秘書の小部屋 2003.9

2003年9月30日(火)晴れ。秋の風吹き荒れ

またしても月末になっちゃいました。貧乏人のカレンダーはあっという間にめくれていくものです。

また阿修羅のサーバーが落ちています。きっと編集長のせいです。だって、ポチさんの下半身事情をつついて放り込み、それをまたご丁寧にあちこち吹聴するんですもの。某筋から手が回ったに決まってます。もしも我がサイトにも異変が生じた時は、ああやっぱりそうか、触れてはいけないところに触れたもので狙われた、とでも思って下さい。

毎度のことながら阿修羅が落ちると秘書がえらい迷惑をこうむります。大変だ大変だ急いで情報発信しなくちゃ、とかじたばたするお方がおりますもので、内職で忙しいっちゅうのにこき使われます。新しい本の宣伝はがきも印刷せにゃならん。あー、レーザープリンタが余っとるのなら編集長室のパソコンにつなぐように、とかなんとか。

ええ、ええ、つなぎましたよ。プールにお出かけの間に。つなぎながらびっくりいたしましたなあ。Windowsパソコンのメビの面倒をちっともみていなかったでしょう。updateもしないで、ウイルスにやられたらどうするんですか。全部引っこ抜いて入れ直しなんて、どうせ秘書にやらせるつもりでしょ。先に言っときますけど、そんなん嫌ですうやりませんよーだ。

2003年9月29日(月)晴れ。暑い

朝刊を開けてびっくりしました。だって、1面のトップ記事が、東京都のローカル電車「JR中央線」大混乱の記事でしたもの。

大変だったようです。秘書んちの最寄りの駅は、でかでかと写真がでた三鷹駅ですが、予定外の長時間止まっていたことなど、町内完結ライフを送ってる身では知るべくもなく、昨日の夕方テレビをみていて「中央線復旧」のテロップが流れて、初めて気が付いたのでした。

新聞記事によると、かなり見通しが甘くって、そうとう手順が悪かったようです。世も末、とはこのことでしょうか。

土曜日に遅くまでお出かけしていた編集長は、三鷹駅で降りればことが済むので足留めは食いませんでしたが、事実上の終点と化した三鷹の駅で大変な混雑に遭遇したそうです。

その編集長、相変わらず忙しいといいながらまた昨日の日曜日もあくせくとインターネットをつついて新たな種をほじりだしてお気に入りの阿修羅掲示板に放り込みまして、今日は磨きをかけるべくあちこちに電話しまくっていました。実に幸せそうにニコニコしておりました。こういう日は社内も平穏です。やれ、やれ。

2003年9月28日(日)晴れ。暑い

よか天気です。お日柄もよろしくて、本日は団地の一斉草むしりです。毎度のことながら、指定時間の15分も前から人が集まって作業を開始しています。こういうのは何時間というのでしょうか(なんじかんではありません。なにじかん。会合開始の定刻30分過ぎても誰もこないのを○○時間、とか称して、はじめは真面目に来ていた人も10時と言われれば10時45分に来るようになるあれ)。

で、毎度のことながら、秘書は定刻通りに出ていきます。すると作業は3割がた終わっていて、手は草をむしりながら口は噂話に花を咲かせているところです。なにくわぬ顔をしておばちゃんとおばちゃんの間に入り込み、だれそれさんのなにやらが・・・という楽しい話の仲間入りをするのです。

しかし、今日は暑かった。途中で話なんかどうでもよくなるほど疲れましたなあ。考えてみたら、ここしばらく寝不足でした。また、ひっくり返ってお仕事をお休みすると今度こそは首になるかもしれないので、今日は大事をとって、お昼寝に精をだすことにします。誰かさんがなんとか通信出たらしいですが、日曜日に焦ってホームページに入れたってどうせ・・・

2003年9月27日(土)晴れ。ちょうどよろしい涼しさかと。

ロック好きの同居人が、泊まりがけで野外コンサートに行くというので、早朝から飯炊き女になってお握り製造。お休みの日の早起きは辛いです。送りだしたあと寝直そうと思っていたのに、1杯のコーヒーが効いて眠れなくなって、頭がガンガン。

仕方ないので、出しっ放しの扇風機をしまおうとしたら、スペースがありません。ちょっと片付けて、と思ったら、部屋全体の収納が巨大パズルのようなものですから、これを出せばあれが入らない、こっちへ突っ込めばそっちが出っ張る、という事態になり、1日仕事になってしまいました。こういう仕事はとことん疲れます。

今日は、線路移動の大工事のため中央線が止まります。昨日もホームのあちこちに配置された駅員さんがビラ配って注意を呼び掛けていました。この事態の中、編集長は中央線に乗って都心におでかけするそうです。帰りは遅いようです。早く帰ってこないとひどい目に会いますよ、と昨日こんこんと諭しておきましたが、どうなることやら。帰宅難民になる可能性大です。

2003年9月26日(金)曇り。少々寒い

明け方にまたグラリときまして、とび起きました。結構揺れまして、さては南関東大地震かと身構えましたが、前回の地震でなれが生じちゃっているのと眠いのとで、あられもない格好していたのに着替えるでもなく、貴重品をまとめるでもなく、またむにゃむにゃと夢の国に舞い戻ってしまいました。

やがて定刻に目覚まし時計に叩き起こされて、シャネルの5番ならぬ、ネズミ避けミントスプレーの残香に包まれたパンツ一丁のおのれの姿に今さらながら気が付いて唖然。日本の経済も地盤も不安定なこの時代、やっぱりパジャマに着替えて寝るべきであるということをつくづく実感しました。

さて、あんなに揺れた、と思ったにもかかわらず、震源地は北海道でした。かなり被害が出たようです。地震列島ニッポン、備えても憂いばっかりみたいな気もしますが、心しておきませう。

本日秘書は、セミナーに参加です。技術革新のめざましい昨今、常に最新知識を仕入れなければ世の中に置いて行かれちゃいます。目指すは、東京湾に浮かぶ、昔は晴海国際展示場と言って、お船に乗ってまたは勝鬨橋渡って出かけていったところ。今は東京都の誇る「ゆりかもめ」で一発GO、ですな。

実は秘書は、東京は東京でも都下と呼ばれる市部に住んでおりまして、お勤めも歩いて行ける範囲に限ってしまったもので、いまや立派な「東京の田舎もん」。トレンドにはとんと縁がなく、ゆりかもめもレインボーブリッジも見たことござんせん。そのゆりかもめに乗れるレインボーブリッジが渡れるお台場がひと回りできるテレビ局がある、と完全ミーハー化してお出かけしたのでした。

おお、久しぶりに、それも高いところから見下ろす海のなんと素晴らしい開放感よ、船の航跡の白さよ、遠く湾を隔てて浮かぶ島のような大地に林立する摩天楼よ。羽田から飛び立つ飛行機が斜めに空をゆるゆると上っていく。曇った光が空と雲を灰色に染めて、おお、全てが画布に塗り込めたよう。

と、一人で勝手に感動しておりました。後で同居人に話しましたら、フン、と鼻であしらわれました。ゆりかもめは車内がせせこましくて嫌だと。こんな素晴らしい景色も、どうやら日常性に埋没するようです。

しかし、これで向こう数カ月は都心に縁のないこと請け合いの秘書、帰りもしっかりゆりかもめに乗ってきました。本当は一番前の車両の最前列に座りたかったのですが、もたもたして取られてしまいました。くやしー。

2003年9月25日(木)雨?寒い。

メルマガ第2号発行しました。前回、発行したのに情報がちっとも更新されない、と大騒ぎして、発行日変更しようか、とまで思ってしまいましたが、暫くしてみたら、ちゃんと案内の上の方に載っていました。2日に1回位の頻度で更新されるみたいです。あんなに、自分をバカ呼ばわりする必要はなかったのでした。

人生何事も経験、やってみなけりゃわかりません。

そこに付け込んで、ほれこのサイトみたいに文字動かしてみい。パクれば簡単じゃろ、とか、お気楽にお抜かしになる某人。あのね、パクって体当たりしてみても知識がなければ何も動かないんです。向上するなら金をくれ。その金で学校行って知識買ってくるからあ。

2003年9月24日(水)雨。寒い。

寒いのに何故か部屋の中に蚊がいました。秘書んちは4階なので蚊は飛んで来ない筈なのですが、部屋の真ん前にエレベーターがあるのがいけないのでしょう。時々エレベーターには、団地では飼ってはいけない筈のお犬様やお猫様、紛れ込んだ蝉やゴの字が乗ってたりします。蝉はエレベーターホールを飛び回った挙げ句、3階の階段でひっくり返ってお亡くなりになっていました。

蚊が、ただ部屋の中にいるだけなら、秘書も目鯨を立てたり泳がしたりしないのですが、コヤツがまたうるさくて、文武文武と言うて夜も寝られないもので、つい目の敵にして追い回したくなります。が、向こうの方が機敏なもので、毎夜格闘しては空しく夜が更けます。

昨夜、お風呂に入ろうとしたら、なんと先客あり。蚊めが風呂場でぬくぬくとしておりまして、しかもスケベったらしく秘書に突進してくるではありませんか。慌てて湯舟に飛び込んで、えいと待ち伏せ必殺握り潰しの術を繰り出しましたところ、はれっ、まんまと引っ掛かりおりました。そのまま握り拳を湯舟に沈めて待つこと10秒。そーっと開いてみれば、プカーっと昆虫標本の出来上がり・・・ 殺生しました。でも、これで安眠できる。

と思いきや、思いっきり仕返しされました。

覚えてますでしょうか、団地のネズミ騒ぎ。あれね、まだ治まってません。秘書んちはスダレで巨大虫かごみたく囲んだもので、暑い間は、ネズ様はよそ様を訪問されておるらしく、侵入被害を受けませんでした。ところがこの寒さで、どなた様も窓を閉め切っております。秘書んちも閉めておりますが、換気用の小窓、あれね、上の方についてるんだから入れる訳がないもの、と開けておりました。

あちこちで閉め出しくらったもので、秘書んちの小窓によじ上って入って来やがったのです。夜中に窓を揺らして騒いでいるのは知っていたのですが、タカをくくっていたら、お布団の上を走られまして一遍で目が覚めました。ネズミ避けの臭いミントスプレーを播いて、まさかまさかよね、と言いつつ念のため毒餌も播いて、閉め切っちゃうと中に入った奴が出て行けなくなるかもしれないからと、小窓を開けたまま一晩中ガタガタと揺れるのを聞いておりました。

恐怖の一夜が開けて、ベッドの下の毒餌を見ましたら、齧った跡がありましたことです。害チュウ同盟に風呂場の敵を小窓で取られました。

2003年9月23日(火・秋分の日)曇り。寒い。

暑さ寒さもひがまんで、健気に生きていればいつかは丁度よくなるものさ、と昔の人は教えてくれました。なに? 違うって? 「彼岸まで」だって? 細かいことはこの際どうでもいいです。

昨日の夜ぼーっとテレビを見ていましたら、凍死したらしい人のニュースをやってました。Tシャツにジーパン姿のその人は、都内の墓地で冷たくなっているのを通行人に発見されたそうです。

一昨日は台風の影響で雨が降って夜中から冷たい風が確かに吹いていましたが、まだ9月です。東京都内です。凍死するなどと誰が思うでしょうか。その後の報道がないので、詳しいことは分かりませんが、その時のテレビニュースによると、亡くなったのは50代の男性とのことでした。酔って寝込んだのか、あるいはリストラで仕事も家も追われたのか・・・ 

秘書が子供の頃は地球が温暖化する前で、近所の原っぱをマンモスがのし歩いていた・・・筈がありませんが、秘書の田舎では、冬といえばそれはそれは寒くて、うっかり金属製品に触ると指がくっついてしまうほどでした。

前の戦争(とばあちゃんがよく言っていた)が終わってすぐは、何を紛らわしたかったのか大酒くらったおっちゃんが、道っぱたで寝込んで凍死した、という話がよく聞かれたそうで、ばあちゃんもじいちゃんの帰りが遅いと暗い道を探し歩いたそうです。

でも、それは冬のことでした。

この東京で9月に凍死? 貧しい国の貧しい時代の出来事のようです。

2003年9月22日(月)台風は行っちゃって雨は止んだがなんだこの寒さは温度計が17度だ

寒いです。熱いお茶を入れてずずーっと啜っているとつくづくしみじみします。夏の後はいきなり冬ですか。なんですか、今年のお天気は。確か梅雨の後はいきなり秋でしたよね。秋の後は夏になって、そいでもって今度は、どりゃーっとばかりに冬。いい加減にして下さい。まだ扇風機も片付けてないんです。秘書が堅気の仕事をしなくなって二年になります。こう寒いとキリギリスの悲哀が身に沁みます。あーストーブが恋しい給料袋が恋しい。

みな出払った社内はがらんとしています。あのやかましい編集長が朝からいないと、我が社も普通の会社みたいに思えます。秘書は差し詰め留守番役の事務のお姉さんです。コピーとってぱちぱち算盤はじいて売り上げを集計して・・・ なんか侘びしくなってくるのでやめ。

元気な編集長は、今日は朝早くから「百人斬り」裁判の傍聴に行きました。それほど複雑な話ではないのに、被告原告双方の応援団が凄いことになってしまった裁判のように思われます。

2003年9月21日(日)やっぱりザンザン降り

雨の日は巷の騒音を雨音がかき消しまして気温も下がりますので、とても気持ち良く眠れます。お仕事もお休みの本日は心行くまで熟睡デーです。なにせ9月に入ってからとんでもなく暑い日が続きまして寝苦しくて睡眠不足が続いておりましたもので。

こういう日は夢見もよろしくて、秘書も若かりし頃のぴちぴちギャルで登場いたしまして、見目よろしい男と旅行中です(別れたのは惜しかったなあ)。そこへなぜか現れる同居人。ちょっとまて、この時代、あんたはまだ接点がない筈だよ。

と、この辺で、事態がおかしくなります。すなわち、夢の中で、これは現実ではないと気付いた瞬間です。聞いた話だと、こういう夢は自分で展開をコントロールできるんだそうです。

秘書は結構夢の中で夢と気付く方でして、子供の時は、恐い夢を見て自分の腕をつねって、痛くない、だからこれは夢だと思いまして、なら好き勝手に話を進めればいいものを、その頃は夢の支配なんぞという概念を持ち合わせておりませんもので、ひたすら、早く醒めることを願って夢の中を逃げ回っていたものでした。

夢を操る、ということを知ってからは、知ってるということは遂行能力を保証するものではないということもついでに知りました。気持ち良く大空を飛んでいて、あっこれ夢とおもった途端、お城のてっぺんの尖った塔にしがみついちゃいまして、夢なんだから飛び出してもっと高く飛べばいいのに、助けてぇ~と情けない声を出してたりします。

さて、今回秘書は、間に挟まってとおろおろしたのでした。二人きりで楽しくやろうと思ってたのに、お呼びでない同居人がのこのこ現れて当然のようにくっついてくるのです。どうすりゃいいのっ。

こうなりました。ピルルルピロロロといきなり耳をつんざいて電話が鳴り響いて、夢がぶっちぎれました。

はへ? と受話器を取り上げてみれば、

「通信の新しいの出したからホームページに入れといてね。阿修羅、止まっちゃったままだから。」

うるせえっ。今日は日曜日だっ。

2003年9月20日(土)台風のせいでザンザン降り

雨降りの週末はのどかでいいです。のんびりぽけーっとして、どれお腹がすいた、何か作ろう、と台所へ向かった時です。いきなりグラッときましたなあ。

16日頃南関東に地震発生の可能性あり、という噂が流れておりましたもので、それ来たぞっと焦ったことです。が、今のは余震、次に本震がくるぞと待ち構えていたのですが、なーんもありませんでした。

この噂には、それらしい裏付けがあったとかで、避難道具一式リュックに詰めて背負って出歩いていた人がいました。○○がさあ、と同居人と二人で笑い者にしてしまいましたが、いま反省しております。

万が一とは、9999回は起こらないかもしれませんが1回は起こることです。1回のために9999回身構える必要があるのです。琵琶湖のヨット転覆も救命胴衣で命運が別れたとか。

○○君、ごめん。ところで、リュックの中に猫缶入れてたって本当?

2003年9月19日(金)やっぱり晴れです真夏日です

昨日メールマガジン発行しました。さあ、これで案内の一番上に乗っかって読者登録も増えるぞ、と期待してまぐまぐのアフリカマガジンをクリックすること十数回。一向に出て来ませんな。おかしいな、昨日入れたんだから今日はトップにならなくっっちゃ・・・ もしかして・・・ 

あれ~、どうもご案内の更新は、週に1回、それも水曜日の夕方のようです。なのに木曜日の早朝に配信するのって・・・ 

わあーん、秘書っておバカ。大バカ、特大バカ、シュールバカッ。記念すべき第1号なのに、1週間のあいだ「創刊号未発行」って表示のまんま。

いやだあそんなのぐすっぐすっ。

という秘書の嘆きを横に、地元議会への次回の陳情にむけて編集長は作文にいそしんでおりました。顔がにやけて実に嬉しそうでありました。はよう、本を仕上げんかい。

2003年9月18日(木)晴れです暑いです

編集長のお気に入りの阿修羅掲示板が止まってそろそろ1週間。いろいろややこしいことになってるようで、復活は先の話のようです。

「やられたか!某国諜報機関の仕業か!」という、編集長お得意のジョークも、出したくても出す掲示板そのものが止まりっぱなしとあっては、湿気った打ち上げ花火です。社内でちょろちょろっと口にしても、みんな聞き飽きちゃてるので猫跨ぎ状態で、冷たい視線を向けます。これで少しは反省して、書きかけの本の仕上げ作業に取りかかるでしょう。

と、期待してはいけませんでした。

することはいくらでもあると、パソコン相手にごしゃごしゃ(ついでに誤写誤写)データ掻き集めて自分の投稿日誌なるものをつくっちゃいました。これ、ホームページに入れといて、って気楽に言いますけどね、そのまま突っ込む訳にはいかないんです。中にごっちゃり入れたhttpアドレスね、あれね、どっかの掲示板みたく自動的にクリッカブルになるんじゃないんです。いちいち1個ずつリンク張るんです。うわーっ。ぎゃーっ。

(失礼しました)

全くもう、することはいくらでもあるんです。さっさと本の校正しましょうね。いい加減に編集長室も片付けましょうね。お客さんが来るっていう時だけ、今や物置き同然の社長室や物置きではないのに物だらけの秘書部屋にゴミぶち込んで、誤摩化さないで欲しいものです。

(「編集長の超偏執的投稿日誌」またの名を「投稿魔の足跡」はアップしましたけれど、阿修羅掲示板が止まったまんまの今、全く何の役にもたっておりませんことを申し添えておきます。)

2003年9月17日(水)今日も晴れたやっぱり暑い

いつもの“勝手にドッグラン”公園を歩いて出勤した時のことです。日頃フリスビーなんかをくわえて走り回っているお犬様が今日は長い紐でつながれておりました。はて?と公園を見渡しましたところ、ははーん、原因はあれです。

近くに保育園がありまして、よく赤ちゃんが手押し車に6人ずつほど積まれて、その辺を散歩しておりました。犬でも猫でも人間でも、ちっこいのは本当に可愛いです。秘書なんぞも、散歩の群れとすれ違って手を振られたりすると、盛大に振り返えして善行を施した気になったものです。

その団体様が、公園の木陰にシートを広げて並べられて、はい買った買ったお安くしとくよ・・・ではない、○○ちゃんこっち、と保母さんがハイハイを促しておりました。きょとんとした赤ちゃんは、なかなか第一歩を踏み出しません。まあなんと可愛いのでしょ。

そこは、いつもわんこがうんこを転がしてるところだけど、と忠告してあげるべきでしょうか。

2003年9月16日(火)今日も晴天少し風が涼しい

秘書んちは4階にあるもので、暑い間は窓を開けっ放しで寝ています。ベッドは窓際にあるので、下界の物音のよく聞こえること。2階以上に住んだことのない人にこの際だからご忠告申し上げます。高層住宅の脇の通路だろうが壁際だろうが、とにかく下で内緒話なんぞなさいますな。上の階に全部筒抜けですぞ。

秘書んちの団地の前庭の向こうの小さな道の向こう側に小さなお店があり、お店の前には飲み物の大きな自動販売機が数台あるもので、昼は大きめのお子様やら奥様やらたむろして声高にくっちゃべってはお昼寝の邪魔をすべくかん高い声で笑います。

ものみな寝静まる筈の夜中には不眠症の兄ちゃんだか姉ちゃんだかがガッシャーンガラガラと飲むものを買いに来ます。時にアルコールっけなしのコンパが始まったり、聞いてるほうが恥ずかしくなるよな戯言を二人で囁きあったり、さては修羅場?の別れ話をしてたり、オジさん同士が怒鳴りあったり、まさに人生色々です。

そうした騒音にめげず毎晩秘書はすやすやとお休みになります。何事も馴れるものです。

しかし、です。

思わぬ伏兵あり。毎朝5時にもならないうちから騒ぎ立てる非常識な連中がおるのです。しかも、コヤツらは地べたで騒ぐのならまだしも、わざわざ秘書んちの窓の真ん前に来て、あほーばかーとやるのです。ほっとけ、やかましいわい、感電して焼き鳥になっちまえーっ!

すなわち、電線にずらりと並んだカラスの発声練習であります。カアカアと鳴くのだけがカラスではございません。秘書など、何もない通りのまん中でけつまずいてスコンと転んで、おお恥ずかしというとき、見ていたようにあほーあほーとやられます。ついでにふんち爆弾も落としていかれました。

今朝なんぞは、朝っぱらから、ワアンワアンと間延びした犬の鳴き声がしました。はて、犬が電信柱によじ上って降りれなくなる筈もなし、と窓の外をみやれば、あの根性悪カラス。人間をからかって何が楽しいんじゃ。

そういえば、先日は真夜中にいきなり、窓の外で、おかーさんおかーさんと呼ぶ声がしまして、どっきっとしました。秘書は心霊現象の類いは大嫌いです。恐る恐る様子を伺っておりましたら、草木も眠る時間だというのに、鳥目のカラスめが得意そうに呼ばっておりました。なんの用だい子供達や、などとのたもう烏大明神なんぞ出現して欲しくないです。

こいつらの悪態にだけは、まだ慣れが生じません。人間様をへとも思わない手強い連中です。

そう思いながら出勤して参りましたら、今日は生ゴミの日。途中の道路のまん中でカラスがお食事をしていました。メニューはどうやら里芋の煮っころがし。クチバシに芋の潰れたのを付けて、秘書が歩いて行くとはじっこに寄って道をあけてくれました。ありがとう、というべきでしょうか。

2003年9月15日(月・敬老の日)今日も真夏日だ空が青い

ふうー、暑い。風炎現象だそうです。冷え込んだ8月が懐かしい・・・ 人間というのは誠に身勝手なものであります。

さて、ご無沙汰いたしました。秘書は逃亡いたしておりました。仕事は忙しく給料は安く編集長は鬼のようで、生きて行くのがとっても辛くなって・・・ 

ゴチッ、グワッチッ、ベキッ、バリッ
(あれ~ご無体な。骨が折れまする。もうサボりません、ズル休みしません。お許しくだされ~)

と、阿呆な冗談はさておきまして、実は秘書は、あんまり暑い日が続きますもので、残暑バテを起こしまして、殺虫剤をかけられたゴキブリよろしくひっくり返って唸っておりました。頭はガンガン目の奥はズキズキ車に乗ってもないのにゲロッピになるし、でいやあもうほんと大変でした。これは眼精疲労の典型でございます。

思えば、メールマガジンを発行するぞ!、と編集長が高らかに宣言したのが全ての始まりでした。するぞったって、あんた、なんとか通信みたいに、思いつくままばかぼか、メール送りつければいいってもんじゃありませんでしょ。メールマガジンにはお作法ってものがあります。申請して登録もしてもらわにゃ発行できません。だ~れが、そういう面倒くさいことするんですかあ。

秘書に決まっとりますでしょ。

かくして、図書館から参考書を借り、書店で立ち読みし、インターネットで先達の各種の指南に目を通し、テキストアートのサイトまで出張し、いくつかマガジンを読者登録し、と涙ぐましい努力を重ね、ようやらやっとマグマグから、発行してあげるよ、と許可を頂きました。万歳三唱したい気分です。

なのに、それは小手調べだ、続けて本命を出すから準備しとけい、だとお。

しかし謹厳実直を旨とする秘書は業務命令には逆らえません。またしてもシコシコと、「NHKは腐った蝕まれた」だとかいう研究の本の入力を開始したのでした。

こんな秘書の努力に報いるのは、インクジェットプリンターで打ち出したA4サイズの薄っぺらな紙切れが一枚。

「技術本部長を命ず」

ちっとも嬉しくありません。それに、“技術本部長”って前にも命ぜられましたよね。命ぜられたけれどずっとヒラですよね。同じ役職に何回就けるつもりですか。この会社は、肩書きの管理ってものが全くできてません。

あーあ、自分は地元のお役所の陳情で連日好き放題に陳述しおってストレスも溜まりませんでしょうな。なんでも、陳述の場を自分専用の寄席にしちゃってるとかで、編集長“出演”の日には、担当委員でない議員まで“お客”で見に来るとか。編集長の陳述が終わると、じゃ忙しいので、と全部聴かずに引き上げる議員もいるそうな。

それはよござんしたね。だからといって、秘書を練習台にして予行演習するのはやめてくださいね。とっても気持ちよさそうなのは分かりますが、秘書は忙しいんですから。

あ、それはそうと、メールマガジンの登録は木村書店からできますから、よろしかったら覗いて見て下さい。18日に第1号がでます。

2003年9月5日(金)よく晴れて暑いです

また週末がやって参ります。秘書のお財布は丈夫なゴムひもでバッグに繋げてあります。野暮の極みではありますが、後頭部をぶん殴られる思いをするよりマシです。人間はこうして、見栄も外聞も捨ててゆくのです・・・

2003年9月4日(木)曇りで少々涼しめ

昨晩は雷雨で、東京は電車が止まったりして大変でした。

秘書も窓から外をぼんやりと眺めておりましたら、夜でもないのにお空が真っ暗になりごろごろ派手な音がし始めたので、ざばっと降ったら大変大変と、大急ぎでお家に帰りました。まだ終業時間まで少々あったのですが、落雷でもあったらパソコンが壊れちゃいます、雷鳴があったらとっととスイッチ切るのが一番です。どうせたいした仕事してないんだし、どうせ給料だって・・・

いけませんな、最近、どうも自暴気味で。先日、お財布落として、つくづく思いました。日々10円20円、時に100円単位の攻防戦に明け暮れて、節約!、なんていったところで、大元の財布落としたんでは、努力も全部パー。なんと阿呆らし我が人生、大いに悔いあり。落とす金なら使っちまえ。

というんで、出かけた先は、杭だらけの大井の競馬場、なわけありません。デパート1階の靴売り場。昨年安売り問屋で1280円という我ながら呆れる値段で買った靴を1年間履き続けてそれなりに重宝していたもの底が相当すり減って脱いだそのままなら見られても平気だがひっくり返して底を見るな奈落があるぞ、という靴がさすがに嫌になりまして、ちゃんとした靴を買おう、と決心したのでした。

なにくわぬ顔で試着しまくって、気にいったのがKENZOの2万円近い靴。買うぞっ。

さて、秘書は可愛らしい足の持ち主です。サイズが合いません。メーカーからお取り寄せします、と店員さんが言って下さいました。では、とお願いし、せっかくだから、あちこちのお店冷やかして浮き浮きしてお家に帰ってきましたら、留守電がぴかぴか。はて、誰ざんしょ。デパートざんしょ。メーカーさんでサイズ切らしておるざんしょ。そんなあ・・・

2003年9月3日(水)晴れっ晴れっ暑っつっ

暑くって仕事どころじゃありません。秘書はタオル絞って頭に乗っけて扇風機の風の直撃食らってもふうふういっております。

編集長なんぞは、夏は暑いのが快適じゃ軟弱ものめが、とか日頃言ってたくせに、こう暑くってはお昼寝もできないようで、狭い社内をウロウロしてついに廊下に新聞紙敷いて座り込んでます。前に空き缶でも置いてやりたいです。

こういう時こそプール行けばいいのに・・・ 本書き上げたら、一仕事終わった気がして何もしたくない・・・ですって。まだ何にも終わっちゃおりませんぞえ。とりあえず、原稿書いただけでしょ。組め、ですって。文字数と行数だけあってりゃいいでしょ、まだまだ書き直す気でしょうが。

ほれ、忙しいのに他の仕事を中断してやりましたで、さっさと校正して下さいまし。寝かすと醗酵するだよ。

それそうと、お客さん来ましたよね。お土産持ってきたでしょ。あれ、なんですか。一人占めしようったってそうはいかんです。冷蔵庫に入れた? あれ~、アイスクリームを冷蔵してどうする。でろんでろんになってるでしょっ。んもうっ。秘書が没収しますっ。

2003年9月2日(火)晴れたり曇ったり蒸し暑いです

捨てる神あれば拾う神あり、鼻かんでティッシュ捨てればテレクラのお兄ちゃんが新しいのを呉れる・・・ お財布が拾われていたそうです。しかも無傷で。世の中捨てたもんじゃありません。

しかし、止めちゃったカード類の手続きの煩わしいこと・・・

いろいろ忙しくって寝不足だったりしたのが今度の災難の原因です。反省して、気分直しに美容院を予約して頭を丸めました。今まで、同居人が何かなくすたびに、あほどじ間抜けすかたんぼけなすどこに目がついてる、と知ってる限りの言葉を使ってののしっていましたが、もうしません。

2003年9月1日(月)晴れたり曇ったりちびっと涼しかった

また、月が変わっちゃいました。あっと言う間に時が過ぎて、どんどん取り残されていく気分です。まこと貧乏暇無し・・・

実は秘書は不幸に翻弄されておりました。週末に財布を落としてしまったのです。貧乏神と厄病神が結託したような出来事です。大枚5000円も入っている上に、クレジットカード数枚にキャッシュカード、運転免許証に図書館のカード、行きつけのスーパーのポイントカードに電気屋CD屋新古書店薬屋名刺に電話帳などなどなどパンパンに膨らんだ集金鞄のようなデカ財布をお買い物帰りに落として、お家に帰って昼寝して、夕方目が覚めるまで、ぜーんぜん気がつきませんでした。

なんでこのようなことが秘書に起きたのだっ。このガッチリしっかり者の秘書がっ。編集長ではあるまいにっ。

とにかく、クレジットカードとキャッシュカードを使用停止にしなければなりません。がこういう時に限って使用明細書が出てこない、カード番号がわからない、連絡先がわからない、電話が混んでて繋がらない、ないないないっ。

なんとか連絡しましたが、そのあと、どかっと落ち込みが来ました。もう週末が台無し・・・