ワールド・ピース・ナウ・愛知パート2/集会アピール


2月16日「戦争やめろ!集会・デモ」の簡単な報告です。

朝からの雨でいったい何人集まってくれるのかと心配しながら
会場に簡易テントを張り準備を進めました。
 1時半の集会の始まり時にはまだ雨が降り約100人くらいでした。
徐々に人が集まり始め、それにともなって雨もやんできました。
今日の集会には実に様々な方が参加してくださり、
とりわけアメリカ・イギリス・イラン・チェニジュア・インドネシア・
在日韓国人など多くの外国人が参加しました。
名古屋でのWORLD PEACE NOWの感じでした。
デモに出発する時間には雨も上がり、
最終的には400人もの人が参加しました。
 全世界では約1000万人が「イラク攻撃反対」の声を挙げました


集会アピール

    要請文           アメリカ合衆国大統領・ジョージ・ブッシュ様
イラク攻撃をやめてください。イラク攻撃反対の声は、今や世界の声となっています。ひとたび攻撃が始まれば数十万のイラクの人たちが犠牲になります。アメリカ軍は、開戦48時間で3000発のミサイルをイラクに撃ちこむとしています。
世界中の人たちは、これ以上人が殺されていくのは絶えられないと思うとともに、アメリカの横暴を許してはならないと決意し始めています。私たちは世界中の人びとと共に、ただちにイラク攻撃を中止することを強く要求します。
「ゲームは終わった」などと言いながら、戦争に突き進もうという姿には、私たちは心底怒りを覚えます。イラクの人たちを攻撃するアメリカ軍にどれほどの正義があるのでしょう! イラク攻撃は正当性を欠いたままの戦争であり、ただの人殺しにすぎません! そもそもイラク攻撃の口実は、9.11のニューヨークでのテロとの関わりだったはずです。それがいつのまにか大量破壊兵器の査察の問題とされています。戦争が先で口実があとからつけられているのです。
湾岸戦争とその後の経済制裁で多くのイラク市民が犠牲になっています。特にアメリカ軍の投下した劣化ウラン弾の放射能汚染の被害は深刻です。多くの子供たちが白血病・小児癌などで死んでいます。アメリカ軍はアフガニスタンでもクラスター爆弾、燃料気化爆弾など無差別対人兵器を使用しています。ここでも多くの市民が巻き込まれて犠牲になっています。こんなアメリカにイラクの大量破壊兵器の危険性を語る資格はまったくありません。
アメリカは超大国です。その力は戦争ではなく平和に使ってください。パレスチナや朝鮮半島で、平和創造のために尽力する立場にある国です。アメリカが真に世界で名誉を得ようとするのであれば、平和のために努力してください。
私たちは世界中の人たちと共に、アメリカがイラク攻撃をやめることを、強く、そして断固として要求します。            2003年2月16日  集会参加者一同

イラク攻撃に反対します
内閣総理大臣 小泉純一郎 殿

 アメリカのイラク攻撃が近づく中、日本政府はこれを支持する態度を示していますが、私たちはこれに強く抗議します。
イラクが大量破壊兵器を所有していることが攻撃の理由とされていますが、世界でもっとも大量に兵器を製造し、使用してきたのは他ならぬアメリカです。「テロとの戦い」と称して行われたアフガン空爆では数千の罪なき人々が犠牲となりました。湾岸戦争では大量の劣化ウラン弾が使用され、今なお多くのイラク民衆が放射能被害に苦しみ、従軍した米・英軍兵士にも被曝の被害が及んでいます。イラク攻撃が開始されればその被害は想像を絶するものとなるでしょう。広島・長崎を経験した日本こそ、戦争反対の立場を鮮明にするべきなのです。
この正義なき戦争に対して、世界中でかつてないほどの反対行動が取り組まれ、フランス・ドイツ・ロシア・中国など多くの国が攻撃反対の立場を明確にしています。先週の世論調査によれば、日本でも8割の人がイラク攻撃に反対と答えています。この大多数の民意を無視して、アメリカの攻撃を支援することなど許されるものではありません。
 政府は、昨年末にイージス艦を派遣し、いまなお米軍への燃料補給を続けています。しかしすでに米軍はイラク攻撃の態勢に入っており、そこに情報を送り、燃料を補給することは実質的な参戦にほかなりません。明らかな違法行為です。今すぐ米軍支援を中止し、自衛隊を日本に引き返させてください。そして、アメリカのイラク攻撃を止めるためにあらゆる努力をすることを強く求めるものです。

2・16集会参加者一同 


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