木村愛二の生活と意見 2000年6月 から分離

1986年初版の『パズル・パレス/超スパイ機関NSAの全貌』で軽い皮肉

2000.6.23(金)(2019.6.7分離)

 私はインターネット馴れ初め以来、若い友人たちが勧める市民運動向けプロヴァイダー、JCA-NETに参加している。この組織関係者は、案にたがわず、まるで本を読もうとしない。それでいて、いや、それだからこそ、まんまとシオニスト・ロビーのそのまた三下奴の日本の大小メディアにまでコロリと騙されたまま、私の「ガス室の嘘」論に逆らったりする連中が多い。だから、今回、少し軽い皮肉を咬ますことにした。以下、本日受領の下段mail(若干省略)に対するわが皮肉愚痴mail(若干増補)である。


木村愛二です。

 news4を頂きましたが、このエシュロンとかの件では、日本語訳が1986年初版、原著が1982年初版の『パズル・パレス/超スパイ機関NSAの全貌』(A Report on America's Most Secret Agency)や、その他の秘密情報機関の関係資料の存在を指摘し続け、かなり前にJCA-NETのMLにも流し、わがHP『憎まれ愚痴』にも入れてあります。エシュロンとかで、いまごろ驚いている人が多いのに驚いています。パソコンはいじれても本を読まない人が増えて、権力はとても気が楽になっていることでしょう。

 スパイ機関が非合法の情報入手を図るのは当たり前のことですし、私は民放労連が様々な刑事弾圧を受けた時代に組合活動や非公然の政治活動などをしていたので、以来、常に盗聴されているという前提で行動しています。いまさらビクビクするよりも、むしろ、権力やメディアによって形成された「常識」を徹底的に疑い、せめて盗聴の対象となるような活動を積極的に行うことの方を、推奨いたいます。

 以上。


差出人 : JCA-NET News desk "owner-newsrelease@jca.apc.org"
送信日時 : 2000年 6月 18日 (日) 9:12 PM

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国際通信監視システム《エシュロン》に関する

国際シンポジウムのお知らせ
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【JCA-NET からのお知らせ】
JCA-NET は国際的なNGOの電子ネットワークである APC (進歩的コミュニケーション協会)の日本正式メンバーとしてインターネットを活用して国境を越えた市民活動を支援します。
JCA-NET
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町 3-21 三錦ビル3階B
Web URL: http://www.jca.apc.org/
電子メール: office@jca.apc.org
電話: 03-3291-2875
FAX: 03-3291-2876
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電話、ファックス、e-mailねこそぎ盗聴されている!!
恐怖の国際通信監視システム《エシュロン》を知っていますか?
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 コードネーム[エシュロン」とよばれる国際的な通信監視システムを知ってますか? 米国の国家安全保障局(NSA)を中心に、イギリス、オーストラリアなど西側の情報機関が作っている大規模な盗聴ネットワークです。電話、ファックス、電子メールなどありとあらゆる通信を、地上も通信衛星含めて盗聴し、監視するシステムです。98年の欧州議会で「エシュロン」による市民へのプライバシー侵害が明るみにでて大きな批判を浴び、現在米国でも連邦議会が問題にし、プライバシー団体が裁判に訴えています。

 日本も「エシュロン」と深い関わりがあります。三沢基地に「エシュロン」のための傍受施設があることがわかっているほか、昨年成立した盗聴法も「エシュロン」と何らかの関わりがあるのではないかとの疑惑も浮かんでいます。

 私たちは、イギリスで「エシュロン」問題と警察による電子メール盗聴の問題に取り組んできた専門家の方たちを招いて、「IT革命」の裏側で着々と進んでいる諜報機関や警察による違法な市民監視の状況を検証します。そして、今後のプライバシーとネットワーク社会と日本政府および G8 の進める IT 政策の問題点に迫ります。

と き 7月18日(火)午後6時15分~
ところ シニアワーク東京地下講堂
(JR飯田橋駅7分、ホテルエドモンド隣、03-5211-2307)

講 演(題目は仮)

「恐るべき世界的盗聴網・エシェロン」
ダンカン・キャンベル
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英国のテレビプロデューサー。「エシュロン」による欧州での監視の実態を最初にレポートしたジャーナリスト。欧州議会などで、諜報機関によるプライバシー侵害にかんして証言するなど、「エシュロン」問題についてこの人の右に出る人はいない。

「ヨーロッパに広がる通信監視の実態」
クリス・ベイリー
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進歩的コミュニケーション協会(APC)のメンバーで英国で労働運動をインターネットでネットワークするLabourNetを主宰する一方、インターネット上の権利を守るための国際的な活動を牽引し、警察による電子メール盗聴のための装置設定をプロバイダに義務づける英国盗聴法反対運動にもかかわるネットワーク・アクティビスト。

「韓国における電子監視と市民の闘い」
オ・ビョンイル
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韓国の市民運動/NGOのための進歩ネットワークセンターのスタッフ。進歩ネットワークセンターは、国民を電子的に管理しようとした電子住民カード制度 撤廃運動に参加、撤廃を勝ち取ったあと、政府による通信検閲の干渉や企業による妨害と闘っている

主  催  JCA-NET(市民活動のための通信NGO)
http://www.jca.apc.org/
協賛団体   進歩的コミュニケーション協会 (Association for
Progressive Communications, APC)
http://www.apc.org/
      ネットワーク反監視プロジェクト(NaST)
       http://www.jca.apc.org/privacy/
      盗聴法の廃止を求める署名実行委員会
参加費     1000円
問い合わせ  電話 03-3291-2875 JCA-NET 事務局
電子メール office@jca.apc.org

この集会にもセミナーなどの企画があります。詳しい情報、取材などの申し込みは JCA-NET 事務局まで(電話 03-3291-2875、
owner-newsrelease@jca.apc.org)