送信日時 : 2001年 4月 8日 日曜日 9:06 AM
件名 :[pmn 14254] 杉花粉とディーゼル排ガス追加
昨晩は、「花粉」の昨年のわが記事が電算機に入っていなかったので、反論の一部を手控えました。今朝、電子情報格納版から入れ直して、叩いて点呼し、認識番号を確認しました。
「ディーゼル排ガス」偏重の議論は、矛盾だらけの主張なのですが、ともかく、(反論の一つが)「DPFという排ガス除去装置の設置を労働組合として事業主に要求」している立場と了解しました。
この件はすでに昨年、「木を見て森を見ざる」「ディーゼル排ガス規制」報道への批判として、我が電網宝庫で詳しく論じました。
http://www.jca.apc.org/~altmedka/kahun-13.html
以下、14を間に挟んで、15,16と続いています。
具体的には、「先進国は国を挙げて道路輸送から鉄道輸送へ転換中」というのが、最大の問題点なのです。私にも、自動車工業界の商業広告から収入を得ていた過去もあり、言い難いことですが、どう減らそうとも排気ガスを発生し、しかも、毎年1万人の交通事故死者を数える「文明の利器」を、根本的に考え直すべきなのです。あれも、アメリカが発祥地です。
石原が繰り広げている「パフォーマンス」は、「よもや、ディーゼル車の都内走行を禁止せよなどとは、言い出せめえ!」とばかりに東京都民を嘗めてかかり、「文明の利器のおかげ」を人質に取って、被害者のはずの国民が納める税金を、加害者の動車工業界に差し上げようという実に汚い破落戸戦法なのです。
なお、花粉が舞う時期に、患者が杉山に行っても発症しなかったという話は、よく聞きます。データが明確ではないのですが、それは、多少なりとも、あり得ると思います。私自身、若い頃に、まだ花粉が舞っているはずの5月連休に、山に登ったり、山の近くに行ったことがありますが、発症はしませんでした。当時は、何と、公害をまき散らす自家用車で、毎年、箱根方面に向かったのですが、むしろ、都心から出て、武蔵野市を抜けるころ、呼吸器系統が軽々となり、圧迫感がなくなるのが感じられるのでした。
呼吸器や目の粘膜が大気汚染で痛めつけられている状態の下では、杉花粉の威力増します。しかし、だから、杉花粉が「主犯ではない」ということにはなりません。ヴィールス感染が間違いのない流行性の悪質な感冒、「流感」についても、同じことが言えるのです。
さて、もう一つの問題は、昨年、何度か報道されましたが、東京周辺の空気の汚染度は、一時的とはいえ、少し改善されているのです。ところが、昨年から、杉花粉飛散時期に患者が耳鼻科医院に溢れているのです。しかも、症状が悪化しているのです。逆に、杉花粉の飛散量が激増していることも、これまた、間違いのない事実なのです。それとも、関係組織が企んで、観測情報を捏造しているのだとおっしゃるのでしょうか。因果関係をごちゃまぜにして誤魔化すのは、多くの皆様が大好きな攻撃目標、石原とか、小林とか、自由主義史観とか、権力とか、その他諸々の糞ったれの常套手段ではなかったのでしょうかね。
2001.5.17.追記:これ以後、まったく反論は出なくなった。
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