう 190 2 レーテ・システムは不可避だ 210 終章 ルカーチとはだれか? 225 第二部 初期ルカーチ研究(抄) 229 過渡期の終末 230 ルカーチの文学理論における長篇小説の問題 247 ドストエーフスキーとルカーチ―長篇小説論への序章 261 合法と非合法の弁証法―ハンガリー革命におけるルカーチ 280 ドイツ革命と〈極左主義者〉ルカーチ 322 第三部 『歴史と階級意識』論争の歴史的意味 359 コレクション版へのあとがき 391 |