日本女性学研究会7月例会のお知らせ

「慰安婦」問題と日本社会の課題

日時7月18日(土)13:30〜16:45
会場ドーンセンター(大阪府立男女共同参画・青少年センター)4F大会議室1
お話・菊地夏野さん:ポストコロニアル・フェミニズムから見た「慰安婦」問題
・山口智美さん:「慰安婦」問題と右派の動き
参加費800円(日本女性学研究会会員は無料)
    ※申し込み不要、直接会場においでください。


 日本女性学研究会7月例会では、菊地夏野さん(名古屋市立大学教員)と山口智美さん(モンタナ州立大学教員)をお招きして、日本軍「慰安婦」問題をめぐる現在の日本の状況を考察する中から、今後の日本社会やフェミニズムの課題について、皆さまとごいっしょに考えたいと思います。

 菊地夏野さんは、著書『ポストコロニアリズムとジェンダー』(青弓社 2010)で、ポストコロニアル・フェミニズムの視点から、日本軍「慰安婦」問題と占領期沖縄の売買春問題について、女性の「分断」や「沈黙」という状況を直視しつつ考察されました。昨年も、国際基督教大学のシンポジウムで「支配としてのレイシズムとジェンダー・セクシュアリティ管理の暴力性――『慰安婦』問題の恐怖から可能性への転換」という報告をされています。

 山口智美さんは、以前から日本会議や草の根右派運動、フェミニズムの戦略について研究してこられましたが(山口智美・斉藤正美・荻上チキ『社会運動の戸惑い』勁草書房 2012など)、近年はとくに「慰安婦」問題について、「フェミニズムの視点から見た行動保守運動と『慰安婦』 問題」(『Journalism』 2013年11月号)、「地方議会に波及する『慰安婦』問題『否定』――右派系団体が展開する『草の根保守運動』戦略」(『週刊金曜日』2014年10月31日号)などで、自ら取材した成果も生かした報告をされています。

 多くの方々のご参加をお待ちいたしております。


主催 日本女性学研究会

FAX 06-6627-9075

問合せ:tooyama_renraku2015[at]@yahoo.co.jp(担当:遠山)