『今どきの大学生1994年』
「原爆・戦争・国連」について大学生３１６人が答えた！

　フェリス女学院大学の学生サークル、絵本『さだ子と千羽づる』を作ったSHANTI（シャンティ）が、昨年（1994年）の学園祭を前に実施した意識調査。東大・慶応・早稲田・上智・青学をはじめ、316人の学生が、世界について、日本について答えた。
　今日のマスコミなどの影響を色濃く反映した回答を、どう受け止めるべきか。受験勉強にいそしみ、入学試験によって選抜されてきた若者たちは、どんな主体的判断を持っているのか？　日本の教育は、このままでよいのか。「SHANTI」のメンバーが、同世代の大学生の回答を読んで、感想を書いた。
作家・山口泉さんの解説「日本晴れのファシズム」（50枚）付。
平和運動・教育関係者・平和教育実践者必読の書！！

• 質問……広島・長崎の被爆をどのように考えますか？
  
• 答え……戦争を終わらせるためにギセイになってもらった。 広島・長崎に住んでいた人はウンがわるかった。 新しい日本のために死んでもらった。（23歳・男・横浜市立大学）
  
• 答え……当然の仕打ち。（20歳・男・早稲田大学）
  
• 答え……因果応報である。（21歳・フェリス女学院大学）