(1999年4月18日名古屋市教育館において)
私たちが強く反対してきた周辺事態法などの新ガイドライン法案が、すぐにも成立しそうな情勢です。ここで私たちは再度強く反対の意志を表明します。政府は数多くの地方議会の反対決議に答えることなく、法案にたいする疑問点も明らかにすることもなく、満足な論議もすすめませんでした。
そればかりでなく、朝鮮民主主義人民共和国との緊張関係をいたずらに煽ることで、法案を強引に成立させようとしています。武力による外交はもっともしてはならない選択です。
私たちは前大戦の加害・被害の歴史をくりかえしたくありません。アジアそして日本の戦争被害の人たちの心身の傷は、今なお癒されることがありません。戦争は悲しみと恨みしか生み出しません。
私たちは戦争協力を拒否します。法案の成立阻止を最後までめざします。そして現実のものとなってきた戦争への道をとめるために全力をつくします。平和を求めるすべての人たちと連帯します。
1999年4月18日 集会参加者一同