日本女性学研究会12月例会

美術館 博物館の《性別役割分業》を考える

日時12月4日(土曜日)1時半〜4時半
場所ドーンセンター 4階 大会議室
会費会員 : 無料
非会員 : 800円
 <申し込みは不要です>

第1部 「考古学」の生活再現場面ってホントですか?

トーク
 佐藤友子さん(新潟県立歴史博物館)× 菱田(藤村)淳子さん(兵庫県埋蔵文化財調査事務所)

 各地の博物館で等身大模型による縄文時代や弥生時代の「暮らし」の「再現」が見られます。火おこし、はたおり、勾玉つくりなどの体験教室もさかんです。遙か昔からずっと、今の私たちがしたしみを覚える「日本人の原風景」が存在し、そこにまるで「日本人」のあるべき姿、理想の時代があったようにさえ語られています。

 でも、ちょっと待って!

 そこには攻撃的な男性像と従順な女性像、男性リーダーにおとなしく従う子どもたち、威厳をたたえた「老男」、黙々とはたおりや土器作りに専念する女たちの姿があるではありませんか!?これって誰にとってのあるべき姿、理想なのでしょうか?? 原始時代って、ホントにこんなふうだったの?今回は、現場でお仕事をされている女性職員の方々に大いに語っていただきます。会場からもおふたりに質問をぶつけてみましょう!

第2部 美術館や博物館にヘンなところはありませんか?

コメント
 原口志津子さん:歴史系博物館の展示 −「女性と仏教」展を中心に−
 福田 珠己さん:「地域」「文化」「女性」をめぐって

 私たちはふだん、あまりにも、「女は見られるもの」という文化に馴れきっています。アイキャッチャーとしての女性像の洪水のなかに暮らしています。美術館や博物館も例外ではありません。それと、職場や地域の性別役割分業は関係あるでしょうか、ないでしょうか? こうしたことについて、ざっくばらんに語り合いましょう。

問い合わせ先:r_mori@kpu.ac.jp(企画・司会 森理恵)
070-5435-3979(松本)