書名:
不穏なるものたちの存在論 |
人間ですらないもの、卑しいもの、取るに足らないものたちの価値と意味 | 著者: 李珍景 著 影本剛 訳 | ||
価格(税抜): 2,800 | シリーズ: | 発行: 2015年4月 | ISBN: 4-7554-0253-1 |
不穏なるものたちの存在論 人間ですらないもの、卑しいもの、取るに足らないものたちの価値と意味 李珍景 著 影本剛 訳 目次 はじめに 7 第一章 不穏性とは何か? 12 不穏性:気分あるいは感情 12 不穏と不安 18 感覚的覚醒 23 第二章 不穏なるものたちの存在論 32 存在と存在者:存在へいかに接近すべきか? 33 存在論の場所 39 何からはじめるべきか? 46 不穏なるものたちの存在論 55 第三章 障害者:存在、障害の陰にあるもの 65 障害の陰 65 「迷惑をかける者」 67 「迷惑」を消し去るもの 70 陰のなかの宇宙 74 障害の贈り物 79 敷居と障害者 86 敷居と革命 91 第四章 バクテリア:わたしたちは皆バクテリアだ 97 存在と生成 97 個体化と個体性 104 バクテリアの平面 109 共生と共同性 114 免疫と個体性 118 免疫能力と免疫系 125 第五章 サイボーグ:「初めにサイボーグありき」 136 存在と不在 136 機械を超える機械 143 最初のサイボーグ 151 人間の未来 157 最後のサイボーグ 162 汚染と変調の存在論 165 第六章 オンコマウス:シミュラークルの政治学 173 手段として存在するものたち 173 人間、目的論的超越者 177 手段としての生命 183 原本と複製 194 物質性の抵抗:目的論の外部 199 地下のオイコス 203 第七章 フェティシスト:愛の存在論あるいはフェティシズムへの招待 210 魅惑と愛 210 脱生殖化された性欲 216 ジェンダーと性 223 数多くの性 228 二つのフェティシズム 237 フェティシズムへの招待 245 第八章 プレカリアート:プロレタリアートの不可能性 259 帰属と離脱 259 大衆あるいは「所属」と「包含」の問題 264 大衆と階級 270 対抗階級あるいは可能なる階級 276 プレカリアート:非階級化する階級 284 不可能なる階級、プロレタリアート 290 エピローグ 出口あるいは入口 301 |