有事法制反対ピースアクション

多国籍軍へのなし崩しの参加にNO!を

イラクから自衛隊の即時撤退を

 イラクでは6月末の主権を移譲前に、治安が一層悪化しています。米軍の「掃討作戦」により、多数のイラクの人々が殺されています。小泉首相は、「多国籍軍への参加は武力行使と一体化するもので違憲」という政府自らの見解を覆し、主権移譲後の多国籍軍へ自衛隊の参加を閣議決定しました。自衛隊の活動は「人道復興緯線」であり、多国籍軍の指揮下におかれるものではないという詭弁を言っています。しかし、航空自衛隊小牧基地から派兵されているC130輸送機は、米軍の物資や兵員を輸送しており、明らかに人道復興支援ではありません。このことを、小泉首相はじめ政府与党は何も説明しませんし、今後も活動を続けていくと明言しています。首相自ら憲法違反することを行っています。
 先日、小牧基地からは、交代の要員とC130輸送機が派兵されました。6月末から7月にかけては陸自の第3次となる東北の部隊の派兵も予定されています。先の国会では「国民保護法」などの有事7法が成立しました。イラク攻撃自体が、アメリカの理不尽な「国家テロ」です。重武装をした自衛隊(軍隊)には「人道復興支援」はできません。
 自衛隊の多国籍軍への参加にNO!の声を上げ、憲法を守らない首相をやめさせましょう。

(2004年6月27日栄にて配布)


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