イラクで拘束された3名の解放にあたっての声明 |
私たちは高遠さん、今井さん、郡山さんの3名が4月8日に反米抵抗勢力の手によって、拘束されて以来、一生懸命、署名集めや座り込みなどの街頭行動をつづけてきましたが、今、3名の解放の報を聞き、本当に心から喜んでいます。私たちは、日本や世界の多くのNGOや善意の人たちが手をつなぎ、この3人がいかにイラクのために尽くしたかをイラクの人たちに知らせるために努力されたことを知っています。こうした人たちの力の積み重ねによって解放に至ったと思っています。
私たちは本当の意味で人道支援におもむいたはずのこの3名が、命の危険にさらされたことの責任は、アメリカの占領政策に手を貸し、自衛隊のイラク派兵を強行した小泉政権にあると思います。そして直接的には、3名の拘束地と思われるファルージャにおけるアメリカ軍の無差別な虐殺行為に現れているような、アメリカの占領政策の失敗にあると思います。また一部でつたえられる3名に自己責任を求める声高な中傷は、無法なアメリカへの追随政策を続ける小泉政権の責任を転嫁し、善意の人たちを貶める行為でしかないと考えています。
さらに日本人二名の拘束も報じられており、私たちは引き続き自衛隊のイラクからの撤退を要求していきます。そしてアメリカがファルージャなどですすめている無差別な「掃討作戦」を中止させるため、日本政府が行動をおこすように要求します。
2004年4月15日
有事法制反対ピースアクション(名古屋市昭和区白金1−13−10)
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