今日、私たちは、8月13日、普天間基地所属の大型輸送ヘリコプターCH-53Dが沖縄国際大学構内に墜落事故を起こしたことに抗議し、普天間基地撤去、イラクからの自衛隊の撤退を求める集会を持ちました。更には、新基地建設が強行されようとしている、名護市辺野古沖のボーリング調査強硬に断固反対の意思も表明します。
米軍ヘリ墜落事故では、米軍は事故現場とその周辺を立ち入り禁止にし、事故調査もさせないまま、ヘリの飛行を開始しました。依然として沖縄が米軍の指揮下にあることを認識せざるを得ません。普天間基地は住宅と隣接する市街地のど真中にあり、今回の事故は起こるべくして起こったといえます。政府は事故後の処理を「地位協定の運用見直し」で対処しようとしていますが、このような事故が二度とおきないようにするには普天間基地の撤去しかありません。95年の少女暴行事件を契機に盛り上がった基地撤去の訴えに対し、何の手当てもしないばかりか、名護への新基地建設という更に過重な負担を強いようとしています。辺野古では防衛施設庁のボーリング調査強硬に反対をして闘いが進められており、金武町伊芸区でも米軍都市型訓練施設の建設反対で100日以上の阻止行動が取り組まれています。
もうこれ以上沖縄に犠牲を強いることを座して見守るわけにはいきません。二度と再びこのような事故が起きないようにするためには、普天間基地の撤去しかありません。新たな基地の重圧を押し付けるボーリング調査は行うべきではありません。日本政府に対し、普天間基地の無条件返還、辺野古新基地建設の中止、地位協定の全面見直しをするように、声を大にして強く求めます。
もどれ自衛隊!
8月8日、東北方面隊の部隊140人が、民間の空港である青森空港から迷彩服を着たままイラクへ派兵されました。航空自衛隊小牧基地から派兵されたC130輸送機は、米軍の兵員や物資を運び続けています。更に、1月には市内守山区にある陸上自衛隊第10師団が派兵されようとしています。沖縄もまた、駐留する米軍のイラクへの出撃基地としてあります。沖縄の反基地の闘いは、単に自分たちが、基地がもたらす事件・事故の被害者であると訴えるだけではなく、「加害者にはなりたくない」という切実な想いからです。その意味で、イラクに自衛隊を派兵することは、「人道復興支援」の名のもとに、イラク侵略に加担し、イラクの人々を殺す側に立つことを拒否し、この愛知で「殺すな!殺されるな」と訴えつづけ、派兵に反対する私たちの想いと重なります。
沖縄辺野古で、金武町で「人殺しのための基地は作らせない!」という固い意志で阻止行動に参加している皆さんの「怒り」と「決意」に思いをはせながら、イラク派兵反対の取り組みを今後も続けていくことを決意し、集会アピールとします・
米軍ヘリ墜落抗議 普天間基地撤去 もどれ自衛隊9・4緊急集会 参加者一同