米第7艦隊旗艦ブルーリッジの名古屋港入港に対する港湾管理者への抗議と要請 |
名古屋港管理組合
管理者:名古屋市長
松原 武久様
米第7艦隊旗艦ブルーリッジの名古屋港入港に対する港湾管理者への抗議と要請
私たちは、北海道で平和や人権の問題に取り組んでいる市民のグループです。
一昨年3月に続いて1月30日から名古屋港金城埠頭に横須賀を母港とする米第7艦隊の旗艦ブルーリッジが入港することに対し、強く抗議します。
さらに、この後、同艦隊のイージス艦チャンセラーズビルが2月3日に、ブルーリッジが2月6日に室蘭港に入港すると聞いてこの、横須賀、佐世保、名古屋、室蘭と続く入港が「友好・親善」とされていても、一昨年からイージス艦が日本海に常時配置され、民間港へ次々、寄港を続けて実際は有事の際のスムーズな入港と補給協力のための道筋をつけることにあることを私達は苦い思いで理解しています。
いいえ、「有事」の時と言うのではなく商業港でありながら「平時」の軍港化、「戦艦のある風景」に市民を馴染ませるために強引に仕組まれた「友好・親善」を押し付けられているのです。
その脅迫を受け入れることこそが名古屋港にとっての有事ではないですか?この動きが続けば、名古屋港はますます「軍港」化し、「平和都市」とは言えなくなります。
同様のことが、私達の住む北海道の室蘭港でも言えます。そして、いずれも民間港である小樽、函館、苫小牧、釧路、稚内・・・が、今回の連続した入港が日本列島を線で結ぶ米軍の軍事行動の一環に位置づけられるように、次々、港湾法に縛られない恣意的な軍艦利用に組み込まれて行くことを懸念しています。
市民・県民の安全を最優先させるべき責任と権限をもつ港湾管理責任者としてブルーリッジの入港を拒否されなかったことに対して抗議します。
2006年2月2日
●ほっかいどうピースネット
●憲法を守る室蘭地域ネット