連続講座「宮澤賢治を批判的に読む」
bbつねにリアルタイムで継起する状況のただなかでの作業としてbb


いま、宮澤賢治を読むということ(賢治ブーム→神格化の反動性を超えて)
短歌と初期作品(表現の原形質を探る)
『春と修羅』第1集を読む(稀有の詩集の歴史的相対性=啄木、朔太郎らとの関連)
『春と修羅』第2集以後を読む(なぜ「第×集」か?)
文語詩の周辺、歌曲など(最も完成度の高い諸作) 
短篇童話群を読む(これまで言及されることの少なかった作品を中心に)
中篇童話群を読む(これまで言及されることの少なかった作品を中心に)
『注文の多い料理店』を読む(「作品集」として構想された作品)
「風の又三郎」を読む(「自然」について)
「セロ弾きのゴーシュ」を読む(「藝術」について)
「ポラーノの広場」を読む(「労働」について)
「グスコーブドリの伝記」を読む(「科学」について)
「銀河鉄道の夜」を読む(「存在論」について)
「農民藝術概論綱要」の諸問題(「政治」と「思想」について)
宮澤賢治と日本近代(同時代史との対照において)
宮澤賢治と絵画(水彩表現、および棟方志功との関連を中心に)
宮澤賢治と音楽(なぜ「音楽」でなければならなかったか。賢治自作曲を演奏・歌唱してみる) 
宮澤賢治の意味と限界(今後の日本に及ぼす、悪影響について)

……上記のような内容を、1年以上かけ、さまざまな角度と方法から検討します。少 なくとも『春と修羅』第1集、『注文の多い料理店』、五大長篇童話(「又三郎」「 ゴーシュ」「ポラーノ」「グスコーブドリ」「銀河鉄道」については、事前に目を通 しておいていただければ幸いです。