電子手紙の送信日付け順・注釈付き一般公開文書館 2001年5月

市民運動向け電網中継組織JCA-NETの正会員の登録を行いサイバーテロを一刀両断

送信日時 : 2001年 5月 24日 木曜日 1:42 PM

件名 :[pmn 15024] サイバーテロ再論:「嫌がらせ」の幼児性です

 ここでは、文部科学省へのサイバーテロの是非自体の議論は、途絶えていますが、私は、その間、民衆のメディア連絡会の例会にも何度か見えた古参のJCA-NET関係者と、電話で話し、どうやら、JCA-NETの正会員になって、総会で発言する必要があろうかと思い定め、手続きをしました。

 すでに会員の場合には、追加の費用なしに正会員になれます。私は、面倒だから、手続きをしていなかったのです。また、正会員ではなくても会員なら誰でも参加できる電子手紙広場、jcanetへの参加手続きも同時に行われます。

 で、参加してみると、案の定、jcanetでも、pmnでの議論も踏まえた「難解な」議論が、そろそろ終熄に向かうところでした。ところが、以下に要約して紹介する電子手紙も届いたので、あえて、私の意見を簡略に述べました。

Subject: [jcanet2001 343] Re: 21日盗聴法関連集会資料ご案内
[中略]
小倉です。マルチポストをご容赦ください。21日午後3時半から参議院議員会館で、また夜7時半から千代田区中小企業会館で米国自由人権協会(ACLU)のバリー・スタインハードさんを招いて、米国における盗聴捜査の現状、エシュロンに対する取り組み、さらにはサイバー犯罪条約による捜査機関の大幅な権限強化問題などについて講演と討論を行う集会が行われます。
[中略]
●サイバー犯罪条約の危険な内容 日時 5月21日(月) 午後7時から9時
場所 千代田区中小企業センター504会議室
   東京都千代田区神田錦町3-21
[中略]
講師
G8 で進むインターネットの規制 バリー・スタインハード(米国自由人権協会弁護士)
サイバー犯罪条約の経緯と反対運動の現状 小倉利丸(JCA-NET理事)
サイバー犯罪条約の問題点 山下幸夫 (弁護士)

送信日時 : 2001年 5月 21日 月曜日 8:39 AM

件名 : [jcanet2001 344] Re: 21 日盗聴法関連集会資料ご案内

木村愛二です。

 文部科学省へのサイバーテロを支持された小倉さんが、下記[上記]の集会で「JCA-NET理事」として発言されることに、反対します。

2001.5.24.追記: これに対して、あれはサイバーシットインで、サイバーテロとは違うとの主旨の意見が寄せられ、スパムだ、チェーンだ、抗議メールだと、仕分けの議論もあったらしいので、以下の取って置きの経験に基づく意見を追加発表しました。

送信日時 : 2001年 5月 21日 月曜日 7:36 PM

件名 : [jcanet2001 346] 抗議、スパム、シットイン、「嫌がらせ」の幼児性です

木村愛二です。

 皆さんは、亡国植民地の片仮名語でしか議論が出来なくなっているようですが、シットインとか言い換えたって、テロ(ラテン語の原義は「脅し」)はテロ、要するに姿を見せない幼児性の嫌がらせにすぎません。

 英語使用の連中の「シット!」[ 追記の註:shitだから座るsitとは子音の発音が違うが、これは日本式の駄洒落の冗談] は、「糞!」の意味ですが、それはそれとして、韓国の人が始めたと聞く、本式の身を挺しての「座り込み」なら、私は支持します。

 spamを小学館のランダムハウスで引くと、訳は、"「インターネット」スパムする:いやがらせのために大量のEメールを送る."となっています。

 私は、以下の「抗議メール」の評価に賛成します。

Subject: [jcanet2001 342] Re: 抗議行動にスパムメールを使用する運動

この、抗議メールという方法は、極めて効果的であるということはある意味正しいのでしょうけれど、「品性」の欠如という点は否めないでしょうね。

 さらに言うと、私は、東京地方争議団共闘会議の副議長、千代田区争議団共闘会議の議長として、公害や薬害の患者の運動も含めて、都心での多くの争議、抗議行動に関わってきました。その中でも、もっとも「礼儀正しい」闘いの教訓を、一つだけ紹介します。

 大企業や官庁を取り囲む抗議行動では、帚とちり取りを用意して置いて、終了後に、歩道や車道の掃除をする習慣を付けました。これには、警備に当る警察官も感心し、そういう争議の解決を速めました。

 要するに、世の中を良くするのだと主張したければ、人並み以上に礼儀正しくしなければ、支持を得られないのです。嫌がらせするのが趣味なら、そうはっきり宣言して、勝手に、おやりなさい。言葉で、特に、亡国植民地片仮名語で、ごまかすのは、みっともないから、止めて下さい。


2001.5.24.追記:以上に対して、かなり長い意見が寄せられたが、私が使った「亡国植民地片仮名語」に関する部分のみを引き、それに対する私の回答を収録する。

From: "Nishimura, Tohru"
Date: Wed, 23 May 2001 14:36:05 +0900
Subject: [jcanet2001 351] Re: 抗議、スパム、シットイン、「嫌がらせ」の幼児性です

まず「亡国植民地片仮名語」という漢語系の木村さんの造語なんですが、例えば1000年くらい前の日本では、こういうことばは完全に「外来語」だったわけで、それが「亡国的」であったかどうかは知りませんが、当時の京都の上流貴族階級つまり支配階級の中では、何かといえば「漢語風」に表現したり発音したりすることが大流行していたのだそうですね。

送信日時 : 2001年 5月 24日 木曜日 11:00 AM

件名 : [jcanet2001 359] Re:「亡国植民地片仮名語」

木村愛二です。

 西村さんの以下 [上記] の御指摘は、私も熟知していることですが、西村さんは、いわゆる「味噌と糞(少なくともフランス語圏と英語圏では、石鹸とチーズ)を一緒くたにする」という、実にありふれた表面上の類似点で騙される論理の迷路に陥っています

 漢字は、発音記号ではないのです。そこが、最も重要なことで、このことの学習上、論理的な研究上の機能に、欧米人の方が注目し始めています。アメリカ人が日本人にも書けない難しい漢字を学んでいます。

 しかも、日本が漢字を取り入れた時代には、戦争に負けて占領されたのではなくて、本当かどうかは分かりませんが、「日出る国の天子」とか称したとされており、植民地根性は無かったのです。

「スパム、シットイン」は、多くの日本人にすら通じない稚拙な対米従属、戦後の呼び名では、ミーちゃん、ハーちゃんの舌足らずの「カタコト」です。

 片仮名は、もともと、漢文に振る発音記号として発明されたものです。いわゆる羅馬字は、発明どころか、拾い集めたがらくたです。それをまた、不完全な片仮名表記にして、おめえらは、GHQ怖いだろ、と威張った妾外交、吉田茂は、キングズ・イングリシュとやらが自慢で、ロンドンの洋服屋に型を取ってもらって、燕尾服を注文する対英(退嬰)従属、実は、イギリスの東洋の番犬と言われた時代の馬鹿者丸出しだったのです。

 今、日本でも、ヒエログリフが流行っていますが、漢字については、象形、表意、などの概念の表示、筆談も可能、書き易い、などの有利な条件があり、私は、国際的な将来展望を抱いています。

 別途、中国にも、他の文字があったとか、少数民族が使った絵文字とか、手話とか、参考になる実例を収集しています。

 それとはまた別の問題として、300から500の漢字があれば、日常的な意思疎通は可能です。私は、発音にこだわらず、筆談可能の方法を考えています。画面に横40, 縦30,合計で1,200もあれば、数字と発音記号を加えて、外国語を学ばなくても、世界中が、電算機で意思疎通可能ではないかと、早くから提唱していますが、淫多痾値通妬とかで頭がいかれた若者には、話が通じません。しかし、私は、すぐに回りに受ける主張などは、まるでする気にならないどころか、右顧左眄の商売人の発言として軽蔑しているのです。

 髪でも染めて、勝手にせえ! 呵々。


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