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書名:  増補新版「男女共同参画」が問いかけるもの
現代日本社会とジェンダー・ポリティクス 著者: 伊藤公雄 著
価格(税抜): 2,400 シリーズ:  発行: 2009年2月 ISBN: 4-7554-0195-4

バックラッシュの構造をときほぐす


21世紀に入って吹き荒れた日本のジェンダー・バッシング。
今、あらためて「男女共同参画」=ジェンダー平等の課題を見つめ直すために。


「高齢社会と『男性問題』」
「人口減少時代の男性/女性の生活スタイル」
 などその後書かれた論文を増補、新装版。(初版2003年)
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(もくじより)


はじめに 5

第1章 現代日本社会とジェンダー・ポリティクス

ジェンダーの視点から日本社会を読む 20
人口減少時代の男性/女性の生活スタイル 72
高齢社会と「男性問題」 88


第2章 バックラッシュとその周辺

「男女共同参画」をめぐって、今、何が問われているのか 104
「相対化」と「私」中心社会のなかで―バックラッシュの構造 128
プロミス・キーパーズ―保守化を開始した米の男性たち 144
ジェンダー・フリー・ポリティックスのただ中で 157


第3章 教育をめぐる論争

「ジェンダー・フリー」という言葉―誤解と混乱を越えて 170
教科書にジェンダー問題は不要か?―高校『国語総合』をめぐる個人的体験 200
セクシュアリティと教育 234
ジレンマのなかの男の子たち―相次ぐ「普通の男の子」の「凶悪」事件の背後にあるもの 241
ジェンダーとスポーツ教育 252


第4章 日常生活のなかのジェンダー・ポリティクス

父親の次世代育成力にむけて―「父権の復権」で「子ども問題」は解決するか? 274
夫婦と家族のコミュニケーションを読み解く 286
〈男らしさ〉とドメスティック・バイオレンス 296
男性学・男性研究の視点からみたセクシュアル・ハラスメント 302


あとがき―「バックラッシュ」を読みとくために 321


増補新版・あとがき 330