<振り返りシートより みんなの言葉> 回収率約20%
1、今回のテーマ「Are you ready? こわす関係、つくる関係、終えて始まるわたしの関係」にはどのくらい満足できましたか? その理由を書いてください。
#(どちらかといえば)満足できた
*消化しきれていない。
*テーマに対する考えをはっきりさせられなかった。まだ自分の中で煮詰まっている。
*各プログラムは充実していたと思う。ただテーマに関するまとめというか振り返りを全体でシェアできなかったのは残念。
*『こわす』ということが妙に強調されすぎて『つくる』『考える』がどういうことなのかいま少し考えられたらよかったと思う。
*何か壁にぶちあたったとき「自分をさらけ出す」という解決法(?)を学ぶきっかけを自分に与えてくれた夏期ゼミの役割は大きい。
#(どちらかといえば)満足できなかった
*テーマがいろいろな面から取り上げられて多様になったが、大きい問題なので4日間では大変。
#揺れている
*何をこわせばいいのかは少し見えてきたけど、こわせたんだろうか…という問いが自分の中にあります。わたしの関係で終えて始めていくことができるのだろうかという不安もあります。
2、各プログラムの感想をご自由に書いてください。
1)Activity
*他国の状況が見えていなかった。見ようとしなかった。ということに気付いた。
*とても腹が立ったりもしましたが、あれが現実の社会の中でいかに多いかを考えると、その怒りや声をどう聞いていくか共感していくかが大事だなあと思いました。
*強いところに立っている自分の姿にグラグラしました。
2)講演
*最後の祈りは希望的な祈り
*他者との関係に自信がもてない、自分に自信がもてないというのは実はみんなもっている不安であり、むしろそれを共有しその「途上に耐える」ことが「自分で考える」ことにつながるのかな。
*「善意」という言葉が印象的だった。
3)学生YMCAプログラム紹介
*各プログラムがそれぞれ投げかけてくれたことに答えれたらよかったなと思う。
*学Yの全体的紹介があったほうがよかったのでは。
4)聖書研究
*すごく緊張した。
*考えがまとまらない。
*マイノリティーの人との接し方を考えるようになった。
*自分のセクシュアリティーが「当たり前」のものではなく変化するものであり、また相手のセクシュアリティーも多様なものであることを受け入れて「楽に」(本当の意味で)生きれるようになりたい。
*人と人がそれぞれの背景を無視して完全にコミットしあうことは出来ない。
*聖書の中に自分を見付けていくことの面白さ。
5)スタンツ
*(夏期ゼミで自分が)どう受け止めたのかということを問われることなのでしんどかった。
*笑わせるということと具体的問題を合わせあつかう難しさを感じた。
*問題提起になった。
6)その他
*さまざまな人と話せてよかった。
3、プログラムの運営について何かご意見があれば書いてください。
*議論したことをまとめて発表する機会を増やして訓練すべきではないんですか。
夏期ゼミの感想 九州大学YMCA
小林正和
今回のテーマである「こわす関係、つくる関係、終えて始まる私の関係」を目にした時、夏期ゼミでは、二人の人間同士が言いにくいことを伝え合って、より深い仲になっていくにはどうすればいいかというようなことについて話し合われるのだろうと思いました。もしそうなら、俺はこのような行動をとって深い仲になることはできるぞ、今さらこんなテーマで話し合っても分かりきったことばかりだと考えました。しかし、実際夏期ゼミで話し合われた内容は、俺の得意だと思っている1対1の関係ではなく、大勢対大勢の関係でした。こちらについては今まで考えたこともありませんでした。
確かに大勢は一人ひとりの集まりなのですが、この集まりは時間、空間的広がりのある集まりです。このことが、1対1の関係に比べ大勢対大勢の関係が、こわしたり、つくったりしにくいことにつながっていると思いました。1対1の関係においては、自分は小林正和なのに、大勢対大勢の関係にいおいては、日本人であったり、男性であったり、異性愛者であったりと、様々なワクが生じてくる。今まで自分が自覚しなかったワクというものが小林正和のまわりに付いてきます。自分に付いているワクの存在を知れたのがこの夏期ゼミでの収穫です。