書名:
「戦後」という制度 |
戦後社会の「起源」を求めて | 著者: 川村 湊 | ||
価格(税抜): 2,800 | シリーズ: 文学史を読みかえる5 | 発行: 2002年3月 | ISBN: 4-7554-0116-X |
文学史を読みかえる・第5巻 座談会 堕落というモラル―敗戦後空間の再検討 4 井口時男・中川成美・林淑美・川村 湊 ポスト植民地主義への道―日韓の戦争(解放)直後の文学状況をもとに 川村湊 『朝鮮文藝』にみる戦後在日朝鮮人文学の出立 高柳俊男 戦後沖縄文学覚え書き―『琉大文学』という試み 新城郁夫 戦後文学はどこへ行ったか―やくざ小説の諸相 野崎六助 「満洲文学」から「戦後文学」へ―牛島春子氏インタビュー 「戦後文学」の起源について―“最後の頁”からの出発 栗原幸夫 大阪という植民地―織田作之助論 川村湊 日・独・伊・敗戦三国の戦後文学 栗原幸夫 池田浩士 和田忠彦 隣接諸領域を読む (歌謡曲)誰のために鐘は鳴ったのか―サトウハチローと古関裕而の戦後歌謡曲 中 西昭 雄 (外国文学)「丁玲批判」をふりかえる 田畑佐和子 この時代を読みかえるために―必読文献ガイド 『新日本文学』1999年11月号/『社会文学』二〇〇〇年第一四号 並木洋之 本多秋五『物語戦後文学史』 黒田大河 吉本隆明『戦後詩史論』 細見和之 『綜合文化』と真善美社の周辺 栗原幸夫 江藤淳『忘れたことと忘れさせられたこと』 平井玄 読みかえる視座 昭和初年代文学史における短歌 田中綾 一九五〇年代をジェンダー・メタファーで読みかえる 鈴木直子 『種蒔く人』の研究動向 222 大和 田茂 〈放浪の作家〉林芙美子が書いた仏印 羽矢みずき 戦時下の大佛次郎の文学表現―従軍体験を中心に 相川美恵子 文学における「土人」―中河與一と村上龍 土屋忍 橘外男の敗戦感覚 谷口基 書評 かけがえのない個人として語りあうために―ノーマ・フィールド『祖母のくに』 秋 山洋子 戦後責任を問い戦争責任を問う―池田浩士『火野葦平論』 坂口博 言葉を「綴る」のは誰か?―川村湊『作文のなかの大日本帝国』 黒田大河 〈引き裂かれた身体〉の解剖へ―丸川哲史『台湾、ポストコロニアルの身体』 崎山 政毅 この時代の中井正一のために―高島直之『中井正一とその時代』 田村都 二十一世紀のガイノクリティシズム―岩淵宏子・北田幸恵・沼沢和子編『宮本百合子 の時空』 杉浦晋 「ロシア・アヴァンギャルド―全体主義文化連続論」に抗して―ボリス・グロイス『 全体芸術様式スターリン』 江村 公 「男制社会」とのしなやかな闘い―渡邊澄子『青鞜の女・尾竹紅吉伝』 深津謙一郎 畢生の書―『南天堂:松岡寅王麿の大正・昭和』 読みかえ日誌 編集後記 |