木村愛二著/2010年3月5日/木村書店/四六版120頁/850円 ➡注文
『社会主義に暴力と憎悪を導入した
カール・マルクスの大罪
社会改革の道は労働組合が開く』
第1部 カールマルクスの大罪
第2部 ラダイトからボルサまで
(社会変革の道は労働組合が開く)
『カール・マルクスの大罪』 目次紹介
第1部 カール・マルクスの大罪
●はじめに――『共産主義黒書』が欧州共産党の存在基盤を揺るがした 9
●カール・マルクスの人格的評価―人類愛を論じる資格はない 10
●カール・マルクスが社会主義に暴力と憎悪を導入した 11
●『資本論』は始めに「革命」の結論ありき 12
●批判のキーワードは「共産主義」ではなく「共産党」の「組織悪」 13
●「一匹の妖怪がヨーロッパを徘徊している─共産主義という妖怪が」は剽窃・詐称 13
●カール・マルクスは労働組合の主体的地位を簒奪した 14
●「階級闘争」を錦の御旗に独裁はびこる共産党王朝 14
●上級機関による権力支配の実体験 15
■「邪魔者」党員の「座敷牢」押し込め
■「ご都合主義者」の労組役員
■総評の社会党支持を批判する一方で党員には政党優位の支配介入
■真の狙いは労協からの切り離し
■訴願委員会では埒があかない
■不当解雇撤回闘争で党組織は実質的な責任放棄
■「民主集中制」の奇怪な実態
■党は中央から作られる
■地域支部の代表に他支部の地区委員を選出
■投票してないのに「満票」
■地区党大会はシャンシャン大会
●マルクスもレーニンもスターリンと同様の権力主義者 28
●狂信の権力を共産党の指導者が握る 29
●初めに党組織ありきで「党の指導が当然」 30
●自画自賛「科学的社会主義」の業績誇大宣伝 30
●先輩プルードンを蹴落とすマルクス 31
●日本共産党の聖典『空想から科学への社会主義の発展』 32
●〈科学的社会主義〉プルードン――マルクスが口汚く罵った『貧困の哲学』とは 32
●『貧困の哲学』邦訳がないのにマルクス『哲学の貧困』を鵜呑みにする怪談 34
■マルクスの才気と悪意の書
■プルードンの『貧困の哲学』はまさしくバランスをテーマとする
■プルードンをリカードとみくらべるのはフェアでない
■客観性を装い相手の言い分を巧みにゆがめる手口
■戦闘性をそなえない社会科学は無意味だと結論
■青年マルクスの自己否定の苦悶とその断固たる意志
●プルードンの鋭い逆説「最も勇敢で有能な革命家のブルジョワ諸君 41
●「諸党派の一員」とカール・マルクスを批判 42
●マルクス・エンゲルスの「画期的な業績」以前の社会主義の流れ 42
●『共産党宣言』は共産主義者同盟の綱領的文書 44
●狂信に取り付かれる人々と独裁への道 45
●社会改革の道は、労働組合によって開かれる 46
第2部 ラダイトからボルサまで
―社会改革の道は労働組合が開く 47
第2部 詳細目次 52
第1章:ヨコ組織の国際的相違 56
第2章:労働組合運動の発祥地 ―イギリスの場合― 63
第3章:地方的ヨコ組織からの出発 ―アメリカの場合― 79
第4章:革命の落とし子・ブールスは生き残った ―フランスの場合― 90
第5章:商工会議所vs労働会議所 ―イタリアの場合― 94
第6章:現代をリードするヨコ組織 ―CGILとカメラを典型に― 99
第7章:意外史の分岐点 ―ロシア革命と社会主義国の労働組合組織― 109