秘書の小部屋
2005.9

  ニタニタする鶏 別名秘書ドリ  

うれしはずかし秘書ドリ

2005年9月30日(金)秋晴れ

ホームページ改訂案と称する文字がだらだらと連なったファイルが編集長から送られてきました。しかも、Windowsパソコンの方へ。ホームページを管理しているのはMacだっちゅうのに。

こんなファイル、見たってどういうレイアウトにしたいのか分かりゃしません。神に賭け、ぢゃない、紙に書けと詰め寄りましたところが、「新シリーズ」と「木村書店」と「記事を探す」以外は全部いらない、とおっしゃいますが、ご自分の発言の意味が分かっておるのでしょうか。

「真相の深層」は宣伝いらないんですね。・・・ あ、いる。

 編集長の「御真影」は無くていいんですね。・・・ あ、いる。

 新しい本は、翻訳は、講演は? ・・・ あ、いれて。

という調子で、何が画期的なアイデアじゃい。言う通りに復活させていったら、改訂の意味が無いわい。復活折衝をしているうちに、むかーっと腹が立ってきまして、最初の言葉通りにしちゃる、と根こそぎしちゃいました。あー、すっきり。

できましたよ、と秘書は澄まして連絡いたします。御苦労御苦労、と編集長は鷹揚に構えた振りをしておりますが、秘書は保証いたします。このオヤジ様は、自分のホームページをまともに把握していないことを。しばらくして、編集長室から雄叫びがあがることでしょう。

あの記事はどこ行ったあ とか・・・

その時秘書は、聞こえないふりして知らん顔します。右下の「お知らせなど」のところを叩けばいいんです。前のトップページみたいなのが入ってるでしょ・・・

2005年9月28日(水)いきなり涼しすぎて・・・

いきなり涼しすぎて仕事しながら震えている秘書。昨夜はベッドがひんやりするもので、布団乾燥機をゴウゴウかけながらお休みしました。彼岸過ぎたからって、気温をいきなり10度も下げないで欲しいものです。お役所のクールビズのお達しを無視しっぱなしの真夏のオフィス並みにタチが悪いです。足腰があちこちぎしぎしして痛いこと。

編集長など、ものの見事に風邪っぴきになりまして、普段の愚痴だけでも鬱陶しいところへ鼻をぐしゅぐしゅさせて、あーだこーだぐだぐだお抜かしになりまして、おかげで秘書の心中には「バカの壁」「Microhard Binbowの壁」に加えて「嘆きの壁」が建立されかかっております。

編集長が昔書いた「アフリカ史」の判じ物のような判読困難原稿を内職の合間を縫って入力しているというのに半分以上残っているというのに、このオジさんは昨日別口の原稿を持ってきまして、今度の雑誌に載せるから急いでテキストデータにしてね、とのたまうのです。上司に逆らえないのは宮仕えの宿命、へいへいと秘書は引きつれた笑顔で引き受けましたが、心の中で鳴門の渦巻きがどす黒く変色しております。近く秘書は出奔するかも・・・

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夏が過ぎ・・・ by 井上陰水

夏が過ぎ 風見鶏
誰の鼻息に 目を回す
青空に残された 私の尻尾は縞模様

夢が覚め 檻の中
永い冬が 窓を壊して
逃げかけたままで
尻が詰まり 想い出のあとさき

夏まつり 言いがかり
胸の高鳴りに あわせて
目の奥に夢花火 私の心は斑模様

目が覚めて 手術室
長いメスが 脚にのびて
星屑の空へ
要はつまり 麻酔が効かない

夏が過ぎ 風見鶏
誰の鼻息に 流される
八月は墓参り 私の心は荒れ模様

(本日気付きました。月曜以降、日付を1日間違えてました)

2005年9月27日(火)秋。晴れてひんやりと・・・

編集長パソコンがイケナくなったとき、編集長はあっさりと「全部消えて構わない」と申しまして、「では」と秘書もデータを根こそぎさせていただきました。「無くたって困りはしない」と編集長はのたもうたのです。

それなのに、「データが全部なくなっちゃったもので・・・」を言い訳の種にして編集長は業務放棄をいたします。粗製濫造気味であった亜空間通信はぷっつんしたまま、偉大なる新構想をお考えだとのことですが、さっぱり具体像が伝わってきませぬ。

これまでも構想だけが先走りしまして実態が伴わず、WEB雑誌憎まれ愚痴は週刊から月刊になりまた週刊に戻すと言いつつ月遅れ月刊で迷走して仕切り直しを口実に休刊しばらく贋作で目眩ますもついに実質廃刊、日記風「生活と意見」も月記になりはてついにトンボの尻が切れて痔主と化し、そう言えば偉そうな名前の「国際情報総合分析研究所」なんてのもありまして「所長」の肩書きつけて威張ってましたっけ。編集長セレクテッド・イングリッシュニュースなんてのもありましたなあ。

思いつくのは大いに結構ですが、コトここに至ると人格円満性格円熟体格円柱骨格頑健の秘書もいささか切れて参ります。即ち(オヤジ、詰めが甘くないかい。いい加減にしろ)・・・・・

窓を開けると、涼気が秘書部屋を通り抜けて行きます。お彼岸過ぎると本格的な秋なのですねえ。

先日、実家に帰ってお墓参りをしてきました。先祖代々の墓を改葬いたしまして墓石を新しくしたのですが、出来上がったのをみまして、たまげました。出来上がり予想図を見てデザインを選んでお願い申したのですが、げえ~、立派過ぎます。墓地で一番いいお墓になっちゃったじゃありませんか。もっと可愛らしくてよかったのにぃ。そういえばデザイン画に寸法は入ってませんでしたっけ。きっちり考えたつもりで、一家揃って抜けっぱなしだったんですね。秘書の実家ですもんな。

後から考えると、石屋さんを選択した時から予想すべき事態でした。その石屋さんは親戚の知り合いでして、親戚のお墓も作ってもらったのですが、これがまた「村で一番立派なお墓」をこさえたのです。別の親戚の曰く「入り口で靴を脱いで上がらないと悪いような」。

この夏、その方面の親戚まとめてお墓参りした時に見させて頂きましたが、なるほど入り口で靴を脱いで上がって墓前で宴会をやりたくなるようなピカピカの墓所でございました。秘書のベッドルームよりずっとだだっぴろかったです。

あれやこれや、もの思う秋が始まりました。

2005年9月26日(月)秋

彼岸過ぎて、心地良い季節になりました。まこと月日の経つのは早いもの、編集長がパソコンをぶち壊してから2週間になります。その間、秘書はずっと苦労のし続けでございます。修理屋さんをしながら内職もせねばなりません編集長のインターネット禁断症状も面倒見なければなりません。

間に合わせにあてがっておいたiMacの愛松君は、編集長がちょっと触っただけで、コバルトブルーに墨汁を流し込んだような色となりまして、息絶え絶えとなりまして、秘書は俗にいうドドメ色とはどんな色かは存じませんがきっとこんな色であろうかと思わず溜め息をつき、すると編集長「こいつは使い物にならん」と言い捨てて、秘書が立ち直らせたeMacの飯松に手を出し、期待通りにOSXが使えなくて(使いこなせなくて)やむなくOS9.2に切り替えまして、しばらく使うも、秘書の見てないところで「僕にも出来る」とソフトのインストールをはじめまして、おいオヤジ何をした、また飯松が動かないだとお?

ぶわあ~、と秘書は爆発寸前に膨れ上がりましたが、まてまてここで自爆しててどうするとひたすら隠忍自重いたしまして、取り敢えず愛松を立ち直らせて、澄まし顔の編集長にfirst aidの使い方を再度しつこく言って聞かせて引導、じゃなかったマウスを渡し「しばらく飯松には触るな」と厳命しました。

さあ、それからまた大変。全部ちゃらにして再インストールするも、飯松はカメさんに変身したままじぇんじぇん動きましぇんです。もう一度ディスクを消去するも結果は同じ。はて?

一晩寝て考えました。

どうも、メモリがやられている気がする。ディスクをチャラにしても、残るメモリとはなんぞや。おお、そうでした、内蔵電池によるバックアップというものがありまする。アレをチャラにしてしまえば・・・

という訳で内蔵電池を引っこ抜いてしばらく放置してから、MPUリセットをいたしまして、それから再インストールをいたしまして、今度はなんだかうまくいった気がします。諸々のソフトもインストールしまして、編集長にeMacが使えるようになりましたよ、と声をかけまするに

「愛松を使うからいい」

だとお。

2005年9月15日(木)秋風が社内を吹き抜けて、心が寒い・・・

さて、どうするか。

昨日内職の傍ら、さんざん編集長パソコンをいじり回すも、しまいにはCD起動してさえ、うんともすんとも言わなくなりまして、もうこの世の終わりよりも深い絶望が覆い被さってきました。秘書はあらゆる努力をしました。

振り返ってみませう。

異常が発覚してから取った対策:
 1 ノートンウィルスチェック:異常なし
 2 ノートンディスクドクター:異常なし
 3 コピー等が出来ないためデータのバックアップは不能。
 4 リストアするために起動ディスクをOSXに切り替えるとパスワードを要求されてもいないのに「そのようなパスワードは存在しない」旨の英文コマンドが表示され立ち上がらず、元にも戻れなくなる。
 5 ノートンCDで起動して、再三チェックを試みるが、全て異常なし。
 6 諦めてデータ消失覚悟で、OSXの再インストールをする。
 7 ディスクをフォーマットして再インストールは終了したが、OSXでも極端に遅い。
 8 ディスクを完全に消すべきかと考え、インストールCDからディスクユーティリティを開いたが、極端に反応が鈍く「消去」が選択できない。
 9 もしや、とスケベ根性でノートンでディスクの復元を試みたが、復元されたものが既にウィルス?にやられた時点のものなので、やはり正常に動かない。

 10 もうなんにも受け付けてくれない~

 11 電源を引っこ抜いて、お家に帰ってしまった。

 本日の部:

 12 再インストールを試みる。一晩冷やしたせいか、さくさく動くでし。魔がさして、後でデータ復活できないかなあ、とディスクにパーティション設定することにし(己の行為の意味が殆ど分からないでやってます。助言以外はなんにも言わないで下さいまし)、タブを叩いたら、なぜかパーティション3個になっている、2個で良かったのに~。しかもインストールが仕上げの段階で止まる~。パーティションを消せないかと、タブを開く度に増殖して行くよぉ~

 13 きっぱり諦めて、ディスク消去から開始。これでデータ復活の希望は消え去ったあ~。

 14 今、再インストールして、もろもろのソフトを追加して各種設定をやってる最中です。完全かどうかは、しばらく使ってみて判断します。だって、完全消去した筈のディスクをシステムワークスのインストールのマニュアルに従ってノートンドクターに見てもらったら、軽度重度取り混ぜてエラーがどさっとありもうしたぞえ。

 そんなところへひょっこり顔を出した編集長、何を言うかと思えば、誰それさんからメールが来て、データ復活させる方法が云々・・・ 今さら言われても

間に合いません。

2005年9月14日(水)厳しい残暑ざんす

溜め息ついてても始まりません。逝ってしまった編集長パソコン飯松はしばらくほっておくとして、インターネット中毒患者にWindowsパソコンまで壊されたのではかないません。助っ人要請。

愛松君を覚えておいででしょうか。初期のiMacDVでして、編集長にさんざんこき使われ、しばしば電源を抜いて放置するという非道な処遇をされ、疲れ果ててしまいには血を吐いたような真っ赤な画面になったまま復帰せず、粗大ゴミとして見捨てられたのでした。

不憫に思った秘書がそっと連れて帰り、ディスクをフォーマットし内蔵電池を交換しああしてこうして手を入れ足を出し、ようやく復活させたのでした。インターネットの御用なら充分につとまります。あの非道な編集長のもとへ愛松君を帰すのはとても心配なのですが、インターネット中毒禁断症状を起こされて解読不能な行動を取られたのでは秘書は大いに困ります。カートに乗せてずるずると引きずって連れて参りました。

愛松や、可愛がって貰うのだよ・・・

これで当座はしのげる、と思いきや、昨日間に合わせでメールアドレスを設定する時もおきた問題ですが、

「各種設定用のパスワードが分かんねえよっ」

パソコンのファイルにしてあったとかで、それはパソコン沈没と共に失われたのでした。インターネット購入したテキストエディタとか、どうするんじゃい、もう一度金払わないといけないよぉ~。

ぷりぷり怒った秘書が裏技使ってなんとかいたしましたが、ほんとに管理の悪いオヤジだこと。

飯松復旧のめどは立ちません。しばらく冷却期間をおくことにいたします。

2005年9月13日(火)秋晴れ

秋とはいえど、ほとんど真夏並みの暑さです。ほどよく陰干しされております。

さて、編集長パソコンをどうしましょうかね。使い物にならんでし。修理にだそうかなあ、とアップルサイトをお訪ねするに、最低でも5万は掛かりそうでして、そんなら新しいの買った方がいいべ。けど、先立つものがありましぇんでー。

フォーラムに紛れ込んで、世の皆様のお知恵を拝借いたしましょうと思うに、混んでるのか繋がりゃしません。編集長様はひとごとみたく澄ましておられまして、そもそも悪いのは誰だ、妙なツールバーが現れた時点で気づけよ、と秘書がぶちくさ言っているのが聞こえるのか聞こえないのか聞こえない振りか、「狙われたなあ」と遠い目をして呟かれまして、その次のお言葉は

「仕方ない、寝るか」

寝てる間に解決すると思ったら大間違いだよお。秘書は泣きたいよお。応急措置でWindowsパソコンに編集長のメールアドレスを設定してやったら、早速ウィルスメールがきたでねえか。修復できないって、ノートンアンチウィルスが言ってるよ。んもうっ、いやっ。

2005年9月12日(月)あっぱれ日本晴れ、けど土砂降りのところもあり

戦いすんで夜が明けて新聞の一面の見出しのデカイこと小泉さんの嬉しそうなこと。コマーシャル合戦で民主党は負けてるなとは思いましたけどねここまで負けますか。

思い出しますのは二十数年前の武蔵野市の市長選のことです。当時武蔵野市は社会党共産党の支える「革新」市政だったのですが、自民党の後押しする「保守」陣営にガンガン攻められて負けました。スローガンや演説を聞いていますと、若くて元気のよい「保守」候補の方が革新的に見えまして、守りに回る「革新」側が古くさく見えましたものです(こういう昔話をすると歳がばれます)。

その時当選したのが、今回小選挙区では菅直人さんに破れたものの比例2位で当選しちゃった土屋氏であります。あの市長選から長いこと、土屋さんは地元に君臨しておりましたなあ。いよいよお別れです。もうあのだみ声を聞けません、ズボンをずりあげる姿もお目にかかれません。感無量。気持よく送り出してやるで、しっかり地元の為に働いておくれよ~、予算ぶんどってこいよ~、立派な道路つくってくれよ~、駅つくって新幹線を止めてくれよ~(という話ではありませぬ)。

さて、編集長のパソコンのインターネットエクスプローラーのツールバーに妙なものが出現してから編集長パソコンの飯松が調子が悪いです(飯松、いいまつ、とはeMacの愛称なれど、めしまつ、と秘書は呼んでおりますだ)。

これ即ち、「変なサイト覗いて、なんか仕込まれたんでしょ!」

いんや、と否定するも、このオヤジ様の言うことが当てになりましょうか。パソコンが変だ、とお電話をいただきましても、生憎秘書はこの週末は里帰りをしておりましたもので、ノートンでチェックしなされ、ぐらいしか言えませんでしたが、はたしてこのオヤジにCDから起動して難鱈寒鱈助惣鱈美味鍋真鱈、なんて出来ますでしょうか。一応説明したけど・・・

で、本日出勤してみれば、ぶつぶつぐちゃぐちゃねちねち、と要するにパソコンがまともに動かないですと。ええい、そこをどけ。

と秘書が悪戦苦闘して修復いたしましただに、どれと編集長が触った途端に、また動かなくなります。どういう指をしとるんじゃい。ああ、気分が悪い、と編集長はふて寝モード。秘書の方が余程気分が悪いわい・・・ またしてもスキャンを始めます。秘書も忙しいんです、自分の仕事しなくっちゃ。と新々松(秘書のeMac)をつけましたら、これがLAN道連れ超不調ノートンも動かねえよ~ 

と、ここでめげてちゃ激動の世の中を渡っていけません。first aidを探します。OS9ならすぐみつかるんだけど、OSXだとどこに入ってるんだろ(前も探しような記憶が・・・ この前友達が集まった時、いかに簡単にモノを忘れるか、の自慢大会みたくなりましたっけ。冷蔵庫を開けて、はて、何を出そうとしたんだろ?とか、3歩進むと全てが忘却の彼方のような)。おお、ディスクユーティリティの中でしたか。今後のためにエイリアス(ショートカット)をつくっておきませう。

で、こうしてああして、ほら生き返ったあ。あああ・・・

ぶつん、どしゃん、ぐしゃっ

秘書パソコンは何とか立ち直るも、編集長パソコンが逝っちまいました。暗雲垂れ込める社内、この結末は如何に。

2005年9月9日(金)一転秋風が懐に沁みます

衆院解散の影響で、憎まれ愚痴社の地元の武蔵野市の首長にして編集長の目の敵の市長さんが突如辞職いたしました。もちろん、立候補するためです。思えば長いこと編集長はこの元市長を腐し続け、なんとか市長の座から引きずり降ろしたかったようですが、この度あっさりとご自分からお辞めになられてしまって、拍子抜けの感有り。

元市長さんの競合候補は民主党の菅直人氏であります。もちろん強豪。聞くところによりますと元市長さんは、市議→市長→国会議員、と順を踏んで赤絨毯を踏むはずだったのに、薬害エイズ渦当時厚生大臣だった菅直人氏に人気をさらわれまして、やむなく断念、まだ続けるのと言われながら地元の市長であり続けたのでした。菅さんには恨み骨髄との噂で、だから、菅さんの言い出した介護保険に逆らい続けたとか・・・(噂ですからね)。

市長が辞職したのは編集長にとってはめでたいことのようなのですが、衆院選で落ちちまえ、と呪いをかけたくも、元市長さんは比例区名簿の第2位に入っておりますもので、とんでもないヘマをやらない限り当選確実であります。

これを放っておくような編集長ではございません。おのれっ、腹の虫が納まらん、駅前で特大ラジカセで演説をかましてやるっ、といつものように勝手に沸騰しまして、どこぞのお役所に問い合わせていました。もちろん秘書は、やめてくれろ、と五寸釘を刺します。けど、糠にかすがい、泥に柱、砂上に耐震金具、噴火口にハーゲンダッツ、なんの役にも立ちません。特大ラジカセの裏カバーを外して配線を切っちまおうかと・・・ 選挙期間中の候補者以外の演説は×らしいと結論が出て一安心。

そう言えば編集長に、小泉元首相の選挙区に立候補を、などと呼びかけるお方もありまして、編集長、まんざらでもない様子でしたが、こればかりはじぇーったい秘書が許しません。その類いのおだてに乗ってどうする。他にやることがあるだろうがっ。

この選挙区には、小泉元首相、民主党候補の他に、小泉さんの宿敵甘木直人さんも立候補しまして混戦模様、と思っていましたら、羽柴秀吉さんまで出てきました。羽柴グループの代表、お金持ちです。

秘書は、この面白いオジさんが結構好きです。あちこちの選挙にでまくってましたねえ。全部落選でしたが。武蔵野市にも選挙カーが来たことありましたっけ。例の偽有栖川宮事件ではコロリとだまされて大層なご祝儀をはずんだそうで、テレビのインタビューで恥ずかしいんだか嬉しいんだか終始にこやかに答えてましたっけ。金持ち喧嘩せず(ってこういう時使う言葉じゃありませんよねえ)、貧乏会社の貧乏秘書は転職したくなりましたっけ。

投票日は因縁の9月11日。何か企むには都合のよい日ですが、余りに災厄が続くもので、何があってもびっくりしないような気分です。近頃は「天変地異」と呼ばれた現象を演出できるのだと聞きます。巨大地震の誘発、ハリケーンの誘導・・・ アホたれ秘書にはその類いの知識はありません。人類の大部分が秘書と同等レベルでしょう。

何者かが意志をもって、そのような演出をしているとしたら、それは古来からの言葉「悪魔」の具現です。罰当たり秘書は「神」の存在を信じてはおりませんが、悪魔が具現化してしまったなら、神も具現化せねばなりませぬ。秘書の知らないところで「神」プロジェクトが進行してたりして・・・ 

2005年9月8日(木)台風過ぎてのフェーン炎熱

夏バテにて休養仕り候。

2005年9月7日(水)台風14号は関東地方を通過したらし、ピカ晴れなれど強風

内職の合間に、編集長の昔の手書き原稿の入力に励んでいます。秘書は入力のプロです、おまかせ下さいまし、あっと言う間に仕上げてしんぜよう、などと入社したての頃の秘書は純情でしたから、お目目をキラキラさせて申し上げましたっけ。今から思えば、なんとアホだったのでしょう。

だって、早く仕上げようがチンタラやろうが評価に関係なし、どころか評価そのものがない。できました、あっそう、の2フレーズでお終い。この簡潔さたるや、いにしえのやんごとなき方の会話のようでよろしいかと・・・とか自分で言ってて嫌になります。

だもんで、ついつい横道にそれて、ネットの面白サイトなどを検索しています。秘書が好きなのは、アホバカ系。ムフフ系も嫌いじゃないですけど、昼日中(ひるひなか)会社のパソコンで覗く訳にはいきませぬ。うっかり変なファイルをお土産に貰って、お客さんへのメールにでも添付してしまっては、真面目人間秘書の信用に重大影響があり、ことと次第によっては社会的制裁を受けるかと・・・ 夜夜中(よるよなかで変換したら出た)に自前パソコンで自己責任で楽しみましょう。うふふ。

そう言えば、通りすがりに編集長のパソコンに流し目をくれましたら、あらあ、そらあ何ですか、インターネットエクスプローラーの上部のボタンバーの半分くらいを妙なネオンサインみたいなのがちかちかしてるじゃありませんか。

「何をインストールしたんですか?」

「知らない。いつの間にか出てた」

って、あんた、勝手に何を組み込まれてるんですか。フランス語みたいだけど、変なサイト覗いたんじゃありませんかあ。お土産に貰ったか侵入されたか知らないけど、気づいたら騒げよっ。あんたんとこのパソコンと秘書んとこのパソコンはLANゆえの運命共同体なのだわさ。巻き添え喰らって壊滅は嫌じゃい。

プンスカ怒りながらウィルスチェックを実行させます。編集長パソコンは結構ファイルを溜め込んでいるので時間がかかります。途中で秘書はお使いで外出しました。帰って来たらウィルスチェックは終わっていました。

「どうでしたか」と結果をお尋ねするに、「問題なかった」と澄ましてお答えになる編集長。しまった、と気づく秘書。このオヤジ様、なあんも見ちゃいなかった可能性大、適当にチェックを終了させてしまった可能性大。ネオンサインは消えちゃいません。うー。

取り敢えずIEのヘルプ様にお聞きしまして、この目障りなネオンサインをボタンバーから消滅させることにしました。カスタマイズとかでネオンは消えたけど、LANにエイリアンの卵が巣食ったみたいで気持悪いです。孵化したら秘書は真っ先に逃げ出します。

えーと、話がそれました。今入力しているのは、アフリカの本の第二弾です。力作らしいです。早いとこ出版したいらしいです。シリーズもんですか。素晴らしいですねえ。第一弾は、31年前に出版したヤツですねえ。そう言えば、アレ復刊するんですよねえ。確か、どなた様からか予約金受け取ってますよねえ。去年の秋頃、テキストを揃えろ、と大騒ぎして、秘書がファイルを準備しましたよねえ。プロの編集者も頼みましたよねえ。図版はどうするんですか、編集長、ちゃんと探してくださいよ、と言った時点から一向に進んでませんねえ。秘書が気を揉むことではないんですけどねえ・・・

そんな秘書の心中をまるっきり無視して、今日も編集長は脇目もふらず我が道をゆきます。これを意志強固というべきか単なるバカというべきか。

2005年9月6日(火)台風14号影響の雨

ハリケーン「カトリーナ」の深刻な被害状況が連日報じられているところに、暴風域はカトリーナ以上という大型台風14号が近づいてきます。予行演習のように東京大洪水(東京もんにとっては、あり得ない事態だったのでした)があったもので、テレビもラジオもニュースは台風のことばっかり。

我が社も窓を閉め切って備えます・・・ 暑い。空調もない社屋で閉め切りは、あきまへん。やっぱ窓あけて風を少々と・・・ 腹が冷えるだと? 腹巻きせい・・・ なんだかへんな会話になりますのは、ひとえに貧乏会社のせいです。

秘書の自宅も閉め切って出勤してまいりますので、夜、お家に帰ると、むわあ~。虐げられた人間が革命を起こしたくなるのは、こういう時なのでせう(嘘こけ)。

気圧が下がると古傷が疼きます。秘書はつい先日も田舎に帰りまして、それがどうしたかといいますと、田舎は盆地故特製炎熱地獄でありまして、ひたすらクーラーをつけた一室に閉じこもることになります。寝るのもその一室でして、ここは実家で一番いい部屋でして、仏壇もございまして、その前にお布団を敷き延べましてお休みしますのもので、いつものちまちまベッドと違ってだだっ広い部屋ゆえ一晩中ごろごろと転げ回って、挙げ句、ご先祖様に足どころかお尻を向けて寝てたりしまして、ときには、PU、とか高音を発しまして、ようするに罰当たりでございまして、夜中ふらふらとトイレに行きまして、お布団に戻ろうとして目測をあやまり、ごちん、締め忘れた仏壇の扉におでこを激突させまして、てっぺんに血豆のあるたんこぶをこさえました。あまりの恥ずかしさにそのまま寝てしまいましたが、このたんこぶ、まだ疼きます。余りの所業にあきれ果てたご先祖様の鉄拳なのでしょうか。反省。

さてと、長年枕元で愛用していた電気スタンドが点灯しなくなりました。原因はわかっております。プラグのところで断線しておりまして、コードをうまい具合に折り曲げたりすると接触するので、いわゆる「だましだまし」使っていたのですが(危険ですなあ)、時経てだましの手口が通用しなくなりました。調光式でして、気分に応じて光量が調整できるものなので、断線くらいで捨てたくはありません。けど、修理代は高いぞ、きっと。

こういう時に取り敢えず分解してみるのが秘書。底面のネジをドライバで外してみれば、なんだ、コードだけ取り替えればいいじゃないか。

で、どうやって?

なぜか半田ごてを所有している秘書。断線コードを取り外します。簡単簡単。

で、代わりのコードは?

近頃、電気部品を手に入れるのが難しいのです。以前なら、そこらへんのお店でプラグだのコードだのを売っていたのに(いつの話だ)、さあどうしましょ、パーツ屋さんまで行って買ってくるの? 高くつくよ~、とそこでひらめきます。ばらばらの部品を買ってきて繋ぎ合わせることはないじゃないか、いまは延長コードを100円ショップで売ってるでよ、あれをちょん切って使えば済む話だわさ・・・

さっそく実行する秘書。めでたしめでたし、とならないのが現実。はがしたコードの先についていた半田を流用して接着しようとしたのに、量が足りなくてくっつきません。半田はどこだあ~

ところで、半田(はんだ)とはなにか。スズ(Sn)とナマリ(Pb)の合金で導電性があり電気部品の接着に使われるものであります。

半田ごてがあるのだから、半田もしまってあるはず、と工具箱をかきまわすも出てきません。つらつら考えるに、少し前、短い針金のようなものにニクロム線を巻き付けた(この行為に意味なし。ニクロム線を保存するのに糸巻き代わりに使っただけ)物体を工具箱から取り出してどっかへ入れましたねえ。あれ、針金と思ったのだけど、もしかして半田だったりして? 

捜索開始。

けど、使わない時には目障りなのに、いざという時には行方不明、という日本全国共通もしかしたら人類共通の法則に従って、どこを探せど出てきません。3日ほどあちこち掻き回しましたが、忽然と我が家から消え失せたようで、屋内ブラックホールの不思議。

諦めませう。そのうち、へ?と思うようなところに姿を現します。それまで別のスタンドを使いませう。

と、(元)同居人の部屋からスタンドを失敬して来ましたら、なんだ、この変な形状のランプは。白熱灯は熱をもつものだが、これは暖房用か、と思うくらい熱いのです。ぐっぐっぐっ。そう言えば、(元)同居人はこのスタンドをほとんど使ってませんでしたなあ。

あ~あ、秘書は不幸だ、といつまでも嘆いているのも非生産的です。気分転換に台所の引き出しの整理に取りかかります。どれ。あれ? 布巾の下に見えるこの細いものは? ニクロム腰巻き針金ではございませんか。おぬしは、なにゆえにこんなところにおるのじゃ。

問題は、この針金様物質はタダの針金か半田か。触った感触はそう固くはないが鉛の柔らかさもないような。どれ、とガスコンロにかざしてみます。結果、真っ赤になっただけのタダの針金。

わあ~、と半田買いに走る秘書。取り敢えず日曜大工の部品を売ってる店にいきましたら、ありましたねえ、一番安いのが一袋で95円。さっそくお家に帰って半田ごてを取り出してくっつけました。計195円で愛用のスタンドが蘇りましたです。なんだか嬉しいです。

2005年9月5日(月)台風間近の荒れ模様

昨夜の東京の大雨、すごかったですね。杉並区中野区で河川氾濫住宅浸水、などと全国ニュースで流れちゃいました。三鷹の地名も上がっておりました。秘書んちは全国に名高い日本一の富裕都市・武蔵野(菅直人さんの地元です)にありますが、最寄りの駅はJR三鷹駅なもので(三鷹と武蔵野はJRの駅を挟んで隣接)、秘書もさぞかし水浸しになってるだろうと、お見舞いだか期待だかの電話がかかってまいりました。なぜかこういう事態になると、みなさん、口では「大変だね~」といいながら声が弾んでいきいきしています。

ご期待を裏切って、秘書は昨日は避暑にお出かけして、なあんも関係ございませんでした。わはは。

というのは嘘。実は夕方から六本木ヒルズの美術館にお出かけでした。フィリップスさんという人が集めた印象派やらなんやらのコレクション展を見にいったのです。なんとハイソな秘書ざんしょ。せっせと教養と知性を磨くのです。

というのも嘘。「タダ券あるよ」と声をかけられてホイホイお出かけしたのでした。見終わっての感想としましては、実は秘書は印象派にはそれほど興味がないことを再確認させて頂く貴重な機会となりまして、券をくださった方に感謝しつつ、しかしこのタダならなんでもOK根性をなんとかせねば、と反省しきり。

六本木ヒルズのしゃれたお店の美味しいケーキを食して、なんか物足りないもので、知人の家に転がり込んで晩ご飯などをいただいているうちに、雨ざあざあ雷ピカゴロとなりまして、さあ大変、お家に帰れなくなりました。

いえ、帰ろうと思えば帰れないことはないのですが、雷が凄まじく、近頃落雷被害が多いこともありまして、ぐずぐずしていたら、とうとう防災無線が流れました。音声不明瞭にて聞き取るのに苦労したのですが

「神田川が溢れそうなので避難して下さい」

げっ。知人の家は全国ニュースで流れました中野区にありまして、近くを神田川が流れているのです。そのうちにサイレンらしきものも鳴り始めて、もう秘書は完全帰宅難民と化してお泊まり、朝帰りすることとなりました。これもいい経験でしたが、疲れたなあ。

早朝の逆通勤電車には、有名私立小学校に通う制服姿のちびっ子が大量に乗り込んでいます。その中に、脚をがばっと広げて2.5人分の席を占領して新聞を大きくひろげているおっちゃんあり。秘書が隣に座っても、一向に気にする様子がありません。子どもの教育上よくないだで、こういうオヤジは、と内心思いつつも注意するのがかったるい秘書(この性格も改めねば)。

なんと、このおっちゃん、とある駅にて、ちびっ子達を先導して降りてゆきました。先生だったようです。だから××と×××と××は○○なんじゃい・・・

そういえば、編集長、また雑誌に自分の名前が乗ったもので、はしゃいでいました。親切なお方が、メールで教えて下さったのが発端で、「コンビニで売ってます」とのことなので、コンビニにいけばすむ話なのに、スキャンして送ってくれだの、読めないだの、大騒ぎして、さらに現物が欲しいからと有名書店に電話をかけまくって「置いてません」と断られて、出版元に電話して「売ってる店を教えてくれ」。

おつかいに出た秘書が、近所のコンビニを覗いたらちゃんと売ってるではございませんか。あほたれ××長。コンビニで売ってるといったら売ってるんです。あればあったで、スキャンしてホームページに入れろだとお。

こんなもん入れてどうする、とぶつくさ言いながらスキャンを始めた秘書、つらつらと眺めるに、うわあ、なんという雑誌を秘書は買って来たのでしょう。どうりで「コンビニ(のアダルトコーナー)で売っている」と教えて下さった筈です。


けーっ、けけけけけーっ