有事法制反対ピースアクション

小牧基地の滑走路はイラクにつながっています
自衛隊はイラクからの即時撤退を(2007年1月)

米軍兵士の死者3000人以上(07年1月)
イラク人死者  65万5000人
(米国・イラクの疫学専門家が合同調査 英医学誌ランセットに論文:06年10月発表)

 2003年の米英のイラク攻撃開始以来の死者数。かけがえのないこれほどの人の命が失われなくてはならい理由は何だったのでしょうか。大量破壊兵器もアルカイダとの関係もウソだと分かった今、最大の戦争犯罪人はブッシュ大統領とブレア首相、そしてそれを支持した小泉元首相とその政策を継承し、自衛隊を派兵し兵站支援をしている安倍首相ではないでしょうか。そして、その派兵拠点となっているのが小牧基地なのです。

安倍政権の暴走を止めよう

9日(2007年1月)、防衛庁が「省」に変わりました。単に名前が変わっただけではありません。これまで内閣府の外局であった防衛庁が省に移行することによって、これまで内閣総理大臣がもっていた権限を防衛大臣が持つことになり、米軍との共同作戦などをより緊密化させるものです。また、自衛隊法も「改正」され、これまで付随的任務とされていた海外派兵を「本来任務」に格上げしました。自衛隊の海外派兵がよりエスカレートします。更に、安倍政権は、来年秋の国会には「派兵恒久法」(いつでもどこでも自衛隊が展開できる)を上程しようとしています。改憲の動きと相まって集団的自衛権行使=戦争を行う道へと大きく開くものです。
 もうすぐ始まる国会(2007年1月25日招集の通常国会)では、改憲に必要な「国民投票法案」が争点になります。憲法9条を変え、戦争ができる国へとするための法案です。
 今この国は、年間の自殺者が3万人、一日90人もの人たちが自ら命を絶っています。ワーキングプアーと呼ばれる、働いても生活ができない人が400万人。「自助努力」「自己責任」と生活保護世帯やシングル世帯、高齢者・障がい者の福祉を切り捨てる政策をどんどん推し進めています。格差社会を増幅させ、「愛国心」を盛り込んだ教育基本法を変え、憲法9条を捨て戦争ができる国へと変えようとしているのが安倍首相のいう「美しい国」です。
 軍事力で平和は創れないことは、イラクやアフガニスタンで、また歴史が証明しています。安倍政権の暴走を止めましょう。

小牧基地に注目!

 航空自衛隊小牧基地は、イラクへの派兵拠点になっています。その小牧基地に、2月、空中給油輸送機が配備されます。小牧基地の滑走路は県営名古屋空港の滑走路で「県民の財産」です。戦争支援のために使われないよう、私達の足下で声を上げましょう。


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