送信日時 : 2001年 3月 24日 土曜日 11:22 AM
件名 :[pmn 13972] フジ・サンケイグループ
電子手紙広場に出た質問:「つくる会」の教科書を出版するのはサンケイ新聞の系列の扶桑社ですが、ところで、フジ・サンケイグループはなぜこんなに右翼化したのですか。昔からなのですか、それともどこかの時点で乗っ取られたのですか。どのような経済的なベースを持っているのですか。このような疑問に応えているよい本を知りませんか。
元日本テレビ放送網株式会社の平社員、不当解雇撤回闘争解決の木村愛二です。
[中略]
産経については、手許の本が手許ではなくて、押し入れとか二重三重になった本棚の奥とか、ともかく、すぐには捜せない場所に何册かあるのですが、いわゆる財界の後押しで、乗っ取られたメディアです。
職場の仲間との共著で出した『テレビ腐蝕検証』(テレビ文化研究会、汐文社、1981.4.1)でも、放送が中心ですが、かなり詳しく記しました。ところが、この本では、詳しい資料リストを省く日本の出版界の悪習に従ってしまいましたので、資料名が分かりません。
しかし、新聞労連(03-3265-8641)に聞けば、すぐに分かるでしょう。私が買って、まだ読まずに積読中の本の中には、「産経残酷・時事地獄」(同名の小冊子あり)といわれた時代に、たった一人で産経を相手に不当解雇撤回闘争を続けた人の自分史的な記録もあります。
一言すれば、体制側は、それだけの周到な準備を整え、重点結束方式と名付け、着実に拠点潰しを実行して、1960年安保前後の危機を乗り切ったのですから、それに逆らう向きの方も、もっとしっかり勉強せんと、あかんのです。
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