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『亜空間通信』1003号(2005/04/29)
【朝日新聞を裁く小林よしのり漫画あり第3弾「朝日・NHK問題をうやむやにしてはならん!」WiLL】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
ライブドア・フジ・ニッポン放送の動乱で、もしかすると、世間が忘れ掛けたかのような「朝日・NHK問題」に関して、月刊『WiLL』6月号の朝日新聞批判連載、第3弾に、小林よしのり(漫画家)が、自らの漫画を引っ下げて、登場した。
7頁の記事の題名は、「隠れてないでとっとと出て来い本田記者」である。NHK幹部の取材で、言った、言わない、隠し取りの録音があるのか、ないのか、裁判沙汰になっている件への批判である。
小見出しには、「朝日にとって役に立つバカ」、「朝日の保身」などとある
挿入された漫画の説明は、「イラストはすべて『ゴーマニズム』第百九章「わしもプッツンした話」より(c)小林よしのり、となっている。
3コマの漫画は、筒井康隆の断筆宣言に関する取材の状況で、最後のひとコマには、大汗掻いた本田記者の吹き出しの台詞として、「もう・・いいです。申し訳ありません。よく勉強してから人を批判するようにします」、とある。
私自身は、『マルコポーロ』廃刊事件で、本田雅和の取材を受け、その傲慢さに憤慨した。最近の本田の傲慢そのものの情報は、私が自ら体験した実態の通りである。
以下は、電網検索の結果である。
週刊文春、小林よしのり、本田雅和、筒井康隆 の検索結果 約 6 件中 1 - 3 件目 (0.51 秒)
http://members.jcom.home.ne.jp/t-masami/zakki-05-1-6/hp-05-02-10.html
雑記帳 (2005/02/10 掲載)[中略] 朝日の体質をまとめると、「『正義』のためには誤報も辞さず」であり「社の名誉を守るためには弱者を犠牲にしたり、詭弁を弄したりしても恥じない」ということだろう。
そしてもう一つ明らかにあるのは「他者に対してはすぐに謝罪・反省を強要するのに、自分のミスは最後まで認めないし、認めても謝罪はしない」ということだ 。
もちろん、そういう体質があるといって、今回のことで朝日がウソをついたとは言えない。ウソをついているのは安倍・中川両氏とNHKの方かもしれないのだ。しかし、どうにも気になる発言はある。それは、現在、現役バリバリの横井正彦東京本社社会部長の記者会見における発言だ。
ーーー
(今回の問題を)取材した2人の記者は、それぞれ取材歴が長く、十分信頼できる記者たちです。(05年1月22日付朝刊)
どうも「朝日の社会部長」というと偏見をもって見てしまうのかもしれないが、この2人の記者とは、署名記事であるから本田雅和、高田誠の両記者であることがわかっている。新聞界の習慣からいって「リーダー」は先に名前のある本田記者であろう。
この本田記者、私もかつて批判したことがある(『虚報の構造/ オオカミ少年の系譜』所収「ウソの主張を堂々と掲載」)。そして、小林よしのり氏も『コーマニズム宣言』の中で、批判的に本田氏を描いている(第6巻第109章「わしもプッツンした話」)。
要するに、本来事前に調べておくべき最低限の取材もせず、居丈高に自分が正義であると確信している人物、小林氏の表現を借りれば「国語力がない」「えらそーな態度」の「何も知らん」記者である。
しかも、この本田記者は、作家筒井康隆氏の断筆宣言に対して不公平な報道をした前歴もある。少なくとも私は本田記者が「十分信頼できる」記者だとは信じかねるのだがーーー。
以上。