書名:
アフリカ人都市経験の史的考察 |
初期植民地期ジンバブウェ・ハラレの社会史 | 著者: 吉國 恒雄 | ||
価格(税抜): 3,000 | シリーズ: | 発行: 2005年12月 | ISBN: 4-7554-0161-5 |
アフリカ人の〈近代〉はいかに可視化され、語られるべきか。 アフリカ人労働者が創り出した濃密なる社会的・文化的世界。西欧的〈都市〉・〈階 級〉の見直しと、アフリカ亜大陸の現代への定位──。徹底した史料考証を通して切 り込んだ英文労作の日本語化。 目次 第1章 南部アフリカ都市の差別的景観 ――ソールズベリー(ハラレ)における住居隔離と「原住民ロケーション」の起 源:1892−1908 第2章 黒人出稼ぎ労働者の「階級的」登場 ――第一次世界大戦後のストライキ運動と自助団体 第3章 都鄙相制関係から見た都市の諸相 ――1950年代末までのソールズベリー・ブラワヨ政治史の比較から 第4章 あるアフリカ人フェミニズムの誕生:初期植民地期ジンバブウェ ――マイ・ ムソジ(c.1885-1952)とハラレアフリカ人女性クラブ 第5章 書評 書評1 Christopher M. Paulin, White Men's Dreams, Black Men's Blood 書評2 Amin Y. Kamete, Governing the Poor in Harare 書評3 Teresa A Barnes, ”We Women Worked so Hard” 書評4 Zimbabwe Women Writers (comp.), Women of Resilience 解題 北川勝彦 初出一覧 吉國恒雄:略歴と業績 出版にあたって◎片岡 卓三 Solidarity Message◎ジンバブウェ研究者グループ 下訳者あとがき◎飯田 雅史 二つの再会◎山崎 一郎 名ばかりの参加◎山崎 精一 |