航空自衛隊のイラクからの撤退を求める申し入れ書(2006年10月28日) |
航空自衛隊小牧基地 浮須 一朗基地司令様
私は自衛隊イラク派兵差止訴訟の原告です。また、有事法制反対ピースアクションの構成メンバーでもあります。私たちの反戦・非核・平和の運動は徹頭徹尾、非暴力の理念のもとに運動をしています。
イラクから陸上自衛隊の皆さんが撤退した今も、小牧基地の航空自衛隊のみなさんは、更に活動範囲を広げています。イラクからの情報は、私たちには限られたことしか知らされていませんが、毎日毎日、死者がカウントされています。イラク全土はもはや内戦・泥沼状態であることは私にもわかります。
平和を愛する自衛隊員のみなさん
残念ながらみなさんが、今イラク現地でされている活動は、イラクの人々の復興支援ではなく、アメリカ・イラク占領軍の後方支援になってしまっていることを非常に危惧しています。首都バグダットにも活動範囲を広げ、C130輸送機は物資輸送だけでなく、米兵及び多国籍軍をも輸送していることも明らかになっています。このことは、憲法9条違反だけでなく、イラク特措法にも違反します。どうか一刻も早くイラクの人々を殺すことなく、殺されることなく撤退されますよう。
部下の皆さんの命を守る立場にある基地司令が決然とした態度で、イラクからの撤退をされますよう、この申入れをいたします。
2008年10月28日
有事法制反対ピースアクション