Subject: [reg-easttimor 164] 塩がない! セラム島の奥地山村に緊急支援を!
From: Saeki Natsuko <n-saeki@ma.kcom.ne.jp>
Date: Thu, 01 Feb 2001 01:14:09 +0900
Seq: 164
重複で受け取られる方、申し訳ありません ================================ 塩がない! セラム島の奥地山村に緊急支援を! ================================ カンパの振込先 住友銀行 四谷支店(普)902725 ニンジャ・マルク 郵便振替 00150-1-554395 ニンジャ・マルク ■ 2年目を迎えたマルク「宗教抗争」 マルク諸島で起きているキリスト教徒とムスリムの争いは、和解への取り組み が進まぬまま、2年目を迎えました。現在も多くの避難民が、親戚の家やバラック などに身を寄せて避難生活を送っています。州政府やNGOの支援の手が届かない遠 隔地の避難民は、食糧や医薬品の欠如から困難な避難生活を強いられています。 ■ 難民収容所と化した北セラム郡の奥地山村 「銃を持った多くの男たちに村を襲われ、わたしたちは住む場所を失いました。 森のなかを何日も歩いてようやくマヌセラ村に逃げて来ました。この村に来てか らすでに11人が病気で死んでいます。いまも多くの人が病気に苦しんでいますが、 ここには薬がありません」 昨年1月、ムスリムとキリスト教徒が暮していたセラム島南海岸の沿岸域一帯 (テホル郡)で生じた騒乱により、多くのキリスト教徒住民は、ムスリムのいな い北セラム郡の奥地山村に避難しています。避難民の健康状態はきわめて悪く、 皮膚病などの病気を罹患していますが、アクセスが悪く、支援の手は差し伸べら れていません。 ■ 緊急支援:セラム島の奥地山村に「塩」を! 「テホルで騒乱が起きてから南海岸には怖くて下りることができなくなりました。 今は北海岸に下りて、塩などを手に入れています。北海岸で騒乱が起きたら私た ちはもうおしまいです。砂糖はサトウキビから、食糧油はココヤシから作ること ができるけど、塩は海辺の村で買うしかないのです」 マヌセラ村の村長さんが語ってくれた直後の今年1月、北海岸のワハイ(北セラ ム郡の中心)周辺でも大規模な騒乱が起きました。 山地民はこれまで森のなかの長い道のりを歩いて海辺の村に行き、農産物を売 って塩、砂糖、食用油、灯油など生活に必要な物資を手に入れていました。しか し、テホル郡における騒乱後、南海岸の交易ルートは完全に遮断されてしまった め、ワハイ周辺は山地民が生活必需品を入手できる唯一の場所でした。しかし、 このたびの騒乱によってムスリム(沿岸部)とキリスト教徒(内陸部)の間で棲 み分けが進行し、異教徒の行き来が不可能となっています。現在の状況が長期化 すると、医療支援の立ち遅れや塩をはじめとする生活必需品の欠如から彼らの暮 らしに重大な影響が出ると考えられます。 ■ 緊急支援の内容 ニンジャは「陸の孤島」となりつつある北セラム郡の奥地山村に、医薬品と塩 を送る緊急支援をおこないます。 セラムの人びとの生存のため、みなさまの支援をお寄せください! (カンパの使い道) ・塩の購入費 ※医薬品はMSF(国境無き医師団)が提供 ・援助物資の輸送費 (対象となる村) ・北セラム郡の内陸部に位置する山村(マヌセラ、マライナ、ハトゥオロ、カロ ア、エレマタ、サルメナ、カニケー、ロホ、フアウル、メリナニ村など) アンボンを拠点に難民支援活動をおこなっている国際NGOであるACF(反飢餓行動) などにも協力を要請し、医薬品や塩以外にもコメや食用油などの食糧を輸送する 予定です。また、海路および陸路による輸送が困難な場合、ヘリコプターあるい は飛行機で輸送します。 詳しくは―― インドネシア民主化支援ネットワーク <nindja@bigfoot.com> 〒160-0008 新宿区三栄町12-6 ヒルズ三栄町101号室 Tel/Fax: 03-3356-8364 <http://www.bigfoot.com/~nindja>