日本女性学研究会 3月例会のご案内
映画「ワタシタチハニンゲンダ!」鑑賞&監督トーク
・日時:2024年3月17日(日)開場 12:30/上映開始 13:00(16:30終了予定)
☆映画鑑賞(115分予定)後、休憩をはさんで、賛侑(コウ・チャニュウ)監督のトークを開始します。
・場所:ドーンセンター5階 セミナー室2
(大阪府立男女共同参画・青少年センター。京阪「天満橋」駅、Osaka Metro谷町線「天満橋」駅 @番出入口から東へ約350m)
・参加費:会員無料、非会員500円(当日、受付でお支払いください)
★申込は以下のフォームより、3/16の23:00までにお願いします。(定員」55人 先着順)
3月例会申込
お問い合わせは、wssj.voice@gmail.comまで。
日本は少子高齢化社会への突入を懸念しながら、外国人の受け入れを拡大させつつあります。1990年時点でおよそ107万人だった在留外国人は、2000年時点で168万人強にのぼり、2022年時点では307万人となり、社会の各領域で外国人の存在が顕著になりつつあるのです。しかし、居住地域や仕事関係で外国人に出会うチャンスは少ないだろうし、街に出れば、巡り合う外国人は観光客のほうが多いでしょう。実際に目に見える長期的に日本に居住する外国人との接触は少ないかもしれません。しかし既に307万人もの外国人が日本で生活しています。映画の前半で出演した金千秋(FMわいわい総合プロデューサー)は、在日外国人が「日本人に忘れられている」と語りました。なぜ日本人に忘れられているのでしょうか。その忘れられるプロセスはいかに築かれてきたのでしょうか。このような問いを持ちながら、映画を鑑賞してもいいでしょう。本映画は、外国人への差別や偏見を百年前に遡り、在日朝鮮・韓国人、技能実習生、難民の人権問題を取り上げ、法制度を批判した傑作です。
2023年4月27日の朝日新聞では、深刻な少子高齢化に直面する日本社会は、2070年に総人口が8700万人に減少する一方、そのうち1割は外国人であることが報じられました。この映画は外国人、とりわけ日本に長期滞在し、この社会に貢献し続けてきた、現在も貢献している、今後も貢献続けていく外国人とどのように共生していくのかを考え直す貴重な機会を与えてくれています。
個人的な考えを交えましたが、十人十色、同じ映画を観ても見解や感想は異なります。柔らかな雰囲気のなかで、映画を鑑賞し、監督の話や皆さんの感想を交わしながら、一緒に過ごしませんか。時間があれば、ぜひともご参加ください。