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書名:  似而非物語
著者: 池田 浩士
価格(税抜): 3,900 シリーズ: 池田浩士コレクション第2回配本 発行: 2005年4月 ISBN: 4-7554-0151-8

1969年、京大闘争の中から発せられた評論・アジビラ・パロディなど幻の表現集。あ
れから35年、著者の全大学論集成。

目次

第一部 似而非物語 5
  『似而非物語』のための似而非序文  ウ・ウ・クサイスキー 6
  似而非物語(抄) 11
  主観主義的大学案内 25
  待つことと希望すること 26
  闘争の底辺から底辺の闘争へ 31
  「声明」 にかえて 39
  主観主義的大学案内 42
  入学式で「帰れ帰れ」と叫んだ新入生諸君へ! 53
  教養部「教官協議会」の“総長”あて「要求書」 56
  ウソのカタマリ=京大当局を弾劾せよ! 61
  〈自主解決〉こそ治安立法の実質化 69
  大学治安法〈成立〉にたいする各界の反響 73
  反大学とバリケード 75
  戦闘的な研究者運動を展開せよ! 83
  閉口物語より(抄) 87
  女 衒 考 91
  女衒考 92
  東京教育大三教授にたいする〈辞職勧告〉によせて 109
  英雄的闘争について 123
  写実劇『第一回公判』(一幕四場) 129
  なにはなくとも一一〇番 137
  〈ルカーチ裁判・記録〉(抄) 138
  『スヴェンボルの対話』書評 152
  この顔にピンときたら一一〇番 155
  壊滅作戦ほぼ完了。だがしかし…… 183
  決戦の春 184
  〈松下昇〉はパンをいかに食うべきか 190
  このあとがきのために書かれたあとがき 235
  初出一覧 253
  史料出典 254

+α
第二部 Post festum 257
  「学ぶ」ことと「教える」こと 258
  証言・京大闘争―「時計台裁判」弁護側証人として 262
  〈われわれ〉を待つ夢 299
  『憂鬱なる党派』から『わが解体』へ 316
  「竹本氏逮捕」で、さしあたり思ったこと 319
  あとのない全共闘祭 329
第三部 「大学」が死にゆくさき 345
  味 346
  なぜいま《ルカーチ》なのか? 347
  ある友情 349
  「やっぱり教養部でなくっちゃ……」 354
  環境を変える 357
  ユートピアだより 361
  大学解体 365
  紙一重 369
  恥知らずの天国 371
  「大学」が死にゆくさき 375
コレクション版あとがき 383