有事法制反対ピースアクション

日米軍事一体化を進める「米軍再編」の白紙撤回を!

◆「米軍再編」最終合意は、自衛隊と米軍の一体化をすすめてしまいます。
 5月1日、日米安全保障委員会は共同分と、普天間基地移設先を沖縄・辺野古沿岸への米軍基地新設、神奈川座間への米陸軍軍団司令部の移転をはじめとする「米軍再編」最終報告を発表しました。共同発表文では、今回の再編は「同盟関係による協力は新たな関係に入るものであり、、また、地域における同盟関係の能力強化につながる」としています。キャンプ座間での米陸軍第一軍団司令部と陸自中央即応集団司令部の移転に端的に見られるように、米軍と自衛隊が一体となって対テロ戦争などの「新たな脅威」に対して共同で対処していこうとするものです。

◆沖縄の「負担軽減」にはなりません。
 最終報告では普天間基地の代替として名護辺野古崎へ1800mの滑走路2本と港を備えた新たな基地建設が盛り込まれています。新たな基地は基地機能も強化され、なによりきちのこていかに繋がります。。沖縄の民意は、県内移設反対であり、新基地建設は沖縄の負担軽減にはなりません。

◆住民の意向を無視した「合意」は認められません。
 横須賀を母港とする空母の艦載機移転が盛り込まれている岩国では、移駐の賛否を問う住民投票で90%以上の人が反対の意思を示しました。沖縄ではもちろん、神奈川の各地でも、青森、鹿児島などでも住民に強い反対の声があります。政府は、これらの声を無視し、今回の合意を行いました。住民無視の合意は認められません。

◆「安全保障問題(軍事)は国の専管事項ではありません。
 政府は、安全保障問題は国の専管事項だと言いますが、私たちは、私たちの将来を政府に白紙委任したわけではありません。今回の最終合意は明らかに日米安保条約の枠をも越え、憲法が禁止する「集団的自衛権」への道を開くものです。行き着く先は、憲法を改悪して文字通り米軍とともに戦争ができる国にすることです。軍隊や武器で平和は創れないことはイラクやアフガニスタンを見れば明らかです。黙っていれば戦争への道!共に声を届けましょう。


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