10月例会

ネットでつながる女の運動
 ―2000年会議でできたこと、できなかったこと―

インタ−ネットの出現によって、女の運動はどう動いたのか。
2000年会議にむけて作成されたNGOオルタナティブレポートは、
fem-netの存在なくしては語れないでしょう。
fem-netを支えているlalamaziwaさんを迎えて、
“サイバーフェミニズム”の可能性や課題について考えてみませんか。

【日 時】 10月28日(土) 午後6時開場 6:30〜9:00
【場 所】 ド−ンセンター5F大会議室
【お 話】 lalamaziwaさん (+ 参加者)
【テーマ】 「インターネットと女の運動
       〜その現状と、これからの可能性と課題と展望と〜」
【参加費】 一人1000円(会員・非会員関係なく一律です)
≪lalamaziwaさんのこと≫
 1997年後半から、日本の市民運動の拠点となるプロバイダ(JCA-NET)の育成 に関わり、通信NGOでもあるJCA-NETにおける情報提供の一環である「fem-net」の 技術サポートを担っている。「fem-net」は、女性運動関係者が立ち上げたオンライン ネットで、「情報共有は力になる。情報通信技術は使える道具だ。女性運動が電脳進 出するための足場を作ろう」といった考えに基づく活動。女性運動に携わっている、 関心を持っている広範囲な女性たちのネットワーク
(http://www.jca.apc.org/fem/)
【共 催】 
●日本女性学研究会
●サイフェミ(正式名称サイバーフェミニズム研究会)
●ウイング21(行動綱領を読む会)

《参考》
◆IT機器と女性の運動<抜粋>   会期中、国連に通りを隔てたチャーチセンターに、情報ルームがおかれていた。 20台くらい並んだパソコンに各国のジャーナリストたちがはりついて、デュアルタイ ムの情報を発信している様は、壮観ですらあった。
 日本の(FEM−NETのlalamaziwaさん)もその一人で、私は、彼女の助けを得て日 本にメイルを送り、彼女が留守中に発信していた情報の恩恵に帰国してからあずかる こととなった。

 遅ればせながらであるが、情報のグローバル化について、私は、ニューヨークから 戻ってから真剣に考え始めている。IT機器を持つものと持たないものとの情報格差に ついては(女性の場合特に男性との格差については)、当然、議論されなければなら ない問題である。

 しかし、国境はなくなっても地域社会はなくならない、地域社会で活動する私たち や地方議員こそグローバルな視点をもたなくてはならない、という問題意識にそって いくと、IT 機器を上手に使い運動のツールとして運用していくことが極めて大切で あることを、ようやく実感として、理解した。

≪『ネッ関ニュース』「国連女性2000年会議とNGOのエンパワーメント」/森屋裕 子 より≫