送信日時 :2001年 6月 7日 木曜日 11:09 AM
件名 :[pmn 15160] Re:『市販本 新しい歴史教科書』
以下の点についてのみ一言します。
From: 生田 卍
Date: Thu, 07 Jun 2001 09:27:26 +0900
Subject: [pmn 15156] Re: 『市販本 新しい歴史教科書』内野さま
ミュージシャンの生田 卍です。
この間の内野さんのご議論に一定のシンパシーを持ってきましたが、この点に関しては到底同意することが出来ません。「反対派」にはどうも「策士」がいないようで、この情報戦では、現在のところ、作る会=扶桑社が圧倒的に「優勢」であるようです。
私も似たような感想ですが、特に「策士」は嫌いです。少なくとも「策士」振るオッチョコチョイの商売人は、「つくる会」反対の側にも多数いるのです。
私は、出版労連の広島、第一学習社で、いわゆる左派が差別されて最高裁まで闘った時、東京地方争議団共闘会議の司法担当副議長として、出版労連の担当執行委員から「暗黒街の帝王」などと冗談を言われながら頼まれ、市ヶ谷の教科書会社、実教出版から最高裁までの出版労連総動員の昼デモに、東京地方争議団共闘会議の側の総動員も掛け、責任を持って協力しました。
その際、第一学習社の「右傾化」を問題にするのなら、自分たちで教科書の手本を作ったらどうかと、提案したのですが、出版労連関係者は困惑した顔を見合わせるだけで、何もしませんでした。それが、残念ながら、「つくる会」反対の側の水準です。
基本的になすべきことは、自分達で教科書の手本を作ることです。じゃんじゃん市販することです。侵略戦争を問題にするのなら、世界史全体の侵略の歴史を網羅し、 欧米の世界侵略時代に独立を保った日本が、富国強兵、欧米に追い付き追い越せと励んだ結果として、いかに間違ったかを明確にすれば、やっと、「公平」な歴史となるのです。
その意味では、自由主義史観の登壇以後に出てきた「自虐史観」なるプロパガンダ表現は、言い得て妙と言わざるを得ないのです。
まあ、失敗は成功の源とも言いますから、これからが、本格的な勝負となれば幸いです。
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