小牧・北海道・呉から航空自衛隊、陸上自衛隊、海上自衛隊が派兵されてからまもなく1年を迎えようとしています。陸上自衛隊は、北海道の部隊から東北の部隊に変わり、8月には青森から派兵され、11月には仙台から予定されています。さらに、来年1月には第5次が守山自衛隊第10師団から派兵されると報道されています。
ピースアクションでは、この間、毎月第4土曜日に小牧基地正門前に立ち、申し入れ行動を行っています。10月30日には守山基地へも申し入れに行きます。12月14日には、現在派兵されている「基本計画」の1年の期限が切れます。小泉首相は、引き続き派兵を言っていますが、イラクは1月の占拠を前に米軍の掃討作戦で一般市民を含めて多くの死傷者がでています。サマワに駐留する自衛隊に対しても、8月には6回の迫撃砲による攻撃がありました。オランダ軍は来年の3月、ポーランド軍も撤退の動きを見せています。「基本計画」の延長はすべきでなく、これ以上自衛隊の派兵は止めるべきです。昨年、攻撃前には「イラク攻撃反対」の大きなうねりが起きました。自衛隊は決して人道復興支援ではなく、米英の不当な攻撃と占領に加担しているのだ、という事実と向き合い、「派兵反対」の声を強めていきましょう。
(2004年10月9日「有事より無事がいい通信」第9号より)