有事法制反対ピースアクション

辺野古の欺瞞的なボーリング調査強行に抗議し、これ以上の調査の中止を求める要請書 

防衛施設庁
防衛施設庁長官 山中昭栄様

 9日(9月9日)、午後2時、那覇防衛施設局は、名護市辺野古沖のボーリング調査を、多くの人たちの反対を押し切り、姑息にも佐敷町の馬天港から出航し「調査の開始」としました。私たちは今日の行われた那覇防衛施設局の調査強行に抗議するとともに、新たな基地建設のための調査を中止するよう強く求めるものです。
 辺野古では、「命を生み、育む豊かな海に人殺しの基地はいらない」と、すでに140日以上、必死の思いでボーリング調査反対の座り込みを続けています。市街地のど真中にあり、常に危険と隣り合わせている普天間基地で、8月13日米軍ヘリの墜落事故が起きました。沖縄県警の現場検証も行われず、沖縄県始め地元自治体、住民の反対の声を無視して飛行再開がされました。更に後には「放射性物質」が含まれていたという全く危険極まりない事故でした。
 今回の事故が「普天間基地の移設」の候補地として挙げられている辺野古のボーリング調査開始の理由にされることに断固反対します。沖縄は、今回の事故が象徴するように、米軍基地が集中し、日常的に事件・事故の危険にさらされています。95年から起きた基地撤去の大きなうねりに対して、政府は米軍用地特措法を改悪し、さらには普天間基地の代替として辺野古沖への新基地建設をもって応え、何ら沖縄の声に耳を傾けることも、問題を解決する意思も見せませんでした。いかに海上とはいえども、日常的な訓練や駐留そのものが事件や事故を引き起こします。根本的な解決は、普天間基地の即時撤去しかありません。これ以上沖縄に犠牲を強いる新基地建設のためのボーリング調査は即時中止すべきです。そして、基地撤去にむけ、アメリカ政府に強く働きかけるべきです。
 私たちは、「人殺しのための基地」はどこにもいらないと声を大にして訴え、以下の要請を真摯に受け止めるよう要求します。

一 辺野古沖のボーリング調査を中止し、新基地建設は行わないこと。

二 普天間基地の即時撤去をすること

以上
2004年9月9日
                         有事法制反対ピースアクション
                         
                       名古屋市昭和区白金1−13−10
                       TEL 052−881−3573


有事法制反対ピースアクション