有事法制反対ピースアクション

3・15集会アピール

小泉純一郎さま

 私たちは、あなたにこれで4度目のメッセージを差し上げることになりました。3回にわたって名古屋の中心部で延べ2000人を超える人々が集まって、あなたに心からのお願いをしてきました。一つは「絶対にイラク攻撃をしないこと」もう一つはアメリカのブッシュ大統領に「イラク攻撃をしないように強く働きかけること」。きっと届いていると思いますが、実行はしてくださっていませんね。私たちは、怒りを覚えています。
 今、アメリカの盟友だったイギリスでさえ国内の反対のこえに耳を傾ける謙虚さを取り戻し、イラク戦争回避への6つの条件を修正案として提出しようというほどに態度を変えてきています。(※残念ながらイギリスはイラク攻撃に加わってしまいました。)フランスは拒否権を発動してでもこの戦争を止める努力を続けています。初めから攻撃に反対しているドイツ政府を初めとして、世界中のあちこちの国々がこの攻撃には何ら正当性はないといっています。
 もちろん、大勢の人々も何千万人と集まってそこかしこで反戦集会を開き、犠牲となるのは何の罪もないイラクの民衆であり、これは戦争というものではない、大量殺りくだと非難の声を上げています。それはよくご存じのことと思います。
 でも、あなたは「世論も間違うことがある」と言って、耳をふさいでいるようです。本当にそうでしょうか。
 今日もまた、あなたに是非聞いてもらいたいと大勢の人たちがここ久屋広場に集まっています。デモとか集会とかは初めてという人たちも大勢います。私たちは、世界の世論に背を向けて、日本がアメリカの言うままになって、大きな過ちを犯すのではないかと不安な気持ちでいっぱいです。歴史はやり直しがききません。
 再度、要求します。断固として要求します。

1、絶対にイラク攻撃を始めないようにブッシュさんに強く言ってください。
2、自衛隊をインド洋から直ちに戻してください。

イラクの人たちを殺して得られる「国益」など私たちはいりません。

以上

2003年3月15日 3・15戦争やめろ集会参加者一同


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