マッド・アマノのWebサイト「週刊パロディ・タイムズ」www.parody-times.com
ニューヨークからメリークリスマスでーす。
3年25億円、NYヤンキース入りが決まった松井秀喜外野手から日本のファンに向けたクリスマス・カードが届いた。髪は金髪に染めて、目は二重のプチ整形。耳にはNY印のピアスだ。ボンズもびっくり、という変身ぶり。年俸が8億円以上だが、これでも決して多すぎるとは言えないよね。なぜならヤンキースは"松井特需"が見込めるから。
例えば
●日本国内でのテレビ中継料
●アジア全体への市場拡大を展開する足掛かりができる
●米国内では自前のケーブル局に対し、日系企業のスポンサーによる広告収入増が見込まれる
●観客動員増による入場料収入の増大
●売店の売り上げ増
●球場内広告による収入増など。
これらを合算したら松井の8億円などは安いもんだ。辣腕の代理人が交渉したというが、正直言って松井にとって決して有利な取り引きではなかったと言えそうだ。もし、ダン野村が代理人なら恐らく年俸15億円、3年45億円は要求したはず。3年25億円くらいで「さすがヤンキース!」などとびっくりしていてはいけない。
(月刊サイゾー1月号 パロディ・カード特集より)
マッド・アマノの「週刊パロディ・タイムズ」「怒りと嘲笑のすすめ〈斜説〉」
「しゃべるブッシュ人形」が売れているアメリカは恐いぞ!
16日から米国西海岸のロサンゼルス郊外、アーバインという街に来ている。ここで年末年始を迎えて1月10日に帰国する。今回の訪米目的は「イラク攻撃反対集会」の模様を取材すること。同時にアメリカ国民の動きをつぶさに観察すること。イラクよりもアメリカを査察する必要がある。クリスマス・シーズンに向けて「トーキング・ブッシュ」という人形が売り出されて、それが在庫切れになるほど売れているというから困ったものだ。ボタンを押すとブッシュに似た声が出る仕掛けの高さ30センチほどの大きさ。声の内容は17種類で、なかでも「我が国を狙うテロを許さない」という勇ましいものが好評だとか。クリスマスに限らずギフト商品として永く愛用して欲しい、とメーカー側は強調する。来年春までに歴代の大統領、ケネディ、ニクソン、レーガン、ブッシュダディそしてクリントンまで登場する。いずれはフセイン、ビンラディン、アラファト、金正日をはじめヒットラー、ムッソリーニに混じって東条英機も登場するかも知れない。ところで、これを企画した会社は南カリフォルニアの大手不動産会社「アーバイン・カンパニー」。経営者がバリバリの共和党支持者なんだそうだ。玩具メーカーはTalkingPresidents.com Inc.