電子手紙の送信日付け順・注釈付き一般公開文書館 2001年3月

民衆のメディア連絡会4.26.例会、"NHK「戦争をどう裁くか」に何が起きたか"の議論の前提

送信日時 : 2001年 3月 22日 木曜日 6:21 PM

件名 :[pmn 13936] NHK「戦争をどう裁くか」の議論の前提

 自宅に民衆のメディア連絡会の会報、49号が届きました。4.26.例会は、NHK「戦争をどう裁くか」に何が起きたか、なのですが、どうやら、第2回「問われる戦時性暴力」への圧力への「疑惑」が、中心になるようです。

 私はすでに、この連続番組に関して、1回目のみを見た感想を送りました。いわば、連続番組全体の制作意図、もしくは無自覚な前振りへの批判を述べた積もりです。背後の動きも疑っています。

 また、これまでにも何度か、いわゆる「戦時性暴力」に関する論者たちが、みすず書房の『現代史資料』に入っている南京事件に関する決定的な基本文献、柳川兵団の法務部資料さえ見ていない不勉強振りをも、指摘してきました。 

 ですから、この問題で議論をするのなら、NHKという思想支配機関、そこへ安易な企画を持ち込む自称「左」の制作集団、背後の組織、個人、などなどの実情、思惑などを、すべて目に入れる必要があります。そうでないと、毎回、この種の問題で繰り返される粗末な「右」「左」の揚げ足取りに、終始する結果となりかねません。自称「左」の不勉強な集団や個人が、ヒステリックに粗末な自説をわめき立てるだけの場ともなりかねません

 NHKがこのところ、しきりと「ホロコースト」問題で、こともあろうに、あの極右国家イスラエルでの制作番組を「丸投げ」放送したりしている状況の下では、連続番組の全体が齎す思想支配の効果を議論しないと、片手落ちというよりも、本命の狙い、または、「法廷」準備者たちが陥っている重大かつ決定的な錯誤を見逃すことになると考えるので、あえて、問題提起します。

 簡単に言うと、イスラエル支持のアメリカの億万長者のユダヤ人たちは、国際世論の動向に危機感を覚えており、世界中に金をばらまいて、相手が抱える問題と無理矢理にでも結び付けては、彼らの張りぼての守護神、「ホロコーストの嘘」を維持し続けようとしているのです。日本では創価学会を味方にしています。

 この認識は、表現こそ違いますが、私が一昨年、ユーゴ戦争におけるNATOの戦争犯罪を裁くために元司法長官のラムゼイ・クラークが代表の国際行動センターが主催した「独立国際戦争犯罪法廷」に参加した際、マンハッタンの大型書店のベストセラーコーナーで発見した本、ユダヤ人の歴史家、大学教授が書いた『アメリカ人の生活の中のホロコースト』にも詳しく書いてあることなのです。

 詳しくは、わがホーム頁、「シオニスト『ガス室』謀略周辺事態」を御覧下さい。世の中は大変に複雑なのです。いわゆる体制の悪は明らかですが、自称「左」も実に、お粗末であることは、ソ連を典型として考えれば、実に簡単なことなのです。 


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