03年10月25日イラク占領反対。自衛隊をイラクに出すな。朝鮮半島で戦争するな。集会アピール |
ブッシュ大統領の来日を受けて、日本政府はイラクへの自衛隊派遣と総額50億ドルの復興資金の拠出をあらためて約束しました。アメリカの占領政策がイラクに平和をもたらすどころか治安の悪化を招き、人々の生命を危険にさらすことになっていることは明白です。にもかかわらず、小泉首相は自衛隊員の命と莫大な金を差し出してアメリカに協力することを誓ったわけです。このようなアメリカ追随政策は、火に油を注ぐも同然の愚策であり、私たちは絶対に認めることはできません。
今回の自衛隊派遣を強行すれば、自衛隊が現地の反米勢力と交戦する可能性は大きいと考えられます。自衛隊員が殺される、あるいはイラクの人々を殺すようなことがあれば、日本は文字通りの戦争国家になってしまうでしょう。また、そのようなことが回避されたとしても、イラク全土に広がっている劣化ウラン弾汚染によって、自衛隊員が取り返しのつかない被害を受けてしまうかもしれないのです。そのような危険を冒してまで、アメリカの占領政策に協力する理由はまったくありません。
年内にも小牧基地から自衛隊が派遣されようとしています。これまで何度も小牧基地から海外派兵が行われ、今後は空中給油機の配備が検討されるなど、基地機能の飛躍的な強化がもくろまれているのです。私たちが生活する地域が軍事拠点にされ、アメリカの戦争に協力させられることを黙って見過ごすわけには生きません。小牧基地からの自衛隊派遣に対しては、反戦平和を願う全国の仲間と共に、イラク派兵反対の声を断固として上げていこうではありませんか。
今日、時を同じくしてアメリカでは、イラク占領の停止を求めて「A・N・S・W・E・R」呼びかけによるワシントン大行進が行われています。軍隊で平和は絶対に作れません。世界に平和をもたらすのは、反戦平和を願う人々の主体的な行動だけです。
ブッシュ大統領と小泉首相が、中東や朝鮮半島に戦争の火種をまき散らすなら、それを吹き消すような反戦平和の行動を全世界の人々といっしょに作り上げていきましょう。イラクや朝鮮半島そして全世界に平和が訪れるまで、私たちは何度でも集まり、反戦の声を上げていくことを決意していこうではありませんか。
2003年10月25日
イラク占領反対。自衛隊をイラクへ出すな。朝鮮半島で戦争するな。10・25集会 参加者一同