憎まれ愚痴転載 2002.10
マッド・アマノの「週刊パロディ・タイムズ」10月11日開設

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「拉致との遭遇」

 映画「拉致との遭遇」が平壌と永田町で同時公開されることが決まった。スピルバーグ監督の「未知との遭遇」をもじっていることは誰もが気づくはず。核開発完全中止を協力に要請する米国だが、ヘタをすると小泉首相も拉致されるかも、という笑えない喜劇だ。たけしの「TVタックル」でお馴染みのUFO信者と早稲田の大槻教授に代表されるUFOなど信じるものか派の討論でしばしばテーマになったUFO拉致騒動。UFO信者たちは突然、行方不明になる事件に対して、犯人は「宇宙人だ」と宣っていた。宇宙人とコンタクトしたという出演者の言動にはあきれるというより笑っちゃうのだが、今思うと彼らは北朝鮮の工作員のお先棒担ぎだったのでは、という疑いすら抱きたくなる。それにしても北陸地方を中心に多くの行方不明者を出したにもかかわらずその犯行を工作員のもの、と断定してこなかった政府に責任があることは間違いない。それもそのはず、北朝鮮との利権絡みの自民党のドンである野中広務を筆頭に親北朝鮮派議員たちが北朝鮮に不利になることは一切、発表させなかったのだから。