電子手紙の送信日付け順・注釈付き一般公開文書館 2001年3月

殺人原潜「急旋回」報道が遅れ理由を追及しない日本の大手メディアは対米腰抜け暴露

送信日時 : 2001年 3月 20日 火曜日 10:36 AM

件名 :[pmn 13918] 日本メディアは原潜で対米腰抜け暴露

 原潜問題でも、やはり、またか、の感を久しくします。対米従属の腰抜け振りもありますが、自分の頭で考える習慣のない日本の大手メディア記者たちのサラリーマン根性には、最早、まるで腹も立たないのです。

 今度は、最初から無理する気が無かったので、週刊誌の広告を見ても買おうとはせず、図書館の空きを待ちました。昨日届いた『週刊文春』(2001.3.1)を見ると、その先週号、つまり、2月15日発売の2月22日号で、独自取材の「急旋回」情報を報じているというのです。ところが、私の手許にある大手紙記事では、「急旋回」の報道は、つい最近なのです。

 すでに「売国的犯罪的」と批判したNスペでは、何の台詞もなしに、CGの原潜が、ゆるやかに向きを変えているだけなのです。

 海上の混雑が当然の真珠湾の入り口で、何のために「急旋回」したのか、デカ長部屋なら、筋の通る説明がなければ、「寝かせねえぞ!」と、一喝するところです。

 折しも、わが家庭頁読者が届けてくれた『朝日新聞』(2001.3.18)「eメール時評」では、作家の紹介肩書きの矢作俊彦が、「メディアの姿勢」を「割り切れない」とし、「前艦長の謝罪に注目を集めることで、米軍そのものに責任が波及するのを回避しようとしている、どこかの国の外交方針を代弁しているのか」などと、「進駐軍の鉄条網に寸断された街で生まれた私」の疑いを記していました。

 私は戦前の生まれですが、戦後の調布町(現在は市)で小学校から中学校時代に、米軍の慰安施設のダンスホールになっていた京王閣の周辺で、米軍の暗部と、敗戦日本の悲惨を見ていますから、同じ想いなのです。

 つまり、この時評の掲載紙を含めて、平和惚け対米従属の日本の大手メディアには、チョコレートを賭けたゴルフを中断せずに、世界中の笑い者になっている馬鹿首相を、偉そうに批判する資格はないのです。

 現在、あの、あの、あの、アメリカの米軍放送に入ってくるラディオの各種ニュースには、相変わらず毎日のように、原潜の査問会の項目があります。この点では、アメリカの方がましなのです。ソナー担当下士官や前艦長の証言の取り扱いを巡る抗争の断片的情報を見るだけでも、隠れた事実が多いこと、米軍のこれまでの情報公開に重大な疑問があることは、子供でも分かることです。

 もう、これ以上、叩くと、怒りの吐け口となった気の毒なキーちゃんたちが、壊れる恐れがあるので、本日は、これにて、打ち切ります。


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