2007.08.29(2019.9.6分離)
さる8月11日に出発、古希記念、三度目の槍ヶ岳登頂は、頂上間近で、左足ふくらはぎの痙攣、歩行不能、最終的には、長野県警のヘリコプターによる空中吊り上げ、松本市の病院の屋上まで運ばれるという未曾有の事態となった。大変な「記念」である。
「滑落死」などに比べれば地味だが、「ふくらはぎの痙攣」は、以下に抜粋して紹介する「山岳遭難防止対策協会」の「出動救助費請求書」に明記されたように、「遭難」と認定されている。
木村愛二 殿
北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会
会長 菅谷 昭出動救助費請求書
平成19年8月12日 槍沢殺生ヒュッテ下部において、木村愛二氏の遭難に対し、心からお見舞い申し上げます。
今回の事故に際し、民間の山岳遭難防止対策協会の救助隊員が出動しており、誠に恐れ入りますが、出動救助費等の納入方をお願いします。
出動救助費にちきましては、救助隊が北アルプス山案内人組合を母体として組織されているため、同料金規定を基準とした金額を請求させて頂きますので御了承下さい。
記
請求金額 金30000円也
[後略]
(2019.9.6野次馬追記)
本人はしらっと書いているが、要するに「無謀高齢者の必然的遭難」。
横尾山荘で一泊。登り途中で動けなくなり殺生ヒュッテまで搬送してもらい予定変更で一泊。下山時もまた途中で動けなくなり、幸い、どこぞの大学の登山グループに発見され、「遭難者」としてヘリ搬送され、地元の病院に一泊、翌日帰還。山小屋宿泊費、入院費用などは「ツケ」。
(日程確認で古い書類をひっくり返して「金沢大学」と判明。改めてありがとうございました。)
どれだけ他人を煩わしたか、自覚は…たぶん無し。
(秘書の日記2007.8にグチあり。8.27 8.24 8.15)