電子手紙の送信日付け順・注釈付き一般公開文書館 2001年7月

7.18.ロフト「人権って何?/大阪児童殺傷事件でも問題の人権派や精神科医ら発言検証」で揉むか

送信日時 :2001年 7月 9日 月曜日 11:22 PM

件名 :[pmn 15532] 7.18. ロフト「人権って何?」揉めるかな?

 昨日は『創』、本日は『噂の真相』、ともに10日発売予定の8月号が自宅に届きました。ともにロフトプラスワンの月間連日企画が載っています。すでにお知らせした7.18.の題名は、「人権って何?/大阪児童殺傷事件でも問題になった人権派や精神科医らの発言を検証する」、出演は「西岡昌紀(医師)、他」となっています。

 西岡さんが私に電話して来た時には、「日垣隆さんと対談して、ガス室にも触れるから来て発言してくれ」としか言わなかったので、なぜ、日垣さんの名前が出ていないのかは分かりませんが、「やばい」場所のロフトプラスワンの企画では、この種の発表の仕方が多いので、まあ、ともかく行ってみましょう。

 日垣さんの著書の内で、この件と一番関係ありそうな『偽善系/やつらはヘンだ!』は、武蔵野市の西部図書館から中央図書館に届き、昨日、受け取って、寝床で読み始めましたが、これが実に興味深いのです。

 関係が深い感じの見出しだけ挙げると、「人権ママと引きこもり」「教育偽善者の正体」「少年にも死刑を」「最も刑罰が軽い国」「死刑となった六人の少年」「「裁判がヘンだ!」「混迷深める精神医学」「偽善的な子ども観」「欧米『では』というご託宣」などです。

 中身が、これまた同感する点が多く、しかも、これがまた、時折漏れ聞く西岡さんの意見とも共通しているので、客席に反対論をぶつ教条主義者がいてくれないと、面白くなくなってしまう心配さえあります。

 見出しにはなくて、中身を読んで初めて知ったことが、また、実に重要でした。日垣さんには、「仲のいい弟を、13歳の少年に「何の意味もなく殺され」、その犯人は登校を続け、「兄である私と廊下ですれ違うとき」以外には、「いつもどおり笑っていた」という痛切な体験の持ち主だったのでした。

「日本の刑法における最低年齢は十四歳であり、少年法では十六歳未満は刑事処罰されない」という矛盾も指摘しています。私の持論は、昔の元服を引き継ぎ、今の中学生の年齢から労働義務を課し、成人の扱いとし、責任を自覚させることです。私の子供の頃は、朝の竈の火、夜の風呂の火、薪割りが分担の仕事でした。それ以外にも、小学生の頃から、兎の餌の草刈り、魚取り、山芋掘り、茸狩り、などなど、遊びのようでいて、実質的には食糧確保のために働かなければ飢えてしまう状態でした。電化時代の子供は、それだけを考えても、心身ともに奇形児なのです。その癖、卓上玩具電算機を操ったりするのですから、危険極まりないのです。

 日本の教科書論には欠かすことの出来ない「家永さん」に関しても、戦後の1946年に「教育勅語を絶賛」する文章を『史学雑誌』に発表していた事実を指摘しています。だからこそ、「教育偽善者」の跡継ぎが輩出するのです。

 以上のような意見交換に文句があれば、ボクチャンもワタチも、いらっしゃい。揉んであげましょう。呵々。


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