Subject: [reg-easttimor 37] 東ティモール市民平和救援プロジェクト
From: Pacific Asia Resource Center <inobuko@jca.apc.org>
Date: Sat, 25 Sep 1999 16:54:52 +0900
Seq: 37
「東ティモール市民平和救援プロジェクト」事務局より皆さまへ その2 ★10月1日(金)「東ティモール市民平和救援プロジェクト」情報交換会第1回目、 7:00からPARCにて行ないます!援助活動の進捗状況やダーウィンからの情報、 調整がうまくつけば来日しているミカ・バレトさん/ニノ・ペレイラさんも来てく ださる予定です(このニュースの最後に集会情報を掲載しています) ――――――――――――――――――――――――――――――――― <事務局体制などについてお知らせします> ■ プロジェクト事務局:PARC(アジア太平洋資料センター) ■ 事務局長:PARC石田伸子 ■ 意思決定:救援は即断性が求められるので、事務局主導で動きますが、アドバ イザリーグループを設け、事務局の判断をサポートします。 ■ アドバイザリーグループの構成:救援活動のプロ及び経験者としてピース・ウィ ンズの大西健丞さん、恵泉女学園大学の大橋正明さん(国際赤十字社・赤新月社同 盟のデレゲートとしてコソボ難民の救援活動を行なう)、東ティモールグループか ら古沢希代子さん、インドネシアの専門家として上智大学の村井吉敬さん、などで す。 ■ ダーウィンベースの連絡調整員としてジーン・イングリスさん、東京事務局専 従として清水祐子さん(元IFET投票監視員)が動きます。 ■ また、ジャカルタには連絡役及び情報提供者としてジャカルタベースのカトリッ クのシスターやプロテスタント教会の牧師さんなどがおり、また下関の林神父には 日本やインドネシアのカトリック界による救援の動きについて貴重な情報をいただ いています。 ■「東ティモール市民平和救援プロジェクト」情報交換会・ミーティングを週一回 金曜日に定例で行ないます。第1回目は10/1(金)7: 00からです。ぜひいらして 下さい。場所はPARCです。通常の呼びかけ・賛同団体間の情報シェアなどはメー ル・FAXが中心となります。メールアドレスをお知らせいただいていない方は、 ぜひお知らせ下さい。 ■これまでの動き・9月10日、PARC運営委員会で古沢現地報告。救援プロジェクト の議論開始。 ・9月14日、「市民による平和救援プロジェクト」記者会見。 ・9月20日、NGOの救援物資合同輸送船第一便にあわせて、緊急救援物資調達のため に救援カンパ(及び救援物資の具体的品目についての提案)要請。一日で125万円 のカンパが集まりました! みなさま、ご苦労様です! 引き続きがんばってくだ さい!・9月21日、ジーンさんがダーウィンに出発。他のNGO(ETISC/東ティモール 国際支援センター、ACFOA/オーストラリア海外援助審議会やCommunity AidAbroad など)と支援物資の調整に入る。 ・現在、ディリに調査チームを派遣する可能性について検討中です。また同時に、 カリタス・ディリ、ヤヤサン・ハク、フォクペルスなど、数ヶ月前から避難民の救 援活動を行なってきた現地NGOの活動再開見込について情報を収集しています。 「プロジェクト」は現地NGOの支援(または共同プロジェクトの推進)を重視。・ 「人道のためのボランティアチーム」(ジャカルタ)からの援助要請。東ティモー ルへのスタッフ派遣のための衛星電話を援助決定(30万円相当)。・ 9月23日 ダーウィンのジーンさんより、ダーウィンの東ティモールのNGOを中心に、N GOのジョイント・イニシアティブで動かしている共同援助船「MERCY SHIP」の正 式メンバーとなる。 10/1のミーティングへのお越しをお待ちしています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■ 土曜日のNGO共同援助船は少し出航が遅れそうです。「ロングライフミルク がいい」という意見の出ていた援助物資ですが,現地では、チームを作ってお医者 さんなどがディリに入るということになり、薬のための冷蔵庫などに使いました。 その後、上陸後の移送手段の確保のために中古の大型トラックを共同購入すること になり,そこにも20万円相当を出資することにしました ■ 船の名前は The East Timor Mercy Ship です。Timor Aidと、the Australian Foundation for the Peoples of Asia and the Pacific (AFAP) 共同主導で人道援助を行なうプロジェクトです。そのパートナー団体として、多湾 の仏教NGO、アイルランドのGOAL、ポルトガルのAMI、APHEDA Union Aid Abroadなどの6団体があり,東ティモール市民平和救援プロジェクトはその中 の1団体に加わりました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ジーンさんの報告より 9/23-24 (要約してお伝えします) ダーウィンにて「東ティモール市民平和救援プロジェクト」は、公式に"East Timor Mercy Ship Project(東ティモール救援船プロジェクト)"のパートナーと なりました。出航は当初予定の土曜日には積みこみが間に合わず、少し遅れそうで すが、早晩ダーウィンから出航することになっています。私たちの資金は援助船チー ムの医者が使う薬を保存するための冷蔵庫と冷凍庫、ディリでのチームメンバーの 救援活動費用に使われます。医療チームは移動診療所をつくります。ほかのチーム は「ヤヤサン・ティモール・エイド」によるオペレーションをはじめます。建物は 無傷で残りました。 船は平底の荷船で、この船のニュースはオーストラリアテレビやシドニーモー ニングヘラルドで伝えられます。出航は、大きなメディアイベントになるでしょう。 日本からはTBSの取材がありました。私は大半の時間をロジスティクス(補給管 理)のコーディネータ、AFAPのジョージ・ウェルスさんと、彼の同僚、台湾に 本拠をおく仏教組織からきているステファンさんとともに走りまわっています。彼 らのプロフェッショナリズムにはその重要性を認識させられています。もちろん、 現場での問題はたくさんあります。またAMI、現地に向かおうとしている医者た ち、GAOLなど、ほかのパートナー組織の代表とも会いました。 (9/30インドネシア民主化支援ネットワーク主催の集会でお話することになっている、 ジャカルタから日本に来た東ティモールの)ミカさんたちのロビー活動をぜひよろ しくお願いします。ダーウィンで聞く情報では,東ティモール,西ティモールインド ネシア各地のティモール人の情勢は大変です。今日、ETISC(East Timor International Support Center)は記者会見をして、手に入れたインドネシア側の 地図、ヌサテンガラ内のこれからのティモール人をを強制移動させる場所や移動さ せる人数の情報を明らかにしました。毎日ダーウィンで行なうUNAMETの記者 会見、そのほかそのほかの記者会見で聞く情報も暗い・・・・…。 では、明日(土曜日)は「東ティモールMercy Ship」の出航があり(その後これは 延期との情報が入っています)、「東ティモール市民平和救援プロジェクト」の資 金で買ったものい「東ティモール市民平和救援プロジェクト」の名前を貼ります。 ダーウィンであった日本の特派員に言ってあるので、たぶん、日本の記者たちも来 ると思います。今日,シャナナさんが船を見に来ましたよ。とてもうれしそうな顔 をして。明日の飛行機で,一部の MERCY SHIPスタッフ(医者たちなど)はディリに 行きます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ジャカルタから脱出してきた東ティモール人を招いて緊急集会 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 自治か独立かを問う住民投票の結果、圧倒的多数で自治権拒否(=独立)を洗濯 した東ティモールでは、独立に反対する併合は武装民兵の暴力により混乱状態がつ づいています。住民は放火、略奪の恐怖に怯えて家を追われ、また多くの人が犠牲 となりました。こうした暴虐行為を抑制すべきインドネシア国軍や警察までもが武 装民兵に荷担しているといわれ、彼らは独立を支持する住民のみならず唯一の監視 の目となる国際機関、外国メディアまでをも東ティモールからいっそうしようとし ました。国連安保理の多国籍軍派遣の決定をインドネシア政府が承諾し、治安回復 への新たな取り組みが始まったとはいえ、インドネシア国軍と併合は民兵との関係 解明や民兵の武装解除など、インドネシア側の協力なしには解決できない問題が山 積しています。 この間の東ティモール情勢は日本のマスメディアでも大きく報じ られました。が、特に独立を願う東ティモール人の生の声を聞く機会はあまりあり ませんでした。今回、独立運動を先頭で担ってきた東ティモールの方がたを日本に 招くことに成功し、ひとりでも多くの方に彼らの体験を聞いていただければと緊急 集会を開催することにしました。インドネシアでは身の安全が保障されないため、 日本でのキャンペーンのあとは、ほかの国に避難し東ティモールに戻る機会を待つ そうです。 急なお知らせではありますが、ぜひ足をお運びください。 ◇1999年9月30日(木)18:30〜20:30(18:00開場)◇上智大学中央図書館8階L-812 (JR・地下鉄四谷駅徒歩5分)◇スピーカー◇ミカ・バレトさん/ニノ・ペレイラ さん◇資料代◇一般 1500円 NINDJA賛助会員・ニュースレター会員 500円 主催 インドネシア民主化支援ネットワーク 上智大学アジア文化研究所 お問い合わせ インドネシア民主化支援ネットワーク <nindja@bigfoot.com> 〒160-0008 新宿区三栄町12-6 ヒルズ三栄町101号室 Tel/Fax: 03-3356-8364 <"http://webclub.kcom.ne.jp/ma/n-saeki/> 彼らの渡航・滞在費用をご支援いただける場合は、「東ティモール・カンパ」と明 記のうえ、郵便振替で「00140-5-37561 インドネシア民主化支援ネットワーク」 あてにお送りください。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「東ティモール市民平和救援プロジェクト」のためのカンパお振込み先 郵便振替 東ティモール市民平和救援隊 00190-0-151832 銀行口座 東ティモール市民平和救援隊 第一勧業銀行神田支店(店番号 007) 普通1910083 ●銀行振込の場合、後日、報告,ご案内などをお送りするために、 FAX,TEL,Eメー ルなどで、ご住所,メールアドレスなどお知らせいただければ幸いです。 ◎大変申し訳ございませんが、振込み手数料はご負担いただけるようお願い申し上 げます --------------------------------------------------------------------------- 東ティモール市民平和救援プロジェクト<parc@jca.apc.org> 101-0052千代田区神田小川町2-1 檜ビル3F アジア太平洋資料センター(PARC=パルク)内 tel 03-3291-5901 fax 03-3292-2437 ---------------------------------------------------------------------------- East Timor People's Peace Relief Project<parc@jca.apc.org> Pasific Asia Resource Center(PARC) Hinoki Bldg. 3F, 2-1 Kanda-Ogawamachi Chiyodaku Tokyo 101-0052 Japan tel: +81-3-3291-5901 fax: +81-3-3292-2437 <"http://www.jca.ax.apc.org/parc/ ――――――――――――――――――――――――――――――――――