髙須裕彦 Hirohiko Takasu
研究領域: 労使関係・労働運動(日本、アメリカ)、地域労働運動、社会運動ユニオニズム、労働政策、労働教育、参加型ワークショップ
現在のテーマと今後の抱負:
ネオリベラル・グローバリゼーションの展開と労働組合組織率が低下する中で、実際の運動に近いところに関与しながら労働運動の再生への実践的な糸口を探っている。その糸口の一つとしてアメリカの新しい労働運動(社会運動ユニオニズム)に注目している。未組織労働者の組織化や移住労働者運動、地域労働運動、労働教育、政府側の労働政策とそれへの対抗としての労働側の政策と運動についてアクションリサーチを試みたい。
関与しているしているプロジェクト:
- 社会運動ユニオニズム研究会
- 労働教育研究会
- 科研費プロジェクト:ギグ・エコノミー下の不安定就労の拡大に対する米国労働運動の戦略的対応に関する研究(2018年度から2020年度)
学歴:
1982年3月 東京都立大学経済学部卒業
1995年3月 埼玉大学大学院経済科学研究科修士課程修了(経済学修士)
職歴:
1982年4月〜1990年2月 株式会社総合労働研究所
1990年3月〜2003年11月 全国一般労働組合東京南部
(同労組の専従オルグ、専従書記長として未組織労働者や非正規労働者、外国人労働者からの労働相談や組合づくり、加盟組合への指導や団体交渉、解雇撤回闘争支援などに従事。)
2004年4月〜2004年10月 カリフォルニア大学ロサンゼルス校労働研究教育センター (Center for Labor Research and Education, UCLA) 客員研究員(Visiting scholar)
(ロサンゼルス地域を中心に労働組合や労働者センターによる移民労働者・未組織労働者の組織化や支援活動、労働教育を調査研究)
2006年4月〜2007年2月 一橋大学大学院社会学研究科レイバーフォーラム・プロジェクトディレクター
2007年3月〜 2018年3月 一橋大学大学院社会学研究科研究科フェアレイバー研究教育センター・プロジェクトディレクター
2017年4月〜現在 法政大学大学院フェアレイバー研究所特任研究員、同研究所事務局長
(日米労働運動、未組織労働者や移住労働者の組織化、労働政策、労働教育などをテーマに調査研究や実践に従事)
その他の社会的活動:
1997年〜2003年 有期雇用労働者権利ネットワーク事務局長
2002年10月〜2007年9月 国際労働研究センター運営委員・共同代表
2003年12月〜現在 法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員
2007年7月〜現在 Labor Now運営委員・調整委員
2008年1月〜現在 明治大学労働教育メディア研究センター客員研究員