10月例会
インタ−ネットの出現によって、女の運動はどう動いたのか。 2000年会議にむけて作成されたNGOオルタナティブレポートは、 fem-netの存在なくしては語れないでしょう。 fem-netを支えているlalamaziwaさんを迎えて、 “サイバーフェミニズム”の可能性や課題について考えてみませんか。 |
≪lalamaziwaさんのこと≫
1997年後半から、日本の市民運動の拠点となるプロバイダ(JCA-NET)の育成 に関わり、通信NGOでもあるJCA-NETにおける情報提供の一環である「fem-net」の 技術サポートを担っている。「fem-net」は、女性運動関係者が立ち上げたオンライン ネットで、「情報共有は力になる。情報通信技術は使える道具だ。女性運動が電脳進 出するための足場を作ろう」といった考えに基づく活動。女性運動に携わっている、 関心を持っている広範囲な女性たちのネットワーク
(http://www.jca.apc.org/fem/)
遅ればせながらであるが、情報のグローバル化について、私は、ニューヨークから 戻ってから真剣に考え始めている。IT機器を持つものと持たないものとの情報格差に ついては(女性の場合特に男性との格差については)、当然、議論されなければなら ない問題である。
しかし、国境はなくなっても地域社会はなくならない、地域社会で活動する私たち や地方議員こそグローバルな視点をもたなくてはならない、という問題意識にそって いくと、IT 機器を上手に使い運動のツールとして運用していくことが極めて大切で あることを、ようやく実感として、理解した。
≪『ネッ関ニュース』「国連女性2000年会議とNGOのエンパワーメント」/森屋裕 子 より≫